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**神父なのに実子が居り、しかも巡礼中に生まれている、と経歴に不審な点が見られる。綺礼が自分の母を碌に知らない様子なのもファンの疑惑に拍車をかけている。ただ作中では理性的な人物として描かれているのも確か。 | **神父なのに実子が居り、しかも巡礼中に生まれている、と経歴に不審な点が見られる。綺礼が自分の母を碌に知らない様子なのもファンの疑惑に拍車をかけている。ただ作中では理性的な人物として描かれているのも確か。 | ||
*第四次聖杯戦争では、雨生龍之介が[[ジル・ド・レェ|キャスター]]と共に魔術の痕跡を隠す事なく見境の無い殺人を繰り返すため、聖杯戦争の秘匿性を保つことを仕事にする璃正は散々に悩まされる事となった。巨大海魔出現時に被った損失は、撃墜された2機の戦闘機の補填だけでも200億円を超える。さらには大海魔が大衆の前に晒されるなど、もはや前代未聞の大惨事となり、これにはさすがの璃正も頭を抱えた。 | *第四次聖杯戦争では、雨生龍之介が[[ジル・ド・レェ|キャスター]]と共に魔術の痕跡を隠す事なく見境の無い殺人を繰り返すため、聖杯戦争の秘匿性を保つことを仕事にする璃正は散々に悩まされる事となった。巨大海魔出現時に被った損失は、撃墜された2機の戦闘機の補填だけでも200億円を超える。さらには大海魔が大衆の前に晒されるなど、もはや前代未聞の大惨事となり、これにはさすがの璃正も頭を抱えた。 | ||
− | ** | + | **なお、聖杯戦争で起きた金銭面での損害に対しては、基本的にアインツベルンからの出資でアフターサービスが行われており、上記の戦闘機以外に切嗣が爆破した冬木ハイアットホテルの損害もフォローされている。こちらは被害額だけで言えば200億円では済まなかった筈だが、一般人の被害を最小限に抑えたり、魔術師として神秘の秘匿をちゃんと行っていたりと、あくまで聖杯戦争のルールの中で行われているため、璃正もさほど苦労せずに済んでいる。 |
+ | *『Fate/Grand Order』でのイベント「Fate/Accel Zero Order」では直接登場していないが、『Zero』本編でもあった各マスターへのキャスター陣営の討伐の伝達やケイネスへの報償の令呪委譲などで存在自体は示唆されている。こちらではキャスター陣営が巨大海魔を呼び出す前に早々に討伐され、令呪の委譲時も主人公らと協定を結んだケイネス側が諸々の自陣内トラブルが回避された事もあって結果的に彼に殺される事もなくなり、聖杯戦争終結後も生存していると思われる。 | ||
+ | **また、息子の綺礼は自身の悪性や本質を理解するきっかけとなる人物たちとの出会いや接触のほとんどが尽く回避され悟りを得る事がなくなったため、もし特異点の修正後も歴史が続く事になるのであれば親子共に『Apocrypha』の世界線に近い道を歩むと思われる。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年5月1日 (水) 11:45時点における最新版
言峰璃正 | |
---|---|
読み | ことみね りせい |
外国語表記 |
Risei Kotomine[出 1] Kotomine Risei[出 2] |
誕生日 | 12月29日[出 1] |
血液型 | B型[出 1] |
身長 | 179cm[出 1] |
体重 | 88kg[出 1] |
特技 | 説法、中国拳法[出 2] |
好きな物 | 信仰心、克己心[出 2] |
苦手な物 | 快楽主義者[出 2] |
天敵 | 雨生龍之介[出 2] |
所属 | 聖堂教会・第八秘蹟会 |
声優 | 広瀬正志 |
イメージカラー | 燻し銀[出 2] |
初登場作品 | Fate/Zero |
概要編集
言峰綺礼の父。聖堂教会の第八秘蹟会に属する司祭。第三次聖杯戦争から監督役として関与する。
- 略歴
