遠坂凛 | |
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読み | とおさか りん |
外国語表記 | RIN TOHSAKA[出 1] |
性別 | 女性 |
誕生日 | 2月3日 |
血液型 | O型 |
身長 |
159cm(stay night) 124cm(Zero) |
体重 |
47kg(stay night) 29kg(Zero) |
スリーサイズ | B77/W57/H80(stay night) |
特技 |
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好きな物 |
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苦手な物 |
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天敵 | 言峰綺礼 |
魔術属性 | アベレージ・ワン(火、地、水、風、空) |
魔術特性 | 転換、強化 |
声優 | 植田佳奈 |
デザイン | 武内崇 |
イメージカラー |
赤(stay night) 朱色(Zero) |
初登場作品 | Fate/stay night |
概要編集
冬木を預かる魔術師の家系、遠坂家の6代目頭首。穂群原学園では2年A組(『Fate/hollow ataraxia』では3年A組)。
黒髪をツインテールにし、黒い目を持ち、ニーハイソックスを履いている。絵ではツーサイドアップ、碧眼、サイハイソックスになっている。
- 略歴
- 『Fate/stay night』の4年前の2月頃、生徒会の用事で衛宮士郎の通う中学校に出向き、そこで彼が高跳びしている様子を目撃する。
- 第五次聖杯戦争には「そこに戦いがあるから戦う」という、どこぞの登山家ばりの理由で参加する。
- 最優とされる「剣士」の英霊を召喚すべく準備してきたが、召喚の触媒が用意できず、父・時臣の遺した宝石のペンダントで儀式を行う。結果としてペンダントが触媒となり、アーチャーを召喚する。
- 学園で起こったランサーとの戦闘に巻き込まれ口封じのために殺害された衛宮士郎を、ペンダントの魔力を用い力ずくで蘇生させる。その後、期せずしてセイバーを召喚した士郎と同盟を組み、聖杯戦争を戦う。
- 人物
- 容姿端麗、才色兼備の優等生……を演じている。無論、それを完璧に演じきれるだけの能力はあるが、凛の性格からしてみればそれは何重にも猫をかぶった状態であり、本来の彼女の性格を一言で示すならば、士郎が評した「あかいあくま」が最適。
- 競争相手がいるならば周回遅れにし、刃向かう輩は反抗心をつぶすまで痛めつける。「やるからには徹底的に」を信条としている。その反面、聖杯戦争冒頭で士郎を助けたり、その後もなあなあで士郎との同盟を最後まで続けるなど、完全に冷徹にはなりきれないお人好しな面も。
- 恋愛面に関しては割と乙女であり、興味がない人間からのアプローチはあっさり撥ね退けるが、気に入った相手に心から褒められると照れてしまい、調子を崩してしまう。ストレートな愛情表現となればなおさらで、とあるシーンでまったく予想外の方向から士郎に好意を示された時に真っ赤になって硬直してしまったことも。
- 細かい作業をしたり説明セリフを喋る時には眼鏡をかけることがある。『Fate/hollow ataraxia』でクォーターと自己申告している。[注 1]
- 大師父であるゼルレッチの魔法「平行世界の運営」へいたることを目標とし、研鑽を続けている。幼少期から、魔術刻印の拒絶反応を抑えるため、とんでもなくまずい薬を服用している。これは痛みを和らげるというより刻印がなじみやすくなるよう体を作り変えるようなもので、副作用として体臭が変化した。以降、体臭を誤魔化すために香水を細かく使い分けたり、特注のシャンプーを使用したりしている。
- 能力
- 魔術回路はメインが40、サブが二つあり[出 2]、それぞれ30。魔力容量の半分程度なら1日ちょいで回復する。属性を2つ持てば優秀とされる魔術師にあって、5つの属性全てを兼ね備えた「五大元素使い(アベレージ・ワン)」。午前2時に絶好調を迎える。某死霊魔術師が絶好調になる丑三つ時。
- 特性は遠坂に伝わる「転換」の他、「強化」も習得している。凛の特性はようするに「何でもできる」ことなのだが、それは逆に、あちこちに半端に手を出してしまい、かえって大した成果に結びつかない、という器用貧乏に陥る危険性も持っている。
- 転換の特性を活かし、宝石魔術を専門とする。宝石の中で魔力を流転させ、本来保存できないはずの魔力をストックしておき、宝石に宿った念に乗せてそのまま魔力を解放することにより魔弾として戦闘に転用する。切り札は10個の宝石で、この宝石に魔力を貯めた期間は17年とも10年とも言われている。
- その10個の宝石は、1粒Aランク(相当)であり、その威力は1粒で家の1軒や2軒を跡形もなく吹き飛ばせる威力とされている。本来、Aランクの大魔術には大儀式や詠唱により発動までにかなりの時間を要するが、凛の宝石魔術は一工程で発動することが可能。虎の子の宝石4個を用い、禁呪の相乗で限界を超えさせた一撃は聖堂はおろか教会ごと崩壊する威力になる。
- 高い宝石を使わないで済むように、ガンドを多用する。本来相手の体調を崩すだけのガンドに高い魔力密度から拳銃弾並みの破壊力を持たせており、「フィンの一撃」というか「フィンのガトリング」と呼ぶのが相応しい。
- 魔術師としての才能をダイアグラムで表すと綺麗な円形を描く。数値で表すならシエルを100としたら凛は70~100。長すれば歴代の魔術協会の中でも百番以内に入る程の才能を有している。[出 3]魔術師的なレベルでは、ケイネスが100+α(特殊礼装分)、アルバは100、アトラムは20ぐらい、士郎は10~20ぐらいなのに対して、凛は20~30(作中を基準)。[出 4]
- 兄弟子の言峰綺礼より体術の手ほどきを受けている。[注 2]ランサーから評価されるくらい脚が速い。屋上から校庭までの100m以上の距離を7秒かけずに走ることができ、常人からは残像しか見えないとのこと。
- 非常に優秀な実力を持つのだが、遠坂家の遺伝的特質として、詰めが甘く肝心なところで凡ミスを犯すという欠点を持つ。さらに重度の機械オンチで、携帯電話は確実に使えない。中華料理を得意とするが、味噌汁は作れない。
家庭科はどうしてたのか - 将来、ある程度大成すると言われている。原作者曰く「教授にはなれます。でも名誉教授にはなれません。なぜなら、やはり、ここ一番で大ポカするからネ!」。とはいえ晩年にはドジ属性の呪いも克服し、魔術師界隈では「ある意味、手を出してもいいコトがない大物」として扱われるのではとのこと。[出 5]
