メディア

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キャスター (stay night)

  • 真名:メディア
  • 身長:163cm / 体重:51kg
  • 出典:ギリシャ神話
  • 地域:ギリシャ、コリントス
  • スリーサイズ:B82/W57/H84
  • 属性:中立・悪
  • 性別:女性
  • イメージカラー:紫
  • 特技:奸計、模型作り
  • 好きなもの:寡黙で誠実な人、可愛らしい服と少女 / 苦手なもの:筋肉ダルマ
  • 天敵:バーサーカー
  • CV:田中敦子(少女期:野中藍)

魔術師」のクラスのサーヴァント。フードによって顔を隠した女性。

略歴
真名はメディア。ギリシャ神話に登場する「裏切りの魔女」。自身を召喚した魔術師に数日で見切りを付け、彼を殺害して逃亡した。
本来なら2日はマスター抜きでも現界可能だが、マスターが自身より優れた魔術師であるキャスターへの嫉妬で魔力量を自身以下に制限していたため早々に消滅の危機に瀕する。そこへ偶然通りがかった男性・葛木宗一郎に助けられた。彼と出会い、葛木が居候している柳洞寺に転がり込む。
その後、生前手に入らなかった束の間の日常を守るため、そしてマスターに聖杯を渡すため、町中から魂喰いを行いルール違反なサーヴァントであるアサシンを召喚し、第五次聖杯戦争で暗躍し始める。
人物
冷酷・残忍、目的のためには手段を選ばず、奸計を得意とする正真正銘の悪女とされる。しかしこういった態度や性格は彼女に課せられた運命の反動である面もあり、女神アフロディテの呪いによってイアソンを妄信的に恋するようにされ正気を失った虚ろな心のまま多くの非道を働かされた結果、英雄たちや人間たちから「裏切りの魔女」として非難・中傷を受けたことや、そこまでして尽くさせられたイアソンに一度も労われることなく裏切られたことで、今度は自身が人を裏切る立場へ堕ちた悲劇の女性。
自身を「魔女」として祭り上げた者達への復讐の為に英霊となったが、自らを“魔女”に貶めた非道・悪辣な術を使っては意味がないとも解っているため、人が欲望によって自滅するだけの、自己に返る些細な呪いの魔術だけで災いを呼ぶ事を信条としており、一般人からの搾取や人柱などによる地脈の操作などの“魔女”と呼ばれる原因になった魔術は生前は一度も自分の意志では使わず、禁を破る気もなかった。行動や方針に“魔女”としての悪性を全面に出すようになったのは願望機である聖杯入手目的のためもあるが、偏に葛木宗一郎との出会いと献身からである。だがしかし、本質的には良識を持ったお嬢様育ちであるため、一般人から魔力を搾取はしても命までは奪わないなど、最後の一線で非情になり切れていなかった。
本来は清純な女性で、惚れた相手にはとことんまで尽くすが、惚れた相手は甘えると逃げていったというトラウマを持つために、一歩引いた態度を貫く。必要であればどんなあくどい手段に訴えることも厭わない反面、必要でないのなら何もしない人で、『hollow』では日常を十分に楽しんでいる。
かわいい女の子とかっこいい男を好む。筋肉マッチョとイケメンは嫌い。天敵はバーサーカー。バーサーカーが狂化しているので描かれないが、同じギリシャの英霊で面識があるため。
能力
魔術の女神ヘカテより神秘を教授された巫女である神代の魔術師。魔術が日常であったギリシャ世界ですら"魔女"と言われたその腕前はおそらく世界でも五本の指に入り、現代の魔法使いをも凌ぐとされる。奈須氏いわく、「本気になったキャスターには、蒼崎青子ですら敵わない」とのこと。
クラススキルにより「工房」を上回る「神殿」を作り上げることが可能で、冬木における最大の霊地である柳洞寺を陣地として、霊脈を利用することで冬木全域から集めた魂によって莫大な魔力を蓄えている。神殿内ならAランクの大魔術や空間転移といった魔法域の魔術まで使いこなし、詠唱スキル「高速神言」を持つために長い詠唱を唱えずとも屋敷数件を吹き飛ばす大魔術をマシンガンの如く連射させることが可能。ローブを翼の様に広げて空を飛ぶことも出来る。
しかし大抵のサーヴァントは高い魔術耐性スキルを有しているため、魔術は攻撃手段というより策謀を巡らす手段になり易い。
直接的な魔術に限らず、魔術道具の作成など、魔術の関わるものは万能にこなす。また、使い魔兼護衛用に竜の牙で製作した「竜牙兵」を多数使役する。
固有結界は使用出来ないが、莫大な時間と費用を掛けて小さな魔術と大きな魔術を緻密に構築していく事で、同規模の「異界」を作り上げることは可能。
実際、アニメ版UBWでは、昔から境界である橋であり、現世と幽世を隔てるきざはしであることに加えて、十年前に異界の邪神が呼びだされ、汚染された川であるため、これらを利用して位相をズラして標的を鏡界汚染世界へと招き入れている。

