魔術協会の一部門、彷徨海『保存の扉』所属の魔術師。
- 略歴
- エルゴに三柱の神を喰わせた、三人の魔術師の一人。エルゴを利用しようとし、ロード・エルメロイⅡ世達一行と対立する。
- モナコにおいてヴァン=フェムの船宴を利用した大規模な魔術儀式を敢行しようとしてエルメロイⅡ世や衛宮士郎、ヴァン=フェム、ジュストらと戦闘になり、敗れる。
- 人物
- 銀髪で背が高く、背筋が凍るほど美しい男。酒とギャンブルを愛する。弟子を道具としか思っていない。
- 神代から生き続けているため、現代の魔術師とは思考や感性が全く異なっている。
- 地球の生命の在り方そのものに嫌悪感を抱いており、新たな惑星を作り出して理想の生態系を作る固有結界・幼星体を確立しようとする。その代償としてエルゴはもちろんモナコ及びその周辺地帯(地球の面積の1パーセント程度)を消費しようとしていたが、成し遂げる事業の偉大さと比べれば大した犠牲でもないと考えていた。
- 能力
- 瞬間移動などの神代の魔術を行使する。
- 彼の肉体はそれそのものが神殿であり、固有結界でもある。
- 生きていても死んでいても魔術が継続する状態になっているため、起源弾を受けても一時的に魔術が解けるだけで、その存在が失われることはなかった。
- 二千数百年の間研鑽・蓄積されてきた手札は圧倒的で、上級死徒の一角であるヴァン=フェムの巨大魔城ですら動きを封じられたほど。
- 戦闘では一体一体が強大な使い魔と同等の戦力を持つ光の剣士、幼星体の分身を多数作り出して戦わせた。
登場作品と役柄
編集
人間関係
編集
- 「本体が魔術そのもの」であり「新しい惑星を創造して理想の生命を生み出すためにアーキタイプを目指す」というアプローチを持った存在という点は『Fate/Grand Order』におけるゲーティアを彷彿とさせる。
- 実際にゲーティアが活動していたのはソロモンの死後三千年にわたるので、要した時間についてもそれに数百年ほど足りない程度である。
- これまで衛宮士郎以外にいなかった「英霊でも死徒二十七祖でもない固有結界の使い手」という稀有な存在。もっとも、神代から生き続けている魔術師にして「固有結界そのものが肉体」という存在をまともな人間と扱ってよいかは疑問が残るところではあるが。
話題まとめ
編集