源頼光
バーサーカー | |
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真名 | 源頼光 |
読み | みなもと の らいこう(よりみつ) |
性別 | 女性 |
身長 | 175cm |
体重 | ??kg |
特技 | 世話焼き |
好きな物 | きんつば |
苦手な物 | 愛する者に近づく悪い虫 |
天敵 | 主に酒呑童子、茨木童子 |
出典 | 史実、「御伽草子」「太平記」「吾妻鏡」「丑御前の本拠地」より |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・善 |
一人称 | 私/母[注 1] |
二人称 | 貴方/貴女/金時[注 2]/虫[注 3] |
三人称 | あの方/皆さん |
声優 | 戸松遥 |
デザイン | 本庄雷太 |
設定作成 |
桜井光 奈須きのこ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』イベント「天魔御伽草子 鬼ヶ島」で初登場。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、イスカンダルと共にⅩの座を統括する廃棄孔アンドロマリウスと交戦する。
- 人物
- 雅で清潔で艶やかな妙齢の女性。冷徹な武人で真面目な職業軍人だが、あふれ出る包容力を持ち、とりわけ金時の事になると子煩悩で心配性の泣き虫の一面を見せる。実は内向的・受動的。
- ショックなことがあってもひとしきり泣いて喚いてダダこねてしまえば開き直れるある種の心の強さを有しているが、本気で怒った時は金時も恐れている。
- 鬼嫌いであるものの、鬼やら蜘蛛といった妖怪が「異形である」というだけで退治されることに対しては、余りにも無体と考えていた。
- 狂化のランクはEXだが意思疎通は可能で理性は失われておらず、平和を良しとする良識人に見えるが、その精神は神性が混じっていることに加え異常なまでの母性愛の発露で道徳的に破綻しており、物事のとらえ方が俯瞰的、大局的になる事も多々。
- 反面、好きになってしまった相手への情は深く「息子の為なら世界を敵に回す」、つまり「愛するものの為ならあらゆるものを排除し、また、狂信的に守ろうとする」と精神的に病んだ母性愛の権化になる。独占欲も強いので凄まじい溺愛ぶりを見せるが、余所見されたらすぐ泣き、浮気をしたら病んだ目で問い詰めており、その在り方は「子供を所有物化し、その自由も未来もいっさい奪うもの」となる。つまり、彼女にとって「恋人」とはイコール「自分の息子」なのであるが、本人はその捉え方のズレにまったく気づいていない。
- まっとうな愛を語りながら、愛の為なら社会道徳が目に入らなくなり、あらゆる行為を容認しており、そういった破綻している所を外部にまったく悟らせないところが他のバーサーカーたちと一線を画している。故に、彼女を基本的に説得、改心させる事は不可能。
- 頼光はその出生から、たとえ神の血を戴いていようと自分を『魔性』に近いものとして考え苦しんできた。父の期待に応える、京の都を護る、などといった献身の下にも『自分は人間ではない』という負い目が常にある。人としては生きられず、さりとて魔性としての生き様も全うできないのだから。
- そうした経緯に加え、父から男として育てられたこと、母になることを禁じられたことから、頼国・頼家といった史実に伝わる息子の存在を記憶から封印している。それらを思い出すと、性別、子の有無、源氏と魔性等、あらゆる苦悩が押し寄せ自我が保てなくなるため、通常の思考を切り離し、誅伐を行うためだけの存在『
独武者 モード』と化してしまう。
- 能力
- 刀剣や弓矢の扱いに長けており、戦闘においては刀と弓矢に魔力放出(雷)による雷を付与させながら戦う。