- 遠坂凛が言峰綺礼と戦う場合、スペックでは凛が上だが、刷り込まれたトラウマによって実力を発揮できずに8割方言峰の勝利となる。だが、たとえ他人同士でも凛は苦戦を免れず、これは魔術師殺しとして10年以上戦い抜いた言峰の経験は、凛の才能を覆すものであるとか。[出 6]
バリエーション / コスチューム編集
遠坂凛 (プリズマ☆イリヤ)編集
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』における凛。聖杯戦争そのものが過去のものとなった世界のため、日本に留まらずにロンドンに留学していた。
詳細は「遠坂凛 (プリズマ☆イリヤ)」を参照。
遠坂凛 (EXTRA)編集
『Fate/EXTRA』に登場する遠坂凛。アバターの外見は同一だが、実際には別人。
詳細は「遠坂凛 (EXTRA)」を参照。
やさぐれRIN編集
遠坂凛イロモノシリーズ。『Fate/stay night』のバッドエンド救済コーナー「タイガー道場」に登場した凛。作画はつくりものじ氏。
2頭身キャラで顔の表情がポンチ絵になっている他、火の付いた煙草を咥えている。この凛が出てきた時は大概、凛が死亡したバッドエンドで、士郎(プレイヤー)に対し愚痴を言ってくる。一度だけ、「飛頭蛮」状態(つまり、生首だけ)で登場した事もある。
カレイドルビー編集
遠坂凛イロモノシリーズ。宝箱の中で発見した杖の魔力で「魔法少女」と化した凛。
この杖は大師父ゼルレッチの残した「カレイドステッキ」で、魔術礼装としては宝石剣よりも高度な代物。だが、宿っている人工天然精霊「マジカルルビー(自称「ルビーちゃん」)」がハチャメチャな事態を引き起こしてくれるとんでもない代物でもある。
一時的に宿主(使用者)の意識をぶっ飛ばして精霊が掌握してしまうため、ポーズを決めてこっぱずかしいセリフを吐かされるなどなど、散々な目にあった。
『Character material』では「カレイドルビー・シュバインシュタイン」という形態の設定が掲載されている。
諸葛凛編集
遠坂凛イロモノシリーズ。あかいぐんし。
士郎のイメージに時折現れる軍師様。うろ覚え孫子の兵法で士郎に助言、敵も味方も罠に陥れる。人をからかって遊ぶことに全知を費やす凛のイメージが投影されたものと思われる。軍師扇は氷室鐘のお古。
「孫子曰く、戦いとは正を以て合い、奇を持て勝つ。
なんつーか、これを倒そうと欲するならば必ずこれをしばらく強くするべし、みたいな?」
実に、孫子が浮かばれない解釈である。凛本人はきちんと意味を把握しているんだろうか? この「正を以て合い、奇を以て勝つ」は「(事前準備をした上で)定石(正)の通りに会戦し、状況の変化に応じた戦術(奇)を用いることで敵に勝つ」といった意味。
巫女凛編集
遠坂凛イロモノシリーズ。遠坂神社の巫女さん。
遠坂家の家計を支えるため、賽銭の回収や絵馬、御神籤の販売といった労働に勤しむ。タイガー道場と同じような空間らしい。ちなみに宮司はアーチャーが勤めている。
「『お賽銭』! なにはなくとも『お賽銭』よ!?
絵馬は全部で四十種類。気が向いたら集めて見て。というか是非に、がっつりと。我が家の家計を助けると思って!」
英霊トーサカ編集
遠坂凛イロモノシリーズ。英霊エミヤが誕生しなかった世界線で誕生した奇跡の英霊。その正体は、ついに来るとこまできちゃった凛。カプセルさーばんとのマスターの一人。
まったく減らない借金(本人曰く通帳に収まりきらないレベル)に絶望して一緒に飲んでた世界と契約したという、英霊エミヤが聞いたら助走をつけジャンピングノリツッコミしそうな経緯で英霊となった。年利14.7%、破壊した聖杯1個につき3%返済という条件で次元を越えて聖杯の破壊を行っている。記憶もだいぶ摩耗してしまっているが、シロウの事はぼんやりながらも覚えていた。
シロウ編では最終的に自分自身を思い出した結果、開き直って借金を踏み倒した挙句、シロウと一緒に世界を乗っ取って英霊を有料で聖杯戦争に貸し出す英霊派遣会社「トーサカ英霊サービス」を立ち上げるという暴挙に出てしまう。リン編では過去の自分になかった事にしてやるとボコられたのち、どれだけ借金したのかと通帳を取られて見たところ、「既に借金完済しておりそれどころかおつりが来ている」という事実を教えられる。…だけならまだよかったのだが、リンともども調子に乗って祝いの散財をしてしまい以前よりも多額の借金を抱え過去と未来の自分揃ってまた借金返済の契約をする羽目に(しかも利子が更に上がっている)。
格好も性格ももうどこからつっこめばいいか分からないレベルになってしまったが、本人はやけくそを乗り越えたのかノリノリ。トッキーは吐血しているだろう。 あえてその容姿やファッション、口調を形容するなら、菌糸類が一時ドハマりしていたというスタイリッシュでバッボーイグッボーイな魔女のアクションゲームの主人公のベヨなんとかっぽい。
新魔法少女りん編集
アスキー・メディアワークス及びLillianのゲーム『ティンクル☆くるせいだーす STARLIT BRAVE!!』にゲスト出演した時の物。前述のカレイドルビーの衣装に酷似しているが、胸元が大きく開いているなど細部が微妙に異なる。
14歳の中学2年生「遠坂りん」という設定。何者かによって砕かれたエイレイ界の至宝「宝石剣」の欠片を取り込んで刻印精霊せいばーと契約したことで「ジュエルトレーサー」という魔法少女となった。欠片を探し、時には他のジュエルトレーサーと奪い合う「魔法少女ホウセキ戦争」なる戦いの最中に作中世界へとたどり着いたらしい。
イシュタル編集
バビロニアの美と戦の女神が「彼女と波長のよく合う人間」に宿った事で誕生した疑似サーヴァント。クラスはアーチャー。
ゲーム中で「凛に宿った」とは明言されてはいないが、「竹箒日記」などで依り代が凛であることは明らかにされており、気持ち的に、『颯爽と生きる、責任感のある女』としての凛部分。[出 7]
詳細は「イシュタル」を参照。
イシュタル〔ライダー〕編集
遠坂凛を依り代としたイシュタルが水着になったもの。クラスはライダー。
詳細は「イシュタル〔ライダー〕」を参照。
エレシュキガル編集
バビロニアの冥界の女主人。イシュタルとは姉妹神であり、対の神性を持つイシュタルに引きずられる形で同時に召喚されており、時折肉体に乗り移ることで現世で活動していた。
イシュタルと同じく、ゲーム中で「凛に宿った」とは明言されてはいないが、「竹箒日記」などで依り代が凛であることは明らかにされており、気持ち的に、『生真面目な秀才、恋にも真剣な少女』としての凛部分。[出 7]
詳細は「エレシュキガル」を参照。
使用技編集
Fate/unlimited codes編集
- 宝石魔術
