イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- スペル:Illyasviel Von Einzbern
- 身長:133cm/体重:34kg
- スリーサイズ B61/W47/H62
- イメージカラー:銀
- 特技:特になし
- 好きなもの:雪、士郎のエプロン姿/嫌いなもの:寒いところ、猫
- 天敵:桜
- CV:門脇舞以
第五次聖杯戦争におけるバーサーカーのマスター。愛称はイリヤ。
- 略歴
- 「最高傑作」と謳われる、アインツベルンのホムンクルス。第四次聖杯戦争開始に先立ち、アイリスフィール・フォン・アインツベルンの卵子と衛宮切嗣の精子を用いて作り出された。なお、ホムンクルスでありながら、その過程でアイリスフィールの母胎から「出産」されることで生を受けている。
生まれながらに「聖杯の器」となることが宿命づけられており、母親の胎内にいる間から様々な呪的処理を為されている。しかし反作用として、発育不全・短命などのハンデも背負っている。
第四次聖杯戦争を経て母は亡くなり、父は裏切り者としてアインツベルンから遠ざけられる。鋳造主であり育ての親とも言えるアハト翁による教育も手伝い、「キリツグは自分と母を捨てた」という誤解によって恨みの感情を募らせていく。
第五次聖杯戦争開始の2ヶ月前にバーサーカーを召喚。苛烈な訓練によって、人格を失っているはずのバーサーカーと強固な絆を得る。
バーサーカー、セラ、リーゼリットを伴って来日し、切嗣の養子・衛宮士郎と邂逅を果たし、聖杯戦争に臨む。
- 人物
- 基本的には素直で無邪気、天真爛漫な幼女。その様は「雪の妖精」に喩えられる。
しかし、聖杯戦争のためだけに育てられたため、一般的な常識や倫理観が乏しく、特に殺人に抵抗がない(但し流石に関係の無い民間人を躊躇無く殺せるという程ではない)。ナチュラルに天使で、ナチュラルに悪魔。夜に出会えば危険極まりないマスターであるが、お昼の商店街に現れたときは人との触れ合い方を知らない臆病な少女である。
士郎を「お兄ちゃん」と呼び、マスターとしては裏切った衛宮切嗣の後継者として殺害しようとするが、イリヤスフィールとしては士郎に対し親しみを感じており、HFルートではその二つの相反する感情に戸惑うこともあった。
普段の立ち居振る舞いは幼い少女然としているが、魔術師・貴族の姫として威厳のある態度をとったり、実年齢は士郎よりも上であるため、「妹」ではなく「姉」としての顔を垣間見せる時もあるなど、様々な側面を併せ持つ。
- 能力
- マスターとしては聖杯戦争史上最高の適性を持っており、凄まじく魔力を消耗するバーサーカーを苦も無く維持している。令呪も特別仕様で、通常なら支配を弾きかねない程強力な英霊を律することが出来る。
ただし、マスターとしては群を抜く適性を有してはいても、聖杯戦争のためだけに育てられたという歪な教育課程のためか魔術師としての技量そのものは未だ高くなく、まだまだ発展途上。もっとも、こちらの適性もホムンクルス故に高く、魔術回路の数も通常の魔術師を圧倒し、自立型魔術回路とでも言うべき存在。
イリヤはマスターであると同時に第五次聖杯戦争における「聖杯」そのものでもある。イリヤの本来の機能は聖杯の器としてのものであり、脱落したサーヴァントの魂を回収し、最終段階では「天のドレス」を纏って第三魔法「天の杯」に至ることが目的である。ただし、ヒトの身に英霊という強大な魂を留めておくことは容易ではなく、通常であれば4人が限界。それ以上を宿すとヒトとしての機能が剥がれ落ちていく。セラやリーゼリットが付き従っているのは、その時のためのバックアップでもある。
魔術師としては未熟とされるイリヤではあるが、そもそもイリヤは「願望機」たる聖杯であるため、彼女の魔術は理論をすっ飛ばして「結果」のみを現出できる。それがイリヤの魔力で叶うことならば、イリヤ自身はそのために必要な魔術理論を知らなくとも魔術を行使できる。
弟子1号ロリブルマ
『stay night』バッドエンド救済コーナー「タイガー道場」に登場するイリヤに似た何か。
『hollow』でのミニゲーム「トラぶる花札道中記」では、師・タイガーとの馴れ初めが語られる。
魔法少女プリズマ☆イリヤ
- 誕生日:7月20日
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』におけるイリヤ。並行世界の可能性の一つ。
- 略歴
- 穂群原学園小等部(5年1組)に通う小学生。義兄の衛宮士郎、本来はメイドだがほぼ家族同然に接しているセラ&リーゼリットの姉妹と四人で暮らしている。父の衛宮切嗣、母のアイリスフィール・フォン・アインツベルンは仕事で家を空けていてあまり帰ってこない。なお士郎は切嗣の養子で、イリヤとの血縁はない。切嗣とアイリは夫婦ではあるがイリヤ曰くいろいろあって籍は入れていない。そのため、アイリ・イリヤと切嗣・士郎とでは姓が異なる。
