アラヤ

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アラヤ

霊長の抑止力、世界の抑止力とも言われる。「人類の無意識下の集合体」「霊長という群体の誰もが持つ統一された意識」「我を取り外してヒトという種の本能にある方向性が収束しカタチになったもの」とされる、霊長の世界の存続を願う願望。アラヤの由来は人の普遍的無意識である阿頼耶識(アラヤシキ)から。

人を守るために人を縛る、人間の代表者であり最強の霊長。しかし人間としての感情はなく、時には万人を幸せにする行為にさえも立ちはだかる。

アラヤ側の抑止力によって英雄になった人間は、その死後にアラヤに組み込まれるとも言われる。
尚、近代以降に英雄が存在しないのは、文明の発達により人類が人類自身を簡単に滅ぼせるようになったためである。
例えば、企業の会長が財力を使ってアマゾンの森林の伐採量を増やせば地球は滅亡する。そのようにいつどこでも人類/地球がピンチに陥いる可能性があるため、「世界を救う、なんて程度の事じゃあ現代では英雄とは呼ばれない」という状態となっており、抑止力によって、誰も知らない内に世界を救っている(滅ぼさないように行動する)者は非常に大量に居る。

霊長の守護者
人類の“存続するべき”無意識が生み出した防衛装置のようなもの。名も無い人々が生み出した、顔のない代表者。
「人類という種を守る」というアラヤの抑止力の中にあって、英霊がその役目を担っているものを、「守護者」「霊長の守護者」「抑止の守護者」と呼ぶ。ただし、全ての英霊が「守護者」なのではない。名のある英霊は神性が高いなどの理由で、アラヤではなくむしろガイアよりの存在になっている為である。
「守護者」として該当するのは、「英霊を英霊たらしめている信仰心が薄い(つまり知名度の低い)英霊」、あるいは「生前に世界と契約を交わし、死後の自身を売り渡した元人間」である。
アラヤとの契約を交わすには、生きている内に自分の無力さを嘆き自分以上の力を求めること、そして人類の継続に役に立つ者であることが必要。
「人類の自滅」が起きるときに現界し、「その場にいるすべての人間を殺戮しつくす」ことで人類すべての破滅という結果を回避させる最終安全装置。
人類の滅亡を加速させる害悪が現れた場合、これを成立させる要素をすべて消去する、といった目的で守護者は現れ、仕事をこなす。
自由意志を持たず、単純な『力』として世界に使役される存在。当該する人物の言葉を借りれば、「体のいい掃除屋」「道具」であるらしい。
人知れず人類滅亡の危機を潰している時代の補修人と言ったところだが、この抑止力が働かなくなったとき滅びは速やかに進行し、人々はもう取り返しのつかない“終わり”と体面する。
なお、英霊であるため条件が合えばサーヴァントとして召喚されることもある。
該当者
エミヤ
世界との契約者。第五次聖杯戦争で召喚されたサーヴァントのひとり。
無銘
エミヤ〔アサシン〕
超能力
魔術」という神秘に根ざしたある種の技術ではなく、「混血」のようにヒト以外の魔の力を取り入れた結果でもなく、ヒトがヒトのまま持つ特異能力。本来、人間という生き物を運営するのには含まれない機能。俗に言う超常現象を引き起こす回線。
超能力の回線を持つ者は、息を吸うが如く超常現象を引き起こす。本人たちにとってはそれが「出来て」当たり前のことなので、外部(一般常識)からの指摘で初めて自分が異常なのだと気がつく事になる。
魔術と違い、先天的な資質が不可欠とされ、基本的には「一代限りの突然変異」。ただし、近親婚を繰り返すなどして血脈の中に超能力を留めておこうとする一族等の例外はある。また、別の資質だったものが、後天的に変化して、別の超能力を持つに至る場合もある。
高度なものになると、魔術では再現できない。
一見すると超能力=魔術でできないこと=魔法のように思えてしまうが、例えば直死の魔眼がもたらすのは「死」であり、どれほど特殊な過程を経ようと結果(死)が人の手で実現可能な域であるため、魔法の域には至らない。
これを「魔」に対抗するための人類という種の祈りの結晶、つまりアラヤの抑止力と捕らえる考え方もあるが、真偽は定かではない。
超能力の例
アラヤの怪物
『歌月十夜』にてロアに語られる抑止力だが詳細不明。
『Grand Order』では空の境界コラボイベントにてメフィストフェレス曰く「人間を恨みすぎたモノの最終系」、両儀式曰く「アラヤの怪物の劣化品」である、死に狂った末の幽霊が登場している。

メモ

話題まとめ

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