- 宝石を撃ち出す飛び道具。弱は地面着弾時に爆発、中は命中時に凍結、強は前方にビームを発射する。空中可。他の飛び道具と共有の弾数制限あり。
- 連環腿
- 跳躍からの連続蹴りを放つ。
- 崩拳
- 拳での突きを放つ。宝石魔術で追撃が可能。
- エアグレネード
- 小さく後退して宝石を投げ付ける。宝石は地面に着弾すると竜巻を発生させる。他の飛び道具と共有の弾数制限あり。
- アイスグレネード
- 後退して宝石を投げ付ける。宝石は命中すると相手を凍結させる。他の飛び道具と共有の弾数制限あり。
- スタングレネード
- 大きく後退して宝石を投げ付ける。宝石は命中すると爆発し、相手を吹き飛ばす。他の飛び道具と共有の弾数制限あり。
- 裡門頂肘
- 肘打ちを繰り出す。崩拳に派生可能。
- 散財
- 魔力開放。宝石魔術系の技の弾数制限がなくなる。
- 功程四拍
- 超必殺技。拳打、足払い、肘打ち、崩拳を連続で繰り出す4連撃。
- カッティング・セブンカラーズ
- 超必殺技。宝石から何条ものレーザーを放つ。
- 宝石剣ゼルレッチ
- 聖杯超必殺技。宝石剣を振るい、放つ光で薙ぎ払う。
Fate/EXTRA CCC編集
- 一工程・ガンド撃ち
- コードキャスト。ガンドを放ち、小ダメージとスタンを与える。
- 宝石魔術・全財投入
- コードキャスト。敵にダメージを与え、3ターンの間、幸運をダウンさせる。
- セブンカラーズ・クラッカー
- コードキャスト。宝石魔術によるビームでダメージを与える。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/stay night
- メインヒロインの一人。プロローグとエピローグを担当し、どのルートでも出番が多い。
- Fate/hollow ataraxia
- ロンドンに留学中で不在。冬木市に呼び戻すためには……
- Fate/Zero
- 幼少時。母の実家に避難中だが、行方不明になったコトネを探しに冬木市にやってくる。原作とアニメでこの結果が異なる。
- Fate/unlimited codes
- 「優雅なる名門魔術師」。八極拳と宝石魔術を駆使する。ストーリーモードは完全にギャグルートで、初っ端から父親がZeroでやった戦略を全否定、セイバーを素手でフルボッコして自分のサーヴァントにするわ、言峰には溜息までつくほど頭を抱えさせるわの大暴走である。
- 徒手空拳であるためリーチが短く、少女であるため体力が低いと言う問題点を抱えているものの、それ以外が軒並み高水準。キャラランクはギルガメッシュとランサーに次ぐとされる。
- 格ゲーとはいえ、バーサーカーをも連環腿で延々とリフティングする様は非常にシュール。
- なお、彼女の宝石魔術には弾数制限があるが、実際にプレイするとこれが影響する場面は非常に少ないため、ゲームバランスと言うよりは彼女の貧乏性を表現するためのシステムであろう。同じ宝石魔術使いであるルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトに弾数制限がないのがその証左。
- Fate/EXTRA CCC
- 裏ボスとして、アーチャーと共に登場。『EXTRA』の凛とは服装、スキルが違う。ご丁寧にも胸の大きさまでしっかり減量されている。
- Fate/Apocrypha
- 本編には登場しないが、設定は語られている。遠坂家が大聖杯を諦めて魔術を学びつつも、拳法で根源にたどり着く道を模索しており、彼女が高校生になる頃には「魔術と中国拳法を組み合わせたまったく新しい武術」の開祖になっているのでは、とのこと。エーデルフェルト家に引き取られた桜が想像を絶するナイスバディなプロレスラーとなってルヴィアとタッグを組んで来日することは想像していなかった。[出 8]
- Fate/Grand Order
- 多数の概念礼装のイラストの他、疑似サーヴァントイシュタルとエレシュキガルの依代としても登場。
- どちらの場合でも女神の人格の方が表層に出ており、凛として会話をする場面はない。
- しかし、神霊の疑似サーヴァントの依代として、両女神に結構な影響を与えている。
- ロード・エルメロイⅡ世の冒険
- エルメロイ教室の一員として登場。シンガポールでエルゴを発見し、事件に関わりを持った。
- Fate/strange Fake
- 「冒険」の後の時系列のようで、シンガポールの海賊をまとめ上げた「紅魔」として恐れられている。
- スノーフィールドには「エルメロイ教室」の元メンバーとして、真ライダーのマスターの一人として聖杯戦争を「解体」するために参戦した。
Fate関連編集
- フェイト/タイガーころしあむ
- 居間にあった眼鏡をかけてみたら胸がまっ平らに! 呪いの眼鏡を何とかすべく、眼鏡の鬼となって街に出る。
- フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- ある日突然、藤村邸に隕石が落ちる。現場に行くと、藤ねぇは行方不明。士郎に捜索を任せ、凛はとりあえず衛宮邸に戻るが……?
- さらには魔法少女カレイドルビーでも参戦。愛と正義の執行者、魔法少女カレイドルビー。カレイドステッキに言われるまま、地球の危機を救うため、魔法少女因子を持つ美女を探しに地球に降臨!
- 衛宮さんちの今日のごはん
- メインキャラクターの一人。作る方も食べる役もこなす。彼女メインの回もいくつかあり、31話では幼少時の彼女が描かれた。
- 氷室の天地 Fate/school life
- 本編でのメインキャラが冷遇される本作においては例外的に、2巻より準レギュラーとして定着。作者が重度の眼鏡っ娘好きだから当然というべきか、眼鏡着用率が高い。
- カプセルさーばんと
- 主人公の一人で、難易度は「むずかしい」。自分の夢だけを叶えるために奮闘する少女。
- 小学生だが凄腕の魔術師。宝石魔術を使用するためかお金に目がない。カプさばを始めたのも公式大会が賞金制ということが大きな要因の一つ。
- シロウとはパン銜えて学校に向かっている途中に曲がり角でぶつかって以来の付き合い。
- また、ボスキャラとして「英霊トーサカ」も登場している。
- Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
- 「ゼロカフェ」の小さなお客様。士郎、桜、イリヤとの子供グループで一緒にいることが多い。
- 大好きなお父様と一緒にカフェに行きたいのに、なぜかしょっちゅう苦手な綺礼と同席する羽目になる。
その他編集
- ALL AROUND TYPE-MOON
- 調査がてら、桜、ライダーを伴って来店。綺礼殺害の濡れ衣を着せられ、店長を押し付けられる。
- ちびちゅき!