キャスター (クラスカード)

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』で登場。冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。『ドライ!!』にて、ジュリアン・エインズワースに砕かれて消失した。

黒化英霊
クラスカード・キャスターが一時的に実体化した姿。確たる意思はなく、ただ本能的に敵を排除するために動く。
基本的なデザインはサーヴァント・キャスターを踏襲し、黒化の影響によるアレンジを加えたもの。ローブは破け、肌の露出する部分が多くなっている。飛行時の姿が変化し、従来のものはマントを広げただけの姿だったが、一見すると尾羽状のパーツが追加された鳥、もしくは四枚羽の蝶を思わせるデザインになっている。この追加パーツは実際には裂けたローブの一部。
未遠川周辺の公園に位置する鏡面界に出現。万全の状態でイリヤスフィール・フォン・アインツベルン達を待ち構え、迎え撃つ。
飛行できないイリヤ達に対し上空の圧倒的有利なポジションから攻撃を行う。完全設置型の「レーザーサーチ担当の背面魔法陣」「攻撃担当の前面魔法陣」の二重構造を持つ魔法陣がオートでサーチ&デストロイを行い、敵からの魔術は大規模な魔力指向制御平面によって防御。その隙に自身が呪文を詠唱し、大魔術をブッ放つという戦法をとり、イリヤ達は5分で撤退に追い込まれた。
二戦目はイリヤ達が魔術による飛行を会得しており、空中戦を展開する。キャスターは転移をも駆使するが、一進一退の攻防となる。最終的に美遊・エーデルフェルトが「刺し穿つ死棘の槍」を使って特攻。本来であれば迎撃が間に合うはずであったが、イリヤが魔力砲を放って美遊の足場としたことで魔術発動前に接近を許し、敗れて回収された。
限定展開
カレイドステッキが、宝具「破戒すべき全ての符」に変化する。
破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
宝具。ありとあらゆる契約・魔術をキャンセルする力を持つ。宝具ランクはC。
夢幻召喚
英霊メディアと一時的に同化し、キャスターの宝具とスキル、身体能力を会得する。
キャスターの身体能力は他の英霊に比べて非常に乏しく、「紙装甲」と評されるほど脆い。
高速神言
神代の魔術を詠唱するスキル。現代の魔術とは系統が異なり、ランクAの魔術障壁であれ突破する。大口径魔法陣から放たれる魔力砲撃は、並の宝具を凌ぐ破壊力がある。

毛利メディナリ

『Fate/Grand Order』のイベント「ぐだぐだ本能寺」に登場するメディア。召喚時に毛利元就の因子が加えられていると見られ、更にサーヴァントの霊核に感染する特殊な粒子によってステータスの弱体化、記憶の改竄、霊核の摩耗、「残念になる」などの悪影響が及んでいる。

自分の名前の無理矢理さに愚痴ったり、若い頃の自分を振り返ったりとフリーダムだが、島津セタンタ長宗我部エミチカと組んで見事な釣り野伏を仕掛けてくる。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 葛木宗一郎 E D C A+ B C 陣地作成:A
道具作成:A
高速神言:A
金羊の皮:EX
主人公 (Grand Order) E D C A+ B C 高速神言:A
金羊の皮

宝具

破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
ランク:C
種別:対魔術宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
由来:メディアの「裏切りの魔女」としての伝説が具現化した宝具。
魔女メディアの生涯を形にした概念宝具。
攻撃力は普通のナイフと同程度しかないが、「あらゆる魔術を初期化する」という特性を持つ短刀。魔力で強化された物体、契約によって繋がった関係、魔力によって生み出された生命を戻す最強の対魔術宝具。しかし、どれほど低いランクであっても宝具の初期化は出来ない。
金羊の皮(アルゴンコイン)
ランク:EX
由来:メディアの母国コルキスの秘宝
彼女が所有しているとされるものの、実態については不明な点が多い。「地に放ると竜が現れる」とされる一方で、「キャスターには竜召喚能力がないため使用できない」ともされており、また「召喚はできるが制御出来ない」とも言われている。ただし仮に召喚できたとしても五次最弱から中堅程度にしか上がらないという。第七聖典よろしく、ヘンな精霊が憑いているとか。
キャスターにとって扱えないため、宝具ではなく「スキル」の項にて言及されている。
『stay night』ではランクEXとなっているが、『Grand Order』ではランクが存在せず、ゲーム中での効果は「皮を愛でて自身のHPを回復」となっている。