- ステータスも高めで、全体的にはセイバークラスのようなステータス構成になっている。(実際、本人も召喚された際には自分がセイバークラスで召喚されたと思っていた)
- 宝具を発動すると頼光四天王の武器と分身を召喚し、その武器のどれもを使いこなす。無窮の武練スキルを与えられる程の戦闘技術は桁外れであり、「どのタイミングで何をしたらどういう結果になるかは分かって当然で出来て当然」という意味不明な領域に達している。なお、渡辺綱はこれより上手だとか。
- 規格外のランクの狂化スキルを持っており、彼女の愛情はその域の狂気に該当する。しかし強い理性と高い知性がそれを隠している形になっており、バーサーカーとしては例外的な存在と言えるだろう。
別クラス / バリエーション
ランサー (Grand Order)
イシュタルカップにエントリーする際に水着姿になった源頼光。
詳細は「源頼光〔ランサー〕」を参照。
ライダー・黒縄地獄
『屍山血河舞台 下総国』にて、ライダーとして召喚された後に英霊剣豪に変貌させられた姿。
詳細は「ライダー・黒縄地獄」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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バーサーカー | レイラ=ライドウ | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ||
主人公 (Grand Order) | A | B | D | A | C | A+ | 対魔力:D 狂化:EX 騎乗:A 神性:C |
無窮の武練:A+ 魔力放出(雷):A 神秘殺し:A 源氏の武練:EX |
幕間の物語クリアで「無窮の武練」→「源氏の武練」に変化。 |
宝具
- 牛王招雷・天網恢々(ごおうしょうらい・てんもうかいかい)
- ランク:B++
種別:対軍宝具
レンジ:1~100
最大捕捉:200人 - 魔性・異形としての自己の源である牛頭天王、その神使である牛(あるいは牛鬼)を一時的に召喚し、これと共に敵陣を一掃する。
- 神鳴りによって現れる武具は彼女の配下である四天王たちの魂を象ったものであり、金時の「黄金喰い」、鬼火を纏う「鬼切」、長巻の「氷結丸」、風を纏う「豪弓」が現れる。
- 強大な牛鬼を退治したという頼光にエピソードを昇華し取り込むことで、神使の破壊力は本来のものよりも上昇している。
- ゲーム中のモーションではそれぞれ四天王の武器で攻撃を仕掛け、締めに自らの刀から雷撃を食らわせる。
- 「分身を召喚して攻撃する宝具」と思い込んでいると本体から強烈な電撃を叩き込まれ、分身を無視すると分身からやはり強烈な攻撃を食らうという対処が難しい凶悪な宝具。
- 強化後はランクがA+に上昇。ダメージ倍率が上がり、敵全体にクリティカル発生率をダウン[注 4]という効果が追加される。
真名:源頼光
- みなもとのらいこう。源氏の嫡男として生まれ、摂津源氏の祖として清和源氏全体の発展に貢献した十~十一世紀の人物。
- 「大江山の酒呑童子」「京の大蜘蛛」「浅草寺の牛鬼」等々、多くの怪異を討ち滅ぼした平安時代最強の神秘殺し。
配下である頼光四天王――渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光を率いて都の安寧を守護し続けた。
- 無論、史実では男性。彼女が女性である理由は、一五歳の頃に、丑御前の牛頭天王の化身として生まれた鬼子としての才能を父が惜しみ都からの遣いを送り、新しく生まれた息子として、幽閉した娘を家に戻し、源頼光(みなもとのらいこう)の名を与えたため。
- 牛鬼の部分を疎んだ父の努力によって、頼光は源氏の棟梁になるにあたって、その異形の側面を切り離すため、牛鬼と頼光を分離させ、牛鬼だけを退治。これによって牛鬼は頼光の心の奥深くへと封印された。
……が、実際には、丑御前として暴走し、自害に及ぼうとしたが、涙ながらに説得した金時によって失神させられ、無理くり深層の奥深くに封じる形となった。
