空の境界 the Garden of sinners | |
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著者 | 奈須きのこ |
イラスト | 武内崇 |
掲載誌 | 講談社 |
単行本 |
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空の境界 the Garden of sinners | |
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原作 | 奈須きのこ・武内崇 |
作画 | 天空すふぃあ |
掲載誌 | 星海社WEBサイト |
連載期間 | 2010年9月15日 - |
単行本 | 既刊7巻 |
概要
奈須きのこの処女長編小説。
世界の根源に通じるという「直死の魔眼」を持つ少女・両儀式と、彼女を狙う魔術師・荒耶宗蓮の戦いを描く。
1998年、「竹箒」サイト上でのWeb公開が初出。同人PCゲームソフト『月姫』と世界観を共有しており、同ソフトの爆発的ヒットに伴って脚光を浴びる。
当初その完結編はごく少部数のコピー誌として領布されたため、再版を望む声が相次いだ。
2001年、コミックマーケット61を皮切りに異例の3000部という規模で再版されるもすぐに完売、増刷に次ぐ増刷を重ねたと言われる。
2004年、講談社ノベルスにて商業出版が行われ、その際「限定愛蔵版」なる箱入り豪華装丁限定版も同時発売、熱心なファンによる予約争奪戦が行われた。
2018年、「20周年記念版」が発売。上下巻の2巻、及び『未来福音』と劇場版の来場者特典であった『終末録音』を収録した1冊の、全3巻構成。
3冊セットの「初版限定版」が星海社から(5000部限定のオンライン抽選販売)、一般書店でのバラ売りとなる通常版が講談社から発売されている。
星海社のWEBサイト「最前線」にて、ウェブコミックが連載中。作画は天空すふぃあ。
その世界観や登場人物は、以降のTYPE-MOONの作品に大きく影響していく。
登場人物
- 両儀式
- 本作の主役。
事故により二年間の意識不明状態を経た後に回復。それ以来「死」を見る「直死の魔眼」を持つようになる。
和服姿に赤いジャケットがトレードマークなアンニュイ少女。 - 黒桐幹也
- 式の高校時代からのクラスメイト。その関係は彼女の入院後も続いている。
「普通」「一般」を形にしたような人。その名前により式から「コクトー」と呼ばれることがたまにある。 - 蒼崎橙子
- 表の顔は建築士と人形作家。廃ビルを事務所兼住まいにしている世捨て人のような人。
その素顔は人形専門の魔術師、人形師である。眼鏡をかける、かけないで性格をスイッチする。 - 黒桐鮮花
- 幹也の妹。橙子の弟子。ブラコン。
「禁忌」に惹かれ、兄に想いを寄せている。式いわく「ヘンタイ」とか。
- 巫条霧絵
- 接触する三人のうちの一人。「死に依存して浮遊する二重身体者」。
- 浅上藤乃
- 接触する三人のうちの一人。「死に接触して快楽する存在不適合者」。
- 白純里緒
- 接触する三人のうちの一人。「死に逃避して自我する起源覚醒者」。
- 臙条巴
- 家出少年。式のアパートに転がり込む。
- 黄路美沙夜
- 礼園女学院生徒。鮮花の先輩。
- 玄霧皐月
- 礼園女学院教師。
- 荒耶宗蓮
- 死を蒐集することで、根源へといたることを目的にしている魔術師。
- コルネリウス・アルバ
- 赤いコートにシルクハット姿な魔術師。橙子や荒耶の学友であったらしい。
- 宮月理々栖
- 礼園女学院生徒。詳しくは劇場版空の境界『未来福音 extra chorus』にて。
用語
- 直死の魔眼
- 目に捉えた対象の「死」を視覚化して見ることのできる眼。対象が何であろうと「死」に至らしめることができる。
- 空の境界
- 書籍タイトルにして作中章名。「そらのきょうかい」ではなく「からのきょうかい」と読む。
背表紙には仮名が振られている。
メモ
- 通称「らっきょ」。「からのきょうかい」からとられている。
- 声優の中田譲治氏はドラマCD収録の際、わずかな台詞しかない荒耶宗蓮の役作りのため、当時同人作品だった本作を入手して読破したという。その姿勢に感激したTYPE-MOONスタッフから多大なリスペクトを受ける事になり、以降多くのTYPE-MOON作品に参加するようになった。
書誌情報
講談社ノベルス
限定版
講談社文庫
20周年記念版
コミックス
画集
その他の商品
脚注
リンク
- TYPEMOON公式ページ- http://www.typemoon.org/kara/
- 講談社公式ページ - http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/nasu/
- 劇場版アニメ公式ページ - http://www.karanokyoukai.com/
- 「空の境界 the Garden of sinners」 星海社WEBサイト「最前線」 - http://sai-zen-sen.jp/comics/karanokyoukai/