真名:メディア

登場作品と役柄

Fate/stay night
柳洞寺に拠点を構えるサーヴァント。陣地内で力を蓄え、策を研ぎ澄まし、虎視眈々と聖杯を狙う。
Fate/hollow ataraxia
フードをとった姿で登場。もはや新妻。本作の事件の真相を薄々感づいており、現在の倖せが仮初のものであることを知った上で、デパートで「葛木メディア」の名前を連呼したり、士郎に料理の弟子入りをしたりと少々壊れ気味に楽しんでいる。
Fate/Grand Order
キャスターのサーヴァントとして登場。レア度はR(☆3)。イラストレーターはネコタワワ氏。
スキルの「高速神言」が自身のNPを80%も上昇させる破格の性能で(スキル強化で更に伸び、難なく100%を超える)、「破戒すべき全ての符」はダメージこそ大分抑えられているがArts属性な上に使用後NPリチャージ効果付き、キャスターなので当然コマンドカードもArts3枚、とずば抜けたゲージ回転率を誇るのが大きな強み。また、宝具で敵の強化を解除できる珍しい特性を持つのでスキルを連発する敵に対しても切り札として活躍できる。
また、敵に回した場合も「高速神言」(敵時はチャージを2ターン進める効果になる)次第で宝具が急に飛んでくる可能性がある上に低威力と言っても味方サーヴァントのHP量では十分致命傷、スキルなどで耐えようとすると必然的に強化解除が痛手になる、とかなり厄介なサーヴァントに数えられる。
ちなみに、サービス開始時点でギルガメッシュを除く他の第五次勢(不遇で有名なハサンですら)は実装済みだったのに対し、彼女のみが未実装であった。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
クラスカードの一枚であり、黒化英雄として登場。
フェイト/タイガーころしあむ / フェイト/タイガーころしあむ アッパー
虎聖杯なんて、私の知ったことではなくてよ!と今回の聖杯戦争を全否定。そんなことよりも、と葛木の授業を見に行こうとするが……?
アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
Fate/unlimited codes
「神代の魔術師」。原作通り、魔術や竜牙兵を用いて闘う。
格ゲーなのに格闘が弱く、火力は低い、体力は少ない、攻めこまれた時の切り返し手段は少ない、かといって飛び道具でもそこまで強い訳ではない……など、とにかく厳しい、と言うよりもはや「ゲームにならない」ほどの低性能。キャラランク「三弱」の一人に数えられる。
だが唯一の長所として「格ゲー界屈指のおぞましさ」とも言われる起き攻めの強さが挙げられる。一度相手を転ばせさえすれば、そのまま嬲り殺しに出来る。転ばせるまでが大変だし、運悪く起き攻めを抜けられてしまえば一転してピンチであるため、弱キャラに変わりはないのだが、それでもウリがある分まだマシ。
Fate/Ace Royal
英霊カードの一枚として登場。攻撃を仕掛ける時は自分で、相手の攻撃を受ける時は「竜牙兵」で、と戦い方を使い分ける珍しいスタイル。原作通り「キャスター」で召喚すると防御力が上がるので良い。「バーサーカー」の適性もあるが、ちぐはぐなステータスになるので避けるのが無難。極端な性能に思われがちだが、攻防のバランスが良く、強力な「破戒すべき全ての符」も持つ、隠れた強キャラ。
「強化魔術」は残念ながら竜牙兵に使えないが、礼装カードとして登場している葛木宗一郎と組み合わせると弱点が消える。またリーゼリットとも相性が良い。
氷室の天地 Fate/school life
本編には一切登場せず、単行本カバー下のおまけ漫画「空腹眼鏡・人妻の おなじみ英霊様」で女性英霊の両名と共に出演。
コハエース
「キャスター」とネットで検索すると、キャス狐の後の方に出てくる人。コンプとエルフ耳つながりで、時々ディードリットのコスプレで登場。
ちびちゅき!
夫ともども教職員会議にいたことから教師役と思われていたが、生徒役であったことが後に判明した。
戦車男
「英霊の座」スレ住民。女性ならではの視点で、戦車男の恋に的確なようなそうでもないようなアドバイスをくれる。
リアルでは常にパジャマとどてら着用のだらしない喪女で、家事は住み込みの佐々木に任せっきり。役名が「彼氏に裏切られたモデラー」となっているが、抱き枕や添い寝シーツの件を見るに、既に新しい恋を見つけてはいるもよう。
カプセルさーばんと
さーばんとの一匹。空中を飛びながら地上を爆撃する。相手によっては一方的に攻撃してダメージを稼げるが、単発の火力は低め。か弱いのに自分から激戦地に降下していく事もあるので、使い勝手はかなり悪い。
コスト:600 / 戦闘力:B / 突破力:E / 移動力:C / 体力:C / 忍耐力:C / リキャスト:C
TMitter2015
柳洞寺在住の新婚一年目の主婦。家事がいろいろとダメで、「みこーん知恵袋」の常連状態。
Fate/Labyrinth
四人のサーヴァントのうちの一人。