足の速さが密かな自慢。「魔法少女マジカル☆ブシドームサシ」というアニメを好んで見ている。
カレイドステッキに見初められ、ただの一般人だったイリヤが、詐欺同然の強引な手口で契約させられ、魔法少女プリズマ☆イリヤとなる。物語当初は「巻き込まれただけの一般人」だったイリヤだが、次第に彼女にも秘密があることが明らかになっていく。
- 人物
- 基本的な性格骨子はFate本編のイリヤと共通だが、こちらでは重たい運命とか使命とかとは一切関係ない一般の家庭に育っているため、比較的素直な性格で捩れていない。言ってしまえば単純な性格。ただ、根幹は一緒なのか、隠れたSっケなどの素養は持っているようである。
精神的に追い詰められるととりあえず逃げの一手を打ち、安全圏に脱出してほとぼりが冷めるのを待ちながら打開策を考えようとする悪癖がある。
メイドというものに異常なまでに興奮してメイド姿の美遊を(たぶん)性的な意味で襲ったり、極限状態とはいえ士郎を幼女三人がかりで性的な意味で襲ったりと若干おかしな部分もある。
義兄である士郎に異性として好意を寄せており、やきもちを焼いて士郎をトンカチで殴ったり素手で脇腹を殴ったりと意外と攻撃的な一面もある。
- 能力
- 能力の大半は彼女自身のものではなく、カレイドステッキのマジカルルビー及び回収したクラスカードを利用した「魔法少女」としてのもの。
アニメで培った想像力と発想力のおかげで、本来難度の高い飛行能力を難なく習得するなどの才能を見せる。また、凛やルヴィアすら思いつかなかったクラスカードの夢幻召喚(インストール)という使い方を発見している。ただしこれは彼女自身も把握していない魔術の素養(すなわち『stay nigit』のイリヤの項で解説した聖杯の器、願望器としての機能)がもたらした発見であり、彼女の発想力から生まれたものではない。
稀有な才能を持っていたイリヤだったが、後にクロが分裂したことで出力は3分の1以下に弱体化。以後はそれを魔力の収束刃や、障壁を拘束に応用するなどの方法で補って、何とか戦っているという状態。
ただ、『幸運』は異様に高く、クロエ分離後も生命の危機をすんでのところで回避し続けるなど、イリヤの安全確保に一役買っている。原作のイリヤはそこまで幸運とは言えないので、ある意味こちらのイリヤ特有のものともいえる。
- ツヴァイフォーム
- 2本のステッキを合体させて変身する強化フォーム。
黒化ギルガメッシュと融合した子ギルが繰り出した数々の宝具を通常攻撃だけで片っ端に粉砕するほどの出力に、それを可能とする斬撃・砲撃の強化、降り注ぐ宝具の雨を置き去りするほどのスピードを得る。
最後に放った「多元重奏飽和砲撃(クヴィンテット・フォイア)」は、黒化し巨大化したギルガメッシュが使用した最大出力の「天地乖離す開闢の星」を上回る威力を持つ。両者の激突で地形が変わり、円蔵山に大規模なクレーターが生まれ、巨大化ギルガメッシュはこれによって跡形もなく消滅した。
このモードは使用者の限界を遥かに超えた力を引き出し、実体化した最強クラスのサーヴァントですら圧倒するほどの力を得るが、通常の魔術回路だけでなく筋系、血管系、リンパ系、神経系まで擬似的に魔術回路として使用している。そのため非常に消耗が激しく、発動中は力を使えば使うほどそれらが摩耗していき、使用後は全身が引き裂かれるような激痛に苛まれる程の大きなダメージを負い、生命の危険すら伴う。
クラスカード / 宝具
各カードと宝具の詳細な性能は各々のページを参照。
ここではイリヤの固有の仕様や、作中での使用状況を記述する。
- 限定展開
- 宝具「射殺す百頭」を得る。
- 射殺す百頭(ナインライブズ)
- 通常時のイリヤでは重過ぎて使いこなせない。
- 子ギル戦で真名解放して使用しようとしたが、技の発動前に子ギルが繰り出した「真・射殺す百頭」で破砕されてしまう。
- 限定展開
- 宝具「刺し穿つ死棘の槍」を得る。
- 学校に突然現われたクロに対し使用しようとしたが、限定展開する前に邪魔が入って不発に終わる。
- 番外編コラボコミックでは、イリヤは「突き穿つ死翔の槍」としても使用している
- 夢幻召喚
- 英霊クー・フーリンと一時的に同化し、ランサーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
- 平行世界で合流したクロとの屋上の戦闘で使用。
- 刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
- ルビー曰く「手加減できないガチ宝具」であるため、真名解放を行ったことはない。
- 限定展開
- 宝具「破戒すべき全ての符」を得る。
- 破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
- ダリウスに対し使用。短い間合いを補うためにセイバーの夢幻召喚と併用して攻撃した。攻撃は命中したものの直後にカードを奪われ、正体を現したジュリアンに砕かれて「クラスカード・キャスター」は消失する。