- 『stay night』の凛と『EXTRA』の凛、それに『Zero』時代の凛が同じ学校にいるという、かなりカオスな状況。また、ボスキャラとして「英霊トーサカ」も出演している。
- きのこから、生徒会会計として「お金の流れを探知する能力」を与えられている。
- TMitter2015
- インペリアルローマ・プロダクション所属の広告・経理担当。
- プロダクションの運動会に乗じて乗っ取りを画策するも、様々な因果の巡り会わせにより脱税・横領と併せて発覚。高飛びに失敗してお縄となった。
- 余談だが、この企画が行われたのは2015年4月1日であり、アニメ版『Fate/stay night[UBW]』第二期初放映の3日前だったため、放映時は「脱税系ヒロイン」「保釈されたのか?」等と一部では言われたりもした。
- ティンクル☆くるせいだーす STARLIT BRAVE!!
- アスキー・メディアワークス&Lillian製作のADV。『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』の豪華版/豪華限定版付属の特典ゲーム。他社のアダルトゲームからのゲストキャラ「キャラクターサイド」の人物の一人として登場。原作とは異なり、14歳の「新魔法少女りん」という設定で、刻印精霊せいばーとコンビを組んでいる。
- 「魔法少女ホウセキ戦争」という戦いの最中、作中の舞台である流星町に迷い込んだ。元の世界に戻るため、主人公・咲良シンや他作品のキャラクターたちと共闘する。
- スクールガールストライカーズ
- スクウェアエニックス開発のスマホゲーム。『Fate/stay night』とのコラボイベントで出張した。
人間関係編集
冬木編集
- 遠坂時臣
- 父。父としても魔術師としても尊敬している。彼の最後の言葉が魔術師としてのものだった為、魔術師の道を志す。ただ時臣への理解は部分的で、彼の魔術師としての実態はほぼ知らない。仮に時臣が生き残っていたとしても、凛が彼の本質の全容を知れば親子の反目は避けられないとされる。
- また作中での時計の狂いは彼の手によるもの。本人としてはこの程度の狂いにも気付かないなら聖杯戦争は早いというつもりだったが、凛には届かなかった[出 9]。
- 遠坂葵
- 母。第4次聖杯戦争では父の意向で彼女と共に彼女の実家に避難していたが、脳に障害を負った経緯が描かれ、第5次聖杯戦争の時には既に逝去している。
- 間桐桜
- 実妹。第4次聖杯戦争の前に彼女が間桐の養子に出された後、深く関わることは協約で禁じられていた。姉妹仲そのものは良好で凛も度々気にかけたりしているが、その一方で桜は姉である凛に対しコンプレックスを持ってもいる。ゲーム本編ではHFルートまで進まないと姉妹であるということは明かされない。
- 言峰綺礼
- 兄弟子であり後見人。幼少時代から彼の事は嫌う一方、その能力については認めている。凛に体術を教えたのも彼だが基本的には信用していない。そして父の仇。
- 衛宮士郎
- 第五次聖杯戦争の4年前に彼を見掛けて以来、気になる存在。その後も実妹が唯一笑顔を見せる相手として、存在感を増していた。
- 第五次聖杯戦争で同盟を結んだ相手で、魔術の弟子。以降は彼をからかうことが楽しみの一つに。ルートによっては恋人になる。
- アーチャー
- 召喚したサーヴァント。
- セイバー
- 同盟相手のサーヴァントで同居人。
- ルートによっては凛のサーヴァントになる。割と馬が合っており、性格の相性は良いと思われる。
- 間桐慎二
- 実妹の養家先の義兄。度々言い寄られるのでうざがっており、全てのルートで彼の地雷を踏む。
- 柳洞一成
- 中学からの付き合いで、犬猿の仲。互いに人間性や能力は認めているものの、ソリは合わない。
- 美綴綾子
- 高校からの付き合いで、親友であり好敵手。以前、彼女とある賭けをしている。
- 氷室鐘
- クラスメイト。勘が鋭いので正体がバレるのではと警戒している。
- 蒔寺楓
- クラスメイト。暴走する姿に呆れているが、不思議と馬が合う相手。クレープ(500円)を奢るが、後で鯛焼き(80円)と勘違いされてキレる。
- 『氷室の天地』では詠鳥庵の高級和服に釣られてコンビを組んだ他、上述のクレープ事件の模様も描かれる。
- 三枝由紀香
- クラスメイト。直感で正体を言い当てられたが、周囲からは天然と見なされた。
- 沙条綾香
- 『氷室の天地』でのクラスメイト。彼女が魔術師である事を知っている他、土地問題で仲が良くない。
- 葛木宗一郎
- クラスの担任。その実直さに半ば呆れつつ、彼の評判が良いことは認める。
- 藤村大河
- 英語教師。先生として立ててはいるが、上手いこと言い包めがち。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- 聖杯戦争における敵の一人。
- コトネ
- 小学校時代の親友。原作と漫画版では雨生龍之介とキャスターに拉致されて悲惨な運命を辿ったらしいが、アニメ版では十数人の子供達と共に凛に救出される。
- 死にかけの際にカレイドステッキから契約を迫られて魔法少女にならないかと言われた、という話もあったりなかったり[出 10]。
- マジカルルビー
- 魔法の宝箱に封印した魔術礼装に宿る精霊。性格の相性は最悪。
- カレン・オルテンシア
- 魔術師と教会ということで苦手だが、実は性格が近いため、結構馬が合う相手。
- 角隈
- 同じ穂群原学園の学生。『氷室の天地』では実家から流出したアゾット日本刀を取り戻す為に、柳洞から紹介される形で「英雄史大戦」のタッグを組んだ。
- 笠間先生
- 穂群原学園の保険教諭……として潜入していた時計塔法政科の所属員。なお正体には気が付いていなかった。
- 『氷室の天地』では聖杯戦争絡みで上記の沙条ともども拘束され、ロンドンに春から行く羽目になった。
- 魃
- 冬木市の深山商店街の中国料理店「泰山」の店主。
- 『衛宮さんちの今日のごはん』では言峰に料理を作るために偵察に来て、辣子鶏の作り方を教わっていた。
- なお、凛の得意分野は中華料理であるが、彼女からの影響のほどは不明である。
ロンドン編集
- ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
- 時計塔でのライバル。嫌い合ってはいるが魔術の才能も考え方も似通っており、好きな異性のタイプも似ている。所謂同族嫌悪。
- ロード・エルメロイⅡ世