人間関係

Fate/stay night

葛木宗一郎
愛するマスター。行き倒れになっていたところを救われ、契約を結ぶ。彼への献身は心からのものであり、聖杯戦争での彼女の行動のすべてはマスターのため。
アトラム・ガリアスタ
彼女を召喚した本来のマスター。アニメ版第2作で初登場。
金毛羊皮ではなく契約破りの短剣を持っていたことから失望されたのを皮切りに、メディアの圧倒的な実力の前に家伝の魔術が足元にすら及ばなかったことから嫌悪される。
彼女自身も、子供を生贄にして何とも思わないだけでなく終始自分を魔女扱いする彼にうんざりしており、自害させようとしてきた彼を逆に返り討ちにした。
アサシン
召喚し、契約したサーヴァント。あまり積極的に働かないせいか頭を痛めている。
アサシンからはうまくあしらわれているが、『unlimited code』のアサシンルートではある行動によって愛想を尽かされ、謀殺される。
柳洞一成
居候先の息子。口うるさい小姑。
間桐桜
本編では面識はなかったが、『hollow』や『タイガーころしあむ』では性格が近いせいか仲が良く、交流もある。
アニメ版第1作ではバーサーカー撃破後に彼女を操って攻撃してきたが、その時何故か黒いボンデージファッションにしていた。
セイバー
同じサーヴァントとして基本的には敵対関係だが、清廉なセイバーに執着してヤンデレじみた行動をとることもある。
スピンオフなどでは誇張され、フリフリファッションに着替えさせて遊んだりもしている。
ライダー
自分と同じように神々に運命を狂わされた存在のはずだが、性格の相性は悪く、顔を合わせると舌戦になる。

Fate/Grand Order

メディア・リリィ
少女時代の自分。
無知で純真だった頃の自分に対して思う所が態度に出ているようで、リリィからは「妙に睨まれている」と怯えられている。
モードレッド
顔は好みだが、モデラーとしての造形魂にはピンと来ないとのこと。

生前

イアソン
「アルゴー号の冒険」で名高いギリシャの英雄。彼に裏切られた事が、キャスターの性格を決定づけた。
『Fate/Grand Order』では自分が作った模型の世界(イケメンが最終的に酷い目に遭う)に「イアソンワールド」と付けるなどだいぶ屈折した感情を抱いている模様。
アルゴンコイン
ホロウマテリアル収録のラフ絵で登場。サイマテで言及された金羊の皮に宿る精霊だと思われる。
エルフ耳や髪の色、メディアを「ねえさん」と呼ぶなど彼女の弟と思わしき言動や姿だが詳細不明。
ラフ絵であるため正式な間柄であるかは不明だが「仮にも王女なんだから」とメディアをガミガミ叱るため「うるさいわねー」と嫌そうな顔をされている。
ヘラクレス
アルゴー号に同乗していた仲間。
英霊になってからは記憶がだいぶ摩耗しており、どんな性格だったかまではよく覚えていないらしい。
アタランテ
アルゴー号に同乗していた仲間。
ヘカテ
ギリシャ神話における魔術の女神。キャスターにとっての魔術の師。
テセウス
[[ミノタウロス>アステリオス]]退治で知られる、ヘラクレスやアキレウスに並ぶギリシャ神話の大英雄。
伝承では彼の父・アイゲウスの後妻となったあと彼を謀殺しようとするが、それを暴かれ逆にアテナイを追い出される。
また一部ではアルゴー号の乗組員だったとされることもあるが、先の逸話とは時系列的に矛盾が生じる。

その他

狐耳のキャスター
幸せな新婚生活を夢見る同類のダメ主婦。
二次創作界隈では新妻談義に花を咲かせる親友というのが定番だったが、『コハエース』では出番の奪い合いをしている。
沙条愛歌
『Fate/Labyrinth』で出会った少女。当初は迷宮攻略のライバル関係という立ち位置から少し緊張があったが、趣味に合致するせいかそこそこ好印象で、同盟相手として彼女の傘下に入る。
ネロ・クラウディウス
ドラマCD「バタフライ・エフェクト」で共演。
恋愛観などから意気投合するものの、契約破棄の短刀を「法を無視するなど美しくない」とバッサリ言われ、物別れに。

