Fate/stay night

2014年2月27日 (木) 20:35時点におけるMeer (トーク | 投稿記録)による版 (→‎話題まとめ)

Fate/stay night

PC用伝奇活劇ヴィジュアルノベル。 半人前の魔術師である主人公は、偶発的に「手にした者の願いを叶えるという聖杯」を奪い合う聖杯戦争に巻き込まれる。

TVアニメ化、コミック化、PS2、PSvitaへの移植(15才以上対象)、劇場版アニメ化が行われた。

制作会社を変更して再びTVアニメ化が行われており、2014年秋に放送が開始される予定。


PROLOGUE

―――その杯を手にした者は、あらゆる願いを実現させる。

聖杯戦争。

最高位の聖遺物、聖杯を実現させるための大儀式。

儀式への参加条件は二つ。 魔術師であることと、聖杯に選ばれた寄り代である事。


選ばれるマスターは七人、与えられるサーヴァントも七クラス。

聖杯は一つきり。

奇跡を欲するのなら、汝。

自らの力を以って、最強を証明せよ。

登場人物

聖杯戦争参加者

衛宮士郎
主人公で半人前の魔術師。穂群原学園2年生。ひょんなことでセイバーを召喚して聖杯戦争に巻き込まれる。養父衛宮切嗣の影響で正義の味方になる夢を本気で追いかけている。
セイバー
士郎と契約したサーヴァント。金髪の女騎士の姿をしている。
遠坂凛
魔術師の家系「遠坂家」の現当主で本人も魔術師。穂群原学園2年生。美少女で優等生を演じているが、実は高飛車な「あかいあくま」。アーチャーと契約して聖杯戦争に臨む。
アーチャー
凛と契約したサーヴァント。キザで皮肉屋。クラスは弓兵なのにめったに弓を使わない。
間桐桜
穂群原学園1年生で、間桐慎二の妹。士郎にとっても妹のような存在。
ライダー
バイザーで視界を封じた、妖艶な女性。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
通称イリヤ。聖杯戦争に参加するマスターの一人で、バーサーカーと契約している幼女。
バーサーカー
イリヤのサーヴァント。巨人と見紛うほどの巨躯を持った、巌(いわお)のような男性。
ランサー
青い装束と紅の槍を手にした男性。
アサシン
紺色の陣羽織に長大な太刀を帯びた耽美な青年。
葛木宗一郎
穂群原学園の教師。社会科と倫理の担当。寡黙。
キャスター
フードによって顔を隠した女性。
ギルガメッシュ
いるはずのない八人目のサーヴァント。
言峰綺礼
冬木教会の神父で魔術師。今回の聖杯戦争の監督役。
間桐慎二
士郎の同級生で数年来の友人。ただし、最近は疎遠になっている。桜の兄。
間桐臓硯
間桐家を牛耳る「妖怪」。
アサシン (第五次/真アサシン)
黒いローブと白い髑髏の仮面を着用した暗殺者。HFルートにのみ登場。
セイバーオルタ
汚染され黒く染まったセイバー。HFルートにのみ登場。

一般人

藤村大河
士郎達が通う穂群原学園の英語教師。士郎のクラス担任。
美綴綾子
穂群原学園の生徒。弓道部主将。
柳洞一成
穂群原学園の生徒。生徒会長。
氷室鐘
穂群原学園の生徒。
蒔寺楓
穂群原学園の生徒。
三枝由紀香
穂群原学園の生徒。
後藤劾以
穂群原学園の生徒。

その他

衛宮切嗣
故人。士郎の養父。前回の聖杯戦争に参加。
藤村雷画
藤村大河の祖父。藤村組の組長で、切嗣と親交があった。
セラ
アインツベルンのメイド。
リーゼリット
アインツベルンのメイド。
ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン
アインツベルンの冬の聖女。
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
魔法使い。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
時計塔での凛のライバル。
ベディヴィエール
答えを得て安らかな眠りについたセイバーを見守る、Fateルートのラストを締めくくる騎士。

用語

聖杯戦争
万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。冬木市を舞台に行われる
マスター
聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
サーヴァント
過去・現在・未来に存在する英雄の魂が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。基本的にセイバー・アーチャー・ランサー・ライダー・キャスター・バーサーカー・アサシンの七つのクラスが存在する(が、例外もある)

舞台

舞台となるのは周囲を山と海に囲まれた自然豊かな地方都市「冬木市」。 例によって月姫空の境界とは共通の世界観を持つが、ある喫茶店越しにしか接点が無い。

話題まとめ

2014年のアニメ
前述のように2014年秋にアニメが放映され、制作するのは『Fate/Zero』のアニメ化を行ったufotable。だが別の作者が書いた、所謂二次創作物である『Zero』では『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にアニメ『Fate/Zero』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」、という不安の声がファンの間で囁かれた。
奈須氏もこの問題には気づいていて、以下は竹箒日記からの抜粋である。
「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『zero』とは別のモノと考えてください。
『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。
『stay night』も『zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」

暴論である事は覚悟の上での発言でした。
自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。
そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。

「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。

―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。
あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。
今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております
監督の三浦貴博もインタビューで、
「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。
ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントしている。
この調子なら、先にあげた不安も杞憂で済みそうである。

製作スタッフ

  • 企画:武内崇・奈須きのこ
  • 原案・構成・シナリオ:奈須きのこ
  • 原画・キャラクターデザイン:武内崇
  • スクリプト:つくりものじ
  • スクリプトアシスト:奈須きのこ、OKSG、笹谷徳郎
  • デザイン・武器イラスト:こやまひろかず
  • グラフィック:こやまひろかず(チーフ)、BLACK、蒼月誉雄
  • プログラム:清兵衛
  • サウンドプロデューサー:芳賀啓太
  • サウンドエフェクト:芳賀啓太、JamesHarris
  • 音楽:KATE、JamesHarris、NUMBER201
  • 広報・HP運営:OKSG
  • ディレクター:奈須きのこ
  • 製作総指揮:竹内友崇
  • 雑誌記事:処刑広報
  • 制服と宝石ペンダントのデザイン:桐原小鳥
  • サイドマテリアルおよびアレ本の製作:OKSG

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