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==概要==
 
==概要==
:「[[魔術]]」という神秘に根ざしたある種の技術ではなく、「[[混血]]」のようにヒト以外の魔の力を取り入れた結果でもなく、ヒトがヒトのまま持つ特異能力。本来、人間という生き物を運営するのには含まれない機能。俗に言う超常現象を引き起こす回線。<br />超能力の回線を持つ者は、息を吸うが如く超常現象を引き起こす。本人たちにとってはそれが「出来て」当たり前のことなので、外部(一般常識)からの指摘で初めて自分が異常なのだと気がつく事になる。<br />魔術と違い、先天的な資質が不可欠とされ、基本的には「一代限りの突然変異」。ただし、近親婚を繰り返すなどして血脈の中に超能力を留めておこうとする一族等の例外はある。また、別の資質だったものが、後天的に変化して、別の超能力を持つに至る場合もある。<br />高度なものになると、魔術では再現できない。<br />一見すると超能力=魔術でできないこと=魔法のように思えてしまうが、例えば直死の魔眼がもたらすのは「死」であり、どれほど特殊な過程を経ようと結果(死)が人の手で実現可能な域であるため、魔法の域には至らない。<br />これを「魔」に対抗するための人類という種の祈りの結晶、つまりアラヤの抑止力と捕らえる考え方もあるが、真偽は定かではない。
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異能とも。本来、人間という生き物の運営には含まれない機能。俗に言う超常現象を引き起こす回線。<ref group="出" name="「空の境界設定用語集-超能力」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子">「空の境界設定用語集-超能力」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子</ref>
  
:;超能力の例
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[[魔術]]と違い、先天的な才能が必要不可欠。超能力者にとって超常現象を引き起こすことは息を吸う様なもので、出来て当たり前のことである。常識を持つ他者から指摘されて初めて、自分が異常と気付く。<ref group="出" name="「空の境界設定用語集-超能力」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子" />[[遠野志貴]]も医師に聞くまで、他人には死の線が見えないことに気が付いていなかった。<br>
:*[[両儀式]][[遠野志貴]]の「[[直死の魔眼]]
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後天的な技術である魔術を覚える必要が無い代わり、超能力は基本、偶発的に生まれ、一代限りで終わるものである。七夜一族は近親相姦を繰り返し、多くの忌み子と共に強大な超能力者を生み出している。<ref group="出" name="『歌月十夜』夢十夜「赤い鬼神/前説」" /><br>
:*[[浅上藤乃]]の「[[魔眼|歪曲の魔眼]]」(ただし、人工的な手が加えられているため、実際には魔術との中間に位置する)
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純粋な人間に限られた能力でもないらしく、自らも[[混血]]と化した浅神一族<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』">「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』</ref>や出自が人でない[[メドゥーサ]]<ref group="出" name="「Fate用語辞典-魔眼」『Fate/side material』p.72">「Fate用語辞典-魔眼」『Fate/side material』p.72</ref>も超能力を有している。
:*[[黒桐鮮花]]の「発火能力」(ただし、発動・制御に魔術的手段を用いている)
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:*[[七夜黄理]]の「淨眼」
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魔が自然の歪み、退魔がその歪みを正すものとすれば、超能力は自然から独立した人類が獲得した最果ての能力であり、先の2つと共通した法則を持たない。<br>
:*[[瀬尾静音]][[瀬尾晶]][[瓶倉光溜]]の「未来視」、[[宮本武蔵]]の「天眼」(ただし、能力の詳細はそれぞれで異なる)
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退魔は人が人間社会を守る為の組織、法術系統である為、魔を禁じることに長けている一方、人を害することは想定していない。魔と人の混血に対しては禁縛の勅が通じず、武具が発達していなかった頃は人外の力を前に多大な犠牲を出した。<br>
:*偽遠野志貴の「過去視」
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超能力は魔、退魔の自然干渉に敵うものでは無いが、退魔の抱える縛りが無く、混血への不意打ちにうってつけの存在である。人類が無意識に生み出した、自分達に仇なすもの達への抑止力ともいわれている。<ref group="出" name="『歌月十夜』夢十夜「赤い鬼神/前説」">『歌月十夜』夢十夜「赤い鬼神/前説」</ref>
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==超能力一覧==
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;[[七夜黄理|淨眼]]
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:浄眼とも。七夜一族が伝えて来た超能力。かつて親交のあった両儀一族にも発現する。親の精神性、修練への答えとして子に受け継がれる。高い精神性を持った「人間」のみが備える。<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』" />
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:;[[直死の魔眼|直死の眼]]
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::直死の魔眼とも。[[両儀式]]や[[遠野志貴]]の淨眼が変化したもの。<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』" />魔術では再現できない。<ref group="出" name="「Fate用語辞典-魔眼」『Fate/side material』p.72" />
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;[[魔眼|石化の魔眼]]
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:[[メドゥーサ]]の超能力。魔術では再現できないとされる一方<ref group="出" name="「Fate用語辞典-魔眼」『Fate/side material』p.72" />、「魔術宝具」とも称される<ref group="出">『Fate/stay night』Heaven's Feelルート九日目『桜の真実』</ref>。
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:クレアボイアンスとも。[[浅上藤乃]]が作中で目覚めた超能力。透視能力も備える。本来偶発的かつ一代限りのものに、ある程度人為的に手を加えているため、実際には異能と魔術の中間に位置する。<ref group="出" name="「空の境界設定用語集-超能力」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子" />魔術師の持つ千里眼とは異なる。<ref group="出">「浅上藤乃」『Fate/Grand Order material VI』p.199</ref>
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;デモニッション
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:[[メレム・ソロモン]]の異能。<ref group="出">「メレム・ソロモン-Explanation」『Character material』p.57</ref>超能力とは明言されていない。
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;パイロキネシス
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:[[黒桐鮮花]]の発火能力はこれに近い魔術とされる。<ref group="出">「空の境界設定用語集-発火能力」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子</ref>
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;被虐霊媒体質
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:[[カレン・オルテンシア]]の異能。<ref group="出">『Fate/hollow ataraxia』一日目『カレンII』</ref>超能力とは明言されていない。
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;[[魔眼|歪曲の魔眼]]
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:浅上藤乃の超能力。右回転と左回転とで別の能力であり、併用も可能。本来偶発的かつ一代限りのものに、ある程度人為的に手を加えているため、実際には異能と魔術の中間に位置する。<ref group="出" name="「空の境界設定用語集-超能力」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子" />
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:一般的な歪曲の難度は物の硬さよりその大きさによって左右され、成人男性の腕なら7日はかかる。藤乃の魔眼の場合は一瞬で足りる。
  
