マシュ・キリエライト

2018年8月18日 (土) 01:51時点におけるイルステリア (トーク | 投稿記録)による版 (→‎本編)
シールダー
真名 マシュ・キリエライト
外国語表記 Mash Kyrielight
性別 女性
誕生日 16歳[注 1]
身長 158cm
体重 46kg
出典 Fate/Grand Order
地域 カルデア
属性 秩序・善
一人称 わたし
二人称 〇〇さん/〇〇氏/ミスター・〇〇〇……とTPOに合わせて敬称は変化
三人称 彼/彼女
声優 種田梨沙(初代)
高橋李依(2代目)
演者 ナナヲアカリ
デザイン 武内崇
設定作成 奈須きのこ
レア度 ☆3→☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

Fate/Grand Order』で主人公が最初に出会う少女であり、パートナー。「盾兵」のデミ・サーヴァント

略歴
人理継続保障機関カルデアの局員。
生誕年は西暦2000年[注 2]
カルデアの前所長マリスビリーが人間と英霊を融合させることで英霊を「人間に」するため遺伝子操作によって作り出したデザインベビーで、英霊を呼ぶのに相応しい魔術回路と無垢な魂を持った人間。30歳ほどで生命活動を停止するデザインベビーが、サーヴァントとの融合実験で肉体の寿命がさらに短くなり、長くても18歳と短命で、『Grand Order』第六章の時点であと1年生きられるかどうかという状態であり、終章では寿命的な面と戦闘面もほぼ限界に達していた。
英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァント実験の被検体となり、英霊の召喚自体は成功したものの、彼女の中に召喚された英霊ギャラハッドは人道に反する試みに不快感を示し、カルデアへの協力を断る。その高潔さから彼女と融合することも、彼女の死亡を招く彼女の体からの退去も拒み、彼女の中で眠りにつくことを選んだ。
その後は14年に渡り無菌室へ隔離・秘匿され監視されるという扱いを受けていたが、彼女が隔離されていたセクションの存在を知り憤ったDr.ロマンの「マシュのマスター適性は一流のものであり、これを活用しないのは資源の無駄だ」という説得によって15歳からカルデア内なら移動していいようになり、選りすぐりのマスターを集めたAチームのメンバーとして訓練を受け、半年も経たずにマスター候補Aチーム主席となる。
『Grand Order』のプロローグで16歳の誕生日の朝、カルデアにやって来た主人公と運命的な出会いを果たす。
ギャラハッドは召喚以降沈黙を守り続けたが、『Grand Order』本編開始から間もなくカルデアを襲った破壊工作で下半身が潰れるという致命傷を負った彼女に手を差し伸べて最後まで寄り添おうとした主人公に心打たれ、マシュとの間に「過去の異変の排除」を条件に戦闘能力を譲り受ける契約を交わし、人間と英霊の融合体「デミ・サーヴァント」として彼女を蘇生させて消滅した。これ以降マシュは主人公をマスターとして、シールダーのクラスのサーヴァントとして共に聖杯探索を行っていくこととなる。
なお、戦闘能力を譲ったギャラハッドは真名も告げずに消滅してしまったため、当初マシュは自身の宝具はおろかクラス名すら解らない状態であった(三章においては自身をシールダークラスのサーヴァントとして認識しているが、それ以前は何のクラスか他の英霊に質問されても答えられなかった)。
ちなみに人間であった頃には眼鏡に白衣と研究者然とした服装を纏っていたが、シールダーとなってからは視力も向上したのか眼鏡を外し、初期状態のままでは少々露出の多いサーヴァントとしての姿のままで行動している。一応カルデアでの待機中には元の眼鏡を付けた白衣姿に戻っているようだ。
ショートヘアーで片目が隠れるような前髪をしているが、ランスロットがマシュに融合した英霊の正体に気づきかけた時のポイントに「片目を隠す髪」を挙げていたため、髪型などの外見も融合した英霊にいくらか影響を受けている可能性がある。
人物
外交的[注 3]、弱気[注 4]、能動的[注 5]
無口、かつ無駄のないクールな態度と言葉遣いなため、まるで人形のような~といった形容詞がピッタリはまってしまう。実際にはマシュ本人は知的好奇心が旺盛で能動的、少しだけ無口で台詞回しがおかしいだけの、いたって普通の少女。性格は真面目、純真さ故にたまに天然。
うまれたばかりのひな鳥のような精神構造をしており、純粋で疑う事を知らず、自分が信じるもののためだけに活動する。人間的な精神構造、矛盾は旅を通じて成長していく。
マシュの要素は「真面目でおとなしい優等生」「先輩をたてる後輩。それが愛情かどうかは見てる方には分からない」「ちょっとだけ不思議ちゃん(に勘違いされる)」といったものに要約される。
研究員として以前からカルデアに居たにも関わらず、後からやって来た主人公を「先輩」と呼ぶ。読書や勉学は数多くしてきたのか知識は豊富で、魔術や歴史、英雄について主人公に説明するシーンも多いが、少し常識が欠けている。人生経験は希薄であるため、主人公のような普通の人間なら驚かないような物事にも新鮮そうな反応を見せる。
感情表現が苦手で、人の感情の機微などにも疎く、人間臭い一面を持つサーヴァントに驚いたり、感心することもある。
主人公に対して初対面の時から「敵意も脅威も感じなかった」と信頼を寄せ、シールダーとなってからも一途な信頼を向ける。主人公が特に女性サーヴァントから好意を向けられると「妬く」こともあり、中には必死に主人公を引き止めたり、叱ったりする場面もある。しかし自分が「恋心を抱いている」事を自覚しておらず、アルテミスや清姫にその事を指摘されても不思議がっている一面も見られる。
一方で外面こそクールでしっかりしているように見えるが、芯は至って真逆の「恐がり」。どれだけ慣れても強くなっても戦うのはいつも怖く、できれば穏やかに過ごしたがっているが、主人公のために頑張っている。彼女はマスターを守ることを第一に考え、マスターが危機に陥れば命を投げ出すくらいであるが、そこに戦士としての覚悟や経験が全くなく、元から持つ恐怖と戸惑いを克服しないままソレを実行する姿を子ギルは「容易く折れそうが故の可憐さ」と評している。
意外とお祭り好きで、イベントの時には普段の様子からは想像もつかないほどテンションの高い振る舞いを見せることもある。また酒に非常に弱く、酔うと積極的になりやたらと主人公に抱きついたりする。他にも、『人魚姫』に胸をときめかせたり、主人公の夢の中で自分がお姫様として登場していたと知ると機嫌が良くなったりとかなりの乙女でもある。
また、素直すぎるが故に嘘もつき慣れていないようであり、『二代目はオルタちゃん』では「こういう嘘が苦手で、絶対にバレるから」という理由でマシュに一切伝えなかった。
クロエ曰く、見た目はリズ寄りだが性格はセラ寄り。かつての自分は皆と会話をしておらず、状況に対する意見を述べるだけで、自分の気持ちを伝える事をできなかった。だが人理修復の旅を経て、多くの場所で多くの人々に、個人が生きる意味、理由、その目的。善悪の観念と人間性の在り方などを教わった。それ故に他のAチームの事を、結成してからの一年間の時間にどのような意味があったのかを確かめたいと考えている。
能力
元々カルデアのマスター候補だったのだが、「戦闘訓練ではいつでも居残りだった」と語る辺り運動神経はそこまでよろしくは無かった模様。
人間だったころから謎生物であるフォウの言語をニュアンスを理解できるが、明確な言語として認識できる訳ではない。言語を話せない一部の「狂戦士」のサーヴァントともある程度なら意思の疎通は可能な模様。
デミ・サーヴァント」として蘇生した後は融合したサーヴァント=ギャラハッドの能力が使用可能となっている。召喚の盾を持っているため、サーヴァントの気配に敏感。
身体能力などもかなり向上しており、人間や悪霊、魔物相手であれば危なげなく戦えるが、完全なサーヴァントと比べると劣るらしい。
それでも通常のサーヴァントであるカーミラをして「熟練の技」と言わしめるほどの技量を持っているのだが、これはギャラハッドの技量がそのまま反映されていると思われる。
また、半分は人間であるために霊体化などは不可能なようだが、半分は英霊であるためか肉体的な疲労にはかなり耐性があり、眠らなくとも十全に能力を発揮できる。
デミ・サーヴァントが持つ特殊「憑依継承(サクスィード・ファンタズム)」によって憑依した英霊が持つスキルを一つだけ継承し、自己流に昇華しており、マシュの場合は魔力をそのまま防御力に変換する『魔力防御』を継承している。