- 時計塔での後見人。ゲームを知らないと言っただけで「ファック! オマエは最悪の日本人だ!」と罵倒された。[出 11]
- キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
- 大師父。HFルートのトゥルーエンドでちょっとだけ絡みアリ。
- グレイ
- セイバーと同じ顔をしている先生の内弟子。シンガポールであった時まで、Ⅱ世が敢えて彼女たちの出会いを阻んだため、面識はなかった。
- エルゴ
- シンガポールで見つかった謎の少年。凛が彼の事情を自分の責任として扱い、Ⅱ世の冒険を同行すると決めた。
- カルマグリフ・メルアステア・ドリューク
- 十二人のロードの一人であり、鉱石科では師匠にあたる相手。
- 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』ではルヴィアと組んでなお勝ち目がない相手として立ちはだかった。
Fate/strange Fake編集
- 真ライダー
- サーヴァント。他の「エルメロイ教室」のメンバーと共にマスターになっている。
ちびちゅき!編集
- シバの女王
- お金に目がない者同士、学園内に温泉ができた事にかこつけて悪巧みしていた。
カプセルさーばんと編集
- シロウ
- 道の曲がり角でぶつかって以来の付き合い。互いに向いている方向は違うが、それほど仲は悪くない。
- 英霊トーサカ
- 自分と同一存在であることに気づき、あまりのアレっぷりにドン引いた。
その他編集
- シエル
- ドラマCD『アーネンエルベの一日』にて、とある行き違いから戦った相手。
- 第五次聖杯戦争の魔術師の中でも有数の魔力量を誇る凛をして、「デタラメ」「桁が違う」という圧倒的魔力量の差から、最初から正面戦闘を捨てて臨んでいる。
- パッションリップ
- ドラマCD『バタフライ・エフェクト』におけるサーヴァント。
- 結果、「桜が未来でアレすぎる方向性の英霊になった」と思い込んでしまい、「桜の未来を健全な方向に修正する」と決意を新たにした。
- 緋ノ宮二穂
- 『スクールガールストライカーズ』とのコラボイベントで出張した際に出会った中学生の少女。
- 「世界制覇」を志し、道を模索しながらも進んでいこうとする姿に共感し、「楽しむ事」「勝利し続ける事」をアドバイスとして送った。
- なお、髪型や「体の一部」のサイズなど、共通点も多い。
- 遠坂凛 (EXTRA)
- とある平行世界における腹違いの姉妹。冬木の凛は『EXTRA』世界にも存在していて、『EXTRA』に登場する方の凛とは幼い頃に出会っていた[出 12](下の「メモ」欄も参照)。
- 後に『ちびちゅき!』でも共演。ある意味同一存在だが、金髪にラフな格好でフーセンガムを膨らます姿には「優雅さに欠ける」と辛辣。
名台詞編集
Fate/stay night編集
- 「そんなのは心の贅肉よ」
- 口癖。無駄を嫌う合理的な考えを実践しようとしている……のだが、結局凛には甘さが残るのであった。まあ、それも凛の魅力の一つです。
- 「うるさーい! いい、アンタはわたしのサーヴァント!
なら、わたしの言い分には絶対服従ってもんでしょうーーー!?」 - アーチャーの召喚直後、彼の不遜な態度に腹を立てて、いきなり令呪を行使して無茶な命令を下す。あまりの暴挙にアーチャーも驚き、「令呪がどれほど大事か理解しているのか」と呆れながら説明するほどである。しかしその令呪の効力が想定より強いため、アーチャーは彼女に対する侮辱を撤回し、即座に謝罪してマスターと認める。
- なお、凛ルートのグッドエンドでも士郎、セイバーに対して似たような発言をしたが、その時は「うわあ、あたしとんでもない無茶を言ってる――!」と直後に自己嫌悪に襲われている。
- 「(中略)貴方の父親は、魔術師である前に親をとったのよ」
- 衛宮切嗣が魔術師として息子を育てず、その思想を真に受けていた士郎も含めて凛は魔術師としては認めなかった。しかし大抵の魔術師が人でなしで、それを受け継がせなかった切嗣が魔術師以上に一人の親であることを優先したのだというのも理解していた。幼くして父を喪った凛は、魔術師の師弟関係の延長に過ぎない親子関係であった故に理解は難しかった。
- が、切嗣が息子を魔術師にしなかったことについては相応の理由があると考え、後に人柄そのものは認めていた。ここが骨の髄まで魔術師である時臣との決定的な違いだろう。
- 「そんな酷い目に遭ったんだから、せめてその後は楽しくやらなきゃ嘘でしょう!?」
- 自分が冬木大火災で生き延びたことに罪悪感をもち、同じようなコトがあったら自分が彼らを救わなければならないという誓いを胸に抱いて行動する士郎の生き方を聞き、それでは一生懸命に生きているのに決して報われないと悟った凛は、彼を想ってその生き方を否定する。
- 「おあいにくさま……! 今時の魔術師ってのは、護身術も必須科目よ……!」
- キャスターとの戦闘で意表を突いた強化魔術を絡めた格闘戦。時代が違いすぎる故にキャスターは一転して翻弄されることとなった。
- 代行者仕込みに加えて、この時代の魔術師は護身用のナイフはもちろん魔術社会の外道とされる魔術使いには魔術よりも爆弾や銃火器による戦闘に長けた傭兵までいるので、神話の時代の魔術師であるキャスターにとっては常識外れであった。
- が、凛の実力不足でキャスターの息の根を止めるには手数が足りず、葛木に阻止されてしまった。
- 「えへへ。キス、しちゃった」
「うん。じゃあ、そういうの抜きでしよ」 - 肉体的パスを繋げての魔力提供、つまりは性行為をしようという時に、士郎に凛が好きだから義務みたいな形でやりたくないと胸の内を吐露され、乙女回路が回っちゃったらしい凛がキスをして言い放った。士郎にとっては致死量レベルの破壊力をもった台詞だった。
- 『Fate/stay night[Réalta Nua]』ではこの場面が差し替えられ、どちらの台詞も消えた。
- 「―――笑い飛ばしてあげる。悪い夢はここで終わりよ、士郎」
- UBWルートに入った後、凛を逃がすためにキャスターに捕まったBADにおける最後の言葉。聖杯戦争はキャスターの優勝に終わり、どこかに幽閉された士郎は既に人の形をしていなかったが、凛はその悪夢を終わらせるために戻ってきた。これが凛自ら手を下して士郎を殺した描写のある唯一のEND。
- 「うん、わかってる。わたし、頑張るから。アンタみたいに捻くれたやつにならないよう頑張るから。きっと、アイツが自分を好きになれるように頑張るから……!