 
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===出典===
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== リンク ==
 
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*[[魔眼]]
 
*[[魔眼]]
  
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[[Category:小辞典]]
 
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2024年1月5日 (金) 07:02時点における最新版

概要編集

異能とも。本来、人間という生き物の運営には含まれない機能。俗に言う超常現象を引き起こす回線。[出 1]

魔術と違い、先天的な才能が必要不可欠。超能力者にとって超常現象を引き起こすことは息を吸う様なもので、出来て当たり前のことである。常識を持つ他者から指摘されて初めて、自分が異常と気付く。[出 1]遠野志貴も医師に聞くまで、他人には死の線が見えないことに気が付いていなかった。
後天的な技術である魔術を覚える必要が無い代わり、超能力は基本、偶発的に生まれ、一代限りで終わるものである。七夜一族は近親相姦を繰り返し、多くの忌み子と共に強大な超能力者を生み出している。[出 2]
純粋な人間に限られた能力でもないらしく、自らも混血と化した浅神一族[出 3]や出自が人でないメドゥーサ[出 4]も超能力を有している。

魔が自然の歪み、退魔がその歪みを正すものとすれば、超能力は自然から独立した人類が獲得した最果ての能力であり、先の2つと共通した法則を持たない。
退魔は人が人間社会を守る為の組織、法術系統である為、魔を禁じることに長けている一方、人を害することは想定していない。魔と人の混血に対しては禁縛の勅が通じず、武具が発達していなかった頃は人外の力を前に多大な犠牲を出した。
超能力は魔、退魔の自然干渉に敵うものでは無いが、退魔の抱える縛りが無く、混血への不意打ちにうってつけの存在である。人類が無意識に生み出した、自分達に仇なすもの達への抑止力ともいわれている。[出 2]

超能力一覧編集

淨眼
浄眼とも。七夜一族が伝えて来た超能力。かつて親交のあった両儀一族にも発現する。親の精神性、修練への答えとして子に受け継がれる。高い精神性を持った「人間」のみが備える。[出 3]
直死の眼
直死の魔眼とも。両儀式遠野志貴の淨眼が変化したもの。[出 3]魔術では再現できない。[出 4]
石化の魔眼
メドゥーサの超能力。魔術では再現できないとされる一方[出 4]、「魔術宝具」とも称される[出 5]
千里眼
クレアボイアンスとも。浅上藤乃が作中で目覚めた超能力。透視能力も備える。本来偶発的かつ一代限りのものに、ある程度人為的に手を加えているため、実際には異能と魔術の中間に位置する。[出 1]魔術師の持つ千里眼とは異なる。[出 6]
デモニッション
メレム・ソロモンの異能。[出 7]超能力とは明言されていない。
パイロキネシス
黒桐鮮花の発火能力はこれに近い魔術とされる。[出 8]
被虐霊媒体質
カレン・オルテンシアの異能。[出 9]超能力とは明言されていない。
歪曲の魔眼
浅上藤乃の超能力。右回転と左回転とで別の能力であり、併用も可能。本来偶発的かつ一代限りのものに、ある程度人為的に手を加えているため、実際には異能と魔術の中間に位置する。[出 1]
一般的な歪曲の難度は物の硬さよりその大きさによって左右され、成人男性の腕なら7日はかかる。藤乃の魔眼の場合は一瞬で足りる。

メモ編集

脚注編集

注釈編集


出典編集

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 「空の境界設定用語集-超能力」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子
  2. 2.0 2.1 『歌月十夜』夢十夜「赤い鬼神/前説」
  3. 3.0 3.1 3.2 「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』
  4. 4.0 4.1 4.2 「Fate用語辞典-魔眼」『Fate/side material』p.72
  5. 『Fate/stay night』Heaven's Feelルート九日目『桜の真実』
  6. 「浅上藤乃」『Fate/Grand Order material VI』p.199
  7. 「メレム・ソロモン-Explanation」『Character material』p.57
  8. 「空の境界設定用語集-発火能力」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子
  9. 『Fate/hollow ataraxia』一日目『カレンII』

リンク編集