霊衣解放

常夏の水着
カルデアのみんなに選んでもらった初めての水着。2016年の思い出。
オルテナウス
ダ・ヴィンチが改良した霊基外骨格。アーマードとも呼ばれる。
この霊衣を装備すると、マシュのスキル、宝具、モーションが変化する。
スキルレベルはオルテナウスの霊衣を獲得する前と共通。
霊衣を第三再臨まで、または水着に変更するとスキル・宝具・モーションは以前の物に戻る。その関係で、オルテナウスを装備している事になっている第二部ストーリーの該当部分では、マシュの霊衣はオルテナウスで固定される。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
シールダー 主人公 (Grand Order) C A D B C ? 対魔力:A
騎乗:C
自陣防御:C
憑依継承:?
今は脆き雪花の壁
誉れ堅き雪花の壁
時に煙る白亜の壁
奮い断つ決意の盾
「今は脆き雪花の壁」は、第六章で「誉れ堅き雪花の壁」に強化。[注 6]
憑依継承と自陣防御はゲーム内では未実装。
バンカーボルト:A
アマルガムゴート:D
悲壮なる奮起の盾
オルテナウス装備時

宝具

仮想宝具 疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)
ランク:D
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:-
憑依した英霊の真名が分からぬままマシュが本能に従って展開した宝具。前方に強力な守護障壁を展開する。当然宝具の真名も知らないため、この名前は便宜上オルガマリーが命名したもの。
作中では「マシュにも意味のある名前」「ぴったりな名前」とどこか曖昧に表現されるが、プロフィールでは「カルデアスの名を冠しているのはマシュの根底にある願いが、“人類の未来を見る”ものであるからだと思われる」とより直接的に言及されている。
宝具ランクこそDと低いものの、シナリオ上ではクー・フーリン曰く「抜群の相性」によってセイバーオルタの「約束された勝利の剣」を防いだり、ジャンヌの「我が神はここにありて」とともに2人がかりでファヴニールのブレスを一時的にとはいえ防いでジークフリートが回復するまでの時間を稼いだり、ブーディカとともに2人がかりで対城宝具級の威力を発したアルテラの「軍神の剣」を防いだりするなど、主人公たちの命を救う活躍を幾度も見せている。
作中における戦闘以外での使い道として、触媒にしてカルデアの召喚サークルを設置する他、聖杯を一つ程度だか仕舞うスペースを作られている。何故か、ピクニック中にシート代わりに弁当の下にひいてたりする事も。
アーチャー曰く、本来は盾として用いるような代物ではないらしい。
『Grand Order』では「味方全体の防御力をアップ[注 7][注 8]&ダメージカット状態を付与[注 7]」という効果のArts宝具。
いまは遙か理想の城(ロード・キャメロット)
ランク:B+++
種別:対悪宝具
英霊・ギャラハッドが持つ宝具であり、「人理の礎」の本来の姿。白亜の城キャメロットの中心、円卓の騎士たちが座る円卓を盾として用いた究極の守りにより、前方に白亜の城を展開する。
強度は使用者の精神力に比例し、使用者の心が一切の穢れなく、また迷いがなく、折れない限り、その城壁と正門も決して崩れ去ることはない無敵城壁と化すが、逆に言えばその心に迷い・曇り・汚れがあれば綻びを生み、壊されてしまう。初めてその真名を解放した時はベディヴィエールの指南もあって、通常規格における宝具の最高級火力を遥かに超越していた獅子王の「最果てにて輝ける槍」を防ぎ切った。
またこの多くの英雄が集った円卓が「英霊を集めるもの」と見なされているため、カルデアが英霊の召喚を安定させるための触媒としても使用されている。すなわち、主人公とマシュとギャラハッドが契約していること自体が、カルデアに多くの英霊を集める下地となっている。
『Grand Order』では「味方全体の防御力をアップ[注 7][注 8]&ダメージカット状態を付与[注 7]&自身を除く味方全体の攻撃力をアップ[注 7]」という効果のArts宝具。
いまは脆き夢想の城(モールド・キャメロット)
ランク:D
種別:対人宝具
オルテナウス装備時の宝具。この宝具の展開が度重なると、クールダウンが必要になる。
『Grand Order』では「味方全体の防御力をアップ[注 7][注 8]&ダメージカット状態を付与[注 9][注 10]」という効果のArts宝具。

真名:マシュ・キリエライト

カルデア局員、マシュ・キリエライトがサーヴァントと憑依融合した姿。
デミ・サーヴァントと呼ばれる。
マシュは自身に憑依した英霊の真名を獲得した。
その騎士の名はギャラハッド。
アーサー王伝説にある円卓の騎士のひとり。
ただひとり聖杯を手に入れ、そして天に返した聖者。
カルデアは独自の方法で英霊召喚を成功させたが、その根幹にあるのがギャラハッド召喚の触媒になった『英雄たちが集う場所』───マシュが持つ、円卓を利用した盾である。
七つの特異点を越え、多くの戦いを乗り越えた事で彼女は歴としたひとりの人間、
借り物ではないサーヴァントとして成長した。
真名を知り得なかった彼女が使っていた仮想宝具、人理の礎(ロード・カルデアス)。
それは“人類の未来を見る”という、
彼女の根底にある願いがカタチになったものだった。
……人理焼却を巡る戦いはじき終わる。
彼女の旅はどのような結末を迎えるのか。
その雪花のような光景を、
星の獣は静かに見守り続けている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
レア度が設定されているのはシステム上のもので、召喚(ガチャ)から登場することはなく、また他のサーヴァントと違ってシナリオの進行に伴ってレベル上限の解放、及び絆レベル、レア度の上昇が行われる特別な扱いをされる。
特に第六特異点後半からクリアにかけて、宝具の真名解放による変化および宝具レベルの上昇、そしてレア度が上昇することによる基礎ステータス及び上限レベルの変更(順番はこちらが先)と、大きく強化される。
また、第五特異点途中で発生するイベントで「より強い決意の表れ」として戦闘モーション及び戦闘中のボイスの大半が一新される。そのあと前述のレア度上昇によって戦闘グラフィックが変化するが、これは他のサーヴァント同様外見のみでモーションやボイスは一新後のものと共通。
マンガで分かる!Fate/Grand Order
準レギュラー。主人公にやたらと弄られる。
後に「マンガで分かるライダー」のマスターとなり、カルデアの聖杯戦争に巻き込まれるハメに。

