カプセルさーばんと
2014年11月27日発売のPS Vita版『Fate/hollow ataraxia』に付属している、対戦型タワーディフェンスゲーム。
プレイヤーはシロウまたはリンになり、さまざまなマスターと、多数のサーヴァントを率いて敵拠点の破壊を目指す。
マスターのキャラクター作画は漫画版『hollow ataraxia』の作者である雌鳥氏。サーヴァントのユニット作画を担当するのは経験値、CHAN×CO、ヒライユキオ、ふらんすぱん、ufotableなど。
あらすじ
カプセルさーばんと!! それは大聖杯が生み出した、それなりにどこかで見たことのある英霊たち?の事である。カプセルサモンと呼ばれる疑似英霊の小規模召喚法の確立により実現した、未来の子供たちのベーゴマバトル的な何かなのだ!!
とまあ、そんなことは割とどうでもよくて、ここ冬木市はまたしてもなんかめんどくさい時空の乱れに巻き込まれていた。
次々に召喚されるサーヴァントっぽいなにか。続々と台頭するマスターらしき俗物たち。
誰もが絶望に膝を屈する中、二人の勇気ありすぎる小学生―――
シロウとリンはぐうぜん手に入れた「カプセルさーばんと」の力で並み居る悪人たちに立ち向かうのだった……!!
50騎を越える、さーばんと。集結する、あくにんマスター。
はたして黒幕の正体とは!?え?虎とかそのへんじゃないの?
時空崩壊までのこり五時間とかなんかそのくらい!!シロウはみんなの街の平和を、リンは自分の街の平和を取り戻すコトができるのか―――!?
ゲームの流れ
- マップからステージを選ぶ。遊べるステージはステージクリアーするたびに増えていく。各ステージでは、敵マスターたちが多様なフィールドで「カプさばバトル」を挑んでくる。
- ステージを選んだら、バトルの準備。この時、バトルで使うさーばんとのデッキを編集できる。
- バトルスタート。バトル開始前にアドベンチャー形式のイベントが発生することもある。
- カプさばバトル開始! さーばんとを召喚しまくって、敵拠点の破壊を目指す。
- バトルに勝利すると「聖杯ガチャ」を回すことができる。新さーばんとゲットのチャンス!
- バトル終了。バトル内容に応じて経験値を獲得し、マスターとさーばんとがレベルアップする。
心得
- 心得その1、マナを溜めよ!
- さーばんとを召喚するには「マナ」が必要で、「マナ」は時間経過と共に自動的に充填される。バトルはマナが0の状態から開始するため、十分なマナが溜まるまでとりあえず待たなければならない。
- 心得その2、さーばんとを召喚せよ!
- マナが溜まったら「さーばんと召喚ボタン」を押してさーばんとを召喚することが可能。この時、さーばんとは召喚陣の位置に召喚される。さーばんとの召喚に必要なマナの量はボタンの右下に示されている。
- 心得その3、さーばんとを見守れ!
- 召喚されたさーばんとは勝手に戦うため、プレイヤーはさーばんとを直接操作することができない。
- 心得その4、召喚陣を移動せよ!
- プレイヤーができるのは、基本的にさーばんとを召喚することだけだが、召喚陣を移動させて、どこに召喚するかを指定することができる。思い切って敵拠点の目の前に召喚したって構わない。ただし、召喚陣の位置が自拠点から遠ざかるにつれて、さーばんとを召喚するのに必要なマナの量が増える。
- 心得その5、浮遊マナを集めよ!
- さーばんとがやられると、そのさーばんとの召喚に使われたマナが空中に放出され「浮遊マナ」として漂い始める。浮遊マナは、放っておくと自動的にどちらかの拠点に吸い寄せられて吸収される。吸収されたマナは再びさーばんとの召喚に使うことができる。
- 浮遊マナは放っておいてもいいが、浮遊マナ収集能力を持つさーばんとを召喚して収集させると、敵拠点に吸い寄せられている浮遊マナを横取りすることができる。ゲーム後半になると、この浮遊マナの奪い合いがとても重要になってくる。
- 心得その6、拠点を破壊せよ!
- このカプさばバトルの目標は“拠点を破壊”することで、先に敵の拠点を破壊すれば勝利となる。逆に自分の拠点を破壊されると敗北となる。
登場人物
プレイアブルキャラクター
- シロウ
- 「そうか、仕方ないな!!」
- 正義の小学生。難易度は「かんたん」。カプセルさーばんとの力で、町のみんなを守るんだ!!
- 必殺技は地上全域を薙ぎ払う「せいぎだいばくはつ(ナインライブズ・ボム) 」。
- リン
- 「よーし、派手に暴れてみましょうか!」
- 小学生マスター。難易度は「むずかしい」。カプセルさーばんとの力で、自分の夢だけ叶えるぞ!!
