「酒呑童子」の版間の差分

 
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| 真名 = 酒呑童子
 
| 真名 = 酒呑童子
 
| 依代 =  
 
| 依代 =  
| 読み =  
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| 読み = しゅてんどうじ
| 外国語表記 =  
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| 外国語表記 = Shuten-Douji
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 = 悠木碧
 
| 声優 = 悠木碧
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| 誕生日 =  
 
| 誕生日 =  
 
| 血液型 =  
 
| 血液型 =  
| 出典 = 御伽草紙など
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| 出典 = 「御伽草紙」など
 
| 地域 = 日本
 
| 地域 = 日本
 
| 属性 = 混沌・悪
 
| 属性 = 混沌・悪
| 隠し属性 = 地
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| 副属性 = 地
 
| 性別 = 女性
 
| 性別 = 女性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
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| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| 特技 =  
 
| 特技 =  
| 好きな物 =  
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| 好きな物 = イケメン(主に[[坂田金時|何処ぞの金髪碧眼の小僧]])
| 苦手な物 =  
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| 苦手な物 = 話し上手な人
 
| 天敵 =  
 
| 天敵 =  
 
| デザイン = 本庄雷太
 
| デザイン = 本庄雷太
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| レア度 = ☆5
 
| レア度 = ☆5
 
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==概要==
 
==概要==
 
 
「[[アサシン|暗殺者]]」のクラスの[[サーヴァント]]。
 
「[[アサシン|暗殺者]]」のクラスの[[サーヴァント]]。
  
 
;略歴
 
;略歴
:『[[Fate/Grand Order]]』ではイベント「鬼哭酔夢魔京 羅生門」にて初登場。しかし、シナリオ上ではほぼ失神しており、終盤までは出番が無かった。失神していた原因は、茨木が酒入りの聖杯に願った願いが歪められてしまったため。茨木に力をほぼ吸われてしまったため、この時の彼女の力はとても弱体化してしまっている。なお、茨木に聖杯の酒を飲ませた張本人は酒呑である。
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:イベント『鬼哭酔夢魔京 羅生門』にて登場。しかし、シナリオ上ではほぼ失神しており、終盤までは出番が無かった。失神していた原因は、茨木が酒入りの聖杯に願った願いが歪められてしまったため。茨木に力をほぼ吸われてしまったため、この時の彼女の力はとても弱体化してしまっている。なお、茨木に聖杯の酒を飲ませた張本人は酒呑である。
:その後、[[茨木童子]]と共に期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて再登場。茶屋で酒を鬼や人間達相手に振舞っていた。茶屋にてカルデア一行と金時に出会い、同盟を組もうと持ちかけるが決裂。カルデア一行と一戦交えることになるが、決着が付く前に逃亡する。黒幕との決戦時には事前に黒幕の襲撃を受けて瀕死状態であるにも関わらず、戦闘続行スキルを発揮し黒幕の隙を作ることでカルデア一行を助けた。
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:その後、[[茨木童子]]と共に期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて再登場。茶屋で酒を鬼や人間達相手に振舞っていた。茶屋にてカルデア一行と金時に出会い、同盟を組もうと持ちかけるが決裂。カルデア一行と一戦交えることになるが、決着が付く前に逃亡する。[[丑御前]]との決戦時には事前に襲撃を受けて瀕死状態であったにも関わらず、スキル「戦闘続行」を発揮し丑御前の隙を作ることでカルデア一行を助けた。
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅩの座を統括する[[魔神柱|廃棄孔アンドロマリウス]]と交戦する。
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:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅩの座を統括する[[アンドロマリウス|廃棄孔アンドロマリウス]]と交戦する。
 
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:2部5.5章『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』では生前の酒呑童子が登場。天覧武者の一人として[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]を召喚している。
 
;人物
 
;人物
:はんなりとした京言葉を喋る[[鬼種|鬼]]の少女。
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:はんなりとした京言葉を喋る[[鬼種|鬼]]の少女。日本三大化生の一角。 <ref group = "出">幕間の物語『酔うも我、狂うも我、滾り嗤うも我なれば』等より。</ref>
:あるがままに生き、思うがまま振る舞う自由な快楽主義者。少女のカタチをした鬼であり、言葉が通じるように思えても、本質的には人間とは異質なもの。
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:あるがままに生き、思うがまま振る舞う自由な快楽主義者。少女の形をした鬼であり、言葉が通じるように思えても、本質的には人間とは異質なもの。
 
:人と同じように嗜好、思想から理論だててものを愛するが、人には理解できない唐突さで、愛したものを手にかける。
 
:人と同じように嗜好、思想から理論だててものを愛するが、人には理解できない唐突さで、愛したものを手にかける。
 
:骨董品、稀覯品のコレクターでもあり、珍しい石に最上の反物、器といったものを愛でている。コレクションの基準は見た目の雅さと希少さが重要らしく、金時の腕に宿る赤龍の尺骨にも興味を示している。
 
:骨董品、稀覯品のコレクターでもあり、珍しい石に最上の反物、器といったものを愛でている。コレクションの基準は見た目の雅さと希少さが重要らしく、金時の腕に宿る赤龍の尺骨にも興味を示している。
 
:性根から邪悪であり、人を喰う事に対しては特に感慨も持っていないが、一方で恥を知っており、生前の最期に関しては「あれだけ殺したんだし、殺されて当然」とあっけらかんとしている。
 
:性根から邪悪であり、人を喰う事に対しては特に感慨も持っていないが、一方で恥を知っており、生前の最期に関しては「あれだけ殺したんだし、殺されて当然」とあっけらかんとしている。
 
:また、単に気まぐれと悪ふざけだけではなく、義理人情を通す一面を持っている。
 
:また、単に気まぐれと悪ふざけだけではなく、義理人情を通す一面を持っている。
 
 
;能力
 
;能力
:生前の最期の逸話から高ランクの「戦闘続行」スキルを持ち、瀕死の状態でも丑御前に一撃を加え苦戦していた主人公達に活路を見出すチャンスを作り出した。
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:生前の最期の逸話から高ランクの「戦闘続行」スキルを持ち、瀕死の状態でも丑御前に一撃を加え苦戦していた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]達に活路を見出すチャンスを作り出した。
 
:茨木と同様に高ランクの「鬼種の魔」スキルを持っており、見た目に反してかなりの高ステータス。具体的には、[[坂田金時]]と打ち合えるほどのもの。
 
:茨木と同様に高ランクの「鬼種の魔」スキルを持っており、見た目に反してかなりの高ステータス。具体的には、[[坂田金時]]と打ち合えるほどのもの。
:戦闘時でも常に大判の杯を持ち歩いているが、必要に応じて消しておくことは可能。徒手空拳や瓢箪からの妖気噴射、身の丈ほどもある瓢箪に剣を加えさせて武器によって戦闘を行う。
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:戦闘時でも常に大判の杯を持ち歩いているが、必要に応じて消しておくことは可能。徒手空拳や瓢箪からの妖気噴射、身の丈ほどもある瓢箪に剣を咥えさせて武器によって戦闘を行う。
:またスキル「果実の酒気」の効果により声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、視線だけでも対象を泥酔させる。魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。
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:またスキル「果実の酒気」の効果により声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、視線だけでも対象を泥酔させる。魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。なお「神便鬼毒酒」を使うようになったのはサーヴァント化してからだが、生前の時点から酒気による攪乱の妖術は使いこなしていたようである。
 +
 