Fate関連作品

氷室行進曲 冬木Game Over
藤丸立香の奥義によって召喚されるものの、まだレベルが低かったために5秒程で消えてしまった。

その他

コハエース
型月一武道会に坂田金時とペアを組んで出場。
登場当時は『Fate/Grand Order』は一枚絵が公開されていたのみだったので、一言も台詞は無く、見返りポーズから全く動かない。
ちびちゅき!
相も変わらずの後輩属性のために可愛がられ、生徒会に勧誘される。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
マスター。「先輩」と呼び慕い、彼(彼女)に対して何かと世話を焼く。サーヴァントに徹している時は「マスター」呼称を使うことも多い。
サーヴァントになってからは主人公の力になろう、主人公の役に立とう、と頑張る。マシュはそれが何より嬉しいと思っている。
あまり「!」を使わないマシュが戦闘時に「マスター、指示を!」「先輩、お願いします!」と強く言うのは、“弱いわたしを助けてください!”というお願い&信頼の顕れ。
ムック本付属ドラマCDの収録現場では、初期に声優を務めていた種田氏に奈須先生は「(主人公に対して)まだ自覚はしてない淡い恋心を抱いているような感じで」という演技指導をしたとのこと。
オルガマリー・アニムスフィア
同じカルデアの一員。冬木での言動から、局員として十分に信頼していることが窺える。ただ、当初はその生い立ちからマシュに復讐されるのではと恐れていたらしい。
しかしマシュにそんな考えは一切なく、同じように信頼を寄せている。おそらく、その態度を受けてオルガマリーも考えを変えたものと思われる。
ロマニ・アーキマン
たいへんお世話になっているので信頼も信用もしている。マシュにとっては隣の家の親切な父親とも、隣の家の親切な兄とも取れる人物。
親しさの裏返しなのか、時に頭痛を覚えるほどお気楽な彼の言動にはきついツッコミを入れることもある。
ロマニの事は普段「ドクター」と呼ぶが、前述したようにボケがあまりにも酷いと辛辣な評価を下す形で「Dr.ロマン」と呼んでいる。
フォウ
カルデア内を闊歩する彼(?)に非常に懐かれており、スキあらば肩を(乗り場的な意味で)狙われるらしい。フォウに直感的に(鳴き声を聞いたから)「フォウ」と名付けた。
ちなみにマシュはフォウを「フォウさん」と敬称付で呼んでいる。
レフ・ライノール
二年間限定だが、魔術部門の恩師で。彼がカルデアを爆破した際、マシュも巻き込まれた。以降は敵対関係に。
しかし、彼もまた例外的にマシュを“一人の人間”として扱っていたため、マシュは彼が悪人だという意識が持てないでいる。
ギャラハッド
融合しているサーヴァント。マシュにとっては二度に渡って命を救われ、戦う力を授けてくれた恩人。
デミ・サーヴァントとなったマシュの中には既に彼の意識は残っていないが、サーヴァントとしての霊基を通してマシュに影響を与えている。
第一部クリア後はギャラハッドの力を失う。
ランスロット〔セイバー〕
融合しているギャラハッドの父親。
上述の通りマシュはギャラハッドの霊基から感情面で影響を受けているようで、基本的に礼儀正しい態度で他人と接するいつもの彼女からは信じられないほどの辛辣な言動で対応する。
クー・フーリン〔キャスター〕
デミ・サーヴァント化してから初めて出会ったまともなサーヴァント。
ごく自然にセクハラしたり、宝具の使用法が解らないマシュに稽古をつけてやったり、悩んでいるときにアドバイスを送ってやったりと、かなり世話を焼かれている。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
「人間は好きなものを自分で選べる」というマリーの今際の言葉が理解出来ない故に彼女と旧知の仲たる彼に質問してみた所、「人間は何かを好きになる義務がある」と説かれる。
世界からあらゆるものを受け取って、いつか世界を越えよと激励を受けた。偉大なる音楽家の善や悪を超越した人間賛歌に感銘を受け、彼女は一歩成長する。
ブーディカ
世話焼きの彼女の心の琴線に触れたのか、まるで妹か娘のように可愛がられる。また、融合している英霊について何か感じ取ったような言動を見せていた。
抱きしめられるのは胸で苦しいやら気恥ずかしいやらでやや遠慮気味。
まっとうな人格者であるため信頼は厚いようで、「頼りになって、優しくて、抱きしめられるとほわっとする」とのこと。
フランケンシュタイン呂布奉先
呻き声の意味を理解できる。
ランスロット(狂)
同上。また、セイバーのランスロットと異なり正体に気がついていないのか、親しげに会話している。
エミヤ
彼のことも「エミヤ先輩」と呼び歴戦のサーヴァントとして敬っている。また、彼の方も主人公とマシュには存分に世話焼きぶりを発揮している。
歴史・伝説上の人物ではないということで気安く接しやすいのか、あるいは本家後輩リスペクトか。
レフの言によれば「マシュにとって主人公ぐらいの年頃の人間はみんな先輩」とのことなのだが、実際にマシュが主人公以外で「先輩」と呼ぶキャラクターは未だに確認できていない。というかエミヤと主人公では歳が近いかすら怪しいところだが……。
エドワード・ティーチ
四六時中アレな発言を垂れ流しているため、最早発言に怒ったり驚いたりせず無視を決め込んでいる。
しかし彼の「~~氏」呼びが感染してしまった一人でもあり、彼とのイザコザが終わった後に彼の話題で数度「黒髭氏」と呼んでいる。
モードレッド
二つの特異点においてそれぞれ味方、敵として出会う。どちらにおいても、マシュと融合しているサーヴァントの正体及びマシュの盾の特性を把握していた。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
愛読者。特に「人魚姫」がお気に入りのようだが、彼の少女の夢を破壊するようなやさぐれた言動には辟易している。
シャーロック・ホームズ
彼の物語についても愛読していたようで、英霊として現れた彼に尊敬の念を表しており、あちらもそんなマシュに珍しく好意的。
アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕
期間限定イベント『セイバーウォーズ』にて、事前登録特典として1体のみ配布されていた彼女と「宝具成長しない同盟」を結成。
しかし、『セイバーウォーズ』はそんなリリィを配布して宝具レベルを上げられるようにするイベントなので、すぐに崩壊する運命にある哀しい同盟なのであった。現在ではストーリーを進めることによりマシュもめでたく宝具レベル3まで上げられるようになったが、それ以上はやはり時を待つ必要がある。
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
死が怖いと言った自分にその恐怖を楽しめと言った人物。後、亜種特異点Ⅰでは明確に配下として扱われている。
タマモキャット
料理の師匠。ついでに恋愛関係のアドバイスも受けている。
レオニダス一世
同じ盾使いということで、最大限にリスペクトしている。
レオニダスがメインストーリーで初登場した第二章では何の接点もなく、イベントでマシュがやたらに熱く語っているだけの関係だったが、第七章では味方として関わりを持つことになった。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (Grand Order)‎
自分よりも年下の相手は珍しいのか、積極的に面倒を見ようとする。
同時に、どんなに過酷な運命に置かれても決して諦めようとしない強さを見て、その支えになろうとしている。
沖田総司〔オルタ〕
主人公に対して過剰に懐いているためか、若干当たりがきつい。
ドクター・ドリトル
動物と話せることに憧れてはいるが、ニュアンスまでしか分からない自分には才能がないと考えている。
主人公からは動物話せる人はあんまりいないから大丈夫、と言われている。

マンガで分かる!Fate/Grand Order

主人公 (マンガで分かる!FGO)‎
マスター。
奇矯な言動やセクハラに振り回されてばかりだが、主に性的に依存気味。
マンガで分かるライダー
サーヴァント。
マスターとしてはきちんと認められているが、若干フリーダムな性格なので振り回されがち。