- 夢幻召喚
- 英霊メディアと一時的に同化し、キャスターの宝具とスキル、身体能力を会得する。
- 高速神言
- 神代の魔術を詠唱するスキル。ベアトリス戦で使用するも、「悉く打ち砕く雷神の鎚」に敗れる。
- 夢幻召喚
- 英霊○○○○○と一時的に同化し、ライダーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
- 平行世界で合流したクロとの屋上の戦闘で使用。
- 自己封印・暗黒神殿(ブレイカー・ゴルゴーン)
- イリヤの場合はと美遊違い、右目だけを覆う眼帯状になっている。
- 石化の魔眼・キュベレイ
- 宝具ではなくスキル。本来のライダーはランクA+だったが、イリヤの場合はランクB。しかも美遊と違って両目ではなく、右目のみに発現するにとどまっている
- 限定展開
- 宝具「約束された勝利の剣」を得る。
- イリヤが単独で本編中にこのカードで限定展開を使用した例はない。『カーニバル・ファンタズム』ドラマCD「イリヤエ・ロボマエ」では使用例がある。
- 黒化バーサーカー戦では、イリヤと美遊とが協力しての「並列限定展開(パラレル・インクルード)」にて使用。九本同時に具現化し、黒化バーサーカーを倒した。
- 夢幻召喚
- 英霊アーサー王と一時的に同化し、セイバーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
- イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は美遊と違い、セイバー・リリィに近いデザインとなっている。
- 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
- 真名解放せずともその切れ味は最強の聖剣にふさわしく、クロの投影した贋作を叩き折った。
- 限定展開
- 宝具「妄想幻像」によるデコイ。
- バゼット戦、子ギル戦にて使用。
- 夢幻召喚
- 英霊○○○と一時的に同化し、アサシンの宝具とスキル、身体能力を会得する。
- 気配遮断
- 「暗殺者」のクラス特性。アンジェリカから一時的に身を隠す際に使用。
- 限定展開
- 黒塗りの弓。
- ただし矢が一緒に具現化されなかったために使えず、試しただけに終わる。
- 夢幻召喚
- 英霊○○○と一時的に同化し、アーチャーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
- 干将・莫耶
- 黒化セイバー戦で使用。投影宝具。アニメ版では「オーバーエッジ」も披露した。
- 偽・螺旋剣(カラドボルグII) もしくは、偽・偽・螺旋剣(カラドボルグIII)
- 黒化セイバー戦にて、アニメ版では使用。投影宝具。真名解放はしていない。コミック版にも同様のシーンは存在するが、はっきりとこの剣と判る描写はされていない(そもそもコミック版はカラドボルグでなかった可能性もある)。このため、この宝具の正確な名称は不明。
- クロが使う際は「III」だが、この時のイリヤは分離した後のクロと比べても高い出力を有していたため、「III」ではなく「II」だった可能性も否定できない。
- 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
- コミック版でイリヤが使用したのは円蔵山の大空洞で崩落から身を守ったのが初めてだが、アニメ版では黒化セイバーとの戦いで夢幻召喚直後にセイバーの放った魔力斬撃を防いだのが初である。
- 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
- 黒化セイバー戦で使用。投影宝具。
- 本来このカードには神造兵装であるこの剣を投影する力はないのだが、イリヤは何故か投影ができ、真名解放までやってのけた。
- 黒化セイバーの持つ真作の「約束された勝利の剣」と競り合い、凌駕する。
登場作品と役柄
- Fate/stay night
- 準ヒロイン。切嗣の因縁から息子である士郎に執着している。
- Fate/hollow ataraxia
- やっぱり準ヒロイン。最早完全に妹と化したが、「シスタークライシス☆」ではその地位を脅かす者達が。
- Fate/Zero
- 幼少期。hollowでイリヤの口から語られた胡桃芽探しのエピソードなどがある。聖杯戦争中は冬の城で留守番。
- フェイト/タイガーころしあむ
- お風呂に入っていたら桜に服を隠されてしまった。質問に答える代わりに桜から渡された服は、あろうことか体操服とブルマだった!
- フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- うなされていたイリヤが目覚めると、そこは衛宮邸。お腹がすいたので居間へと行ってみると、そこにいたバーサーカーは何故か紳士モードだった!