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==バリエーション==
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===バーサーカー・衆合地獄===
 +
「[[バーサーカー|狂戦士]]」のクラスのサーヴァント。[[英霊剣豪]]として召喚された姿。詳細は[[バーサーカー・衆合地獄]]参照。
  
==バーサーカー・衆合地獄==
+
===酒呑童子〔キャスター〕===
「[[バーサーカー|狂戦士]]」のクラスのサーヴァント。
+
酒呑童子の霊基が変化し、キャスターへとクラスチェンジしたもの。
;略歴
 
:1.5章の内の一つである英霊剣豪七番勝負で登場。外見と性格と能力はアサシン時と殆ど変わってはいないが、一切鏖殺の宿業とそれに伴う不死性と狂化のスキルが付与されている。
 
:「英霊剣豪・衆合地獄」として召喚されており、同じく英霊剣豪として召喚された[[源頼光]]と共に相模国を滅ぼした。<ref>本来、予定には無かったが。</ref>
 
:その後、村正の庵に頼光と2人で侵入。その時、偶然厠に行こうとしていたおぬいと田助を人質として誘拐し、庵の裏山に連れ去った。この時、「山頂で待つ」という約束を主人公一行と取り付けている。
 
:そして連れ去った後、事態を有利に運ぶため、人質を食い殺そうとするが、それは頼光に止められ、結果として人質の2人は生き残ることになる。
 
:そして、人質となった2人を救出するために裏山に向かった[[主人公 (Grand Order)]]が道中で酒呑童子の眷属である大蛇に襲われ、仲間達とはぐれた時、気絶した主人公を何故か洞窟に連れ込み、介抱する。<ref>本人曰く、「鬼の気まぐれ」</ref>
 
:この時、容易に主人公を殺せる状況であったにも関わらず、そうせず、残り2人の英霊剣豪の情報を渡す、主人公の魔術回路がうまく働くように調節する<ref>ただし、この為に行った行為が「臓腑をかき回す」というものなので、激痛を伴い、大量に出血した。最終的には主人公は気絶してしまっている。なお、ちゃんと急所は外している。</ref>、などのいわゆる利敵行為を行っている。
 
:この後、山頂で源頼光と合流し、約束通り、主人公一行と対決する。そして、対決に敗れ、消滅した。
 
  
;能力
+
詳細は「[[酒呑童子〔キャスター〕]]」を参照。
:アサシン時とあまり変わらないが、一切鏖殺の宿業とそれに伴う不死性と狂化のスキルが付与されている。
 
:また、新たに劇中で見せた能力として、鉄砲水を放つ、広範囲に毒を放つ、眷族として大蛇を生み出し操る、[[望月千代女]]にかかった大蛇の呪いを暴走させる、などがある。
 
:宝具はアサシン時と同じものである。
 
  
 
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
|-
| [[アサシン]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A || B || B || A+ || D || B || 気配遮断:C<br />神性:C || 果実の酒気:A<br />鬼種の魔:A<br />戦闘続行:A+ || style="text-align:left"|
+
| [[アサシン]] ||  [[主人公 (Grand Order)]] || A || B || B || A+ || D || B || 気配遮断:C<br>神性:C  || 果実の酒気:A<br>鬼種の魔:A<br>戦闘続行:A+<br>鬼の首:EX || style="text-align:left"|幕間の物語2クリアで「戦闘続行」→「鬼の首」に変化。
 
|}
 
|}
  
 
==[[宝具]]==
 
==[[宝具]]==
 
; 千紫万紅・神便鬼毒(せんしばんこう・しんぺんきどく)
 
; 千紫万紅・神便鬼毒(せんしばんこう・しんぺんきどく)
: ランク:B<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1〜50<br />最大補足:100人
+
: ランク:B<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~50<br>最大捕捉:100人
: 頼光が酒呑童子を退治する為に用いた毒酒「神便鬼毒酒」が宝具として昇華されたもの。
+
:頼光が酒呑童子を退治する為に用いた毒酒「神便鬼毒酒」が宝具として昇華されたもの。
 
:英霊と化した今、この毒酒と酒呑童子は一体の存在へと昇華されている。
 
:英霊と化した今、この毒酒と酒呑童子は一体の存在へと昇華されている。
 
:彼女の意志ひとつで「酒」はたちまち周囲を毒で汚染。その濃度を操ることで、あらゆるバッドステータスを付与する事ができる。
 
:彼女の意志ひとつで「酒」はたちまち周囲を毒で汚染。その濃度を操ることで、あらゆるバッドステータスを付与する事ができる。
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:とっくりは零すだけではなく、恨み辛みに無念の類を吸い上げて、極上の酒へと変えることもできる。
 
:とっくりは零すだけではなく、恨み辛みに無念の類を吸い上げて、極上の酒へと変えることもできる。
 
:演出としては盃から湧き出す毒酒を地面にそそぎ、酒に触れた相手にダメージと状態異常を付与。その光景を盃に映し溶かして飲み干す、というもの。
 
:演出としては盃から湧き出す毒酒を地面にそそぎ、酒に触れた相手にダメージと状態異常を付与。その光景を盃に映し溶かして飲み干す、というもの。
: 『Fate/Grand Order』では、「敵全体に強力な攻撃&敵全体の弱体耐性を小ダウン<ref name="3ターン">3ターン</ref>&敵全体の防御力を小ダウン<ref name="3ターン" />&敵全体の攻撃力を小ダウン<ref name="3ターン" />&敵全体の宝具威力を小ダウン<ref name="3ターン" />&敵全体のクリティカル発生率を小ダウン<ref name="3ターン" />&敵全体にスキル封印状態を付与<ref name="1ターン">1ターン</ref>&敵全体に毒状態を付与<ref name="5ターン">5ターン</ref>」という効果になっている。
+
: 『Fate/Grand Order』では、「敵全体に強力な攻撃[Lv]&弱体耐性を小ダウン(3ターン)&防御力を小ダウン(3ターン)&攻撃力を小ダウン(3ターン)&宝具威力を小ダウン(3ターン)&クリティカル発生率を小ダウン(3ターン)&スキル封印状態を付与(1ターン)&毒状態を付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果になっている。
 +
:強化クエストクリア後はランクがB+に上昇。宝具威力倍率が上がり「敵全体に蝕毒状態(毒の効果量がアップする状態)を付与(5ターン)」という効果が追加される。
 
; 百花繚乱・我愛称(ボーンコレクター)
 
; 百花繚乱・我愛称(ボーンコレクター)
: ランク:B<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1<br />最大補足:1人
+
: ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:1<br>最大捕捉:1人
 
:生まれながらに備わった能力、もしくは超抜級の絶技。
 
:生まれながらに備わった能力、もしくは超抜級の絶技。
 
:相手を文字通り「骨抜き」にしてしまう。
 
:相手を文字通り「骨抜き」にしてしまう。
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==真名:酒呑童子==
 
==真名:酒呑童子==
:しゅてんどうじ。平安時代、大江山に城を構え、数多くの鬼を束ねた頭領。<br>龍神の子であり、坂田金時と共通の背景を持つが、逸話と痕跡から彼女は「反英雄」に分類されている。
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:平安時代、大江山に城を構え、数多くの鬼を束ねた頭領。<br>龍神の子であり、坂田金時と共通の背景を持つが、逸話と痕跡から彼女は「反英雄」に分類されている。
 