名台詞

Fate/Grand Order

戦闘

「戦闘です。マスター、指示を」
「武装完了……行きます、先輩!」
モーション変更前の「開始1~2」。武器を装備し、マスターでもある先輩の指示を仰ぐ。
「はい…」
「了解です」
「行きます」
モーション変更前の「コマンドカード1~3」。マスターの指示に従順に従う。
「これで、倒れて!」
モーション変更前の「エクストラアタック」。彼女は英霊と融合しただけであり、決して英雄ではない。
「最大火力、発揮します」
モーション変更前のスキル使用時の台詞の一つなのだが、彼女のスキルは全て防御系のものであり、「火力」と言えるような部分には一切影響しない、いささか不可解な台詞。
「シールドエフェクト、発揮します」
よって、CV変更後はこちらに変更された。全台詞中、CV変更に伴って「内容」が変わったものはこれだけ。やはり開発上の意図通りの台詞ではなかった模様である。
「ステータスアップ……頑張ります」
モーション変更前のスキル使用時の台詞の一つ。確かに防御力を上げられるが、こちらも見方によっては違和感のある言い回しではある。
「見事な采配です……先輩」
「戦闘終了。…何とかなりましたね」
モーション変更前の戦闘終了時の台詞。マスターを褒め、戦闘が無事終わった事を安堵する。
「見ていてください、マスター」
「武装完了……行きますね、先輩」
モーション一新後の戦闘開始時の台詞。若干の自信とマスターに自分の勇姿を見せたいという思いが伝わって来る。
「はい」
「落ち着いて……落ち着いて……」
「了解、押し切ります」
モーション一新後のカード選択時の台詞。より強い決意と共に、決意による緊張が見て取れる。
「これで、倒します!」
モーション一新後のエクストラアタック時の台詞。経験を積んだことでの心境の変化を感じさせる。
「ステータスアップ。これで耐えます」
「まだ、倒れません」
モーション一新後のスキル使用時の台詞。シールダーらしく耐えることを宣言する。
「戦闘終了……。あの、お役に立てましたか……?」
モーション一新後の戦闘終了時の台詞。役に立っているか不安な模様。
「真名、偽装登録───行けます」
「宝具、展開します……!」
宝具選択&発動。台詞の通り真名解放ではないが、真名解放出来ずとも、マスターを守る壁となる。
「真名、開帳───私は災厄の席に立つ……」
「其は全ての疵、全ての怨恨を癒す我らが故郷――顕現せよ、『いまは遙か理想の城ロード・キャメロット』!」
真名解放後の宝具選択&発動。顕現した白亜の城は、使い手の心に曇り無き限りあらゆる害悪を阻み、その正門は決して崩れない。
"災厄の席"とは、伝説においてギャラハッドが円卓13番目の呪われた席を選び、その呪いに打ち勝った事からと思われる。
「だめ…まだ、戦わなく…ちゃ…」
「ごめん…なさい……」
消滅時の台詞。マスターに対する申し訳なさが伝わって来る。
常夏の水着
「行ってきます、先輩っ!」
「マシュ・キリエライト、夏を楽しみますっ!」
戦闘開始の台詞。戦いに挑むとは思えないほど明るい。
なお、霊衣を外し忘れて零下120度の極寒の世界で夏を楽しませてしまったマスターが幾らかいた模様。
「プールサイドは走りません!」
「UVカット、セット!」
スキル使用時の台詞。最早スキルの内容と全く関係がない。
というか、聖騎士の加護をUVカットに使って良いのだろうか?

マイルーム

「お疲れ様です。レベルアップですよ、先輩」
レベルアップ時の台詞。レベルアップさせてくれた主人公を労う。
「少しはサーヴァントらしくなってきたでしょうか…」
「基礎能力向上。レベルアップです、マスター」
「もっと先輩のお役に立てるよう……頑張ります」
「ありがとうございます。なんだか、すごく嬉しいです。先輩、わたし、今日この時の気持ちをずっと忘れません」
霊基再臨1回目、2回目、3回目、4回目の台詞。成長する過程で、マシュは充分サーヴァントに相応しい活躍をして来たが……まだまだ不安は拭えない様子。
けれども、恐怖を振り払えなくとも戦うことは出来る…否、恐怖するからこそ戦い抜ける。
「武装を変更するのですね。では、失礼してっと……」
霊衣解放の台詞。武装を変更する。
「外の世界はすごいですね。カルデアでは知りえなかった情報ばかりで……毎時間新しい発見の連続です。先輩は、どうですか?」
マイルーム会話「絆レベル1」。カルデアで生まれ育った彼女は、カルデア以外のことを知らない。
この会話が開放されるのは第一部序章クリア直後であり、その時点ではまだ語られないマシュの素性を窺わせる台詞となっている。
「私達の時代に至るまで、多くの人々の戦いと、生活があった。歪んだものとはいえ……人類史をこうして肌で感じられる事は、私にとって幸福な事だと思います」
マイルーム会話「絆レベル2」。歪んだものとはいえ、多くの人々の紡いだ人類史を感じている。
「不謹慎だと自覚していますが……わたしはこの旅に感謝しています。わたしは、もっと多くの空を見たいと感じています。それに……先輩のお役に、もっと立ちたいんです」
マイルーム会話「絆レベル3」。彼女が今まで見ることも触れることもなかった「世界」。それを見て、感じる喜びを示しつつ、慕っている先輩の力になりたいと願っている。
「あと一つで、魔術王の企みは崩壊する……。先輩の旅も、サーヴァントとしての私の在り方も、もうじき終わるんですね」
マイルーム会話「絆レベル4」。第一部第六章終盤で開放される(内容的には、そのまま第一部第六章を終了させてカルデアに戻ってきた後を想定していると思われる)。果たして、彼女の旅路の果てに待つものは何なのか。
「行きましょう、マスター。全ての命は終わるべきだと彼は言いました。わたしはそれを理解していますが、認めることはしたくない。わたしは……先輩のサーヴァントですから」
マイルーム会話「絆レベル5」。全ての命は終わるべき。それを理解しながら、認めずに抗う。
「探索を続行しますか? 私はいつでもOKです」
マイルームでの会話「会話1」。暗に自身の休憩はいらないと言いつつ、マスターの事を気遣う台詞。
「まだまだ未熟なサーヴァントですが、先輩の力になれるよう努力します」
マイルーム会話「会話2」。自分のサーヴァントとしての力にに自信がない模様。
「将来的には、アイコンタクトだけで戦闘、炊飯、掃除、談話ができる……そんな関係を目指しています」
マイルーム会話「会話3」。…どんな関係だろうか。というか、目くばせだけでいいのなら"談話"とは呼ばない気が……。
「好きなものが増える、ということはいいことですね。ですが、その分気を付けなくてはいけないことも出来ました。具体的に言うと、デザートのあとの運動など、大変重要です!」
マイルーム会話「会話4」。終局特異点クリア後に追加される。
デザートなどが好きになった模様。そして、普通の女の子らしく、体重を気にする一面も。
「カルデアの修復も、もうすぐ終わりそうです。電力削減のために閉鎖されていた区間も少しずつ開放されています。レクリエーション施設などもありますので、ぜひ案内させてください、先輩」
マイルーム会話「会話5」。終局特異点クリア後に追加される。
魔神柱に破壊されたカルデアの修復が進み、電力削減のために閉鎖されていた区間も解放され始めた。
「先輩のマイルームはいいですね。あまり私物は無くて、私の部屋と変わりはないはずなのに、落ち着きます。え、私の部屋……ですか? 特に見るべきものは無いので、あまり面白くはないと思いますが……」
マイルーム会話「会話6」。終局特異点クリア後に追加される。
主人公のマイルームは落ち着くらしい。
「デミ・サーヴァントとしての活躍は出来なくなりましたが、情報処理、後方支援、先輩の健康管理など、全力で行いたいと思います。何か些細な違和感などありましたら、是非このマシュ・キリエライトにお知らせください……!」
マイルーム会話「会話7」。終局特異点クリア後に追加される。
前線に立てなくなった分、主人公の後方支援をしようと張り切っている。
「マスターとサーヴァントは、近ければ近いほど魔力供給が強くなります。このため、マスターは常に前線に出ることを余儀なくされる……。私も、以前のように戦えればいいのですが……」
マイルーム会話「会話8」。終局特異点クリア後に追加される。
後方支援を頑張ると決めても、共に戦えない事を憂いている。
「好きなもの? 空の色とか、地面の匂いとか…好きです」
