テオドルス・ヴァン・ゴッホ

バーサーカー
真名 テオドルス・ヴァン・ゴッホ
愛称 テオ
性別 男性
属性 秩序・悪[注 1]
副属性[注 1]
一人称 ぼく
二人称 きみ、あなた、○○(呼び捨て)、○○様
兄さん、あんた(ゴッホに対し)
三人称 彼/彼女、○○(呼び捨て)
デザイン きばどりリュー[出 1]
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要編集

狂戦士サーヴァント

略歴
ヴァン・ゴッホ幕間の物語『題材と○○の問題』でシミュレータ内の登場人物として登場。
ゴッホが人寂しくなった時に会いに来て遠くから見守っているようで、主人公一行やゴッホとは直接会話を交わさなかったものの、シミュレータ内で幼い頃の姿で生活をしていた。
だが、物語の最後で認識阻害を掛けた現在の姿のゴッホの存在を「にいさん」と認識して見抜いていた上、「……じゃ、そろそろ動こうかな?」と再現人格とは思えない言動を取って不穏さを見せつけていた。
実際の所彼はサーヴァントであり、『ミステリーハウス・クラフターズ』では事件の黒幕として登場。
ゴッホの作品を一つ残らず抹消することで、英霊ヴァン・ゴッホの存在を抹消しようとしており、当初は姿を隠していたが、物語終盤にてカルデアの前に現れる。
当初カルデアには穏当な交渉を行おうとしていたが、やがて対立し、アポロンの力を借りて戦闘となる。その最中、一度はダイダロスの妨害によって主人公を取り逃がしてしまうも、ダイダロスを下した後に再度交戦。
新たな在り方を見つけ出した兄の名を持つサーヴァントによって倒され、消滅していった。
人物
外見はまだ見た目に幼さが残る少年。
精神面の在り方は商人としてのそれであり、計画を慎重に進めていた。当初は自我も知能も存在しなかったものの、ゴッホから切り離された後にそれらが芽生えていった様子。
兄と同じく多弁であり、ゴッホにはすぐさま本物のテオだと認識されている。
バーサーカーとしての狂気も持ち合わせているようで、その影響か回想では度々台詞表記が平仮名になる場面があった。
邪神には「兄を憎んでいた」と解釈されており、そのように作られていたようだが、細部が作り込まれていなかった事で切り離された後は消滅の危機に瀕した。それを克服するため、後に「生前の『契約』を破ったゴッホを憎む」という存在理由を自分で見出している。
能力
ゴッホの内部にいた際は「ゴッホが暴走した際の安全装置」としての役割しかなく、ずっと兄の名前を呼び続けるのみだった。
切り離された後は自力で歩く事すらままならない様子だったが、アポロンによる霊基改造で克服している。
それでもこの姿では貧弱な幻霊に過ぎず、戦闘は行っていない。
霊基特性によって「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホへの手紙」という形式でしか文章を書き出す事ができず、作中でも忘却を防ぐために書き記した内容は全て「フィンセントへ」で始まるもので、ゴッホへ宛てた内容になっていた。

バリエーション編集

テオ=アポロン編集

アポロンの力により、複合幻霊となった姿。
顔つきが幾分か大人びた他、装いも変わっている。
アポロンの司る死と病気の力を使用でき、作中では病属性を持つ死霊を多数召喚していた。

テオ=ツタンカーメン編集

上記の複合幻霊となった状態で、ツタンカーメンの体を手に入れた姿。
見た目は第三再臨のツタンカーメンの姿そのままとなっている。
戦闘能力も第三再臨のツタンカーメンと同じようだが、宝具は使用していない。

ステータス編集

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
バーサーカー なし ?  ?  ?  ?  ?  ?     

宝具編集

不明。

真名:テオドルス・ヴァン・ゴッホ編集

画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの弟。生前は画商として兄の生活を支え続け、後の評価へと繋げた人物。
 
サーヴァントの彼は、英霊ヴァン・ゴッホ動作不良に陥ったくるった際の安全装置として、邪神により作られた存在。
彼女がカルデアへと辿り着いた後も、そのブラックボックス部の中で存在し続けていたが、アポロンによって切り離され、単一の存在となった。
その後はカルデア内部でリソースをちょろまかしつつ、特異点を作成して『ミステリーハウス・クラフターズ』での事件を引き起こした。

登場作品と役柄編集

Fateシリーズ編集

Fate/Grand Order
ヴァン・ゴッホの幕間の物語『題材と○○の問題』で、NPCとして登場。
後のイベント『ぶち壊せ! ミステリーハウス・クラフターズ ~星の鉱員と日の出の翼~』にもNPCとして登場する。