:彼女は日本で生まれたが、その出自は謎に包まれており、一時的に大陸にいた時もある。日本に戻った彼女は京や川のあたりをふらついていた所を茨木童子が鬼の巣に導いたという。
 
:彼女は日本で生まれたが、その出自は謎に包まれており、一時的に大陸にいた時もある。日本に戻った彼女は京や川のあたりをふらついていた所を茨木童子が鬼の巣に導いたという。
 
:大江山に住まうようになった彼女は気の向くままに京の都に降り、若者や姫君を大江山に連れて帰っては人間を喰った。しかし、京の人間が失踪が相次ぎ、かの陰陽師の安倍晴明の占いで明かされてしまう。
 
:大江山に住まうようになった彼女は気の向くままに京の都に降り、若者や姫君を大江山に連れて帰っては人間を喰った。しかし、京の人間が失踪が相次ぎ、かの陰陽師の安倍晴明の占いで明かされてしまう。
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:彼女の出自には諸説があり、伊吹山の伊吹大明神(=八岐大蛇)と人間の子であると見なす説、戸隠山(=九頭竜)の申し子と見なす説が挙げられる。
 
:彼女の出自には諸説があり、伊吹山の伊吹大明神(=八岐大蛇)と人間の子であると見なす説、戸隠山(=九頭竜)の申し子と見なす説が挙げられる。
 
:余談だが、彼女には伊吹童子という別名もあり、これは八岐大蛇の力を見抜いた茨木童子に付けられたものである。
 
:余談だが、彼女には伊吹童子という別名もあり、これは八岐大蛇の力を見抜いた茨木童子に付けられたものである。
 +
:なお「伊吹童子」という名前は彼女にとっては地雷のようで、成り行きでこの名を望月千代女に呼ばれた時は静かにキレていた。
  
 
;大江山
 
;大江山
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;神便鬼毒酒
 
;神便鬼毒酒
:頼光が酒呑童子を退治する為に用いた毒酒。酒呑童子曰く「あないにいい酒」で、これを飲んだ鬼たちは酒呑童子を含めみな酔っ払い眠ってしまった。
+
:頼光が酒呑童子を退治する為に用いた毒酒。
 +
:酒呑童子曰く「あないにいい酒」で、これを飲んだ鬼たちは酒呑童子を含めみな酔っ払い眠ってしまった。
  
 
==登場作品と役柄==
 
==登場作品と役柄==
 
===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
: 『鬼哭酔夢魔京 羅生門』の開催に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。
+
: 期間限定イベント『鬼哭酔夢魔京 羅生門』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
 +
: 後に、期間限定イベント『[[栄謡栄歌劇場 ムーンライトエピタフ|輝け!グレイルライブ‼]]』開催に伴い、『[[Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM]]』における彼女をイメージした同名の曲をモチーフにしたアイドル風の霊衣「桜歌爛漫」が実装された。
 +
; [[Fate/Grand Order Arcade]]
 +
: 2019年6月20日に、期間限定サーヴァントとして実装。
 +
: 後に文字通り丸い伊達眼鏡をかける転身霊衣「伊達眼鏡」が実装されている。
 +
 
 
===その他===
 
===その他===
 
;[[ちびちゅき!]]
 
;[[ちびちゅき!]]
136行目: 136行目:
 
:マスター。男女問わず「旦那はん」と呼んでいる。かなり気に入っているようで、何でも「眼力」が好みとのこと。
 
:マスター。男女問わず「旦那はん」と呼んでいる。かなり気に入っているようで、何でも「眼力」が好みとのこと。
 
:基本的には従順な振る舞いを見せるが、時折鬼としての本性を垣間見せることもあり、気に入れば気に入るほど(物理的に)食べたくなるようだ。
 
:基本的には従順な振る舞いを見せるが、時折鬼としての本性を垣間見せることもあり、気に入れば気に入るほど(物理的に)食べたくなるようだ。
 +
:なお、マシュや茨木童子からの評によると、女主人公の場合物まねがソックリで判別つかないほどに声が似ているらしい。
  
 
;[[坂田金時]]
 
;[[坂田金時]]
143行目: 144行目:
  
 
;[[源頼光]]
 
;[[源頼光]]
:生前自分を退治した相手。「牛」と読んだり、声をモーモー鳴いているなど言う。
+
:生前自分を退治した相手。「牛」と呼んだり、子離れできない母親などといっている。
 
:金時に対する執着という面で同類項な為に、金時とは打って変わって露骨に嫌っている。
 
:金時に対する執着という面で同類項な為に、金時とは打って変わって露骨に嫌っている。
  
150行目: 151行目:
 
:鬼としての格は本来同格なのだが、茨木童子は“自分にはないものがある”として酒呑童子を立てていたらしい。
 
:鬼としての格は本来同格なのだが、茨木童子は“自分にはないものがある”として酒呑童子を立てていたらしい。
 
:大江の山で首を刎ねられた時には、「これで茨木あたりとは今生の別れ」だと思ったが、『Grand Order』で再会したことに、妙な縁を感じている。
 
:大江の山で首を刎ねられた時には、「これで茨木あたりとは今生の別れ」だと思ったが、『Grand Order』で再会したことに、妙な縁を感じている。
 +
:渡辺綱に殺意と興味を同時に抱いている事を「ようやく鬼らしくなってきた」と考えている。
  
 
;[[玉藻の前]]
 
;[[玉藻の前]]
159行目: 161行目:
 
:ただし、千代女からは出自や平行世界での出来事から怖れられている。
 
:ただし、千代女からは出自や平行世界での出来事から怖れられている。
 
:『Fate/Grand Order material』で甲賀三郎とその係累に対して謝っている。
 
:『Fate/Grand Order material』で甲賀三郎とその係累に対して謝っている。
 +
:彼女の幕間の物語では、出自関連で吹っ切れない彼女にかなり強引に発破をかけた。
 +
 +
;[[女王メイヴ]]
 +
:彼女の幕間の物語「愛しき私の───」にて共演。物騒な女性として意気投合し「鬼よりも鬼っぽい」と評し、妖精の血を引いていると聞いて納得していた。
 +
 +
;[[イスカンダル]]、[[荊軻]]
 +
:同上。酒飲み仲間として宴席を設けて酒を振る舞っていた。
 +
 +
;[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]
 +
:『地獄界曼荼羅』におけるサーヴァント。
 +
 +
;[[玖賀耳之御笠]]
 +
:『地獄界曼荼羅』において、対決した八将神の一騎。
 +
:自分の前に大江山に住んでいた怪異ということもあり、いろいろと煽った挙句バラバラにして消滅させた。
 +
 +
;[[ネロ・クラウディウス]]、[[エウリュアレ (Grand Order)]]
 +
: 期間限定イベント『輝け!グレイルライブ‼』で、アイドルグループ「ヴィルトゥオーサ」を組んでいた相手。
 +
 +
;[[武則天〔キャスター〕]]
 +
:期間限定イベント『アークティック・サマーワールド!』にて、お化け屋敷でアドバイザー兼従業員として働いていた相手。
 +
:実際の所は[[伊吹童子〔バーサーカー〕|別人]]と取り違えられていたのだが、本人としては面白いためそのまま何も言わずにいたようである。
  