- 頼光はその出生から、たとえ神の血を戴いていようと、自分を『魔性』に近いものとして考え、苦しんできた。父の期待に応える、京の都を護る、といった献身の下には、完全ではないながらも『自分は人間ではない』という負い目が常にあったのだ。
- そんな頼光にとって、自分と同じ混血であり、また自分より弱く、保護者を必要とした坂田金時との出会いは数少ない救いとなった。「姉にはなれませんが、母として鍛えます」と頼光が誓ったのは、金時に自分と同じ孤独を味わわせないためでもあった。父に不要と捨てられ、母の愛を知らなかった頼光にとって、金時を親子代わりに鍛えた日々は唯一の『人間らしい日々』だったのである。
- そんな日々も過去になり、金時が一人前になったある日、京の都に酒呑童子という新しい鬼が現れた。自由気ままに『魔性である事』を誇り、人界を楽しんでいる酒呑童子は「なりたかった自分」の姿そのものだ。
- 軽蔑、羨望、嫉妬、憧れ。頼光にとって酒呑童子とは、そんな感情が入り交じった『近しい他人』だった。なので頼光自身、積極的に酒呑童子を討伐する事はしなかった。
- 酒呑童子が、金時の幼少時からの知人と判明するまでは。
関連
- 牛頭天王
- 日本における神仏習合の神。インド神話の雷神、帝釈天(インドラ)の化身[注 5]。
- 丑御前は牛頭天王の化身であるため、国産み・島産みの権能を有しており、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」ではこの力と聖杯を用いて鬼ヶ島を作り出した。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて実装。期間限定サーヴァント。
- Fate/EXTRA CCC FoxTail
- 坂神一人の2回戦の対戦相手、レイラ=ライドウのサーヴァント。
その他
- ちびちゅき!
- 教師役。相変わらずの母性全開で小学部で教えている。
人間関係
Fate/Grand Order
- 坂田金時
- 四天王の一人であり、自分の子供のような存在。無条件に愛情を向けている。
- 主人公 (Grand Order)
- マスターであり、自分の子供のような存在。金時に続き、魔性である自分と契約し、認めてくれた運命の人。
- 清姫
- そのマスターに惚れ込み、『マイルームの寝床に勝手に潜り込んでくる』トリオのメンバー。半分妖怪の類であるはずなのだがなぜか虫扱いされない。
- 酒呑童子
- 生前退治した鬼。鬼嫌いの性だけでなく、彼女もまた金時に惹かれていることもあってか、両者ともに仲が悪い。
- ただし上述のようにただ嫌っているのではなく軽蔑、羨望、嫉妬、憧れの入り交じった複雑な感情を抱いている。
- 茨木童子
- 金時やマスターに近よる鬼として虫認定。
- 牛若丸
- 彼女からだいたい150年ほど後に生まれた彼女の弟の子孫。
- エミヤ、ブーディカ
- カルデアのキッチンで料理を習っている相手。
- イスカンダル
- 雷つながりで、終章で並び立った相手。
- 綱(渡辺綱?)のように金時の兄貴分になってほしいと頼りにするが、益荒男(ますらお)呼ばわりされたことには割と傷ついていた。
- 静謐のハサン
- 『マイルームの寝床に勝手に入り込んでくるトリオ』のメンバー。ライバルではあるがあくまで人間であるため虫認定していない。
- 玉藻の前・安倍晴明・蘆屋道満
- (ノーコメント)、という謎の対応。
- 紫式部
- 金時同様、生前に同じ時代を生きた旧知。直接的な関りは少ないものの、その出会いを互いに覚えており、彼女からは京の守護者への感謝の念や憧れを抱かれている。
- パールヴァティー
- 仏教的にも重要な存在の為「烏摩妃様」と呼んで敬っている。
- 彼女の幕間の物語では、いつも通り金時や酒呑童子を追いかける為にカルデア内の風紀チェックの代行を依頼する事になった。