「嫌いなもの? …すみません。目下のところ、そこまで否定するべきものはありません」
マイルーム会話「好きなこと」「嫌いなこと」。普通の人間にしてみれば「ごく当たり前なこと」を特別なものと感じ、何かを特別嫌うだけの経験もないと言う。
「聖杯を探索し、回収することが私の使命です。頑張りましょう、マスター」
マイルーム会話「聖杯について」。マスターの任務と同様、聖杯を回収する事を自身の使命としている。
「これは……2016年の、あの孤島で着たものですね。大変すごしやすく、お気に入りです。……あの、似合っているでしょうか、先輩?」
マイルーム会話「霊衣について」。2016年の孤島での思い出。乙女として異性からの評価が気になる様子。
「特殊事象の発生を確認…!先輩、急ぎましょう!張り切ってレアゲットです!!」
マイルーム会話「イベント開催中」。案外、物欲的……?
「お誕生日おめでとうございます。大変めでたいので、国を挙げての祭日にするべきではないでしょうか」
マイルーム会話「誕生日」。流石に言い過ぎである。というか、ここで指す"国"ってどこだろうか?
「何事も小さな備蓄から始まるもの。この調子でいきましょう、先輩」
マスターミッション画面での報酬獲得時の台詞。小さな備蓄からコツコツと。
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします、先輩」
謹賀新年2017の台詞。2017年の日の出を迎える。
「先輩は、もう初詣には行かれましたか? まだでしたら、是非ご一緒させてください!」
謹賀新年2017の台詞。カルデアは雪山にあるが何処で初詣をするのだろうか?
「報酬獲得です。大切にしましょうね、先輩」
マスターミッション画面での報酬獲得時の台詞。報酬は大事に。
「カッキ―ン。カッチーン。……あ、あぁ、大丈夫です。大切な資源で遊んだりはしていません。……していません」
マスターミッション画面での報酬獲得時の台詞。大切な資源である聖晶片で遊んでいたのを隠すところが可愛らしい。
「資源回収に成功しました、マスター。小さすぎて手の平から零れ落ちそうですが、これも立派な資源です」
マスターミッション画面での報酬獲得時の台詞。聖晶片は結構小さいらしい。
「纏まったらダ・ヴィンチちゃん工房に。使い道はマスターにお任せします」
マスターミッション画面での報酬獲得時の台詞。聖晶片は七つ集めることでダ・ヴィンチちゃん工房で聖晶石一個と交換できる。それをどう使うかはマスター次第。
「朝は早く、夜の訪れは遅い。日が長くなると一日が長く感じられていいですね、先輩」
2016年7月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
日が長くなると一日が長く感じられる。それを良いと感じられるのは彼女が人間的な精神構造、矛盾は旅を通じて成長した証左。
「驚くべきことに今年も残り半分です。先の予定はしっかり立てて慌てずにいきましょう、マスター」
2016年7月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
一年が過ぎるの早いが、慌てると良くないことが起こるかもしれないので注意。
「夏といえば海水浴と聞きました。水着……はわたしには早いですが、浜辺にレイシフトして泳ぎたいですね、先輩」
2016年7月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。8月のイベント『開拓漂流日誌 ブルースカイランド』と『世紀末女神伝 シャドウアイランド』でその念願は叶った。
「これが地球の夏……暑さに負けずに頑張りましょう、先輩」
2016年8月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
夏の熱さを初体験したらしい。カルデアは南極なので仕方ないが。
「お疲れ様です、マスター。隙をみて、ドクターにかき氷を要求してきましょう」
2016年8月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
ドクターにかき氷を作らせるつもりらしい。ほぼ不眠不休で作戦にあたっているが暇はあるのだろうか?
「どうぞ、ほどよく冷えた麦茶です。夏バテをしないように水分補給はしっかりしましょうね、先輩」
2016年8月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
夏バテ対策の水分補給。……カルデアは雪山なので必要ない気がしないでもない。
「まだまだ暑い日が続きますが、残暑も夏の醍醐味と聞きます。ファイトです、マスター!」
2016年9月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
残暑も夏の醍醐味ではあるが、どこから得た情報だろうか?
「季節の変わり目は体調を崩しやすいもの。先輩も、お体には気を付けてくださいね」
2016年9月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、カルデア唯一のマスターは気を付けなければならない。
「ところで……フォウさんには、抜け毛の季節はあるのでしょうか?」
2016年9月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
謎生物であるフォウに抜け毛の季節はあるのだろうか?
「大分涼しくなって、体を動かしやすい季節になりました。先輩、トレーニングにお付き合いくださいますか?」
2016年10月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
概念礼装「パーソナル・トレーニング 」の様にトレーニングに付き合うのだろうか。
「食事が美味しい季節ですね。わたしは、焼きたてのパンが大好きです」
2016年10月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
食欲の秋。マシュはパン派なのだろうか。
「モミジガリ……。日本では山が燃えるように赤く茂るのですか。先輩と……見てみたいです」
2016年10月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
カルデアは年中雪山なので、山が赤くなるのは見た事がない様子。
「コートの準備はできていますか? いよいよ寒くなってきましたね、マスター」
2016年11月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
寒い時期にはコートが必要。一応、コートを着ているマシュのイラストも存在する。
「風邪をお引きになってしまったら、どうかこのマシュ・キリエライトにご一報を。全力で看病させていただきます」
2016年11月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
知識はあるだろうが、看病の経験は無いと思われるので若干不安が残る。
「来月はイベントが盛り沢山です。先輩、準備の方は万全ですか?」
2016年11月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。
若干メタい。実際、「大晦日TVスペシャル記念概念礼装獲得クエスト」「リリース500日突破キャンペーン!」「最終決戦開幕直前キャンペーン!」「公式Twitterフォロワー40万人突破記念キャンペーン」など12月はイベントが沢山ある。
「今年も、残りあとわずかとなりました。最後まで頑張りましょう、マスター」
2016年12月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。人理焼却を防ぐ旅の終わりは近い。
「決戦が近いようですが、ここではどうか気を楽に。いつもの調子で行きましょう」
2016年12月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。冠位時間神殿での決戦が近づく。
「外は寒いですが……先輩といると、暖かく感じます。これも……ヒートアイランド現象なのでしょうか?」
2016年12月にマスターミッション画面を開いた時の台詞。「恋心を抱いている」事を自覚しておらず、現象を自分の知る知識で解釈している。