人間関係編集

Fate/Grand Order編集

ヴァン・ゴッホ
兄「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」がクリュティエと霊基を混ぜ合わされて誕生したサーヴァント。
彼女の内部に気付かれぬまま存在していたが、後に分離され、その存在を抹消しようとしていた。
ゴッホの幕間「題材と○○の問題」では彼女が作り出したシミュレータ内の空間でそうと知らずに生活している様子だったが、実際はシミュレータ内にリソースを隠しており、彼女が現れた事で計画を実行に移しだした。
『ミステリーハウス・クラフターズ』では彼女と激突し、憎む対象であったゴッホの『神話』に自身もまた甘んじていた事を指摘され、戦いに敗北した。
ウィレム
兄と同じ名を冠する、ゴッホの武器。
『ミステリーハウス・クラフターズ』ではゴッホがその名を呼んだ際に反応してしまい、正体が暴かれる事となった。
アポロン
自身をゴッホから切り離し、後に協力関係となった神霊
彼には力を貸してもらうなどされていたが、勝敗がついていたのに足掻いたという行動に苦言を呈されたため、事前に用意しておいた「条文」で彼に敗北を補償させるべく闇の中へと送り込んだ。
主人公 (Grand Order)
特異点を解体しようとするカルデアのマスター。
彼/彼女と取引を行って自身の望みを叶えようとしたものの、失敗に終わっている。
ツタンカーメン
特異点に召喚されたはぐれサーヴァント。
彼の真名を奪い、霊基を乗っ取ってその体を我が物とした。
ダイダロス
召喚したサーヴァント。
彼には特異点の増築を頼み、同時に彼を黒幕に見せかける事で隠れ蓑として利用していた。
イベント終盤では彼に裏切られるも、ツタンカーメンの体を手に入れた事で上回り勝利している。
イシュタル
特異点にて召喚したサーヴァント。
彼女とは計画を共に練るなど、協力関係にあった。
とはいえ「ゴッホの作品を全て消す」という自身の願いには、美の女神として難色を示されていた。
ガイウス・ユリウス・カエサル
特異点にて召喚されたはぐれサーヴァント。
表向きは味方であったが、実は裏で権謀を張り巡らされており、自身のリソースなどをかすめ取られていた。
織田信長ブリトマート哪吒ポール・バニヤンマンドリカルド
特異点に召喚されたビルダーたち。
彼らを「記述」で縛り、特異点の増築を進める「製階戦争」をさせていた。
イベント終盤ではカルデアに味方する彼らに叛逆されるも、記述の影響で足止めにしかなっていなかった。
ジェームズ・モリアーティ
カルデアにおける協力者。
彼には隠れ家となる部屋を用意してもらい、「重いものを落として星を割る」という発想を手ほどきされた。
花の邪神
英霊ヴァン・ゴッホの創造主であり、同時にサーヴァントとしての自身を創り出した存在。
「ゴッホの名を呼ぶ事しかできない」という風に作られたのは、彼らや人類史が自身を「その程度の人間だった」としか思っていなかったのだろう、と考察している。とはいえ元から功名心があった訳ではないので、扱いに大きな不満は無かった模様。

生前編集

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
兄。
自身の存在理由として、生前結んだ『契約』を踏みにじり、あまつさえ狂気に魅入られたのをいいことに「ゴッホがかわいそう」といった内容の『神話』を創り出して売り出した彼を憎む事にしている。
しかしながら、彼と過ごした生家における自身の部屋を特異点のモデルに選んでおり、上記の行動を「家族を案じてのもの」だと見抜いていたなど心の底から憎んでいた訳ではなく、実際の所は彼が自殺した事を悔やんでいただけであった。
ヨハンナ・ボンゲル
最愛の妻でもう一人の理解者。通称ヨー。
自身亡き後「兄ゴッホの絵を世界中に広める」という夢を受け継ぎ、著名な美術評論家宛に書簡と共に絵画を売り込んだり、画廊に持ち込んで回顧展を開く等、作品の評価と名声向上に貢献した。

名台詞編集

メモ編集

  • ゴッホの幕間では意味深に登場した彼だったが、『ミステリーハウス・クラフターズ』では「リソースの隠し場所であったシミュレータにゴッホがやって来たので、慌てて動き出した」という事情が判明している。
    • また、「ゴッホ繋がりで、奏章におけるフォーリナーが主題となる章に登場するのでは?」といった予想も存在していたが、『ミステリーハウス・クラフターズ』での最後の言葉を鑑みるに、その可能性は薄くなった。

話題まとめ編集

脚注編集

注釈編集

  1. 1.0 1.1 テオ=ツタンカーメン時。

出典編集

リンク編集