- ナーサリー・ライム
- 『地獄界曼荼羅 平安京』におけるサーヴァント。
- 全力で庇護しようとしており、「少女性を残したまま大人になってしまった存在」と「子供の味方である存在」とで相性も良い。
- 清少納言
- 彼女の兄である清原致信を四天王と共に討ったため、彼女とは若干距離感がある。
- 彼女の幕間の物語「白い月を仰いで」ではそのあたりの確執が解消し、「にっくねえむ」をつけられる仲にまで(無理やり)距離を詰められた。
Fate/EXTRA CCC FoxTail
- レイラ=ライドウ
- マスター。相変わらず母親ムーブをしているが、相手からも悪くは思われていない。
- 鈴鹿御前
- 月の聖杯戦争二回戦の対戦相手。
- 怪異退治の先輩として敬いつつも、負ける気もなく本気で激突する。
生前
- 源満仲
- 父親。娘の異形の力に着目し、寺から呼び戻し、頼光の名を与えて源氏の棟梁に仕立てた。
- 幕間の物語『母ならず、女ならず、けれど私は』の回想シーンにて台詞のみであるが登場。頼光に跡取り作りの方針について命令を下している。このシーンは頼光の意識が混濁していたためか何通りかの異なる光景がフラッシュバックしており、どれが真実だったのか、そもそもこの中に真実が含まれていたのかすら分からず、満仲がどのようなことを命じたのかは不明なままである。しかし、フラッシュバックした光景の中には頼光を戦いの道具としか見做さないような冷酷なものも含まれていた。後の金時の言によれば「源氏の棟梁として父となることのみを許し、母となることは許さない」としたことだけは事実のようで、魑魅魍魎が跋扈する時代に京を守るためとはいえ、非常に酷薄な面のある人物だったことが伺える。
- 丑御前
- 「浅草寺の牛鬼」伝説で頼光が討ったとされている牛鬼。彼女とは血を分けた兄弟であったと伝えられているが、実際には自身の異形の側面。
- 渡辺綱
- 自らに仕えた四天王の一人。空位に達する前とはいえ武蔵の剣を「こうすればこうなる」というわけのわからないレベルの技術で捌いた頼光を持ってすら「この程度のことなら自分よりうまくやる」と、剣術については自分以上と見なし、金時の兄貴分としても買っていたようである。
- 卜部季武、碓井貞光
- 自らに仕えた四天王の残り二人。
- 京極
- 角を持つ愛馬。
- 亜種並行世界でライダーとして召喚された際には一緒に召喚された宝具であったが、宿業に巻き込みたくなかったためかその場で殺害した。
- 期間限定イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』では馬同士の会話を聞くことができたが、それによるとバインバインのご主人を背に乗せる事にいつも興奮しており、背に乗せる格好故にバインバイン揺れる様を自分で見られないのが残念、などと語り、終いには馬に乗るとバインバインになる人の愛馬ドゥン・スタリオンに対して「バイン粒子」なるものの存在を勝手に妄想し、頼光を乗せてくれないか等と相当尖った性癖をカミングアウトしていた。
名台詞
マイルーム
- 「こんにちは、愛らしい魔術師さん。サーヴァント、セイバー……あら? あれ? 私、セイバーではなくて……まあ」
「あの……源頼光と申します。大将として、いまだ至らない身ではありますが、どうかよろしくお願いしますね?」 - 召喚時のセリフ。剣の腕に長け弓や馬の扱いも一流な万能の武将……ゆえに本人もセイバーだと思い込んでいた様子。
- まさかの"狂"という識別にも全く動じた様子も見せず、丁重な仕草で契約の言葉を交わす姿からはとてもバーサーカーたる要素は見当たらないが……。
- 「ふう……戦とは、やはり荒々しいものなのですね」
- 勝利時セリフ。史実の頼光は、人間同士の戦に出たことが生涯一度もない、とされる。
- 「虫の気配がしますね……貧相な鬼の娘がぶんぶんと、まあ目障りなこと。ふふっ、大丈夫ですよ?