だから、アンタも―――」
―――今からでも、自分を許してあげなさい。 - UBWルート終盤におけるアーチャーとの別れ際にて、彼からかつての自分自身を託された際の台詞。
- 如何に凛が尽力し、この時代における英霊エミヤの誕生を阻止したとしても、既に守護者として存在する彼に与えられる救いはない。それを理解した上で少女は頷いた。私を頼む、と。そう言ってくれた彼の信頼に、精一杯応えるように。
- 「……あーあ。士郎の事は言えないな、わたしも」
「ごめんね。こういう勝手な姉貴で。
……それと、ありがと。そのリボン、ずっと着けていてくれて、嬉しかった。」 - HFルートにて、桜に絶命の一撃を打ち込めると思った瞬間に、自分にはそれが不可能であると敗北を悟った時の台詞。
- 「いた~い、痛い、いた~~い~~。何なのよ、あの成金女。延髄に打ち込んでいるのに、何で倒れないのよ~~~……ぐすっ」
- TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』最終話にて、時計塔のトレーニング場でルヴィアとやり合った後で。
- べそを掻きながら士郎に甘えていることから少なくとも勝つことはできなかったようだが、「延髄に打ち込んだ」という物騒な発言からルヴィアもただで済んでいるわけがないので恐らく勝負は引き分けだったのだろう。
- 「なんなのよ、これ……修練場ですって……?」
「これが、こんなものが……!!」 - 劇場版HF第1章ラストで間桐邸を訪れた際に「修練場」とは名ばかりの蟲蔵を見た際の台詞。原作では地の文だったが、台詞に変更された。
- この瞬間、凛は妹である桜が10年という長い時間、どんな目に遭っていたのかを知る。大事な妹と引き離された上にこのような仕打ちを受けさせられていたことに凛は激怒し、共にその光景を見たアーチャーも不愉快極まりない様子を見せている。
Fate/hollow ataraxia編集
- 「きゅうぅ…………星……星が見えるスター……」
- ルヴィアゼリッタとの初見喧嘩時、痛烈な一撃を決められて漏れた一言。この後不用意な発言をした士郎に星を見せるスター。
- 「な、なななに勘違いしてんのよ……!わた、わたしは別に士郎を気遣ったわけじゃなくて―――!」
- もはやテンプレレベルなツンデレっぷり。でも会話に不自然さを感じさせないのがステキ。
- 「さあ、いくわよシェロ!
コンパクトフルオープン! 鏡界回廊最大展開!
Der Spiegelform wird fertig zum Transport――!」
「お待たせ! 魔法少女カレイドルビー、ここに誕生!
――どうシェロ? 初めての変身にしては上出来でしょう!?」 - カレイドステッキによって「魔法少女カレイドルビー」に変身させられた時に言わされたこっぱずかしい決め台詞。
- 「どうしたのこんな時間に。ちょっと会わなくなったからって、恋しくなって電話してきたのかしら」
- 士郎がある空間で電話を掛けると、それは知ってるはずなのに知らない声だった。正体は士郎に対して素直になった並行世界の凛であり、あまりのスイーツぶりにこちらの世界の凛には「癪に障る女」「天敵」認定された。
- 「どこの世界の誰だか知らないけど、衛宮くんには貴方みたいな甘ったるい女は似合わないわ。
この唐変木に必要なのはね、一緒に苦労しながらも微妙にズレていく起動を注意してあげる相棒……そう、言うなれば委員長属性の優等生だけよ」 - 正体を知らずに士郎の相方に相応しい条件をまくしたてる。しかし電話口の相手はもうその結論から卒業していた。
- 「いいこと?わたしの衛宮くんに傷をつけたら、何処に逃げ込もうが追いかけて殺すわよ?」
- 電話口の相手に釘を刺す並行世界の凛。士郎にデレデレになってもこういうところはやっぱり凛である。
- 「―――ええ。その全部が好きなの。」
「だから、唐変木なところも、鈍感なところも、歯に衣着せられない不器用さも、
子供みたいに理想主義者なところも、傷を省みないところも、全部。」
「素直になりなさいよね貴方も。今の台詞、逆にそこが好きで好きでしょうがないって聞こえたわよ?」 - 並行世界の凛による決定的すぎる言葉。聞かされたこっちの世界の凛の脳を激しくシェイクした。
氷室の天地 Fate/school life編集
- 「……勝てなかったときは、いろいろバラすわよ?」
- 蒔寺達と料理対決をした時に沙条綾香を脅したセリフ。綾香の正体を示唆している他、綾香とは以前からの知り合いだった事も匂わせている。
- 「…そりゃ一般人が中途半端にコレを受信したら…ねぇ…」
- 蒔寺家の蔵に渦巻く諸々の怨念を感じて。
- 「危険だ…『管理者』としては後日絶対問い詰めないと…」
- 一般人に平然とマジックアイテムを貸し出す綾香に頭を抱える。
- 「あのモジャ公!!一般人に売るな!」
- 魔力が無くなっているとはいえ、神父が宝石魔術のタネを蒔寺の家に売った事に心の中で毒づく。なお、その宝石は亡き父との思い出の品でもあった。
- 「何言ってるんですか! 動機がはっきりわからなかったら… どのレベルまで問い正して追い詰めるのか匙加減がわからないでしょう? そこは過不足なく…」
- 『マキジ大作戦』より。生徒会費を無断でばら撒いていた犯人がほぼ確定し、動機を考える段階に入って。
- 完全に眼が据わっており、蒔寺も普段の猫の被りっぷりにドン引きしていた。
- 「あのねぇ!善意は善意でも『独』が付く善意はただの迷惑行為でしょう?
話をしてみても『私はみんなを幸せにしたかっただけ』とか『とにかく全員をハッピーにしたかった』とか。
ナゼカナ…。初めて聞く台詞なのに無尽蔵な怒りが込み上げてくるのは。」 - 同上。上記の犯人を「1週間ほど凹んでもらう程度」に制裁を加えた凛に対し、「本人としては善意でやったことだろ」と、やりすぎではないかという反応を示した蒔寺に。
- この時点での凛は知る由もないが、そう遠くない未来、彼女はこの「無尽蔵な怒りが込み上げてくる」台詞を繰り返す者に散々振り回されることとなる…。
- 「待って」
「ホント待って」 - 「英雄史大戦」のキャラバンで、パートナーの角隈がダウンした事で自分がプレイする羽目になった事に頭を抱える。
- 「ぎゃあああああああ、死ぬ!死ぬ!!今すぐ終わって!試合終わって!!」
「城の残りHP、追いつかれちゃうううう!!」 - キャラバン準決勝、綾子の陣地に攻め込むが猛烈な勢いで追い付かれて互角の勝負に。
- 本編ではもっとヤバい状況に陥った事があるが、これ程切羽詰まった姿は見せていない。
Fate/EXTRA CCC編集
- 「アーチャー、あれやって、あれ! あいあむざぼーんおぶまいそーど!」
- 隠しボス戦での宝具発動時ボイス。無邪気にこう言う凛と正反対にアーチャーは言われた瞬間急激にやる気をなくしていたが、指示にはしっかり応えている。
フェイト/タイガーころしあむ編集
- 「フフフ……この遠坂凛、あえて眼鏡の鬼になりましょう!」
- 自分ルート。ライダーの眼鏡をかけたら胸が真っ平になってしまった。
- 眼鏡にかけられている魔術を解呪可能にするために、別の眼鏡に魔力を分散化させて魔力を少しでも持っている連中にかけさせていく事に決めた。
- 「違うわ!……あいつ、わたしの過去の失敗談や写真をみんなにバラすって脅して……
あんのクソ神父ー!!こっちはそん時小学生だっつーの!!」 - ランサールート。知られたら冬木市にいられないと、仕方なく言峰に協力していた。
- 「ばっっ、バーサーカーがアーチャーみたいなしゃべり方になってるゥ!?」
- バーサーカールート。言語能力が戻ったバーサーカーの発言を聞いての一言。
- 実物は実際に聞いたほうが早いが、あんなしゃべり方だと認識されていたアーチャーがなんとも気の毒である。
- 「プッ!アハハハハハハ!!ちょっと何やってるのよあれ!!