本編

「まったくもって困りものです。うっかり迷い込んだレベルです。ほぼネコと同義です。」
「───まあ、わたしも同じようなものですが。」
「勤めて二年ほど経過しますが、よくわかりません。のんびり忍びこんだレベルです。ほぼワニと同義です。」
第一部序章、主人公のカルデアに対する無知(によってオルガマリーが怒っていること)を指摘する、謎の比喩。
「先輩。起きてください、先輩。
 ……起きません。ここは正式な敬称で呼びかけるべきでしょうか……
 ───マスター。マスター、起きてください、起きないと殺しますよ。」
第一部序章、レイシフト直後の初っ端で主人公に言った台詞。突然の不穏な発言に主人公も思わず聞き返すが、本人によると「殺されますよ」の言い間違いとのことらしい。
「ご無事ですか? ──今なら、印象的な自己紹介ができると思います」
先輩マスター マシュ・キリエライト あなたの英霊サーヴァントです」
コミック『Fate/Grand Order -turas realta-』にて、危機に陥った主人公を颯爽と助けての一言。
ゲームではずっと一緒に行動しているが、こちらではレイシフト直後にはぐれ、アサシンに襲撃されたタイミングで英霊状態で助けに来てくれる。
なお、助けに来た時の状況も「咄嗟に逃げ込んだ武家屋敷で敵に全力で蹴っ飛ばされて土蔵に転げ込み、危機的状況で助けが入り、倒れた状態で逆行の中見上げる」という、完全に衛宮士郎セイバーを意識した構図になっている。
「マシュ・キリエライトと言います! デミ・サーヴァントです!」
第一部第三章にて、黒髭から「名前教えてくれないと今夜夢に見ちゃうゾ」と脅されての即答。そんなに嫌だったのだろうか。
余談だが後半については、サテー氏の四コマ漫画のマシュが事あるごとにデミ・サーヴァントだと主張することからのネタだろうか。
「魔術王ソロモン。あなたはレフ・ライノールと同じです。」
「あらゆる生命への感謝がない。人間の、星の命をもてあそんでいる……!」
第一部第四章でソロモンに対しての台詞。
「聖杯戦争!?
まさか特異点Xのことですか!?」
第一部第六章にて、アトラス院の中でのホームズによる真相の究明の中、驚いた発言。『特異点F』のはずが『特異点X』と呼んでいる。初めて主人公と共に旅に出た冬木においてはオルガマリーはその特異点を『空間特異点F』と呼んでおり、冬木にレイシフトした際も同じくマシュも冬木を『特異点F』と述べていたはずなのだが……。最初から常に一緒に旅をしてきたはずなのにマシュの記憶に何が起こっているのか。
また、『MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア』では単行本の帯にてその舞台の名を『特異点X-2』と表記されている。
「た────あっっっっっ!
お──こ──り――ま――し――た――っ!!!!」
「完全に怒り心頭です! 私の中にはもういませんが、
きっと彼もそうだと思います!」
「ですので、代弁させていただきます!
サー・ランスロット! いい加減にしてください!」
第一部第六章にて。自分と融合した英霊の正体を知ったことから、王が過ちを犯していると知りつつ従い続けるランスロットに対し、怒りを爆発させた。
「ご安心を、マスター!
わたしは決して、あの人には負けませんっ!」
「この盾が、この鎧が、この胸が、そう叫んでいるのです!
だって、だって───!」
(霊基第3段階へ再臨)
「わたしはマシュ・キリエライト!
与えられた英霊の真名はギャラハッド!」
「この霊基からだにかけて、
今こそ円卓の不浄を断ちましょう───!」
怒りのまま、ランスロットに決闘を申し込んでマスターの度肝を抜いた後に。
これによりマシュの鎧はギャラハッドのものに更に近づき、能力も上昇した。
「いえ、ノーです三蔵さん。」
「父に見えたのは子供の頃だけ。
そうギャラハッド氏の霊基は証言したがっています。」
「実際、ランスロット卿とギャラハッド卿の仲は
そう良くなかったはず。」
「そうですよね、お父さん!」
ランスロットとギャラハッドが親子と教えられ、「親子なの、あの二人!?」と驚愕した三蔵に対する無慈悲な即答。一方で生前は呼ばなかった父呼ばわりを唐突にされたため、ランスロットもショック死しかけていたが、彼の受難はこれが始まりに過ぎなかった。
「穀潰し!
顔に似合わずやりますね、お父さん!」
「――なにを言ってるんですか?
もう一度言いますよ、なにを言ってるんですか?」
「いままさに開戦一分前なのに、
ランスロット卿は頭の病気なのですか?」
「サー・ランスロット!
今さらノコノコお疲れ様です!」
上述の台詞の後、第六章後半の各所で容赦なく投げかけられるランスロットへの痛烈な言葉の矢の数々。
もうやめて!ランスロットのライフポイントはゼロよ!
「───以上が、ルシュド君とのお別れでした。
 わたしには彼の気持ちは分かりませんが、
 いま、とても胸が温かくて」
「特異点では悲しいことばかり起きますが――
 同じぐらい、良い事があるのだと」
呪腕のハサンにルシュドとの別れに交わした言葉の内容を語った後で。母の死を受け止め、それでも強く生きようとする少年の言葉は彼女の胸に温かな想いをもたらし、後に奮い立たせる力となった。
「でも、私はそれ以上に、あの信頼を信じたい。
 あの奇蹟を、大切にしたいのです。」
「……はい。
わたしは一度、死にました。
すごい爆発が起きて、瓦礫が落ちてきて……
下半身の感覚が、すべて失われて。
あと二分保たない、と正確に把握もできました。
……正直、ちょっと怖かったです。
残されたわずかな時間で何ができるのかを考えたら、
何もできないと分かったので。」
深夜に一人で泣いていたベディヴィエールに会い、成り行きから「獅子王と対決することは怖くないのか」と聞かれ、胸中を語り始める。
「───でも。
手を握ってくれる人がいた。
あの炎の中で、助けてくれた人がいた。
……もちろん、わたしを助けることは不可能です。
その人も、それをはっきりと理解していました。
その人はわたしと違って、自分の命が大切な人です。
自分が死ぬ事が怖くて、両膝が震えていました。
なのに、わたしを気遣ってくれました。
わたしのせいで、その人まで死んでしまう――
そんな思いをわたしがしないようにと、
笑顔で、わたしの手を握ってくれたのです。
……いま目の前にあるわたしの死は変えられない。
ならその最期の瞬間まで、せめて気持ちを楽にする事が
いまできる最善だとその人は信じ、行動した。
……あの時の手の温かさを、わたしは覚えています。
そしてそれが、ギャラハッドさんを呼び起こした。」
最悪の中での最善を信じ、寄り添ってくれた者がいた。その思い出を、その手の温もりを、彼女は決して忘れない。
「今なら分かります。英霊ギャラハッドが認めたのは
わたしだけではないのです。
彼はわたしと先輩を───
そういう事ができる人間の善性を信じてくれた。」
「わたしは助けられたのではなく、委ねられた。
そういうもののために生きなさい、と。」
「……だから、怖くても戦うのです。
わたしはわたしが見た、あの美しいものの為に───
素晴らしい奇蹟のお礼に、
こうしてまだ生きているのですから。」
自分が見た人間の善性、美しさをギャラハッドも認めてくれたからこそ力を委ねられたと彼女は信じ、それを守るために戦うと言葉を結ぶ。
「それはありません。
決して、そんな事はありえない。
わたしも、このわたしの体も断言しています。
ベディヴィエールさんが求めた旅の終わりが、
無意味なもののはずがない。
だって貴方は……
きっと、いつでも旅を終わらせられたはずです。」
「でも終わらせなかった。
どんなに辛くて怖くても、ここまでやってきています。
それは自分のためではなく、
他の誰かのための旅だったから。
ベディヴィエール卿は臆病者ではあっても、
卑怯者ではなかったから。
だから───きっと、旅の終わりには意味があります。
貴方の長く歩いた痕跡に酬いるだけの、最後の救いが。」
旅の終わりが無意味なものかもしれないことへの恐怖を吐露したベディヴィエールの言葉を静かに否定し、励ます。彼女もまた、終わりの見える長い旅を続けている身であるからか。
「それは違う!
違う、ことです!
あなたは間違っている。
あなたのいう幸福を、わたしは認めません!
なぜなら、わたしは!
この時代で、多くの命を見てきたから!
子供を助けるために命を落とした人がいました!
その事を嘆く人がいました!
そして───それでも、生き続けると。
自分が生きているかぎり、
お母さんの人生は続くと顔をあげた人がいました!
終わりは無意味ではないのです。
命は先に続くもの、その場かぎりのものではなく!
いつまでもいつまでも、多くのものが失われても、
広く広く繋がっていくものなのです!」
「自分によって価値が落ちないように停止され、保管されることこそが人間の幸福」と語った獅子王に、彼女は真っ向からそれを否定し、立ち向かう。最果ての荒波を前に、命の在り方を示さんとして。
「いきます……!
マスター・○○、わたしに力を……!」
「見ていてください所長───
今こそ、人理の礎を証明します……!!!!」
「其は全ての疵、
全ての怨恨を癒す我らが故郷───
顕現せよ、
いまは遙か理想の城ロード・キャメロット』!」
放たれた聖槍の一撃を前に、遂に宝具が解放されその真の姿を現す。
「……はい!
サー・ベディヴィエールの要請に全力で応えます!」
ベディヴィエールの真実を知り、最後の供を頼まれて。彼の忠義と覚悟に涙しながら、獅子王との最後の戦い――「聖剣の返還」に臨む。
「よろしくお願いします、ジャガーマンさん。先輩の正式サーヴァント、マシュ・キリエライトです」
第一部第七章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、ジャガーマンと笑顔で握手して。
仲間になった経緯があっさりとしたマスター目的だったためか、この素早い牽制にジャガーマンは野生の感で「怖い子」と理解した。
「……良かった。これなら何とかなりそうです、マスター。」
「今まで、ありがとうございました。先輩がくれたものを、せめて少しでも返したくて、弱気を押し殺して、旅を続けてきましたが───
ここまで来られて、わたしは、わたしの人生を意義あるものだったと実感しました。
……ドレイク船長の言った通り。最期の時に、わたしは、わたしの望みを知ったのです。」
「……でも、ちょっと悔しいです。わたしは、守られてばかりだったから――最後に一度ぐらいは、先輩のお役に、立ちたかった。」
第一部終章にて、ゲーティアの第三宝具を防ぎながら。
これほどの戦いを続けてきながら、彼女のマスターに対する感謝への返しとしては何一つとして足りていなかった。
…たとえそれが"ただあの朝に出会っただけ"という些細なきっかけであったとしても。
「先輩は七つの特異点を修復した世界最高のマスターですから!」
『亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿』で謙遜するマスターに対しての称賛。
以前は『カルデア一のマスター』と言っていたが、人理修復を成し遂げたことで、マシュの中ではついに世界の頂点となった。
ただ元々マシュにとっては主人公を上回るマスターなど存在せず、対外的には控えめに言っていただけかもしれない。
「……あなたは最低です。クリストファー・コロンブス。奴隷制は、今の世では決して肯定されません。」
アガルタにいる女達を奴隷としか見なさなかったクリストファー・コロンブスを非難した時の台詞。
だがコロンブスに生前の価値観に基づいて行動しているだけで、現代の価値観に基づいた善悪の判断はできないと論破される。
「…………。」
「オフェリアさん。クリプターの事情がどのようなものなのか、わたしは分かりません。」
「でも、たとえ知っていても退く事はできない───あなたの操る異聞帯サーヴァントが如何に強くとも!」
「強いだけの相手に負けるなと、弱くとも強く叫んだ人を、わたしたちは知っている……!」
『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』での台詞。パツシィの最期の叫びは今も二人の仲に息づいている。