 
===その他===
 
===その他===
;温羅、[[大嶽丸]]、[[悪路の高丸|悪路王]]
+
;温羅、[[大嶽丸]]、悪路王
 
:知り合いらしき鬼。
 
:知り合いらしき鬼。
 
:酒呑童子は自身の事を、人も喰うには喰うが彼らほど荒ぶるわけではなく、しかし鬼は鬼であるため人間から見れば大差はないのだろうと語っている。
 
:酒呑童子は自身の事を、人も喰うには喰うが彼らほど荒ぶるわけではなく、しかし鬼は鬼であるため人間から見れば大差はないのだろうと語っている。
:『Fate/Grand Order material』では喚ばない方が良いと発言している。
+
:『Fate/Grand Order material』では「喚ばない方が良い」と発言している。
  
 
;[[ギルガメッシュ]]
 
;[[ギルガメッシュ]]
172行目: 195行目:
 
:酒呑童子の父親とされている日本神話屈指の怪物。三種の神器の一つである天叢雲剣は八岐大蛇の尾から出てきたという逸話で有名。水神としての側面も持つ。
 
:酒呑童子の父親とされている日本神話屈指の怪物。三種の神器の一つである天叢雲剣は八岐大蛇の尾から出てきたという逸話で有名。水神としての側面も持つ。
 
:余談だが、酒に酔って油断した隙に倒されるという倒され方も両者で似通った逸話となっている。
 
:余談だが、酒に酔って油断した隙に倒されるという倒され方も両者で似通った逸話となっている。
 +
 +
;[[伊吹童子]]
 +
:自分自身の一側面であり、伊吹大明神の分霊。
 +
:自分自身の中で何らかの確執があるようで、『Fate/Grand Order』の自身の二つ目の幕間の物語では伊吹童子が自分の肉体で出現した際には「今は自分の番」「自分が自分でなくなるのは絶対に嫌だから次に出てきたら首を撥ねてくれ」と言い出すくらいには嫌っている。
 +
:また、サーヴァントとして召喚された彼女についてはうっすらとした靄のようなものにしか見えず、互いを認識できていない模様。
 +
:実際のところは生前の頃から互いの人格が持ち回りで表面化して行動していたようである。
  
 
==名台詞==
 
==名台詞==
; 「死にはったらよろしおす。『千紫万紅・神便鬼毒』。はぁ……骨の髄までうちのものや」
+
===Fate/Grand Order===
 +
==== 戦闘 ====
 +
;「死にはったらよろしおす。『千紫万紅・神便鬼毒』。はぁ……骨の髄までうちのものや。」
 
: 宝具発動。身も心も蕩かし尽くす魔酒の酔夢。
 
: 宝具発動。身も心も蕩かし尽くす魔酒の酔夢。
  
;「うちが好きなんは、そりゃイケメンやわあ。大江のお山で見た、金髪碧眼の小僧とか、落し甲斐の塊やね。うふ。あんたはんも磨けばうまそうやけど」
+
;「よおけ蕩けて……食べ頃どすなあ。」
:好きなものについて。金髪碧眼の小僧とは恐らく[[坂田金時]]のこと。あわよくばマスターにも手を出そうとするあたり、欲望に忠実である。まさに鬼。
 
 
 
;「よおけ蕩けて……食べ頃どすなあ」
 
 
;「そんなら骨抜いてまうけど、よろしおすなあ?」
 
;「そんなら骨抜いてまうけど、よろしおすなあ?」
 
:どちらも戦闘終了後の台詞。まさか食うつもりか。ゲイザーやスプリガンにも言うので、どうやら、彼女には食べ物の好き嫌いは無いらしい。
 
:どちらも戦闘終了後の台詞。まさか食うつもりか。ゲイザーやスプリガンにも言うので、どうやら、彼女には食べ物の好き嫌いは無いらしい。
  
;「まずいなあ……うちら圧されてるわあ……ちょいと本性、出すしかないかなぁ?」
+
==== マイルーム ====
:鬼ヶ島イベントにて。結局、茨木に止められてしまったが、本性とは何なのだろうか?
+
;「うちが好きなんは、そりゃイケメンやわあ。大江のお山で見た金髪碧眼の小僧とか、落し甲斐の塊やね。うふ。<br> あんたはんも磨けばうまそうやけど…」
:謎が深まる台詞である。
+
:マイルーム会話「好きなこと」。金髪碧眼の小僧とは恐らく[[坂田金時]]のこと。あわよくばマスターにも手を出そうとするあたり、欲望に忠実である。まさに鬼。
  
;「金髪の小僧は、いつ見ても楽しおますなぁ。目の保養とはこの事や。頼光の牛女には勿体無いわぁ。ああいや、今のうちは旦那はんのモノやけどな? あの小僧の骨は、ほんま特別やさかい、そこは大目に見てくりゃれ?」
+
;「金髪の小僧は、いつ見ても楽しおますなぁ。目の保養とはこの事や。頼光の牛女には勿体無いわぁ。<br> ああいや、今のうちは旦那はんのモノやけどな? あの小僧の骨は、ほんま特別やさかい、そこは大目に見てくりゃれ?」
:坂田金時に対して。過去のことは現在に持ち込まないようだ。しかし、彼女がコレクターであることには変わりがないため、金時への関心が途切れることはないだろう。
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:マイルーム会話「[[坂田金時]]」。過去の事は現在に持ち込まないようだ。しかし、彼女がコレクターであることには変わりがないため、金時への関心が途切れることはないだろう。
  
;「なぁなぁ、金髪の小僧? 今日はあの鉄の馬には乗らへんの? って、ああ! もう……いけず」
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;「なぁなぁ、金髪の小僧? 今日はあの鉄の馬には乗らへんの? …って、ああ! もう……いけず。」
:坂田金時(騎)に対して。どうやら金時のゴールデンベアー号に乗りたかったようだが、逃げられたらしい。
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:マイルーム会話「[[坂田金時〔ライダー〕]]」。に対して。どうやら金時のゴールデンベアー号に乗りたかったようだが、逃げられたらしい。
 
:金時は飲酒運転を忌避しているため、ライダークラスの彼にとって、酒呑童子はいつにもまして天敵である。
 
:金時は飲酒運転を忌避しているため、ライダークラスの彼にとって、酒呑童子はいつにもまして天敵である。
  
;「茨木……? まーたそない角尖らせて、ヤンチャしぃとき? 雇い主を困らせたらあかんよ?」
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;「茨木……? まーたそない角尖らせて、ヤンチャしぃとき? 雇い主を困らせたらあかんよ?」<br>「茨木。甘い菓子を好いとるそうやけど……ふふ、うちらにとって一番甘ーいモンが何か、まだわからへんのやね。」
;「茨木。甘い菓子を好いとるそうやけど……ふふ、うちらにとって一番甘ーいモンが何か、まだわからへんのやね」
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:マイルーム会話「[[茨木童子]]」。鬼らしくない鬼と呼ばれる茨木童子に対して何か嗜めるような台詞。鬼の中の鬼にしか分からない矜持のようなものも感じさせる。
:茨木童子に対して。鬼らしくない鬼と呼ばれる茨木童子に対して何か嗜めるような台詞。鬼の中の鬼にしか分からない矜持のようなものも感じさせる。
 
 
:前者の台詞は、まるで母親のようである。
 
:前者の台詞は、まるで母親のようである。
  
;「あー嫌や嫌や、牛と乳臭くて堪らんわぁ。ガタイばかりデカくて何様のつもりなんやろ? 年増はさっさと隠居してほしいわ!」
+
;「あー嫌や嫌や、牛と乳臭くて堪らんわぁ。ガタイばかりデカくて何様のつもりなんやろ? 年増はさっさと隠居してほしいわ!」
:[[源頼光]]に対して。蛇蝎のごとく嫌っている。まあ生前のことを思えば仕方ないのかもしれない。しかし、出生のことを考慮すると年増なのは酒呑の方ではないだろうか?
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:マイルーム会話「[[源頼光]]」。蛇蝎のごとく嫌っている。まあ生前のことを思えば仕方ないのかもしれない。
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:しかし、出生のことを考慮すると年増なのは酒呑の方ではないだろうか?
  