- Fate/unlimited codes
- 戦闘キャラではないため、バーサーカーとセットでイベント会話とデモシーンに登場するのみ。PS2版ではミニゲームで間接的に戦闘にも参加する。
- Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
- 「ゼロカフェ」のある街で両親と幸せに暮らしている。目についた色々なものを数えるのが趣味で、気が付いたらよく迷子になっていたりする。
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- Fate本編とは異なる並行世界の存在。主人公。一般人であったが、たまたま出くわした魔法の杖のせいで魔法少女として戦うハメになった少女。
- ねんどろいどじぇねれ〜しょん
- ねんどろいどキャラとして外部出演。補助技担当の「ぱふぉーまー」。
人間関係
冬木
- 衛宮切嗣
- 父親。8歳までは同じ城で暮らし、父としての愛情を一身に受けたが、第四次聖杯戦争以後全く会うことが出来なくなる。その間祖父に「裏切り者」として憎悪を植え付けられていく。
- アイリスフィール・フォン・アインツベルン
- 母親。父と同じく第四次聖杯戦争以後会っていないが、同じユスティーツァの系譜なのでイリヤの中には彼女の記憶もある。
- ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン
- 最初の聖杯となったホムンクルス。後継機であるイリヤの中にも彼女の記憶が息づいている。
- ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン
- アインツベルン現当主。「おじい様」とイリヤは呼んでいるが、無論血の繋がった祖父ではない。イリヤに聖杯戦争の何たるかとずれまくった日本観を刷り込んだ。
- 衛宮士郎
- 夜は裏切り者の息子として狙い、昼は兄として慕う。でも実は義弟。
- バーサーカー
- 召喚したサーヴァント。自身を聖杯戦争に縛る呪いであり、最強の従者であり、冬の城で孤立したイリヤにとっての父親のようなものでもあった。普通のサーヴァントとは一線を画す絆がある。
- セラ
- 従者。魔術指南役で何かと口煩いお目付け役。逆に水泳の生徒だったりも
- リーゼリット
- 従者。話し相手の友達で、バーサーカー不在時は護衛役。リズは天のドレスの管理・運用も役目の一つである。
- 間桐桜
- 同じ宿命を背負った者で、個人的には親しみを感じている。しかしオセロの表裏の様に決して白と黒は相容れることは出来ない。
「hollow ataraxia」では聖杯としての負担を彼女にほとんど任せているために「stay night」の時のように近づきづらさは感じておらず、むしろ同じ聖杯の器としての親近感と桜の健気さから(一応イリヤが年上なので)可愛がっており、「手のかかる妹」と称して願いを叶える手伝いをしたりしていた。 - 遠坂凛
- 士郎の協力者であるため、夜では死闘を繰り広げ、昼ではお兄ちゃんに近付く女のひとりとして警戒している。本来敵同士であることに加え、士郎が彼女に憧れていたことを勘づいているのか、士郎と彼女の相性の良さを理解しているからか、基本的に喧嘩腰であまり仲良くはない。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- 美遊・エーデルフェルト
- 親友。同様にカレイドステッキを持つ魔法少女だが、彼女のもつ友情の価値観は「正直重い」と思っている。
- クロエ・フォン・アインツベルン
- イリヤから分裂して誕生した、もう一人のイリヤ。
- マジカルルビー
- 魔法少女になった最大の原因で、うさんくさくてはた迷惑な魔法のステッキ。しかし、共に過ごすうちにお互いにとって大切なパートナーへと変わっていく。
- 遠坂凛
- 魔法少女になった原因のひとり。同じ女性として凛の女性としての姿勢に憧れているのか「かっこいい」と称することもあったが、トラブルメーカーなのも事実なので時折冷たい。
- 衛宮士郎
- 義兄。イリヤ含め色々な女子に好かれており、時折腹いせに殴ったりしているが、義兄妹としては仲良し。
- セラ
- アイリスフィールに雇われたハウスメイド。教育ママのような彼女を若干苦手にしている節はあるが、家族同然に接している。
- リーゼリット
- セラの妹(?)で同じハウスメイドのひとり…のはず。家事しないけど。イリヤと同じアニメ等を好んでおり、趣味が合うこともあってか「リズおねーちゃん」と慕っている。
- アイリスフィール・フォン・アインツベルン
- 母親。『プリズマ☆イリヤ』では普通に存命しており、何故か切嗣が「おとーさん」なのに対しこちらは「ママ」。奇行で雰囲気をぶち壊すエアブレイカーママと恐れているが、基本的に仲の良い母娘である。
- 衛宮切嗣
- 父親。「おとーさん」と呼んでいるが、本編で絡んだことが一度もない。切嗣は泣いていい。
- 桂美々
- 小学校のクラスメイトで、親友である仲良し四人組の一人。
美々の隠された趣味を知り、一瞬拒否感を示すが雀花の姉・火雀の言葉を受けて、彼女の気持ち無視して強要しようとした事を反省し、和解する。
でも美々の持論にはついていけない。 - 栗原雀花
- 小学校のクラスメイトで、親友である仲良し四人組の一人。
- 森山那奈亀
- 小学校のクラスメイトで、親友である仲良し四人組の一人。
- 嶽間沢龍子
- 小学校のクラスメイトで、親友である仲良し四人組の一人。
- 藤村大河
- 小学校の担任教師。
- カレン・オルテンシア
- 小学校の養護教諭。
- ジュリアン・エインズワース
- ドールズ達を使って美遊をさらった張本人。
名台詞
Fate/stay night
- 「ふふ、行儀いいんだねお兄ちゃん。知ってるよ、それってカイシャクって言うんでしょう?