潰すにしても……貴方や金時の目の届かないところで処理いたしますから」 - マイルーム会話「酒呑童子」。酒呑童子の気配を感じて、にこやかな顔で殺意を露わにする。
- 「ふふっ。どうぞ、こちらへ。お疲れでしたら、私の膝をお貸し致します。源の膝枕です。
よかった、気持ちいいですか? ところでマスター。私、独占欲の強い女ですので……私以外にこのようなことをされては、悲しみますよ?」 - マイルーム会話「絆Lv4」。母性に満ちた愛情を注いでくれる頼光だが、情の深さ故の反動というものもまた然り。最後の言葉はその警告ともいえる。
なお、大蜘蛛を倒す際に(fateの世界では坂田金時が倒したものとなっている)用いた太刀を「膝丸」といい、渡辺綱が茨木を斬った「髭切」と源氏重代の宝刀とされている。そこに引っかけての「源の膝枕」という訳ではないかもしれないが。
- 「誓いましょう、マスター。私は貴方を我が子のように愛します。ですからどうか、あなたも母を裏切らないように」
「そんなことになったら……私、何をしてしまうか分かりません」 - マイルーム会話絆「Lv5」。子とは頼光にとって恋人と同意の最大の愛情表現。子のためなら世界の全てをも敵に回すほどの……。
- 裏切られたと感じた時、その狂信的な愛と鬼の血による暴走は、彼女自身本当にわからないのかもしれない。
幕間
- 「私は、とうに貴方の事をマスターと認めていますよ。」
「認めていなければ、こんなに世話を焼いたりはしません。おわかりでなかったのですか?」 - 幕間『丑御前の御本地、異説』、丑御前との戦闘終了後。生きて戻れたということは認められたと主人公は安堵するが、認めるために丑御前が出てきたわけではないと頼光の言葉から窺える。
- 頼光も丑御前も同じ存在であり、異形でもないただの人間――自分を一度は捨てた父親と同じただの人間が、
丑御前 を愛してくれるかという不安の現れだったのだろう。 - 生前からずっと囚われていた暗闇の中に現れた一筋の救いは、二人の子として愛され続けることになる。
- 「私は 子を成したのか?」
「私は 子を成せなかったのか? 分からない。分からない。」
「私は何だ? 私は、戦う者です。」
「私は何だ? 私は、殺す者です。」 - 幕間『母ならず、女ならず、けれど私は』での、
独武者 モードへの前兆。 - 自分は父なのか。男なのか。母のはずではないのか。子はどうしたのか。
- 混沌とした記憶の苦痛から逃れるための現実逃避として、大切な子であるマスターすら魔性化生を操る存在として認識するほどの、誅伐を行うだけの殺戮機械と化す。
イベント
- 「繊細で慎重、小心ながらも理を持って万事に当たる……そんなお人柄を感じますが」
- ロマニの声を聞いての感想。恒例の女性サーヴァントによるロマニ第一印象シリーズ。
- 要するにチキンということだが、従来の女性サーヴァントと違い言葉を選んでおり、悪く思わせないところに品の良さを感じさせる。
- 「はい。私が鬼になります(にっこり)」
- 頼光が残した鬼達の調伏を断ると仮定した場合の話。さぼり癖のついただらしない子には罰を。
- 母も辛い。辛いが悪い子にはお仕置きをしなければならない。
- 「かくれんぼですか。お二人とも、かくれんぼの必勝法をご存じですか?」
「隠れられそうな場所を片っ端から焼き払えばいいのですよ。」 - 期間限定イベント『ハロウィン・カムバック!』にて。
- 頼光、清姫、静謐のハサンという『マイルームの寝床に勝手に入り込んでくるトリオ』を目の当たりにして隠れる主人公に対し、かすかな声を感知した頼光は、本当に『牛王招雷・天綱恢々』による焦土作戦を展開し、にこやかに笑った。