- 聖堂教会が初めて介入した第三次聖杯戦争の時に若くして監督役としての任を負い、冬木教会に越す。そこで遠坂時臣の父である、当時の遠坂家頭首と友誼を結び、以来遠坂家と深い関わりを持ち続ける。[出 3]時臣の祖父とも交流があった様で、遠坂家への助力は彼に誓っている。[注 1][出 4]
- 諸国に散った聖遺物の回収を巡礼の試練として自らに課し、世界中を巡り歩いた過去を持つ。[出 3]齢50を過ぎて後継ぎを諦めていた頃、息子を授かり、「綺礼」と名付ける。綺礼も幼少の折から聖地巡礼に同伴した。
- 第四次聖杯戦争の3年前の時点で、近々80に届く年齢となる。第四次聖杯戦争においても監督役を務めることになり、冬木教会への再着任が決まる。
- 本来中立であるはずの監督役だが、璃正は「時臣の祖父との誓い」に従って、遠坂家に助力する。冬木の聖杯はキリスト教とは無縁と既に把握していたが、かといって放置したり破壊する訳にも行かず、遠坂時臣に入手させる形で事を収めようとしていた。彼の願いである根源到達はキリスト教の教義に抵触せず、聖堂教会としても無難な人選だった。
- 第四次では第三次の教訓を生かしてよりよい運営を目指したが、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの凶弾に倒れる。
- 人物
- 苦行によって悟りを得ようとした修道士。[出 3]己の信念を人生の目的と定め、鉄の意志でそれを全うできる、深い信仰心を抱いている人物。
- 彼は息子の綺礼も自分と同じ類の人間だと思っていたが……
登場作品と役柄編集
- Fate/stay night
- HFルートにて、綺礼の回想で言及される。
- Fate/hollow ataraxia
- 第三次、第四次聖杯戦争の監督役として名前が出る。
- Fate/Zero
- 初登場作品。第四次聖杯戦争の監督役。参加者の1人である時臣と共謀し、彼を勝ち残らせるべく策を巡らす。
- Fate/Apocrypha
- 第四次聖杯戦争が起きなかった為、長生きしたが、作中の時点では病死している。
- 第三次聖杯戦争では正史と同様、監督役だったが、大聖杯が強奪されたことでやむなく介入し、親交のあった遠坂家のマスターを救出した。その際、救出作業に手を貸したのがアインツベルンのサーヴァントであった天草四郎時貞である。[出 6]
- Fate/strange Fake
- ハンザ・セルバンテスの預け先として候補に挙がっていた。
- Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
- 第三次聖杯戦争でアーチャーに殺されたとか。
- 帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline
- コハエース版と異なり、殺されこそしなかったものの聖杯消失というハプニングからか不手際を理由に更迭された。
人間関係編集
Fate/Zero編集
- 言峰綺礼
- 息子。後継者として目をかけ、真っ当な倫理観を与えた。愛情を持って接し、彼からも尊敬されていた。
- しかし周囲と同じく彼を「立派な求道者」と見ており、その歪みには最期まで気づけないままであった。
- クラウディア
- 息子の妻。彼女の死で綺礼が落ち込んでいると見て、彼に結婚生活を過ごしたイタリアを離れさせた方が良いかもしれないと思っていた。
- 遠坂時臣
- 被後見人。作戦の一環ではあるが、実子を魔術師の弟子として預け入れる等、昵懇の間柄である。
- ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
- キャスター討伐の報酬として令呪を求められ、押し切られる形で1画渡す。その直後、拳銃で射殺される。
- 雨生龍之介
- 面識はないが天敵。彼の神秘の秘匿も何もない言動の為に、隠蔽工作で散々苦労させられた。下記のメモも参照。
Fate/Apocrypha編集
- シロウ・コトミネ
- 変転した第三次聖杯戦争で出会った聖人。
- 第三次聖杯戦争で彼に助けられた返礼として、受肉した彼に戸籍を用意し、養子として迎え入れた。流石に息子とは認識できず、一人の友として誠実に接していた。