- お爺さまは言ってたわ。ニホンジンは、死ぬ時に正座して首を刎ねてもらうクビカリゾクなんだって」
- 記念すべき最初のバッドエンドにて。膝が逆に折れ曲がるという凄惨な状況を作っておいてこの発言である。
- そしてユーブスタクハイトは何を教えているのか。切嗣のせいで盛大に偏見が入っているようである。
- なお、このバッドエンドに到達した場合、彼女のテーマ曲「ローレライ」を最初にここで聴く羽目になる。
- 「やっちゃえ、バーサーカー!」
- この一言でバーサーカーが暴れまくる、恐怖の言葉。イリヤの最強の必殺技だろう。
- 「やっぱり、シロウはお兄ちゃんだー!」
- 士郎に助けられた後、衛宮邸で意識を取り戻したイリヤは、丁寧な礼の後に士郎に飛びついてセイバーと凛を混乱の坩堝に叩き落とした。
- 元々士郎が好きだったのもあるだろうが、家族からの愛情をほとんど知らなかった彼女にとって、家族に助けられたことがとても嬉しかったのかもしれない。
- 「―――バーサーカーは、強いね―――」
- 届かないはずの、狂戦士の心に届いた純粋な言葉。
- 魔力を供給する聖杯の出現二ヶ月前から召喚し、身を削りながら過ごした日々により、第五次の主従の中でも絆は特に強い。
- 「偶然じゃないよ。
- セラの目を盗んで、わざわざシロウに会いに来てあげたんだから。コウエイに思ってよね!」
- 敵のはずのイリヤが自分を襲わず、あまつさえ好意的に接してくることに驚いた士郎に「偶然会っただけなのか?」と聞かれて。
- 胸を張ってドヤ顔をしているイリヤを想像すると実に微笑ましい光景だが、同時にセラの心境を思うと同情を禁じえない。
- 「えっ――そ、そんなの言われても困るっ。
- わたし、どっちもいっぱいだもの。
- シロウと話せるのは楽しいけど、やっぱり許してなんかあげないんだから、どっちかを取るなんてできない」
- 士郎に「自分を話すことより、自分と殺し合うほうが好きか?」と聞かれ、そんなこと選べないとイリヤは答える。
- 自分を裏切った切嗣の息子である士郎を許せないという気持ちも本物だが、自分のきょうだいである「お兄ちゃん」と話せることが楽しいという気持ちも本物。その自身の複雑な感情に、イリヤは戸惑う。
- 「………うん。ホントは、こんなコト言っちゃダメなんだけど」
- 「シロウは、明日も会いに来てくれる?」
- 最初は「もうこれでわたしからシロウに話しかけるのは最後」と敵同士に戻ることを当然と思っていたイリヤだったが、士郎と一緒の時間をまた過ごし、また話したいと思ったのか、おずおずと士郎にこう尋ねる。士郎は当然快諾し、イリヤは満面の笑顔でアインツベルン城に帰っていった。
- なお、士郎はこの後病み上がりなのにほっつき歩いていたことをセイバーと桜に責められて震え上がることになるのだが、そんなことをイリヤは知る由もなかった。
- 「わたし、フクシュウに来たのに。その相手がもういないのって、悲しいね」
- 衛宮邸に招かれたイリヤは嬉々として士郎の家を探検するものの、かつてそこにいた切嗣はもう他界し、イリヤは彼を殺すことも、抱きしめてもらうこともできない。呟き、流れる涙の意味を理解できないまま涙するイリヤに、士郎は何も言えなかった。
- 「そうよ。好きな子のことを守るのは当たり前でしょ。
- そんなの、私だって知ってるんだから。」
- HFにて、皆を救う正義の味方であり続けるか桜を救うかで苦悩する士郎に投げかけられたイリヤの言葉。イリヤが士郎の味方をするように士郎も誰かの味方をしてもいいのだと示す。当然と語るもそれはかつて愛していた父が選ばなかった選択肢でもあった。
- 「……ね。シロウは生きたい?どんな姿になっても、生きていたい?」
- 「良かった。わたしも、シロウにこれからを生きていてほしかったから」
- 「言ったよね、兄貴は妹を守るもんなんだって。
- ―――ええ。私はお姉ちゃんだもん。なら、弟を守らなくっちゃ」
- HF最終盤にて、身体はボロボロ、記憶も摩耗しきっていながら、それでも桜を一人にしないために「生きたい」と願った士郎に伸ばされた救いの手。
- 士郎は思い出せないイリヤの名前を叫びながら「やめろ」と訴え続けたが、イリヤはこの言葉と命を士郎に贈り、綺麗な笑顔を残して士郎の代わりに聖杯を封じ、消滅する。
- 士郎は大切な『姉』を失うまいと叫び、イリヤは大切な『弟』を失わないために命を賭した。凛と桜の間に強い絆があったように、この歪な姉弟の間にも確かに強い絆があったのだろう。
Fate/hollow ataraxia
- 「こんばんはー! みんな元気? わたしがいない間にシロウと仲良くしてる?