名台詞

Fate/stay night

「宗一郎様……!」
凛ルートにて、セイバーが葛木に急襲をかけ、妨害が失敗したとき咄嗟の一言。
危機に瀕してテンパったために思わず素の呼び方が出てしまったようである。冷酷キャラだと思っていたプレイヤーも驚いたことであろう。
キャスター「でも、残念です。やっと望みが、みつかったのに」
葛木「悲嘆する事はない。おまえの望みは、私が代わりに果たすだけだ」
キャスター「それは駄目でしょうね。だって、私の望みは」
―――さっきまで、叶っていたんですから。
同ルートでの最期のセリフ。裏切られ、彷徨い続けた彼女は時の彼方において出会った男に看取られ、僅かでも幸せだった時を噛締めながら静かに消え逝く。
「何もない? あぁ、あなたたち現代の魔術師には何もないように見えるのですね。魔力を精製する技術が一段階、いえ一次元違うのでしょう」
アニメ『UBW』第14話より。
マスターであるアトラムのマナ精製過程に異を唱え、一瞬で強大なマナを生み出す。キャスターが現代の魔術師とは一線を画した神代の魔術師であることがよくわかる場面。
「あははははっ、結局またこの結末なのね? 他人の都合で駆り出されて利用されて裏切り者と蔑まれて。私はただ自分の故郷に帰りたかっただけなのに」
同上。サーヴァントとして現界しても生前同様裏切り者と呼ばれたことに絶望する。その直後彼女は奇跡の出会いを果たすことになる。

Fate/hollow ataraxia

「皆様ぁ! わたくしはぁ! 葛木メディアでございますー! 葛ーー木ーーメーーーディーーーー」
せっかくの機会なので、ここぞとばかりに新婚生活を満喫している。
なお、そのフルネームが記された戸籍は遠坂凛にちょっとアレな手段で用意してもらったナニである。
「だ、だって私ひとりが尾行なんてしてたら―――まるで変な人か、でなきゃ他夫ひとづまに横恋慕しようとしている愛人みたいじゃない!」
宗一郎と大河が密会していると疑い(実際は教師としての相談)、士郎を巻き込んで二人を尾行する。半泣きになりながら帰ろうとした士郎にしがみついている。
「―――正直な話。できるならもっと続けたかった、私の八つ当たりと知りなさい―――!」
事件の真相には気づいていたが、少しでも平和な日常を満喫したかった。複雑な思いを残骸にぶつける。
「あれは我慢してるのよ必死に。今だから言うけど……」
『hollow』ドラマCD『怪物という名の食卓』にて。
ランサーが深海からとってきた「ダイオウグソクムシ」を見てそのワキャワキャさにドン引きし、ランサーから「お前さんとこの竜牙兵もワキャワキャしてるじゃねえか」と言われて。
「ちょっとォ!! GAIJINだからって馬鹿にしないでくれるゥ!? SUSHIっていったらあれよ、豪華なSASHIMIがのっかってる見た目にも鮮やかな料理ってことぐらい知ってるわYO!!」
同上。ド忘れしてしまった夫の好物と思われる料理を男サーヴァント衆に再現してもらい、その審査を務めることに。アーチャーが作った(おそらく正解と思われる)かっぱ巻きを見た反応。
この台詞のみエセ外国人風になっている。ちなみにランサーによると寿司の基本的な知識は聖杯からの知識に含まれているとのこと。