;「へぇ……鬼がおるんやねぇ。うち以外の鬼が。ほーかほーか……旦那はん? それほど鬼が好きなんなら、うちも今夜は鬼になろか?」
+
;「へぇ……鬼がおるんやねぇ。うち以外の鬼が。ほーかほーか……<br> 旦那はん? それほど鬼が好きなんなら、うちも今夜は鬼になろか?」
:彼女以外の鬼系サーヴァントを保有している際に。普段よりかなり低いトーンで話しており、かなり怒っていることが伺える。
+
:マイルーム会話「鬼系サーヴァント」。普段よりかなり低いトーンで話しており、かなり怒っていることが伺える。
 
:自分は金時に目移りすることはあっても、マスターが他の鬼へ目移りすることは許さない辺り、欲深い鬼らしく独占欲も強いようだ。
 
:自分は金時に目移りすることはあっても、マスターが他の鬼へ目移りすることは許さない辺り、欲深い鬼らしく独占欲も強いようだ。
  
 +
==== 幕間の物語 ====
 
;(ああ……やっぱり茨木は、一番の酒の肴やねぇ。飽きひんわぁ……)
 
;(ああ……やっぱり茨木は、一番の酒の肴やねぇ。飽きひんわぁ……)
:[[茨木童子]]に対する評価。茨木童子の幕間「渡る世間はオニばかり」で発された台詞。正確には台詞ではなく、酒呑童子の思考の上での独白。
+
:[[茨木童子]]の幕間の物語『渡る世間はオニばかり』で発した茨木に対する評価(正確には台詞ではなく、酒呑童子の思考の上での独白)。
:基本的にはおちょくられてばかりの茨木童子であるが、彼女の良いリアクションを含めて好ましく思っているようだ。もしかしたら、酒呑童子にとって、茨木童子は自らの宝物の一つなのかもしれない。
+
:基本的にはおちょくられてばかりの茨木童子であるが、彼女の良いリアクションを含めて好ましく思っているようだ。
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:もしかしたら、酒呑童子にとって、茨木童子は自らの宝物の一つなのかもしれない。
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==== イベント ====
 +
;「まずいなあ……うちら圧されてるわあ……ちょいと本性、出すしかないかなぁ?」
 +
:『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて。結局、茨木に止められてしまったが「酒呑の本性」とは何なのだろうか?
 +
:謎が深まる台詞である。
 +
 
 +
;「……その二人の結末はどうなったんやろねぇ?<br> 鬼は人を喰らったんやろか。それとも………。」
 +
:『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて、[[巴御前]]への問いかけ。混血である巴御前の血脈はどこかで鬼と交わったはず、ではその二人のその後は…?
 +
:人と鬼との関係について割り切っているように思えた酒呑ではあるが、こうした事を考えないわけではなかったようである。
  
 
==メモ==
 
==メモ==
 
*かねてから少女の姿をした美しい容姿であるとは言われていたが、さすがに'''露出度の高い幼女'''の姿には多くのプレイヤーがぶっ飛んだだろう。
 
*かねてから少女の姿をした美しい容姿であるとは言われていたが、さすがに'''露出度の高い幼女'''の姿には多くのプレイヤーがぶっ飛んだだろう。
*腰につけている青い瓢箪や霊基再臨第3段階に持つ柄頭に瓢箪のついた武器は本庄雷太氏曰く正倉院の紺瑠璃杯をイメージソースにしている。
+
*腰につけている青い瓢箪や第三再臨時に持つ柄頭に瓢箪のついた武器は本庄雷太氏曰く「正倉院の紺瑠璃杯」をイメージソースにしている。
 
*彼女が生前誰にも話さなかったため、大江山に住み着く以前に彼女が大陸に渡っていたことは後世には伝わっていない。また彼女自身も大陸時代以前のことはぼんやりとしか記憶していないらしい。
 
*彼女が生前誰にも話さなかったため、大江山に住み着く以前に彼女が大陸に渡っていたことは後世には伝わっていない。また彼女自身も大陸時代以前のことはぼんやりとしか記憶していないらしい。
*「骨を抜く」というような言葉をよく口にするが、これは慣用句として「骨抜きにする」と言っているわけではなく、文字通り人間の体から骨を抜き取る能力を持っている模様。骨は酒に漬けて溶かして飲むらしい。
+
*「骨を抜く」というような言葉をよく口にするが、これは慣用句として「骨抜きにする」と言っているわけではなく、文字通り人間の体から『百花繚乱・我愛称』を使用して物理的に骨を抜き取っている模様。骨は酒に漬けて溶かして飲むらしい。
 
*宝具使用時に飲み、特にデメリットも無い神便鬼毒酒だが、伝承によれば神より頼光に与えられたものとされ、特殊な呪術が備わっており、無類の酒豪たる鬼をも眠らせるほど酔わせ、鬼の持つ絶大な妖力さえも封じ込める力を有している。また、人が飲めば力を得て鬼が飲めば力を失うと、人には無害どころかパワーアップするような伝承もある。
 
*宝具使用時に飲み、特にデメリットも無い神便鬼毒酒だが、伝承によれば神より頼光に与えられたものとされ、特殊な呪術が備わっており、無類の酒豪たる鬼をも眠らせるほど酔わせ、鬼の持つ絶大な妖力さえも封じ込める力を有している。また、人が飲めば力を得て鬼が飲めば力を失うと、人には無害どころかパワーアップするような伝承もある。
*鬼である彼女がアサシンクラスとして呼ばれた由縁は不明。理由として考えられるのは「京都で公家の若者や姫を殺したことが暗殺に該当する」「安倍清明の占いによって判明するまで犯人だと気取られなかったことが暗殺に該当する」「([[シャルル=アンリ・サンソン|サンソン]]などのように)暗殺でなくとも殺人自体がアサシンの適性に含まれる」「鬼(おに)という語の語源が隠(おぬ)」あたりだろうか。
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*鬼である彼女がアサシンクラスとして呼ばれた由縁は不明。理由として考えられるのは「京都で公家の若者や姫を殺したことが暗殺に該当する」「安倍清明の占いによって判明するまで犯人だと気取られなかったことが暗殺に該当する」「([[シャルル=アンリ・サンソン|サンソン]]などのように)暗殺でなくとも殺人そのものがアサシンの適性に含まれる」「<RUBY><RB>鬼</RB><RT>おに</RT></RUBY>という語の語源が<RUBY><RB>隠</RB><RT>おぬ</RT></RUBY>」あたりだろうか。
*現在のところ彼女が「日本三大化生」に含まれるかは不明。一般的に「日本三大妖怪」として中世日本で畏れられた[[大嶽丸]]、酒呑童子、白面金毛九尾の狐([[玉藻の前]]) が挙げられるため日本三大化生でも違和感はないが。「日本三大化生」はEXTRAでの造語のため、玉藻以外の二人は日本三大妖怪とは異なる可能性もある。
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*玉藻の前と並ぶ「日本三大化生」の一角。一般的に「日本三大妖怪」として中世日本で畏れられた[[大嶽丸]]、酒呑童子、白面金毛九尾の狐([[玉藻の前]]) が挙げられるが「日本三大化生」はEXTRAでの造語のため、最後の一人は日本三大妖怪とは異なる可能性もある。
  
