テセウス
セイバー | |
---|---|
真名 | テセウス |
外国語表記 | Thēseus |
性別 | 男性 |
身長 | 183cm |
体重 | 77kg |
好きな物 | 英雄譚 |
苦手な物 |
自分自身 過剰な自信、傲慢、貪欲 |
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | 欧州 |
属性 | 秩序・善 |
副属性 | 地 |
一人称 | 僕 |
二人称 | 君/彼/彼女 |
三人称 | ○○(名前呼び)/○○様 |
声優 | 江越彬紀 |
デザイン | しまどりる |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要編集
- 略歴
- 名前自体は度々出されていたが、『Fate/Grand Order』期間限定イベント『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』にてサーヴァントとして本格的に登場。
- 敵対陣営の一つに所属しており、城主のふりをしていた。イベントの中盤に主人公たちが太公望を追い詰めたタイミングで、アステリオスと共に襲撃。自身とアステリオスの宝具による連携で主人公たちを迷宮に閉じ込めることに成功する[注 1]。しかし致命傷を受けながらも生きていた太公望の機転によって主人公たちを逃してしまい、宝具の通用しないブラックバレルによる狙撃で重傷を負う。そして真の城主であるアステリオスに聖杯を渡すが、それによって黒幕であるテュフォンにアステリオスが乗っ取られるという最悪の事態が発生。致命傷を負わされるも残っていたアステリオスの意思によって消滅を免れ、終盤に主人公に頼んで令呪を貰い、逃げようとするテュフォンに宝具を当てることに成功する。
- 人物
- 理知的な性格で、アリアドネーの件についてキルケーから詰問された際にもよどみなく答えていた。
- あらゆる理不尽を許容できないという性格をしていたが、アステリオスの一件から「神意や運命に流される事なく、自分の意志で生きてゆく」ことを心がけている。
- とはいえその在り方は自分が何を求めているのか、何が正しい事なのかに迷い続ける英雄ならざる俗人のそれに他ならず、その果てには「自分ではなくアステリオスが王になるべきだった」と思い詰めてしまうほどに精神に傷を負ってしまっている。
- 能力
- 戦闘能力の程は不明だが、ミノタウロスを討ち果たし、ヘラクレスが抜けた後のアルゴナウタイでイアソンから一番の英雄と賞賛されるくらいの実力は持ち合わせている模様。
- 『英霊伝承 ~アステリオス~』では、日の光が届かない暗闇の迷宮でミノタウロスの攻撃を全て凌ぐほどの「直感」を備えていたことが書かれている。
ステータス編集
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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セイバー | 主人公 (Grand Order) | B | A | A | C | A+ | C | 対魔力:A 騎乗:B |
アリアドネの祈り:C 直感(迷宮):B++ 武芸応報:B |
宝具編集
- かくして紡糸は極点へ誘う(アリアドネ・アポリト・アディス)
- ランク:C++
種別:対人宝具
レンジ:1~3
最大捕捉:2人 - ミノタウロス(アステリオス)という怪物に辿り着き、そして脱出することを可能にしたアリアドネの糸が宝具として昇華されたもの。
- 糸は栄光と勝利への道を切り拓くが、足を踏み外せば奈落へと誘う、ある種の呪詛礼装である。
- 糸は強力な敵対者にも巻きつき、行動を阻害することはないが、倒す糸口を見出させる……突破口を切り拓かせることができる。
- また、自身の持つ「アリアドネの祈り」スキルと組み合わせることで、その真価を発揮する。
- 『Grand Order』では「自身のクリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&〔魔獣型のサーヴァント〕特攻状態を付与(1ターン)+敵単体に超強力な〔巨人〕特攻攻撃[Lv]+スターを獲得」という効果のArts宝具。
- いと嶮しき宿命螺旋(ディスコリア・スピラ)
- ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:1
最大補足:1人 - テセウスが英雄になる過程で行った、険しい旅路の行程が宝具として昇華されたもの。スケールこそ異なるが、ヘラクレスの宝具「十二の試練」と同じタイプの宝具。
- 彼の旅は因果応報の旅。棍棒で相手を打ち据えていた者には棍棒で。大海亀の怪物に人間を食わせていた相手には自身を餌にさせた。
- その由来ゆえか、宝具は相手の攻撃を反射するカウンタータイプのものとなる。
真名:テセウス編集
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/Grand Order
- キルケーの幕間の物語「アルゴー船の呪い」に登場。