フェイト/タイガーころしあむ

「あら、夫婦の仲は遠回りをしつつ、深まっていくものですわ。これからも二人で歩いていきましょう……宗一郎様」
葛木ルートのエンディングを締めるシーン。
宗一郎はキャスターと共に、キャスターは宗一郎と共に歩んでいく未来を望んでいた。
途中の様々な障害を跳ね除けてまで叶えた願い……宗一郎は遠回りをしたと溜息をつくが、彼女はそれも無駄じゃない、と最愛の夫に微笑むのだった。
「そのテの仕事の人が、制服着たまま街を歩くわけないでしょ!!それに、ただのコスプレ好きの若奥様かもしれないじゃないの!?」
キャスタールート。諸事情により制服姿で街を移動中ランサーに「そのテの仕事」を始めたのかと言われ、発想に呆れ反論する。でもランサーの言うように後者の方が恥ずかしい。
「…ふう、ぜんぜん気分が晴れないわ。それにしても主人に逆らうなんて、貴方サーヴァント失格ね」
同上。自分を物の怪の類と勘違いしたアサシンに対して。完全に自分のことを棚にあげた発言である。
「そう!丘の上の教会で宗一郎様と結婚式!! 白いウエディングドレス! 投げるブーケ!
 群がる女供! それを見下ろすわ・た・し! そしてそしてー! 格安な式場代ー!!」
ランサールート。結婚式を夢見て言峰に協力する。
「ていうか。貴方、宗一郎様と半日も同じ職場にいられるのに、そんなワガママを言うの? 何さま? 殺すわよ?」
大河ルート。同じ職場というだけで大河が羨ましいようで物騒なことを言う奥様であった。
「上等じゃないの……そこまで言われて黙っていたら主婦の名がすたるというものね。
 フィギュア作りの内職で鍛えた腕前、とくとご賞味なさい!」
アーチャールート。主婦の矜持とフィギュア作りの腕前になんの関連性があるのだろうか。
「そこはほら…ねえ? あなたもわかるでしょう? いやんもう♪」
真アサシンシナリオでバゼットとライダー相手に往来の場で惚気ていた。幸せそうでなによりです。
「ちょっとイリヤスフィール!こんな紳士的な殿方に狂化の魔術をかけろだなんて貴女ひどすぎないッ!?
 鬼!! 悪魔!! まさに外道!!
 思い出すまでもない。この人は元からこうだったわ! そうよ、そうにちがいない」
『アッパー』イリヤルート。
紳士化したバーサーカーに再度狂化の魔術をかけて欲しいとイリヤに頼まれ、一度は承諾するもバーサーカーが幸せな日常を過ごす自分に感動する様を見てあっさり手のひらを返す。さすがは裏切る事に定評のあるメディアさんである。
「あ、『人妻なのに“子”?』とかそんなツッコミは華麗にロマンキャンセル。昨今、それなり年齢を重ねた魔女っ子なんて珍しくもないわ!!」
同上。魔法少女因子で魔女っ子になり、誰もが突っ込もうとしたことを自分から先にいいツッコミを回避する。

Fate/unlimited codes

「……いいえ、無駄になんかさせない。完成まで後一歩だったというのなら……
 もう一人、サーヴァントの魂を捧げれば、それで小聖杯は現れるわね?
 ええ、構わない。願うことは一つだけ。そのための対価なら、どんなものでも差し出します」
キャスタールートエンディングにて。
マスター不在でありながら聖杯戦争を勝ち進みギリシャの大英雄をも倒したが、小聖杯は起動しなかった。それでも失ったマスターを蘇生させるため彼女が選んだ方法は……。

Fate/Grand Order

「嫌いなもの……? 特に理由はないけど、顔が良いだけの男とか、イラつくわね……」
マイルームでの台詞。やはりイアソンに裏切られたことが心に大きな影を落としたことが伺える。
「私には弟が居たのだけれど、もし生きていたら貴方みたいに素直で素敵な……いえ、なんでもないわ。忘れて頂戴。」
絆レベル4で聞ける台詞。マスターを自分の弟と重ねているようだ。
「全く、裏切りの魔女も焼きが回ったものだわ。あなた、少しもその気にさせてくれないのですもの。
 こうなったら観念して、あなたの魔女として振る舞うとしましょうか」
絆レベル5。
無理な作戦も乱暴な物言いもしない。そんな誠実で素直なところがメディアの不信を取り除き、マスターと認めさせた。
魔術師としては足元にも及ばない未熟なマスターではあるが、サーヴァントの使い方は上手いと認めている様子。
「暑苦しいわ! この上なく暑苦しい! ちょっとマスター、私の傍に300kg以上の筋肉を近づけないで下さる!?」
ヘラクレスがいる時の台詞。

カーニバル・ファンタズム

「セイバーかわいい……かわいい! かわいい!! かわいいよぉ!!! 小っちゃくて、強くて、おなかがすいてて!
彼女だけは何としても捕獲せねばならないわ。捕らえた暁には……。メイド服、フリフリドレス、ゴスロリ、毎日着せ替え放題!」
第7話より。水晶玉でセイバーの様子を覗き見し、興奮のあまり鼻血を出しながら悶えている。一成でなくとも怪しいと思うのは無理もない。ちなみにキャスターの部屋には自家製のフィギュア、コスチューム、盗撮生写真など多くのセイバーグッズで埋め尽くされている。
「こんな女だけど幸せになっていいですか」
夫に隠していた上記の部屋がばれ見捨てられると覚悟するも、夫は全く気にせず改めて婚約指輪を渡され新婚旅行でハワイに行こうと誘われ、喜びのあまり号泣。これ以外にも楽しそうに買い物をしているシーンがたびたびあるなど、ここでの彼女は本当に幸せそうである。
ちなみに、指輪は偶然拾って交番に届けた札束びっしりのアタッシュケースのお礼の一割で購入、ハワイ旅行は近所の福引で当てたものと思われる。これらはキャスターが出勤の際に葛木に渡した「お手製お守り」の効能によるものか。…彼女のマッチポンプ感が、というのは無粋なツッコミだろうか。