- その後もシロウが聖堂教会での役職を得る伝手として協力したが、綺礼が生まれた頃あたりから、シロウは意識的に璃正との交流を減らした。[出 6]
その他編集
- ディーロ
- 懇意にしている同僚。ハンザの師匠候補として名前を挙げられるものの、第四次聖杯戦争と時期が被っていた為に実現されなかった。
名台詞編集
- 「……勝ったぞ綺礼。この戦い、我々の勝利だ……」
- 時臣のギルガメッシュ召喚成功に際して。アニメ版では時臣の台詞に変更されている。
メモ編集
- 名前の由来はそのまま「理性」か。奈須氏には「なんだろねこの一族」と言われている。[出 7]
- 神父なのに実子が居り、しかも巡礼中に生まれている、と経歴に不審な点が見られる。綺礼が自分の母を碌に知らない様子なのもファンの疑惑に拍車をかけている。ただ作中では理性的な人物として描かれているのも確か。
- 第四次聖杯戦争では、雨生龍之介がキャスターと共に魔術の痕跡を隠す事なく見境の無い殺人を繰り返すため、聖杯戦争の秘匿性を保つことを仕事にする璃正は散々に悩まされる事となった。巨大海魔出現時に被った損失は、撃墜された2機の戦闘機の補填だけでも200億円を超える。さらには大海魔が大衆の前に晒されるなど、もはや前代未聞の大惨事となり、これにはさすがの璃正も頭を抱えた。
- なお、聖杯戦争で起きた金銭面での損害に対しては、基本的にアインツベルンからの出資でアフターサービスが行われており、上記の戦闘機以外に切嗣が爆破した冬木ハイアットホテルの損害もフォローされている。こちらは被害額だけで言えば200億円では済まなかった筈だが、一般人の被害を最小限に抑えたり、魔術師として神秘の秘匿をちゃんと行っていたりと、あくまで聖杯戦争のルールの中で行われているため、璃正もさほど苦労せずに済んでいる。
- 『Fate/Grand Order』でのイベント「Fate/Accel Zero Order」では直接登場していないが、『Zero』本編でもあった各マスターへのキャスター陣営の討伐の伝達やケイネスへの報償の令呪委譲などで存在自体は示唆されている。こちらではキャスター陣営が巨大海魔を呼び出す前に早々に討伐され、令呪の委譲時も主人公らと協定を結んだケイネス側が諸々の自陣内トラブルが回避された事もあって結果的に彼に殺される事もなくなり、聖杯戦争終結後も生存していると思われる。
- また、息子の綺礼は自身の悪性や本質を理解するきっかけとなる人物たちとの出会いや接触のほとんどが尽く回避され悟りを得る事がなくなったため、もし特異点の修正後も歴史が続く事になるのであれば親子共に『Apocrypha』の世界線に近い道を歩むと思われる。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 第三次聖杯戦争の時点で時臣は生まれていないだろうこと、彼の「祖父の無念」という言葉を鑑みると、当時参戦したのはこちらと思しい。
出典編集
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 TYPE-MOON BOOKS版『Fate/Zero』第2巻口絵
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 「言峰璃正」『Fate/Zero material』p.76
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 「Fate/Zero用語辞典-言峰璃正」『Fate/Zero material』p.96
- ↑ 「プロローグ ――三年前――」『Fate/Zero』(『最前線』で公開中)
- ↑ 「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96
- ↑ 6.0 6.1 「Fate/Apocrypha用語辞典-言峰璃正」『Fate/Apocrypha material』p.167
- ↑ 「第2回『Fate/stay night』キャラクター人気投票-言峰綺礼 「心に残る新年ミサ」」