セイバーならわかるけどあれ…あれは!!あれはないわー!!」 - キャスタールート。確かに制服着るには年齢的にあれだけど笑いすぎ。もう少し憚ってあげるべき。
- 「でもね…やるからには確実に息の根止めるわよ。そうしないと後々面倒だからね。」
「フッフッフッフ お主も悪よのう。」 - カレンルート。言峰から教会を取り戻すことを仕方なく手伝うことになったが、やるからには徹底的にするとカレンと意気投合する。
カプセルさーばんと編集
- 「これは、誰かに見られる前に」
“―――なかったことにするしかない!!” - 英霊トーサカに引いてこの可能性ごと消そうと戦うことに。
- 「なんと!!そこに気付くとは、やはり昔の私も天才か」
- 英霊トーサカの台詞。過払いしてるから結構お金返ってくると昔の自分に言われてこの反応。むしろ昔の方がしっかりしてて天才なのではないだろうか。
- 「どうしてこうなった!!!!!!」
- トーサカが調子に乗ってまた借金してしまった上に、自身も英霊小学生『リン』として契約することに。トーサカが奢ってあげると言っていたのに何があったのか。
カーニバルファンタズム編集
- 「うふふ、正々堂々頑張ります♡ 応援してくださいね♪」
「どんな汚い手を使ってでも勝つわよ!」 - 第9話にて。上の台詞をカメラ目線で言った直後、顔を影を隠して下の台詞を言ってのける。このブレなさこそ彼女の強さの根幹なのだろうか。第1話でも似たようなことをアーチャーに言っている。
- 「……電源を入れて録画ボタンを押すだけ……電源を入れて録画ボタンを押すだけ……電源を入れて録画ボタンを押すだけ……」
- 第4話より。士郎からブルーレイで録画を頼まれた凛。やり方を呪文のように反芻するが………
- なお、オープニングではブルーレイレコーダーの使い方が判らずにジタバタした挙げ句、魔術で粉砕しており、その様子をアーチャーがやれやれと見ているシーンがある。
- 同話ではパニックを起こしてしまい、見物していたアーチャーがブルーレイの機能を丁寧に教えてくれるが、その狼狽ぶりを見られた凛は逆ギレしてアーチャーを家の外までぶっ飛ばした。その直前にもアーチャーを踏みまくっている。サーヴァントのステータス情報を彼女に適応した場合、おそらくこの時に限り筋力はCランクを超えていただろう。
その他編集
- シエル「このまま大人しく……ってあなた正気ですか!? こんな個室で宝石魔術なんて!」
「ええ、魔力量の桁が違うのは一目で分かったわ。まともに戦えば力負けするのは目に見えてるし、ここは手っ取り早く部屋ごと爆破してあげる!」 - ドラマCD『アーネンエルベの一日』より。とある行き違いから対峙したシエルに容易くガンドを弾かれ、即座に正面戦闘を捨てて魔力の宝石を最大出力で爆破するという大胆策で対抗する。
- 必要に迫ればイチかバチかの手段も躊躇わず即決する凛らしい行動だが、桜が囚われているのをお構いなしにする辺り、ネタに走ったドラマCDと言えど酷い…。正しくあかいあくまである。
メモ編集
- スカートはいわゆる「絶対領域」。何があってもその下は見えません。実はUBWルートのとあるシーンでは線画段階だと見えていた……が結局下草を伸ばして隠すことに。
- 数々の試練を乗り越え、自信の糧にして来た凛だが、間桐家の修練にはその非効率さに耐えられないだろうと自分で推測している。実際にあるBAD ENDで桜の過去を追体験された時は、桜に助けを乞うている。桜曰く「わたしがされたコトを一から体験させてあげてるんですけど、一日目で泣き崩れてる」「助けてって、ごめんなさいって、狂ったみたいに叫んでる。」とのこと。
- 金のかかる凛と本編随一の金持ちであるギルガメッシュは大変相性がいい[出 14]。彼の「油断・慢心」スキル(?)も凛の「うっかり」に通じるものがあるような。
- 『Fate/unlimited codes』で対峙した際、凛「何か……お金のニオイがする」 ギル「ん? やらんぞ」というやりとりがある。
- 『Fate/Zero』の著者、虚淵玄氏は、ギルガメッシュを時臣のサーヴァントに決定した要因に、「お金持ち」だけでなく「慢心」「うっかり」を理由の一つとしてあげている。
- 重度の機械オンチ。『Fate/stay night』ではヒーターや電話を使っており、日用品全てが駄目というほどではないが、それでも結構な割合で使いこなせない品がある。『Fate/hollow ataraxia』では携帯電話を使えなかった。時代的にまだ折り畳み携帯すら無い時代ではあるが、着信がかかってきても電話に出る方法すら分かっていなかった。
- 『まほうつかいの箱』ドラマCD「赤いケータイさん」ではアーチャーを「大師父お手製のケータイ電話」に封じ込めた。アーチャーの悪態を聞きたくないがために電源を切ろうとしたものの、操作方法が分からずキレてブン投げ、アーネンエルベまで追いかけていくはめに。
- 『氷室の天地』では「ロクに使いこなせていない」というレベルで、最低限の操作は問題なくできる模様。
- 2010年のTYPE-MOON エイプリルフール企画では、アカウントの取得をアーチャーにやってもらって、Twitterにチャレンジしている。しかし内容を全世界に公開するシステムだと理解できておらず、私的な日記の内容を転載してしまい、悲惨な末路を迎える。エイプリルフール企画なのでもちろん起こった出来事は「嘘」である。
- 第五次聖杯戦争が開かれた2004年であれば、携帯電話の普及率も比較的低かった。作中でも碌に出ておらず、携帯電話が使えなくてもさほど大きな弱点では無かった。
- 凛の召喚で触媒となったのはエミヤが持っていた凛のペンダント。凛はセイバーの召喚に失敗したと認識していたが、実のところ冬木ではエミヤしか喚べない[出 15]。
- 本編冒頭で士郎の治療にこのペンダントが使われ、彼が生涯持ち続けたことで触媒になった。その後凛はエミヤからペンダントを渡されるが、これは彼が生前から持っていた物。士郎の持つペンダントは強化一回分に満たない程度の魔力が残っているのに対し、凛に返されたペンダントは完全に魔力が無くなっている。
- 凛の赤いペンダントはなにかとTYPE-MOONと交流のある桐原小鳥氏がデザインを担当した。
- ちなみに締切2日前に依頼されたらしい。[出 16]
- 朝に弱い遠坂だがFateルート最後の会話から、衛宮邸と遠坂邸の交差点までの距離は同じで、6時半に家を出ている士郎と交差点で出くわすには6時には起きなければいけないことから(普段より30分の早起き)、普段は6時半に起きて、7時に家を出ている模様。