その他

「押し倒せばいいのよっ!!」
いいわけがあるか。
『戦車男』での彼女は大型掲示板「英霊の座」に常駐するダメ喪女モデラーである。「エルメロイの女」攻略に悩む戦車男への杜撰すぎるアドバイス、これには世話係の佐々木も『えー』と内心ツッコむレベル。
「キャスターといえば元祖キャス子ちゃん!!
 安倍のなんたらなんてド新人にやられる狐はお呼びじゃないのよ!!」
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』アニメBD2巻付属のブックレットに掲載された『プリズマエース 邂逅編』で、ちゃっかり自分になり替わって登場しようとした某親戚がヤバい狐を本編で出せなかった大技で吹っ飛ばし高らかに勝利宣言。
平安時代のスーパー陰陽師といえど、それより何千年も古い神代の魔女に言わせればまだペーペーの新人らしい。
厳密には彼女はやられたというか正体を暴かれただけだが。
「あらついうっかり…最近めざわりな狐が多くてえ? キャス子ちゃん顔出しNG? またまたご冗談を」
「なにが狐耳がかわいいですって!? 耳がピコピコ動くのも私が元祖なんですからね!!!!」
上記と同じ『プリズマエース 邂逅編』にて。何かと喧嘩売ってくる親戚の貌が白いに怒り心頭である。
「ものを焼けば焦げる。これ、当たり前の話よね。物理法則だもの。
 私が下手なんじゃないわ。世界の法則なのよ、これ」
2015年エイプリルフール企画、Tmitterより。愛する夫のために朝食を用意しようとして失敗する。
焦げないように焼くのが料理ってものですよ、若奥様。
ちなみにその夫は「少しぐらい焦げていたほうが歯ごたえがあっていい」とのこと。