イベント

「ああ、でもお団子の回収もしないと……特にレア中のレアであるレアお団子はレア死守しなければ……」
イベント「月の女神はお団子の夢を見るか?」第0話にて、お団子を持ち去った怪しい3人組を追いかけに行く際に発した言葉。「食い意地が張っているワケでは」ないらしい。
「先輩最低です」
イベント『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて、「バレンタイン期間をずっとナーサリー・ライムと過ごす」シミュレートをした想像上でのマシュの冷たい一言。
元ネタはおそらく、2016年1月に行われたニコニコ生放送番組「Fate/Grand Order カルデア放送局 ~お正月生放送~」での欲望に忠実すぎる行動をキメた島崎氏(主人公役)に対する種田氏の発言。詳しくはこちら
東出祐一郎氏はこの言葉をいたく気に入っており「どこかにねじ込みたい台詞」と発言していたため、その縁で挿入されたものと思われる。
「ドクター、ゲラアウッ!」
「盾持ちの英霊に悪い人はいないのです!」
「空の境界 / the Garden of Order 」より。レオニダスもまた他のサーヴァント同様変質したと語るDr.ロマンに対しての強い叱責。
マシュにしては珍しく感情が高ぶっており、尊敬する盾持ち英霊のレオニダスに、暗黒面などないと言い切った。
マシュ曰く、カルデアが選ぶ春の盾持ち英霊第一位とのこと。……盾持ちサーヴァントの人数を調べるのは無粋というものだろう。
「デミ魔法少女です!……じゃなくてっ、デミ・サーヴァントです!!」
イベント『プリズマ・コーズ』にて、エレナに「肉食酒乱ビースト系魔法少女ふかふか☆マシュ」と言われての返し。
なお、公式で使われたことにサテー氏当人はかなり驚いた模様[出 1]。是非もないネ!
「止まった時を生きる英霊でも、何かを理解し、何かを育もうとする。
たとえそれが一夜限りの夢だとしても、夢を見たこと自体は、決して無駄ではないはず」
イベント『ハロウィン・カムバック!』にて、ハロウィンを無事開催させたエリザベート、そしてハロウィンを楽しむ街の様子を見て。
それはマシュにとっても無駄ではない一夜であり、穏やかな表情の彼女を見て、何かに気付いているニトクリスも「何も言う必要はない」と見守っていた。
「はい! マシュ・キリエライト、吶喊します!
聖杯のうどん生地から、友達を引きずり出すために!」
イベント『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』にて。自分の全てに絶望し、心を閉ざそうとする友達バニヤンを救うべく、マスターの指示に応えを返す。
友達を助けるためとはいえ、基本戦いを恐れ、嫌う彼女がここまで戦意を露にするのも珍しい。
「1周年を記念しての贈り物です これからもよろしくお願いします」
「FGO夏祭り2016∼1st Anniversary∼」の特別ログインボーナス一日目。

幕間の物語

「───そして、巨王は立ち上がりました」
「それは古代ペルシャの王。アケネメス朝最後の王」
「逆臣バガアスを粛清し、国を正し、運命の相手たる征服王イスカンダルと激突した巨王」
「世界最高の戦闘王に立ちはだかった、大いなる壁。無限の勇猛を称えた、巨大な男」
「その名はダレイオス三世。彼を倒し得るのは世界にただひとり、イスカンダルのみ」
「故に彼は無敵でした。並み居る敵兵をものともせず、打ち砕きます」
「左翼から敵大隊、接近。けれど」
「絶対無敵。ただ、敵兵は打ち砕かれてゆきます」
「右翼から敵大隊、接近。当然───」
「究極無敵。ただ、敵兵は薙ぎ払われるのみです」
「強大なり、ダレイオス三世。勇壮なり、ダレイオス三世」
「その猛進は止まることがありません。それは、まるでかつての生前に戦った征服王を彷彿とさせて」
ダレイオス三世のキャラクエでのマシュのナレーション。ロマニが「やることがなさそうだから、取りあえずこれを朗読してなさい」と台本のようなものを送信してきたので読んでいた。実際ダレイオス三世は周囲の骸骨兵を薙ぎ払っていて、下手に接近できない状況だった。

漫画

これから そう この身体いのちが終わるその時まで わたしは先輩のサーヴァントとして生存する事が許されたできる なんて幸せなのだろう
FGOのコミカライズ版『-mortalis:stella-』より、ロマンから「これから借り物の願いの先にある 君自身の願いを立香君と一緒に探すといい(意訳)」と言われた後の独白。
デザインベビーとして生まれた自分は短命だと自覚している彼女にとって、あの炎の中で手を握ってくれた先輩をサーヴァントとして守ることが――共に生きることができる。
それだけで幸福と思っていたが―――――

ちびちゅき!

「そうですね… またみんなで 素敵なイベントが出来ますように!」
体育祭が終わって、MVPを受賞して聖杯にかけた願い。
形は違うが、些細な日常に価値を見いだせたようである。出典元のほうでも、素敵なイベントをずっと続けていけるのであろうか。