- え、してる?うんうん、良きかな良きかな。―――殺すわ」
- この可愛さと恐ろしさが素晴らしい。
とびだせ!トラぶる花札道中記
- 「なんつーかこー、アイツの心臓えぐりとりてぇ」
- 某ルートでハートキャッチ(物理)した相手に対して。殺られたら殺りかえす。
- 「わたしとタイガはこれから色んな出来事を知って、全部知っちゃったコトで、ちゃんとした時間軸の物語には関われなくなる」
- 「えーと、色んな世界をさまよう幽霊みたいになっちゃうのよね?」
- 「でも、それってなんでもありって事でしょう? 何処にも居場所はないけど、かわりに何処にでも行けるんだわ」
- 「一人なら寂しい時もあるけど、騒がしいおバカと一緒なら退屈はしないでしょうし。それって、わりとハッピーじゃない?」
- ロリブルマとしての会話。人、それを裏方と呼ぶ。名コンビはこうして生まれた。
フェイト/タイガーころしあむ
- 「さっきからシロウの為とか言ってるけど、結局はシロウを取られたくないっていう自分の欲求じゃない!!」
- 「わたしはもちろんわたしのためにシロウが欲しいわ!サクラみたいに自分を誤魔化さないもんね!!」
- 自身のシナリオにて。裏表のない正直者で可愛いイリヤ。え?士郎の意思?……。
- 「わたしの恋路を邪魔する人は馬に蹴られて……
- 死んじゃえーー!!! バーサーカー!」
- アーチャーシナリオにて。『stay night』ではルートが桜と併合され、『hollow』では兄妹(姉弟)化と時が経つにつれどんどん恋路が遠のいて行ってる合法ロリ。
- 「それだけ強くて、そしてもう聖杯を手にしているなら、その蓋を開けて願えばいいじゃない。今すぐここで発動させればいいじゃない」
- 「この弱った体を地上最強の体にして下さい! 誰にも負けない不死の戦闘力を下さい! …ってね」
- 「……そうすれば、少なくとも今ここでわたしとバーサーカーにはやられないよ?」
- 葛木シナリオにて。並み居る強敵を打ち倒し、体がすでに限界を迎えつつあるはずの葛木に対して、冬の少女は宣告する。
- 葛木シナリオの登場人物はほぼ全員がありえないほどにシリアスだが、イリヤもその例外ではない。むしろ、士郎以外に対しているせいか、本編以上に怖気を奮う冷酷さである。
- 「やっちゃえーイリヤスフィールー」「うおおおー」
- 限定版同根ドラマCD「虎の威を借るケモノたち」で。
- 大人になると願ったらGイリヤになってしまった。
フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- 「素敵なお母様でしょ? 私と結ばれれば自動的についてくるよ♪」
- アイリシナリオにて。妹(姉)のように振る舞っても士郎へのアプローチは忘れない。
- というか結ばれようが結ばれなかろうが変わらない。
- 「ば――そ、そんなコトないもん!
- 私が大好きなのはお母様とシロウだけなんだから! キリツグなんて、ちょっとしか好きじゃない!」
- カレンシナリオにて。アイリに本当はお父さん大好きだと言われ反論する。
- 反論するし、そっけない態度とるけど嫌いとは言わない。
Fate/Zero
- 「ずるーい! ズルイズルイズルイ! キリツグずっとズルしてた!」
- アニメで可愛さが更に増したシーンであろう。ころころ変わる表情と動きが愛らしい。
Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ
- 「あ、そっか。飛んじゃえばよかったんだね」
- 「魔法少女って、飛ぶものでしょ?」
- 本来なら訓練を必要とする飛行を、思いついただけであっさりこなす、頼もしい思い込み。
- この強固なイメージ力が、本作におけるイリヤの強みの一つでもある。
- 「倒さなくちゃ………倒さなくちゃ……」
- セイバーの強大な力に打ちのめされるも、無意識のまま立ち上がる。直後、秘められた力が発動してアーチャーのクラスカードを夢幻召喚する。
- アニメ版では、このとき画面いっぱいに「どうやって?」という問い掛けが映し出される。
- 「なん…なの?どうしてわたしがこんなこと…」
- 「敵も…ミユたちまで巻き込んで…」
- 「もう…もう…もういや!!」
- 敵に追い詰められた際に秘められた力が発動。結果を見ればイリヤのおかげで美遊達は助かったのだが、イリヤは自分の力への恐怖と、覚えのない自分の力の余波で傷ついた美遊達の姿に心を痛めて逃げ出してしまう。
- イリヤの人間的弱さが露呈したともいえるシーンだが、そもそもこちらの世界のイリヤはただの小学生であり、今までこうならなかった方が奇跡だったのかもしれない。
- 原作ではイリヤが自責の念に駆られ突然逃げ出し、凛たちが内心でツッコミを入れるというコメディ要素が含まれている展開が、アニメ版では美遊から拒絶の言葉をかけられた結果逃走するという完全なシリアス展開に改変されている。
- 「でも、本当にバカだったのは、逃げ出したことだ!」
- 「〝友達〟を見捨てたままじゃ、前へは進めないから…ッ!」
- 一期クライマックス。ウソみたいな現実と自分の力への恐怖を乗り越えて、大切な友達のためにイリヤは前へ進みだす。
Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ2wei!
- 「うぬぬ…おのれ此奴め戯れ言を弄するか!」
- 怒りのあまり語調が変になったイリヤ。
- 「わたしはもう逃げない!」
- 「出会った人も 起こってしまったことも」
- 「なかったことになんて絶対しない!」
- 「普通の生活に戻りたい」という願いは、自分たち全員との出会いの否定だと受け取り、それが望みならわたしたちに関わらないでとクロは怒るがイリヤも引き下がらない。
- みんなとの出会いを否定する気などまったくないのだから。自分の力に怯え、逃げ出した頃よりイリヤは強く成長していた。
- 「年収220万のT子さんは年収460万のKくんと結婚しました。
- 月々の生活費を18万とした場合、3300万のマンションを買えるまで何年かかるでしょう。」
- タイガから出されたおしおき問題・算数編。あまりの生々しさにクロが「解きたくない!」と叫んだ。
- 「ていうかさー! この二人がうまくいってないのって結局T子が臆病だからじゃない!?」
- 同上の国語編。T子とKくんとN子の色恋沙汰について。
- なお、Kくん、T子、N子には、どこかで見たような面々がキャスティングされている。
- 「お兄ちゃんは…渡さないんだから!」
- コミックス4巻限定版ドラマCDより。小学生3人が士郎を奪い合って戦おうとしていた。
Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!