==話題まとめ==
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== 脚注 ==
 
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===注釈===
==関連商品==
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== 脚注 ==
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===出典===
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== リンク ==
 
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2024年11月18日 (月) 14:10時点における最新版

アサシン
真名 酒呑童子
読み しゅてんどうじ
外国語表記 Shuten-Douji
性別 女性
身長 145cm
体重 46kg
好きな物 イケメン(主に何処ぞの金髪碧眼の小僧
苦手な物 話し上手な人
出典 「御伽草紙」など
地域 日本
属性 混沌・悪
副属性
一人称 うち
二人称 あんたはん/旦那はん/○○/○○はん
三人称 あん人/あの人/あれ
声優 悠木碧
デザイン 本庄雷太
設定作成 桜井光
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
テンプレートを表示

概要編集

暗殺者」のクラスのサーヴァント

略歴
イベント『鬼哭酔夢魔京 羅生門』にて登場。しかし、シナリオ上ではほぼ失神しており、終盤までは出番が無かった。失神していた原因は、茨木が酒入りの聖杯に願った願いが歪められてしまったため。茨木に力をほぼ吸われてしまったため、この時の彼女の力はとても弱体化してしまっている。なお、茨木に聖杯の酒を飲ませた張本人は酒呑である。
その後、茨木童子と共に期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて再登場。茶屋で酒を鬼や人間達相手に振舞っていた。茶屋にてカルデア一行と金時に出会い、同盟を組もうと持ちかけるが決裂。カルデア一行と一戦交えることになるが、決着が付く前に逃亡する。丑御前との決戦時には事前に襲撃を受けて瀕死状態であったにも関わらず、スキル「戦闘続行」を発揮し丑御前の隙を作ることでカルデア一行を助けた。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅩの座を統括する廃棄孔アンドロマリウスと交戦する。
2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』では生前の酒呑童子が登場。天覧武者の一人としてヴァン・ホーエンハイム・パラケルススを召喚している。
人物
はんなりとした京言葉を喋るの少女。日本三大化生の一角。 [出 1]
あるがままに生き、思うがまま振る舞う自由な快楽主義者。少女の形をした鬼であり、言葉が通じるように思えても、本質的には人間とは異質なもの。
人と同じように嗜好、思想から理論だててものを愛するが、人には理解できない唐突さで、愛したものを手にかける。
骨董品、稀覯品のコレクターでもあり、珍しい石に最上の反物、器といったものを愛でている。コレクションの基準は見た目の雅さと希少さが重要らしく、金時の腕に宿る赤龍の尺骨にも興味を示している。
性根から邪悪であり、人を喰う事に対しては特に感慨も持っていないが、一方で恥を知っており、生前の最期に関しては「あれだけ殺したんだし、殺されて当然」とあっけらかんとしている。
また、単に気まぐれと悪ふざけだけではなく、義理人情を通す一面を持っている。
能力
生前の最期の逸話から高ランクの「戦闘続行」スキルを持ち、瀕死の状態でも丑御前に一撃を加え苦戦していた主人公達に活路を見出すチャンスを作り出した。
茨木と同様に高ランクの「鬼種の魔」スキルを持っており、見た目に反してかなりの高ステータス。具体的には、坂田金時と打ち合えるほどのもの。
戦闘時でも常に大判の杯を持ち歩いているが、必要に応じて消しておくことは可能。徒手空拳や瓢箪からの妖気噴射、身の丈ほどもある瓢箪に剣を咥えさせて武器によって戦闘を行う。
またスキル「果実の酒気」の効果により声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、視線だけでも対象を泥酔させる。魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。なお「神便鬼毒酒」を使うようになったのはサーヴァント化してからだが、生前の時点から酒気による攪乱の妖術は使いこなしていたようである。

バリエーション編集

バーサーカー・衆合地獄編集

狂戦士」のクラスのサーヴァント。英霊剣豪として召喚された姿。詳細はバーサーカー・衆合地獄参照。

酒呑童子〔キャスター〕編集

酒呑童子の霊基が変化し、キャスターへとクラスチェンジしたもの。

詳細は「酒呑童子〔キャスター〕」を参照。

ステータス編集

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アサシン  主人公 (Grand Order) A B B A+ D B 気配遮断:C
神性:C  
果実の酒気:A
鬼種の魔:A
戦闘続行:A+
鬼の首:EX
幕間の物語2クリアで「戦闘続行」→「鬼の首」に変化。

宝具編集

千紫万紅・神便鬼毒(せんしばんこう・しんぺんきどく)
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:100人
頼光が酒呑童子を退治する為に用いた毒酒「神便鬼毒酒」が宝具として昇華されたもの。
英霊と化した今、この毒酒と酒呑童子は一体の存在へと昇華されている。
彼女の意志ひとつで「酒」はたちまち周囲を毒で汚染。その濃度を操ることで、あらゆるバッドステータスを付与する事ができる。
最大濃度ならば、全身を生きながらに腐乱させ、わずかな骨しか残さない。
脇に抱えた瓢箪は剣を加えさせて武器にもなり、また、酒呑童子に魅了された獲物を閉じ込める檻にもなるという。
神便鬼毒酒とは、すなわちは神の方便、鬼の毒と云う意。
真名解放しなければ、毒ではなく、そのまま酒として出すことも可能。
伝承では人間を強化するとしかないが、坂田金時の幕間の物語『大江の山、金時の鬼退治』では、神と縁があるイシュタルの魔像に酒を分けた結果、息を吹き返した上に力を増したので、神性関係も強化すると思われる。
酒呑童子が思わず飲んでしまうほどいい酒らしい。
とっくりは零すだけではなく、恨み辛みに無念の類を吸い上げて、極上の酒へと変えることもできる。
演出としては盃から湧き出す毒酒を地面にそそぎ、酒に触れた相手にダメージと状態異常を付与。その光景を盃に映し溶かして飲み干す、というもの。
『Fate/Grand Order』では、「敵全体に強力な攻撃[Lv]&弱体耐性を小ダウン(3ターン)&防御力を小ダウン(3ターン)&攻撃力を小ダウン(3ターン)&宝具威力を小ダウン(3ターン)&クリティカル発生率を小ダウン(3ターン)&スキル封印状態を付与(1ターン)&毒状態を付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果になっている。
強化クエストクリア後はランクがB+に上昇。宝具威力倍率が上がり「敵全体に蝕毒状態(毒の効果量がアップする状態)を付与(5ターン)」という効果が追加される。
百花繚乱・我愛称(ボーンコレクター)
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
生まれながらに備わった能力、もしくは超抜級の絶技。
相手を文字通り「骨抜き」にしてしまう。
血を流さず骨を抜く。場所さえ間違えなければ、相手はたちまち死ぬ。
荒ぶる神たる父のものが遺伝したのか、人喰いの母のものが遺伝したのか、それとも酒呑童子自身が発生させた能力であるのかは不明。
英霊と存在する今は、この能力もしくは技術は対人宝具と化している。
必ずしも相手を殺すことを目的とするモノではないが、その気になれば、きわめて高確率の即死宝具として稼働する。