メモ

  • 元々はPC版『Fate/stay night』のヒロイン予定だった盾のサーヴァントのキャラクター。ギルガメッシュ同様第四次聖杯戦争から生き延びている「はぐれサーヴァント」として予定されていたのだがこれ以上登場人物を増やしてプレイヤーを混乱させてはいけないとプロット段階にて没になってしまった。当時から既に髪で片目が隠れたデザインであり、現在のマシュの原型が伺える。設定はマスターを殺して暴走している捨てられた子犬系ヒロインでセイバーのライバルというもので現在のマシュとは全く違うキャラクターになっている。
    • その後2006年のアニメ『Fate/stay night』においてオリジナルストーリーにて小次郎の代わりに登場する予定となり、改めて盾などの正式なデザインがなされたものの(ちなみにこの際デザインしたのはORTやヴィマーナなどのデザインもしたPFALZ氏である)、再びお蔵入りになってしまった。そのまま眠らせるのは惜しいということで、ついに『Grand Order』で初めて日の目をみることとなった。
      • キャラクターデザインを担当した武内氏によると、元のstay night時のデザインはSF的なボディスーツ姿で重厚な盾を振り回すモノだったが、『Grand Order』用に鎧部分と胸のボリュームを追加したのが今のデザインとのこと。このように、セクシーな衣装のせいか、主に男性サーヴァントから度々セクハラを受ける。ちなみに、カエサルによるとバストサイズはネロよりは下とのこと。
      • また、私服のメガネ姿も「似合いそうなので付けてみた」とのこと。きっとあの人も喜んでいるのは想像に難くない。というか実際作中のイメージ図やおまけ漫画に出している。
  • 立ち位置的には、ある意味主人公の分身、主人公の代わりに世界を覗くカメラとしての役割。そのため初登場時の彼女は非常にフラットな性格だが、主人公と人理修復の旅をする中で、どんどん人間性を獲得していく。そんなマシュの成長に合わせ、プレイヤーに『Fate/Grand Order』を好きになってもらう、といったシンクロ感を少し意識している[出 2]
  • 配信当初から最終的に死亡するのではないかという意見がよく出ていた。力を使う度に確実に死が近づいたり邪竜になり果てたりした過去の類似の能力と比べても高水準で、デメリットらしいデメリットが一つも出てきてないことが不吉な予感を駆り立てるのだろう。だが、実際のところは主人公がマシュと出会ってた時点で死を間近に控える状態だった。デザインベイビーとして作られた当時は30年の寿命だったが、無菌室で育った体に英霊融合術式の影響で18年へと既にただでさえ短かった寿命が更に削られている。
    • インタビューでOPテーマソングが「まるで(FGOの)ラストシーンをそのままあらわすかのような歌詞」とも言われており、そもそも創造主こと菌糸類は以前から「英霊との別れがFateの醍醐味」と言うようなことを仰せになっているせいで不吉な予感はますます深まるのであった。
    • 結果的には生還を果たしたものの、一度は完全に死亡しため、第1部で完全完結するならその予感は的中したともいえる。
    • フォウによって蘇生された際に、細胞組織は十代の少女同然に蘇り、神経や血管部分も新品同様となっているが、それはあくまで普通の人間としての範囲であり、第一部のようなデミ・サーヴァントとしての膨大な魔力は失われ、魔術回路も錆び付いたかのようになっている。
  • たびたびチョロイン(チョロいヒロインのこと)とも言われる。確かに爆発で瀕死の状態の中助けようとし、最期になるかもしれない瞬間に手を握り付き添ってくれた主人公には心を許すのも止む無しかもしれないが、それ以前に初対面の頃から廊下で爆睡していた主人公に疑いなく近づき起こしたり、彼(彼女)の言葉に一喜一憂したりと対応が全く変わりない。おかげで「マシュはコスト0」=「マシュにかかるコストは0」=「マシュは安い女」という超解釈をするようなマスターもいたりする。
  • 比較的豊満な体つきとそれが強調される衣装の為、名前と掛けて「マシュマロ」と作内外の多数の人物からネタにされている。
  • 特別に食いしん坊キャラというわけではないのだが、ソーシャルゲームという特性上作内で季節の話題が多いため必然的に食べ物の話題も多くなっている。実際に食べているかどうかは置いておくとしても、季節のイベントごとに色々な食べ物と関わっており、概念礼装「花より団子」では団子を実際に食べている様子が描かれている。
    • マスターミッションの確認画面でも月ごとに会話が変化するため食べ物の話題も非常に多い。極めつけは2017年1月のボイスでなんと3個の会話のうち2個が餅関連の話題になっていた。おまけに月ごとの会話なのでこの状態が一か月間続いた。食べ過ぎが色んな意味で心配である。
  • 一時名前の綴りが安定していない時期があった。
    • 最初に「マシュ」の綴りが登場したのは「チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 」で女性サーヴァント達から送られるチョコ礼装で、彼女から送られたチョコに「Matthew」とつづられていた(現在は「Mash」に変更済み)。これはマシュー・ホプキンスと同じものである。
    • また『First Order』公式サイトでは当初「KIRIERAITO MASHU」とローマ字読みそのままで表記されていた。恐らくは誤植だったと思われる。
  • ムック本にて彼女の紹介ページでは、最終ステータス、及び宝具のランクが「????」表記であった。真名の判っていない後者はともかく、前者はゲーム内にて明確な値が示されているにもかかわらずこのような対応がとられていることから鑑みて、ステータスそのものの上限などを改変するような大幅な強化がこの先あるであろうと推測されていた。六章にて真名と共についに真の宝具が開帳され、その予想が的中することとなった。
    • 第六章において、マシュに融合した英霊の真名が明かされるとともに、マシュのステータス及び宝具が大きく強化された。
  • エドワード・ティーチの最終霊基再臨時イラストにはマシュのフィギュアがある。ちなみに他にはロムルスのフィギュアなんかも置いてあったりする。
  • 担当声優の種田梨紗氏は2016年9月より病気療養に専念するため声優の仕事を当面の間休業しており、これに伴って同10月1日からキャラクターボイス担当が高橋李依氏に変更されることになった。一時的な代役ではなく、種田氏が復帰した後も引き続き高橋氏が担当している。
    • これは、10月1日更新分のマスターミッションに使用されているボイスの追加収録が必要となることから、これまで収録されているボイスも含めて変更する措置を取ったため。なので「ゲーム中で実際には使われず、ボイス再生機能でしか聴けない高橋氏版のボイス」が存在する。
    • なお、種田氏が他に担当したキャラである清姫マリー・アントワネットマタ・ハリに関しては特に変更の措置はとられなかった。
  • 第2部「獣国の皇女」の終盤から登場する新しい盾のデザインはこやまひろかず氏が担当。大幅パワーダウンした性能を補うために無骨に盛ってほしいとのオーダーを受けたらしい。大袈裟な装備と反して弱体化してるという設定なので第一稿は強そうに見えるのでNGされたとか[出 3]

話題まとめ

色彩
『Fate/Grand Order』オープニングテーマであり、TYPE-MOON作品においてジャンヌ・ダルク両儀式役を演じた坂本真綾氏が歌っている。
竹箒日記によると、2014年には曲作りの際に坂本真綾氏と打ち合わせをして物語のラストがどうなるかを説明し、ゲームのテーマに合わせた曲を作っていた[出 4]
予めラスボス戦でアレンジ版を流すことが決められ、それからの一年『色彩』を聴きながら終章のイメージを広げ、ゲーティアの怒りと主張、極天に降る流星雨と、盾を振るうマシュの姿を夢想したものとなっている。
『Grand Order』のプロットは坂本真綾氏のアルバム少年アリスに収録された楽曲『スクラップ』を聴きながら書いたものであり、奈須氏はロマンが10年で得た答えと、スクラップの雰囲気がメチャクチャ近く、『スクラップ』を採用しようと武内氏に相談したところ、「それなら坂本氏に新曲をやってもらおう」という話になった。それを打ち合わせの時に告げて、「スクラップのような、早いビートでありつつ、根底には寂しさと力強さと打開していく言葉の強さがほしい」とオーダーした。
ちなみに『色彩』は勇気をもってゴールまで駆け抜ける詩であり、マシュの物語を指している。
余談ではあるが、『色彩』の歌詞が「二人で未来を生きる事」よりも「二人で現在を生きる事」を重視しているように聞こえる事や、Fateシリーズの物語の最後が「別れ」で終わる事が多い事などから、終章前までは「主人公とマシュの別れを象徴する曲」と一部では囁かれ、マシュが主人公を守って消え去ってしまう未来を「色彩する」等と表現するような若干の風評も広がっていた。

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脚注

注釈

  1. 『Grand Order』プロローグ時点。
  2. 『Grand Order』第六特異点冒頭より。ちなみにこれはこちらの世界では月姫がコミケで頒布された年、そして空の境界の両儀式と黒桐幹也の娘・両儀未那の生誕年と同じである。
  3. 自分からしっかり挨拶をする。相手に会話、意見を求める。
  4. しっかりしているようで恐がり。戦うのがいつも怖い。でも頑張る。
  5. 控えめのようでぐいぐい前に出る。不思議ちゃん系に見えるのはここが原因。
  6. 第3スキルは、当初は「戦闘続行:C」だったが、第四章追加時のアップデートにて「奮い断つ決意の盾」に変更となった。
  7. 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 3ターン
  8. 8.0 8.1 8.2 オーバーチャージで効果UP
  9. 3回
  10. 5ターン

出典

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