Fate/hollow ataraxia

2013年8月31日 (土) 13:31時点におけるPEN (トーク | 投稿記録)による版

Fate/hollow ataraxia

PC用伝奇活劇ヴィジュアルノベル(R18)。Fate/stay nightのファンディスク。

聖杯戦争が終結してから半年後。

朝、目覚めた士郎は消えたはずのセイバーがいるという事実に気付く。
中の者たちが気付かぬまま、延々と繰り返される四日間。

穏やかでハチャメチャな日常とともに、もうひとつの聖杯戦争の幕が開かれる。

プロローグ

聖杯戦争の終焉から半年間が過ぎた。 あくまでも穏やかに重ね綴られる爽秋の日々は、アンバランスを押し隠している。

在るべき感傷。もはや触れ得ぬはずの優しさ。語られることの無かった言葉。

奇妙な罠にとらわれた冬木の町に、その不条理に至らぬまま、再び現界するサーヴァントたち。

彼らの胸に残響するのは、安息か、それとも忘れ得ぬ誓いか。

死にも似た瞬きのつど、繰り返される夜と昼。

聖杯戦争は終わった。ではこの身に翳りゆく痛みは、何者との闘いの爪跡なのか。

再び運命の幕が上がる、

それは、約束の四日間―――

登場人物

今作からの登場人物

バゼット・フラガ・マクレミッツ
魔術協会から派遣された武闘派魔術師
アヴェンジャー
第八のクラス「復讐者」のサーヴァント。物語の鍵となる人物。
カレン・オルテンシア
冬木教会の司祭代行。聖職者なのが信じられない毒舌家。
蛍塚音子
大河の親友。愛称は「ネコ」。
柳洞零観
一成の兄。弟とは似ていない豪快な僧侶。
美綴実典
美綴綾子の弟。桜に想いを寄せるが……。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
時計塔での凛のライバル。
ステンノ
ライダーの姉。
エウリュアレ
ライダーの姉。

前作からの登場人物

衛宮士郎
主人公で半人前の魔術師。終わったはずの聖杯戦争が再び始まったという情報に、市内各地を回って何が起こったのかを調べ始める。
セイバー
士郎と契約したサーヴァント。アホ毛を握ると黒化する。
遠坂凛
魔術師の家系「遠坂家」の現当主で本人も魔術師。連絡を受け、倫敦留学から舞い戻り……。
間桐桜
間桐慎二の妹。いつの間にか間桐家の実権すべてを掌握していたり、体重計を恐れたり。
アーチャー
凛と契約していたサーヴァント。真実を探るものの一人。……釣りとかしてたりもするけど。
ライダー
桜と契約しているサーヴァント。様々なコンプレックスが暴露される。
ランサー
ザ・サバイバー。
ギルガメッシュ
子ギル化。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
メイドと一緒に愛車に乗って、爆走してきます。
セラ
イリヤのメイド。
リーゼリット
イリヤのメイド。
葛木宗一郎
穂群原学園の教師にして、キャスターのマスター
キャスター
若奥様。
アサシン
お地蔵さん。三枝由紀香にちょっかいを……。
間桐慎二
士郎の同級生で数年来の友人。もう真っ白。
柳洞一成
士郎の同級生で友人。女狐に苦しむ。
後藤劾以
士郎の同級生で友人。
美綴綾子
凛の同級生で友人。乙女全開。
氷室鐘
陸上部三人娘の一人。氷室恋愛探偵。
蒔寺楓
陸上部三人娘の一人。はっちゃけすぎ。
三枝由紀香
陸上部三人娘の一人。
藤村大河
士郎達が通う学園の英語教師。相変わらず食いますよ?

用語

聖杯戦争
万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。冬木市を舞台に行われる。
マスター
聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
サーヴァント
過去・現在・未来に存在する英雄の魂が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。
冬木市
前作に引き続き舞台となる。今回は戦場としてだけではなく、日常を謳歌する場所として町の魅力を存分に見せてくれる。

ミニゲーム&おまけ

トラぶる花札道中記
花札。ストーリーモードあり。後に配布パッチによりバージョンアップが可能となった。
風雲イリヤ城
いわゆるヘタレ絵のサーヴァントを操作して難関を突破していくアクションゲーム。
タイトルや個々のゲーム内容は往年の人気テレビ番組のパロディー。
海運遠坂神社
御神籤と絵馬が購入できる。
Wall Paper
壁紙ギャラリー。24種。

製作スタッフ

  • 原画:武内崇
  • シナリオ:奈須きのこ、阿羅本景、森崎亮人、星空めてお※
  • プログラム:清兵衛
  • スクリプト:つくりものじ
  • グラフィック:こやまひろかず、BLACK、蒼月誉雄、moriya
  • サウンド:KATE & NUMBER201

※スタッフロールには記載されていない。『Girls' Work』発表を強調する目的で伏せてあった。(タイプムーンエースVol.6 p.40)

メモ

hollowの状況は原作Fate/stay nightのどのルートにも該当しない。
各ルートの最終結果が混ぜ合わさったような状態。当然それでは矛盾を内包するわけだが、その矛盾について登場人物達は気づいていなかったり、考えないようにしていたり、気づいているが無視していたりする。
各ルートそれぞれで死亡している登場人物も「生存の可能性」が他(Fate/stay nightで語られるものとは限らない別の可能性も含めて)にある限りはこの四日間に登場する資格を持つ。
根本的な矛盾は抱えたままだが、表面的に多少は整合性を持たせるための「初期設定」が設定されている。

  • 奈須きのこ氏の発言ほか より類推。
1. 士郎は令呪を2回行使し、最後の令呪を残している。
2. 聖杯は凛の令呪でセイバーが破壊した事になっている。
3. 桜の正体が士郎に知られている。他にも聖杯戦争中秘匿されていたそれぞれのサーヴァントとマスターの関係、ギルガメッシュの存在などは、関係者全員に公開された状態になっている。
4. 凛と士郎の師弟関係は継続中。
5. 凛はアーチャーと「聖杯戦争後」に契約破棄。
6. アーチャーの正体が知られている。
7. ライダーとセイバーは宝具同士で激突し、セイバーが勝利した。
8. 言峰綺礼は確実に死亡。登場せず。

2.補足=よってセイバーのマスター権は一時的に凛に委譲され、その後再び士郎に戻されている
8.補足=彼が聖杯戦争で生存する可能性は、どのような結末であれ存在しない。少なくとも、Fate/hollow ataraxiaが引き起こされる可能性を持った次元においては。

葛木はギルガメッシュと対決して死亡し、この際キャスターは生存する(ただし、キャスターも死亡している可能性がある)という結末を垣間見るシーンがある。葛木がFate/hollow ataraxiaに登場していることからもわかる通り、可能性の一つであってもこれが「初期設定」に含まれるかどうかは不明。

商品情報

ゲーム(PC)CERO Z

CD