- 声を担当する植田佳奈氏は当初桜と凛のオーディションを両方受けており、受かるなら桜だと思っていたら凛に決まったことに驚いたという[出 17]。
- 「まほうつかいの箱」の投票企画“ALL RANKING TYPE-MOON”の第1回マイBESTキャラ投票で3位入賞。2位のセイバーとは100票ちょっとの差だったが、大健闘に変わりないだろう。
- 『コンプエース』2010年2月号付録ドラマCD「イートイン・泰山」(アンソロジードラマCDvol.1に再録)では凛の中華料理のスキルは時臣を喜ばせるために自ら習得したものとなっている。但しこのアンソロジードラマCDの内容は(他のドラマCDとまとめて)公式の設定ではないと明言されている。
- 上の「人間関係」の項にもある通り、『EXTRA』に登場する方の凛とは幼い頃に一度会ったことがある。この事は、『EXTRA』予約特典「Fate/the Fact」に記載されている暗号を解いて分かるアドレスのサイトに、これまたあるパスワードを打ち込むと見られる特別映像で分かる[出 18]。なお、この映像は現在ではサイトから削除されているものの、海外ファンの個人ブログにコピーが残されている[注 3]。
話題まとめ編集
- 凛の家計事情
- 高価な宝石を多数使い捨てるという魔術の性質上、遠坂の頭首は代々「如何に自分の魔術の研究を早く終わらせ、魔術刻印の継承者の為に財産を増やしておくか」を考慮する宿命を負わされている。
- 本来、凛には父・時臣から莫大な財産を遺されていたが、時臣の死後、凛が成人するまでの僅かな期間に、あらかた失われている。原因は後見人の綺礼が、神父として清貧を志して(遠坂家としては杜撰に)財産を管理していたこと。価値ある土地が二束三文で売られたのだからたまったものではない。ただしこれに関しては綺礼も決してわざとやったのではなく単純に綺礼の管理能力が杜撰だっただけの話である。
- 遠坂家の経済事情は、実のところそう貧しくはない。目減りしているが遺産そのものはかなりな物で、他にも時臣が魔術協会に登録している魔術式の特許料など、働かずとも常に一定以上の収入はある。[出 13]何もしなくても年収●千万は堅いようだが、先代までの頭首が築き上げたものであるため、彼女としては肩身が狭い。[出 19]また、凛が何もしてないのと、時臣が作った魔術式も現代(2004年)では時代遅れになりつつある為、遠坂家の財政は日々厳しくなる一方であり、ロンドンに出向いて手を打たないと危うくなるそうな。[出 13]何より宝石魔術は下手するとそれ以上に金がかかりかねない代物なので、貧乏性になるのもやむなしか。
- 切り札の宝石のお値段は総額一千万以上。ただ同じシーンで使い捨ての宝石なら十万円程度で済む事も話しているため、使っている宝石にはかなりのバラつきがあるらしい。魔力・因縁が絡んでるほうが魔力をため込みやすくていいということで、新品よりも中古品の方が宝石魔術に向いている。一方で、宝石1粒あたりのお値段は「戦闘で使用する宝石限定で、平均でいうなら50万円ほど」とのこと。宝石は専用の入手ルートがあり、そこのバイヤーの娘さんと仲良しになれば安くなるかも、と日々頭を悩ませているとか。[出 19]
- It's Tohsaka?
- Steam版『Fate/stay night REMASTERED』が発売された後、その英語版はスクリプト表示のバグが多発する事が判明した。
- 立ち絵を始めとして背景までもが本来とは全く異なるものが表示され、海外のプレイヤーたちは無茶苦茶な状況のスクリーンショットをSNSにアップロードするなどしてネタにしていたが、その最たる例が「Hey, It's Tohsaka!」という文章の出るシーン。
- 「Tohsaka」とあるように本来このシーンには凛の立ち絵が出るはずなのだが、実際に表示されたのは黒桜の使役する「影」。その絶妙なシュールさ故か話題となり、当該シーンの影を別のものに置き換えたり本来凛が出るシーンで影を出すなど、多種多様なコラ画像やMAD動画も作られる事態になった。
- 現在ではアップデートによってバグは解消されており、
カオスな状況にならず快適に本来のゲームを楽しむことができる。
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ↑ 「「Fate/stay night」キャラクター紹介-遠坂凛」
- ↑ 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険 4「錬金術師の遺産(上)」』第四章-4
- ↑ 『GAME JAPAN』2007年2月号
- ↑ 「きのことたかしの一問一答」『Fate/stay night[UBW] Animation Material Ⅱ』
- ↑ 「Fate道場」『コンプティーク』2006年3月号
- ↑ 「誌上対決8番勝負」『電撃姫』2006年2月付録「TYPE-MOON DOUBLE MANIAX」
- ↑ 7.0 7.1 「竹箒日記-2016/12/14」
- ↑ 「Fate/Apocrypha用語辞典-御三家」『Fate/Aporypha material』p.166
- ↑ 「奈須きのこ一問一答-『Fate』の素朴な疑問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.130
- ↑ 「Fate/Zero一問一答」『ALL OVER/Zero』p.24
- ↑ 「ロード・エルメロイⅡ世」『Character material』p.40
- ↑ 『Fate/the Fact』特設ページ
- ↑ 13.0 13.1 13.2 「遠坂凛」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.16-25
- ↑ 「Fate用語辞典-金ピカ」『Fate/side material』p.59
- ↑ 「きのことたかしの一問一答」『Fate/stay night[UBW] Animation Material Ⅰ』
- ↑ 「桐原小鳥 2019年1月30日18:08 Twitter」
- ↑ 「Fate/Grand Order カルデア・ラジオ局」第04回
- ↑ よくある質問 - Fate/EXTRA@wiki - アットウィキ
- ↑ 19.0 19.1 「奈須きのこ一問一答-キャラクター関係の質問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.134