真名:酒呑童子編集

平安時代、大江山に城を構え、数多くの鬼を束ねた頭領。
龍神の子であり、坂田金時と共通の背景を持つが、逸話と痕跡から彼女は「反英雄」に分類されている。
彼女は日本で生まれたが、その出自は謎に包まれており、一時的に大陸にいた時もある。日本に戻った彼女は京や川のあたりをふらついていた所を茨木童子が鬼の巣に導いたという。
大江山に住まうようになった彼女は気の向くままに京の都に降り、若者や姫君を大江山に連れて帰っては人間を喰った。しかし、京の人間が失踪が相次ぎ、かの陰陽師の安倍晴明の占いで明かされてしまう。
京の公家から酒呑童子の討伐を命じられた源頼光率いる頼光四天王は、山伏を装って鬼の居城を訪れる。
酒宴にて頼光らは酒呑童子たちに毒酒「神便鬼毒酒」を飲ませ、寝込みの所を騙し討ちという形で坂田金時に成敗されてしまう。
首を切り落とされた酒呑童子は、最期の悪あがきとして首だけで頼光に襲い掛かるが、神より与えられた兜によって阻まれたという。

関連編集

出自
彼女の出自には諸説があり、伊吹山の伊吹大明神(=八岐大蛇)と人間の子であると見なす説、戸隠山(=九頭竜)の申し子と見なす説が挙げられる。
余談だが、彼女には伊吹童子という別名もあり、これは八岐大蛇の力を見抜いた茨木童子に付けられたものである。
なお「伊吹童子」という名前は彼女にとっては地雷のようで、成り行きでこの名を望月千代女に呼ばれた時は静かにキレていた。
大江山
生前の酒呑童子が拠点を構えた山。本来の山主は茨木童子だったが、酒呑童子の在り方に惚れ込んだことで、鬼の長として扱っていたという。
神便鬼毒酒
頼光が酒呑童子を退治する為に用いた毒酒。
酒呑童子曰く「あないにいい酒」で、これを飲んだ鬼たちは酒呑童子を含めみな酔っ払い眠ってしまった。

登場作品と役柄編集

Fateシリーズ編集

Fate/Grand Order
期間限定イベント『鬼哭酔夢魔京 羅生門』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
後に、期間限定イベント『輝け!グレイルライブ‼』開催に伴い、『Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM』における彼女をイメージした同名の曲をモチーフにしたアイドル風の霊衣「桜歌爛漫」が実装された。
Fate/Grand Order Arcade
2019年6月20日に、期間限定サーヴァントとして実装。
後に文字通り丸い伊達眼鏡をかける転身霊衣「伊達眼鏡」が実装されている。

その他編集

ちびちゅき!
生徒役。そのナリで平然と飲酒したため、巻き添えでライダーモードの金時が連行される羽目に。

人間関係編集

Fate/Grand Order編集

主人公 (Grand Order)
マスター。男女問わず「旦那はん」と呼んでいる。かなり気に入っているようで、何でも「眼力」が好みとのこと。
基本的には従順な振る舞いを見せるが、時折鬼としての本性を垣間見せることもあり、気に入れば気に入るほど(物理的に)食べたくなるようだ。
なお、マシュや茨木童子からの評によると、女主人公の場合物まねがソックリで判別つかないほどに声が似ているらしい。
坂田金時
彼女が気に入っている相手。生前は賭け事でも力比べでも勝負がつかなかったとの事。
最期は毒で動けない所を彼に討たれたのだが、その事に関しては恨みを抱いていない。一方で、彼の心に深い傷を残してしまった事は、酒呑自身も相当気にしている様子。
実はサングラスは外した方が良いと思っている。隙あらば外そうとする。
源頼光
生前自分を退治した相手。「牛」と呼んだり、子離れできない母親などといっている。
金時に対する執着という面で同類項な為に、金時とは打って変わって露骨に嫌っている。
茨木童子
配下の鬼。
鬼としての格は本来同格なのだが、茨木童子は“自分にはないものがある”として酒呑童子を立てていたらしい。
大江の山で首を刎ねられた時には、「これで茨木あたりとは今生の別れ」だと思ったが、『Grand Order』で再会したことに、妙な縁を感じている。
渡辺綱に殺意と興味を同時に抱いている事を「ようやく鬼らしくなってきた」と考えている。
玉藻の前
友人らしく、玉藻からは「酒呑ちゃん」と呼ばれている。ただし、一歩間違えれば殺し合いに発展しかねないので、互いに一歩二歩は引いて接している。
「ここではそないな女子なのか」と、「そうではない彼女」を知っているかのような含みのある言い方をしているが、単純に「素の性格の彼女を知っている」という意味なのか、大陸にいたころに「別の彼女」を知ったのかは不明である。
望月千代女
八岐大蛇に縁を持つ者同士、彼女に対して情がある素振りをみせる。
ただし、千代女からは出自や平行世界での出来事から怖れられている。
『Fate/Grand Order material』で甲賀三郎とその係累に対して謝っている。
彼女の幕間の物語では、出自関連で吹っ切れない彼女にかなり強引に発破をかけた。
女王メイヴ
彼女の幕間の物語「愛しき私の───」にて共演。物騒な女性として意気投合し「鬼よりも鬼っぽい」と評し、妖精の血を引いていると聞いて納得していた。
イスカンダル荊軻
同上。酒飲み仲間として宴席を設けて酒を振る舞っていた。
ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス
『地獄界曼荼羅』におけるサーヴァント。
玖賀耳之御笠
『地獄界曼荼羅』において、対決した八将神の一騎。
自分の前に大江山に住んでいた怪異ということもあり、いろいろと煽った挙句バラバラにして消滅させた。
ネロ・クラウディウスエウリュアレ (Grand Order)
期間限定イベント『輝け!グレイルライブ‼』で、アイドルグループ「ヴィルトゥオーサ」を組んでいた相手。
武則天〔キャスター〕
期間限定イベント『アークティック・サマーワールド!』にて、お化け屋敷でアドバイザー兼従業員として働いていた相手。
実際の所は別人と取り違えられていたのだが、本人としては面白いためそのまま何も言わずにいたようである。

