六導玲霞
- 読み:りくどう れいか
- 誕生日:月日/血液型:型
- 身長:cm/体重:kg
- スリーサイズ:B/W/H
黒の陣営でただ一人ユグドミレニアの人間ではない女性。
黒のアサシンのマスター。23歳。
- 略歴
- 元は普通の一般人で、新宿で生活する娼婦。アサシンを召喚しようとした魔術師に暗示を掛けられ、同棲相手として利用されていた。
彼女は同棲している状況を愛によるものなのかと考えていたが、魔術師に「ジャック・ザ・リッパー」を召喚する儀式の一環として、殺害されそうになる。
しかし、アサシンが玲霞の『死にたくない』という強い願いに反応して彼女のサーヴァントとして現界し、彼女の治療を受けることで一命を取り留める。
自分の『死にたくない』という願いは既に叶っていたのだが、アサシンの『母親の胎内に還りたい』という願いを叶えるために聖杯大戦へ参加。
魔術の才能が皆無なため魔力供給をアサシンに行えず、アサシンが提案した魂喰いを許容。
その後アサシンと共にルーマニアに飛び、暴漢やマフィアを殺戮しながら聖杯大戦の地に向かっている。
- 人物
- ほんの少し憂いを帯びた表情を浮かべただけで、男を狂わせるような蠱惑的な女性。声も浮世離れした甘い響きがあり、すれ違っただけで声を掛けようと思う男達が大勢いるが、皆彼女の瞳に宿る狂気めいたものに気圧され、諦めている。
娼婦ではあるが、赤のアサシンのように自分から男を誘う悪女的なタイプではなく、ぼんやりした性格をしている。
自分を「おかあさん」と呼び、懐いているアサシンを我が子のように可愛がっており、彼女との相性は最高。
娼婦という職業から低く見られがちだが、実は無学な女性ではない。ルーマニア語を流暢に話し、暴漢を尋問した際、きちんと会話している。また「チャウシェスクの子供たち」というルーマニアの裏の歴史を知っている。
幼い頃から家族はおらず、養子に出された先では虐待を受けていた。そのせいかもともと生きるという自覚が希薄で、自分の命にも他人の命にも価値を見出せていない。彼女は罪にならず、自分以外の誰も悲しまないのならば人を殺すことにまったく躊躇がない。
- 能力
- 人としての倫理観は持ち合わせてはいるもののそれも破綻気味で、「精神汚染」ランクCのアサシンと意思疎通ができるため、Cランク相当の精神汚染を保有している可能性がある。
決断してからの行動が異常に速い。アサシンを召喚した魔術師の処理の手際もそうだが、アサシン召喚からたったの数日で身支度を整え、ルーマニアに飛んでいる。
間違いなく一般人であり日常に「死」の気配などなく、特殊な戦闘術を身に付けている訳でも無く、魔術師や退魔の家系に連なる人物でもない。それなのにアサシンによって目の前で男達が生きたまま臓物を引きずり出され、頭を飛ばされ、人の死を直視しても全く動じない。
魔術師である凛やウェイバーが惨状を目撃した際の反応を考えても、彼女の行動力や精神力は異常と言う他無い。
登場作品と役柄
- Fate/Apocrypha
- 「黒」のマスターとして登場。
人間関係
- アサシン (Apocrypha・黒)
- サーヴァント。主従というより、「親子」。
名台詞
- 「——生きたい。」
- 生きる事に希薄だった玲霞が、死の間際初めて生きることを切望する。その願いはサーヴァントに聞き届けられ、マスターとして認められた瞬間だった。
- 「ええ、そうよ。
きっと私は貴方のことを愛していたわ。
でも、裏切ったのだから仕方ないわね。本当に仕方ないの。
ごめんなさいね、貴方のことは、大切な思い出にして生きていくわ」 - 自らを裏切り、殺そうとした魔術師への最後の言葉。静かな狂気を込めて別れを告げる。
メモ
- 短編の時と小説版とではだいぶ印象が違っていて、奈須氏によれば、ちょっと年齢が上がり大人っぽくなっているという。
- 東出氏によれば、「Zero」で言うところの龍之介枠。
- 彼女がアサシンと出会った経緯は短編と同様と言われているが、「第四次聖杯戦争」という言葉が出てくる、アサシンを召喚しようとしていた魔術師がユグドミレニア一族ではない、「相馬豹馬」という魔術師であったことなど、いくつかの変更すべき点がある。
- その容姿から客に困ったことが無く、金銭的には結構余裕があり、ルーマニアに行く位どうということは無い。また路地裏を歩いていれば、暴漢が勝手に寄ってくるので、アサシンのエサに困ることも無い。