- 後に期間限定イベント『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』にて登場し、恒常サーヴァントとして実装された。
Fate関連作品編集
- Fate/Grand Order 英霊伝承 ~アステリオス~
- Fateシリーズで初めてテセウスが登場した作品。
- アステリオスに致命傷を与えた直後の、テセウスとアステリオスとの会話が描かれている。
- 教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー
- アステリオスの回にて、少しだけ触れらている。
人間関係編集
Fate/Grand Order編集
- エウリュアレ
- 「形なき島」に住む女神としてギリシャでは有名な存在。
- 自分を睨みつけてくる様子を訝しんでいたが、第三特異点の縁でアステリオスと仲良くしている様子ですべてを察したのか心から喜んでいた。
生前編集
- アステリオス
- 迷宮の奥底で討ち果たした「怪物」。
- 生贄に捧げられた子供を食べ続けたことから人の心を持たない怪物と見なし、滅ぼす事を決意。
- 彼を倒した事で英雄譚として歴史に刻まれ、同時に人生が決定的な転機を迎え、死ぬまで影響を受け続ける事になった。
- アリアドネー
- アステリオスを討ち果たす際に協力してもらったクレタの王女。
- 討伐後も共に行く事を望んだが、彼女が子を成す事を望まなかったため、やむなく置いて行くことになった。
- 糸について言及こそすれ、彼女本人については意図的に語ることを避けており、本人は語る資格がないと考えている模様。
- イアソン
- アルゴナウタイの一員として同行したリーダーであり、友。
- キルケーにアルゴー船を棄てるよう提案され激昂する彼を冷静になだめた。
- キルケーとの確執からテセウスが出会わないように配慮していたことがうかがえる。
- キルケー
- アルゴナウタイの一員としてアイアイエー島に滞在した時に出会った魔女。
- アステリオス絡みでパーシパエーの因縁を解決した事については感謝されたが、アリアドネーの一件では強く恨まれている。
- アンティオペ
- アマゾンの女王。彼女を誘拐同然に連れ出して妻にして、結局置き去りにしたとされている。
- その事で彼女の妹であるペンテシレイアからも強く恨まれている。
- ヒッポリュトス
- アンティオペとの間に生まれた息子。後にアスクレピオスの手によって蘇らされた。
- アスクレピオス
- アルゴナウタイの一員として同行した船医。
- 息子のヒッポリュトスを蘇らせてもらった。
- ディオスクロイ
- アルゴナウタイの一員。
- 伝承では後年彼らに国を奪われて対立したとされている。
- ヘラクレス
- アルゴナウタイの一員。遠縁にあたる。
- 幼い頃にネメアの獅子の皮を見せられるも、逃げ出さず武器を持ち出したために、英雄としての素養を見出された。
- メディア
- 一部の伝承では、父・アイゲウス王と結婚したために一時的に義理の母となる。
- Fate/Grand Orderにおける彼女にはその記憶がないため、特に蟠りはないとのこと。
- ペイリトオス
- テセウスの盟友であり、アルゴナウタイの一員。
- オイディプス
- テーバイの王であり、イアソンやヘラクレス同様、神から与えられた運命に翻弄された悲劇の英雄。
- 国を追われた彼から最期を看取るように頼まれ、それを了承した。
名台詞編集
Fate/Grand Order編集
その他編集
- 「もうすぐ君は死ぬけれど、何か言い残すことはあるかな?」
「この仮面も剥ぐ。美醜を議論する気はない」 - 『英霊伝承 ~アステリオス~』より。ミノタウロスを討ち果たし、死ぬ間際の彼にかけた言葉。
- 君は痛まなければならない、その魂が見たいだけだと仮面を剥いだその下の「アステリオス」の顔を見てしまった事で、彼の人生は決定的な転機を迎えた。
- 『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』でも同様の場面が描かれている。
- 「僕は君を助けたかったよ」
- 『英霊伝承 ~アステリオス~』でテセウスがアステリオスに放った最期の言葉。
- コミック『Fate/Grand Order -turas réalta-』の第三特異点でも、アステリオスの回想で出てくる。
- 「怪物」の中に「人間」を見てしまったが故の本音。これ以降、上記のように彼は神や英雄への懐疑を抱いて生き続ける事になる。
メモ編集
- 『Fate/Grand Order』のキルケーの幕間の物語にて触れられていた例え話は「テセウスの船」と呼ばれる寓話から。「船の部品を一つずつ入れ替えていき、最終的に全ての部品を入れ替えた場合、それは元の船と同じと言えるのか?」という意味である。
話題まとめ編集
脚注編集
注釈編集
- ↑ 迷宮の主であるアステリオスを倒すかアリアドネの糸を使うかしか脱出の方法がない迷宮内で、アステリオスを連れて自分達だけ糸で脱出して主人公たちを絶対に出られなくするというえげつない策。プレイヤーからは史実でのテセウスのえげつなさも相まって感嘆半分に「クソコンボ」呼ばわりされた。
出典編集