その他編集

温羅、大嶽丸、悪路王
知り合いらしき鬼。
酒呑童子は自身の事を、人も喰うには喰うが彼らほど荒ぶるわけではなく、しかし鬼は鬼であるため人間から見れば大差はないのだろうと語っている。
『Fate/Grand Order material』では「喚ばない方が良い」と発言している。
ギルガメッシュ
同じコレクターだが、性能と歴史を重視して原典を収集するギルガメッシュに対し、見た目の雅さと稀少性を重視して骨董品を集める点で相容れない。
八岐大蛇
酒呑童子の父親とされている日本神話屈指の怪物。三種の神器の一つである天叢雲剣は八岐大蛇の尾から出てきたという逸話で有名。水神としての側面も持つ。
余談だが、酒に酔って油断した隙に倒されるという倒され方も両者で似通った逸話となっている。
伊吹童子
自分自身の一側面であり、伊吹大明神の分霊。
自分自身の中で何らかの確執があるようで、『Fate/Grand Order』の自身の二つ目の幕間の物語では伊吹童子が自分の肉体で出現した際には「今は自分の番」「自分が自分でなくなるのは絶対に嫌だから次に出てきたら首を撥ねてくれ」と言い出すくらいには嫌っている。
また、サーヴァントとして召喚された彼女についてはうっすらとした靄のようなものにしか見えず、互いを認識できていない模様。
実際のところは生前の頃から互いの人格が持ち回りで表面化して行動していたようである。

名台詞編集

Fate/Grand Order編集

戦闘編集

「死にはったらよろしおす。『千紫万紅・神便鬼毒』。はぁ……骨の髄までうちのものや。」
宝具発動。身も心も蕩かし尽くす魔酒の酔夢。
「よおけ蕩けて……食べ頃どすなあ。」
「そんなら骨抜いてまうけど、よろしおすなあ?」
どちらも戦闘終了後の台詞。まさか食うつもりか。ゲイザーやスプリガンにも言うので、どうやら、彼女には食べ物の好き嫌いは無いらしい。

マイルーム編集

「うちが好きなんは、そりゃイケメンやわあ。大江のお山で見た金髪碧眼の小僧とか、落し甲斐の塊やね。うふ。
 あんたはんも磨けばうまそうやけど…」
マイルーム会話「好きなこと」。金髪碧眼の小僧とは恐らく坂田金時のこと。あわよくばマスターにも手を出そうとするあたり、欲望に忠実である。まさに鬼。
「金髪の小僧は、いつ見ても楽しおますなぁ。目の保養とはこの事や。頼光の牛女には勿体無いわぁ。
 ああいや、今のうちは旦那はんのモノやけどな? あの小僧の骨は、ほんま特別やさかい、そこは大目に見てくりゃれ?」
マイルーム会話「坂田金時」。過去の事は現在に持ち込まないようだ。しかし、彼女がコレクターであることには変わりがないため、金時への関心が途切れることはないだろう。
「なぁなぁ、金髪の小僧? 今日はあの鉄の馬には乗らへんの? …って、ああ! もう……いけず。」
マイルーム会話「坂田金時〔ライダー〕」。に対して。どうやら金時のゴールデンベアー号に乗りたかったようだが、逃げられたらしい。
金時は飲酒運転を忌避しているため、ライダークラスの彼にとって、酒呑童子はいつにもまして天敵である。
「茨木……? まーたそない角尖らせて、ヤンチャしぃとき? 雇い主を困らせたらあかんよ?」
「茨木。甘い菓子を好いとるそうやけど……ふふ、うちらにとって一番甘ーいモンが何か、まだわからへんのやね。」
マイルーム会話「茨木童子」。鬼らしくない鬼と呼ばれる茨木童子に対して何か嗜めるような台詞。鬼の中の鬼にしか分からない矜持のようなものも感じさせる。
前者の台詞は、まるで母親のようである。
「あー嫌や嫌や、牛と乳臭くて堪らんわぁ。ガタイばかりデカくて何様のつもりなんやろ? 年増はさっさと隠居してほしいわ!」
マイルーム会話「源頼光」。蛇蝎のごとく嫌っている。まあ生前のことを思えば仕方ないのかもしれない。
しかし、出生のことを考慮すると年増なのは酒呑の方ではないだろうか?
「へぇ……鬼がおるんやねぇ。うち以外の鬼が。ほーかほーか……
 旦那はん? それほど鬼が好きなんなら、うちも今夜は鬼になろか?」
マイルーム会話「鬼系サーヴァント」。普段よりかなり低いトーンで話しており、かなり怒っていることが伺える。
自分は金時に目移りすることはあっても、マスターが他の鬼へ目移りすることは許さない辺り、欲深い鬼らしく独占欲も強いようだ。

幕間の物語編集

(ああ……やっぱり茨木は、一番の酒の肴やねぇ。飽きひんわぁ……)
茨木童子の幕間の物語『渡る世間はオニばかり』で発した茨木に対する評価(正確には台詞ではなく、酒呑童子の思考の上での独白)。
基本的にはおちょくられてばかりの茨木童子であるが、彼女の良いリアクションを含めて好ましく思っているようだ。
もしかしたら、酒呑童子にとって、茨木童子は自らの宝物の一つなのかもしれない。

イベント編集

「まずいなあ……うちら圧されてるわあ……ちょいと本性、出すしかないかなぁ?」
『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて。結局、茨木に止められてしまったが「酒呑の本性」とは何なのだろうか?
謎が深まる台詞である。
「……その二人の結末はどうなったんやろねぇ?
 鬼は人を喰らったんやろか。それとも………。」
『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて、巴御前への問いかけ。混血である巴御前の血脈はどこかで鬼と交わったはず、ではその二人のその後は…?
人と鬼との関係について割り切っているように思えた酒呑ではあるが、こうした事を考えないわけではなかったようである。

メモ編集

  • かねてから少女の姿をした美しい容姿であるとは言われていたが、さすがに露出度の高い幼女の姿には多くのプレイヤーがぶっ飛んだだろう。
  • 腰につけている青い瓢箪や第三再臨時に持つ柄頭に瓢箪のついた武器は本庄雷太氏曰く「正倉院の紺瑠璃杯」をイメージソースにしている。
  • 彼女が生前誰にも話さなかったため、大江山に住み着く以前に彼女が大陸に渡っていたことは後世には伝わっていない。また彼女自身も大陸時代以前のことはぼんやりとしか記憶していないらしい。
  • 「骨を抜く」というような言葉をよく口にするが、これは慣用句として「骨抜きにする」と言っているわけではなく、文字通り人間の体から『百花繚乱・我愛称』を使用して物理的に骨を抜き取っている模様。骨は酒に漬けて溶かして飲むらしい。
  • 宝具使用時に飲み、特にデメリットも無い神便鬼毒酒だが、伝承によれば神より頼光に与えられたものとされ、特殊な呪術が備わっており、無類の酒豪たる鬼をも眠らせるほど酔わせ、鬼の持つ絶大な妖力さえも封じ込める力を有している。また、人が飲めば力を得て鬼が飲めば力を失うと、人には無害どころかパワーアップするような伝承もある。
  • 鬼である彼女がアサシンクラスとして呼ばれた由縁は不明。理由として考えられるのは「京都で公家の若者や姫を殺したことが暗殺に該当する」「安倍清明の占いによって判明するまで犯人だと気取られなかったことが暗殺に該当する」「(サンソンなどのように)暗殺でなくとも殺人そのものがアサシンの適性に含まれる」「おにという語の語源がおぬ」あたりだろうか。
  • 玉藻の前と並ぶ「日本三大化生」の一角。一般的に「日本三大妖怪」として中世日本で畏れられた大嶽丸、酒呑童子、白面金毛九尾の狐(玉藻の前) が挙げられるが「日本三大化生」はEXTRAでの造語のため、最後の一人は日本三大妖怪とは異なる可能性もある。

脚注編集

注釈編集


出典編集

  1. 幕間の物語『酔うも我、狂うも我、滾り嗤うも我なれば』等より。

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