- 「今は…敵わなくても、届かなくても、いつか、必ず助け出す!」
- 「ミユは、あなたたちの道具じゃない!!!」
- 美遊を捕らえたエインズワーズの力に撤退を余儀なくされるイリヤだったが、同じような状況でかつて敵の強大さに震えていた時とは違い、美遊を必ず助け出すことを大声で宣言する。
- いつかまた、大事な親友と笑い合うために。
- 「……ひとりじゃ何もできないの」
- 「ルビーがいて、ミユがいて、クロがいて…いつも誰かが一緒にいてくれたから戦えてた」
- 「そんな当たり前のことを…ようやく思い出せたの」
- 「だから…クロ。わたしの隣にいて。もう離れ離れになるのは…ヤだよ」
- 敵の強大さを思い知り、また、美遊の孤独さを知ったイリヤ。美遊を助けたいのなら甘えを捨てろと忠告するクロの言葉を理解しつつも、イリヤは誰かの助けがなければ何もできないと漏らす。
- だがそれは、その誰かの後ろにいるという意味ではなく、隣に立ち、一緒に戦うという意味。もう誰も、自分の隣からいなくなってほしくないから。
- なおこの時のイリヤの表情はとても可愛らしく、あのクロですら頬を染めて一瞬黙り込んだ。
- 「こっ……この子…!!」
- 「本気で言ってる…! 無邪気に…何の悪意もなくこんな方法を選んだんだ…!」
- 「いったいどんな育ち方をしたらこんなふうになるの…!? なんて……なんて」
- 「歪な子…!!」
- なんの因果かぬいぐるみに意識だけ入れられてしまったイリヤ。それを実行して無邪気に喜ぶエリカを目の当たりにして。エリカに対しては美遊も全く同じ評価をしており、それ自体は間違ってはいないのだが……。
- 原作のイリヤを知る読者は「お前が言うな」と突っ込まずにはいられない。
- 「立った――! 立ったよわたし!!
- 動けるよぉぉぉ!! 空想と気合があればなんでもできるんだー!」
- 身動きがとれないぬいぐるみの体に絶望しかけるも、諦めない不屈の意思と気合が奇跡を起こす―――!
- しかし魔法少女というよりプロレスラーか何かのような根性論である。
- 「どっちかしか選べない……なんて、はじめからそれが間違ってる!」
- 「聖杯なんでしょう!?人の願いを!希望を託すのが聖杯なんでしょう!?」
- 「だったらどうして…全ての人の幸せを願わないの!!!」
- 世界(たすう)を殺すか、美遊(ひとり)を殺すか。アンジェリカから詰問された末の回答。
- 「全ての人が救われるなど空想のおとぎ話」「誰かを救うことは誰かを犠牲にすること」そんな小賢しい理屈を踏み越え、魔法少女は進んでいく。未だかつて誰も成し得なかった領域……「みんなを幸せにする」道へと。
- それは奇しくも、平行世界の父・衛宮切嗣の夢、兄・衛宮士郎の理想と同じ「願い」だった。
とびたて!超時空トラぶる花札大作戦
- 「こ、怖かった―……。
- 世の中には小さな子どもに興奮する特殊な人がいるって聞いてたけど……こういう人たちのことだったんだね」
- ロリコンとかそんな範囲で語れない――もっとヤバイ、キャスター (第四次)と雨生龍之介と出会ってしまった。
- 「ママ、おとーさん!わたしだよ、イリヤだよー!」
- 「ちょっと!?」
- 「私だって好きで恥ずかしい格好してるんじゃないんですけどー!?」
- 平行世界の両親と遭遇し、娘だと分かってもらおうとするが、「よく見たら全然似てない」やら「うちの娘があんなふざけた恥ずかしい恰好するはずがない」と踏んだり蹴ったりであった……。
- 「まぁまぁ、泣かないで最長老さま」
- 某国民的人気漫画の某星人のような肌色になったクロに対して。
- これにはクロも「誰が最長老さまか!」とお約束のようにツッコんだ。
その他の作品
- 「問題ありませーん!
- これはぁ、愛情の裏返しによるキュートでポップなジェノサイドなのだー!」
- タイガー道場にて。愛なら仕方ない。
メモ
- 第四次聖杯戦争前に8歳になっているので、第五次の時点で実年齢は18歳以上。
- アインツベルンの森の奥から冬木市街にやってくるのには、車を使っている。車種はアイリも使ったおベンツェ。メイドが運転することもあるが、基本、イリヤ一人がふらっとやって来る時には、イリヤ本人が運転している。道交法とかは大丈夫なのだろうか? 森の中なら私有地だからOK?