メモ

  • 能力自体は魔法使いレベルだが、彼女は魔法を知らないので定義としては魔術師に位置する。だが、元々彼女は神代、多くの魔術が未だ魔法だった頃の人物なので、元を正せば立派な魔法使いである。魔法使いではなく魔術師である、というのは、「現代まで残った五つの魔法は、キャスターは修得していない」ということ。
    • また、根源が身近にあった神代の魔術師のため、根源にたどり着くという目的意識自体が持てず、根源に接続することは出来ない。
  • いわゆる「エルフ耳」と呼ばれる長い耳。ぴこぴこ動く。『stay night』PC初回版ではこの設定を忘れた普通の耳のCGが存在し、後にパッチで修正されるという逸話を持つ。
  • 模型や服を作るのが趣味。一升瓶でボトルシップを作ったり、可愛らしい服をセイバーに着せたがったりしている。UBWでキャスターに捕えられたセイバーがドレス姿になっていたのは、彼女のこの趣味によるもの。
    なお、本人は、自分自身が可愛らしい服を着ることに興味はなく、「似合う人間が着るからいい」とのこと。ちなみにボトルシップは洋酒の瓶で作るからこそ味があるという事を士郎にも突っ込まれた。
  • サーヴァントである彼女は自力で魔力を精製できないようになっている。
    そもそも本人自身の魔力生成量自体がたいしたことはないと発言されている。その上魔力供給を担うはずのマスター・葛木は魔術師の素養を持たず、契約も出来ないために魔力を作れない。このため、町中の人間から「魂喰い」をすることで魔力を集めて本陣である柳洞寺に蓄えなければ本領発揮は出来ないという。
    • 正確には、サーヴァントに魔力を精製する機能=エンジンがないわけではなく、それを始動させるための機能=キーが、マスターの魔力によって担われている。キーがなければ車は動かないが、動くためのエンジンは車がもとから持っている、という関係。「英霊」という莫大な魔力の塊を人間であるマスターの魔力のみで現界させているわけではない(とはいえ、マスターからの魔力供給が潤沢であれば、その分エンジンは好調に回るので、それに越したことはない)。
  • ステータス中の「幸運」はBランク。生前を考えれば運に恵まれているとは思えないが、葛木と出会えたこと、そしてそれによって聖杯に託すまでもなく自らの望みを叶えていたことが幸運だったのかもしれない。
  • 召喚時の彼女の聖杯にかける願いは「故郷に帰りたい」だったが、葛木に出会った後に願いが変質している。
  • 伝承ではイアソンも含めて3回、もしくは4回結婚したとされる。4回目の時は不老不死の力を獲得し、アキレウスと結婚したとも言われる。『hollow』では凛から戸籍を買って、式こそ挙げていないものの正式に葛木先生と入籍している。
  • プロット段階ではキャスタールートも存在したらしい。なんでもロリっ娘になった彼女をパートナーにするとかなんとか……。『氷室の天地』に登場するカードゲーム「英雄史大戦」のカードでメディアがロリっ娘になっているのは、このプロットが元ネタ。
  • 最初のマスターとの諍いについては、キャラクターマテリアルの奈須きのこによると「最初に彼女を召喚したマスターに散々嫉妬され、ひどい目に遭わされたので騙し討ちしましたが~」とのこと。
    • アニメ版第2作では礼呪での自害を強要されそうになるも、自分自身に「破戒すべき全ての符」を使用して契約を断ち切っていたので事なきを得ている。この際、魔術儀式の生贄にされそうになった子供達を逃している。
  • ルール違反によってアサシンを召喚したキャスターだが、彼女とは別に「聖杯が選んだ、本来アサシンを召喚するはずだったマスター」も存在はしていた。しかし、この人物はサーヴァント召喚前に彼女に発見されて殺されている。
  • 金羊の皮が使えればコルキスの竜を召喚出来るが、この竜は竜種の中でも大したことない方なので、第五次聖杯戦争においては最弱から中堅に上がる程度の戦力にしかならないという。しかし、第五次で中堅と言うと、ギルガメッシュ、ヘラクレス、アルトリアの三人以外は勝てるか怪しい強さになることを意味するので、大いに戦力増強されるのは間違いない。
  • 若妻のイメージが強いが、実は本物のお姫様。したがって、騎士であるセイバーとの相性は意外とよかったりする。
  • アイリスフィールは「人妻で姫君」というキャラクター性が被るためか、相性が悪いらしい。『タイころアッパー』では壮絶な舌戦を繰り広げた。
  • 間桐桜から「理想の奥様」として尊敬されている。彼女も桜を気に入っており、士郎に自分が料理を習っている事を桜に知られないようにしてほしいと頼んでいる。
  • 宝具「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」は威力を出すことを目的とした物ではないため、『unlimited codes』や『トラぶる花札道中記』などでは、相手を呪詛で束縛した上で、上空から全力全壊の魔力弾連射攻撃、「神言魔術式・灰の花嫁(ヘカティック・グライアー)」が最強の必殺技として設定されている。
  • 『Fate/complete material IV Extra material.』初回特典のアレ本には、こやまひろかず氏による描き下ろしイラストによって、魔法少女のような扮装をした「キャスターリリィ」というネタバリエーションが掲載されている。
    • 後に『Fate/Grand Order』で上記を元にしたメディア・リリィが登場している。年齢そのままで恰好だけ変化したキャスターリリィと異なり、設定年齢14歳という、イアソンと出会う前のお姫様の時代のメディアとなっている。

話題まとめ

VSバーサーカー
バーサーカーと戦った場合、セイバーレベルの前衛を務められる実力者が二人ほど居れば、大魔術を使って大ダメージを負わせる事ができるが、それも二、三回が限界。漫画版では、一方的に拠点を蹂躙されている。
VS葛木宗一郎
葛木と戦った場合、「惚れた方の負け」ということでキャスターが自滅する。本来ありえない組み合わせだが、キャスターは戦闘が始まれば圧倒的火力で相手を葬り、葛木は気付かれる前に相手を即死させるため、初撃を取ったほうが問答無用で勝つという前提戦となる。そのため真面目に戦闘した場合には、まずまともな戦いにならない。
VSシエル
シエルと戦った場合、魔術で勝負する限り、神代の魔女であるキャスターが必ず勝つ。キャスターは人間が相手なら第五次聖杯戦争のサーヴァント中で最悪にして最大の成果をあげる。だが、この前提もあくまで魔術の技量に関してのみで身体能力の差は考慮されておらず、更にシエルが魔術協会から降霊魔術の最奥を入手してきて第七聖典で打ち込む、などした場合には話が変わってくる。事実、UBWルートでは凛の魔術で強化された八極拳を食らって倒される寸前に追い込まれており、単純な身体能力は常人と大差無い事が判明している。

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