- バーサーカーと頼光の怖ろしさを感じさせる一面であり、ロビンフッドからは「何であんなのと契約してんの?」と常識を疑われた。
その他
- 「生前の事です。私は床に伏して、恐ろしい悪夢に悩まされました。それは土蜘蛛の呪詛であったのでしょう、私が誅伐を下した多くの異形、妖怪、人ならざる神秘のものどもの怨念渦巻く夢でした。私はひどく衰弱し、死を覚悟しました。ですがある夜……私の枕元に立った金時が太鼓を打ち鳴らし、まばゆい雷と化しておもむろに悪夢へと飛び込んだのです。そして、呪詛により異界と化していた夢のすべてを雷で焼き尽くしました」
「ええ、お陰で私は救われました。あの夜の喜びを、私は生涯忘れませんでしたし、今も憶えています」
「……え? それがベアー号と何の関係があるのか?ああ、そうですね。当時の金時が使った雷神の太鼓が、あの鉄馬の車輪に使われているのです」 - 『FGO material』に書かれた台詞。カルデアでベアー号について語った際の記録。
- 歌川国芳の土蜘蛛図を仄めかせる内容だが真偽は不明である。
メモ
- 実装当初、頼光の担当声優の部分は別人(田中理恵)が表示されていた。
- 身長は175cmと女性陣のサーヴァントの中ではトップクラスの高身長であるが、後に180cm以上の身長を有するケツァル・コアトルに抜かれてしまう。
- 宝具によって現れる武器はおそらく鉞が言わずもがな坂田金時、刀が茨木童子の腕を切り落とした渡辺綱、弓が弓に関する逸話を持つ卜部季武、薙刀が消去法で碓井貞光の魂を象ったものと思われる。
- 清和源氏の系譜は後の世に多数の家系に別れるが、頼光の系譜には『忠臣蔵』で有名な赤穂浅野家が含まれている。
- 紫式部とは同時代の人物……というより、雇用主が同じである。頼光は父・満仲の代より藤原摂関家に仕える武士であり、頼光が当主になった時期には藤原道長の郎党として栄達を共にした。一方、紫式部は道長の娘・彰子の入内に伴い、その後宮を文化的な面で盛り上げるために女房として抜擢された(清少納言を擁する中宮定子のサロンに対抗させる目的で、というのが通説となっている)。
- 最初は頼光の設定を決める段階で武内氏が「頼光は女の子がいい」と言い始め、奈須氏は「本当にやめて!」と思ったが担当ライターの桜井氏と頼光のことを調べると丑御前のエピソードに行き着いたので現在の設定になったらしい。[出 1]
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脚注
注釈
- ↑ 金時に対して。これは、生前において金時を預かった時に「姉ではなく、母として鍛える」と言ったとされるのが要因。
- ↑ 金時に対して。
- ↑ 金時、あるいはマスターに言い寄るものに対して。
- ↑ 3ターン
- ↑ なお、実際には牛頭天王は薬師如来の垂迹であるとともにスサノオの本地である。また、『金烏玉兎(牛頭天王縁起)』では、帝釈天に仕える天刑星という神の転生した姿が牛頭天王となっている。すなわち、帝釈天とは別神として扱われている。他に、牛頭天王、スサノオ、帝釈天の神話における共通性についての指摘がなされているが、明確な文献としては確認されていない。そのため、帝釈天の化身というのは型月オリジナル設定と思われる。注意されたし。
- ↑ 北野天神の配下である雷神が清涼殿落雷事件を起こした、という説も存在する。その結果、北野の地に元来祀られていた火雷神が、火雷天気毒王という名の北野天神の眷属として、天神信仰に導入されることとなった。
- ↑ 虚空を見る(又は天魔)大自在天(シヴァ神)という意。諸仏の心体、人々の本性をあらわす号。宮本武蔵が帰依しており宝具台詞と概念礼装テキストにこの号が出ている。
出典
- ↑ 『週刊ファミ通 2019年8月22・29日合併号』 p125