- タイガーころしあむにてセイバーの免許を偽造しているので、正規か偽造かはわからないが免許を所持しており、相応の知識もあるのだろう。
- 名の由来は錬金術師パラケルススが提唱した、第一質量・万物の発生源「イリアステル(Yliaster)」と思われる。
- Fateでイリヤによるバッドエンドの数は黒桜に次いで2位。
- TECH GIAN付録の応援本裏表紙のイリヤがロリブルマの発生源。
- 裏切り者の切嗣に対する行き場のない恨みを、切嗣の愛情を受けて育ったであろう士郎にぶつけてくる。しかし同時に、士郎のことは残された最後の家族としても見ており、士郎を失い再び一人ぼっちになることを何よりも恐れている。士郎を直接手に掛けないのは、自分自身で最後の家族を消すのが怖いから。
- 本来は専用ルートが凛ルートの次に予定されていたが、諸般の事情で「Heaven's Feel」として桜ルートと統合された。そのため、本編では使われなかったが、イリヤの下着姿の設定画が存在する。
- 生い立ちについて、当初はアインツベルン側の思惑で子作りが義務付けられていたようなニュアンスだったのだが、後に母親が夫の未来のために夫婦の間の子どもが必要だと望んだため、とされた。
- 『stay night』のどのルートでも短命を運命付けられているヒロインなだけに切ないものがある。
- タイガー道場特典の温泉においては、セイバールートならば意外に長生きして士郎や大河と同居するような口ぶりであったが、真偽の程は謎のまま。
- PS2版『Fate/unlimited codes』では「タイガー(直伝)アッパーカット」というミニゲームで、見事なアッパーカットを披露してくれる(見た目は弟子1号ロリブルマの拳を突き上げる立ち絵そのまま)。それにしても(直伝)とは、制作会社が会社だけに某隻眼ムエタイ帝王の直伝なのだろうか。
- 『stay night』のバッドエンドの一つにイリヤが士郎の魂を人形に入れてしまうというものがあるが、『プリズマ☆イリヤ』では自身がエリカによって精神をぬいぐるみに入れられてしまう。とんだ平行世界の因果もあったものである。
- 「トラぶる花札道中記」では、本編イリヤとは別にロリブルマも令呪を所有している。左に顔を向けた人を模した独特な形状をしている。
話題まとめ
アチャ子
この項目で語られるのは、あくまで同人サークル内で作られたオリジナルキャラクターについてで、TYPE-MOONの公式設定とは何の関係もない事を予め明記する。
- 略歴
- 同人サークル『比村乳業(仮)』の比村奇石氏が発刊したFate系同人誌に登場するキャラクター。2004年3月21日のサイトの絵日記で『女版アーチャー』として描かれたのが始まりで、「アチャ子」という名前は、その時に暫定的に付けられた名前である。
あくまで同人発のオリキャラであったのだが、サイト内で人気が出たことでサイトの更新ネタとして真名や人物設定が作られ、同人誌『SWORD DANCERS』シリーズの主人公にまで抜擢された。
また二次創作キャラでありながら異例の人気キャラとなり、かなり豊富なアスキーアートが作られ、アスキーアートによる二次創作、いわゆる「やる夫スレ」作品群において、多くの作品でヒロインキャラとして採用されるまでに至った(ただし、その場合下記の設定は大半が無視されている)。
- 人物
- 英霊エミヤが守護者(カウンターガーディアン)として現れた時、彼の行く手を遮るかのように現れる、赤い外套を纏った銀髪の少女。
明るく脳天気な少女で、ノリも軽い。戦闘中に軽口を叩く事も多く、精神的にタフな様子が見受けられる。また可愛い女の子・美少女が大好きな所謂「百合なヒト」で、好色なため過剰なスキンシップをとることも。だけど逆に押しに弱く、ドジっ娘属性ある。基本そっちの趣味の人だが、唯一の例外が「彼」で、彼以外の異性に興味がない。
その正体は、『エミヤを守護者としての役目から救うために、“未来において”英霊となったイリヤ』。
後に公式でアーチャーのクラスカードを夢幻召喚したイリヤ、彼女から分離したクロエと「アーチャーの能力を持ったイリヤ」が登場した。勿論「プリズマ☆イリヤ」の作者である、ひろやまひろし氏が「このキャラの設定や構想をパクった」などという事は無く、完全な偶然の一致によるものである。
ただアニメ「プリズマ☆イリヤ」の第六話のエンドカードに、比村奇石氏がこの「アチャ子」のイラストを寄稿しており、TYPE-MOONもアチャ子の存在をある程度認識していると思われる。
- 能力
- 戦闘スタイルは投影魔術による宝具の複製、干将莫耶による白兵戦、壊れた幻想と、戦い方はアーチャーと酷似し、更にガンドなど魔術を多く駆使する。
また弓兵ではあるが弓術が苦手なので「弓を打つ」刻印弓フェイルノートで技術的な不足を代用している。「弓を打つ」という魔術刻印であり、実体は無く、右の二の腕に刺青として刻まれており、“開放”することで弓として展開される。
他にも「幻想凍結(ファントム・キャンセラー)」という宝具を吸収する能力を持つ。
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