- 必殺技は一定時間のみ自軍の攻撃力が2倍になる「遠坂M.I.P.S(トーサカマネーイズパワーシステム)」。
敵マスター
※一度ゲームクリアするとマスター変更から以下のキャラを選択できるようになる。
- シンジ
- 「始まる……僕の輝かしいステージが!」
- 間桐の御曹司『シンジ』自称天才カプさば使いだが実力はお察し。外ではアレだが、家の中ではしっかりお兄ちゃんをしていてサクラにもそれなりに慕われている。
- 必殺技は一定時間敵軍の攻撃力を半分にする「超シンジ邪魔(ウルトラシンジジャマー) 」。
- サクラ
- 「ぜんぶ倒しちゃうから」
- 間桐家のかわいい妹さんことサクラちゃん。遠坂家からいわゆる養子で間桐家にやってきた為まだ間桐の家風に馴染めず心細い感じ。わりとしんどい境遇だけどけなげに頑張る素敵な子。
- 必殺技は周囲のマナを吸収する「お腹ペコペコ(さくらバキューム) 」。
- ケイネス
- 天才カプさばマスター。闇のカプさばおじさん。子供相手に余裕の資産勝ちをする空気読まないプレイスタイルには課金系マスターのファンも多い。奥さんはイケさば使い。 。
- 必殺技は飛んでいる敵にダメージを与える水銀の玉を飛ばす「銀玉鉄砲(ヴォールメン・ハイドラ・ガトリング)」。
- アヤカ
- 「貴方も眼鏡っ子にしてやりましょうか!」
- ネガティブマスター『アヤカ』。いわゆるめんどくさい枠マスター。何故かイケメン系さーばんとばかりを引く星の元に生まれた。実は主人公系。なんか暗い、でも妙にモテる。最近イケメン同居人が増えた。
- 必殺技は一定時間敵さーばんとの突破力を0にする「メガネ変換(フォーマルクラフト) 」。
- ウェイバー
- 「行くぞ、ホントに行くからな!」
- 天才カプさばマスター(自称)。本人は凡人だけど、教えるのはばつぐんに上手。カプさば教室で講師を務めた所これが大人気になり、全国レベルのカプさばマスターを量産中。無論本人は仏頂面。
- 必殺技は一定時間マナの充填を増やす「時計塔の名教師(プロフェッサー・W) 」。
- ハクノ
- 「………(ドヤァ)」
- 謎の転校生、鉄血少女『ハクノ』。基本的には本名とか素性とかいろんなことがぼんやり。黙々と相手を屠る。関係無いが別名ザビ子。
- 必殺技は一定時間敵軍の召喚コストを2倍にする「我が名は…!(フランシスコ・ザビ…?!) 」。
- ルヴィア
- 「軽く片付けてさしあげますわ」
- カプさば留学にやってきたストロングスタイル正統派魔術師レスラー。マッチョなさーばんとを好む。魔術の才はかなりの物で将来を嘱望されているが突然「マッスルがたりませんわ!」といって山篭りしたりする。
- 必殺技は一定時間自軍のさーばんとがよろけなくなる「エーデルフェルト家奥義(マッスル・スパーキング!!) 」。
- キレイ
- 「愉しめ。私も愉しむ」
- 性悪神父『キレイ』どうみても悪役です、本当にありがとうございました系マスター。大体いつも悪いことをたくらんでいるのだが…。暇なのでリンの邪魔をして暇つぶしをしている。
- 必殺技は自軍の体力を回復する「激辛大盛麻婆丼(アンリ・マーボー) 」。
- トキオミ
- 遠坂家の現当主。光のカプさばおじさん。謎のカプさばおじさんとして近所の子どもたちと一緒によく空き地でカプさば勝負をしている。先日娘のリンに恥ずかしいからやめてと言われた。
- 必殺技は爆発する赤い宝石をまき散らす「常に優雅たれ(エレンガント・スプラッシュ) 」。
- マスターアルトリア
- 「推して参る!!」
- JKマスター『アルトリア』聖・ジョージ女学園の生徒会長。雄々しい男言葉なのは家庭の事情。実は可愛いモノ大好きだが隠している。父ガウェイン、長兄ケイ、次兄ランス、末弟ベディヴィエール。
- 必殺技は一定時間自軍の召喚速度を2倍にする「我が剣に誓う(アルトリア・オーダー) 」。
- Gサクラ
- 超兵器。異次元魔改造されたサクラ。
- 必殺技は一定時間マナ獲得量を2倍にする「GS・DRIVE(ジーエスドライブ)」。
- セレブルマ
- カプさば女王『セレブルマ』。セレブルマさん…一体何者なんだ…。最近本人が主演したマンガがアニメ化などしてウハウハ。
- 必殺技はc敵軍の召喚速度を半分にする「超ブルマ時空(ブルマックス・グラビティ) 」。
- バゼット
- 仕事一筋。賞金稼ぎタイプマスター。今まで(物理的に)潰したパチモンカプさば工場は数知れず。凄腕(物理)マスター。何故かガチャではアヴェンジャーばかり引くが本人はランサーを引きたい。 シロウルートでは英霊『フラガ』として登場する。
- 必殺技は一定時間自軍の突破力を4倍にする「真・フラガ・ラック(ケルトシキセイケンヅキ) 」。
- ジャンヌ
- 「主の御旗の下に!」
- ラ・ピュセル『ジャンヌ』。今回はルーラー特典の有給を使って極東旅行中。毎回旅行の度に各地で孤独のジャンヌするのがひそかな楽しみ。バカンス中のため夢のJK仕様。
- 必殺技は一定時間自軍の召喚コストを半分にする「紙の御旗の元に(えいれいおおやすうり)」。
- トーサカ
- 英霊『トーサカ』。行く所まで行ってしまったあの人。
- 必殺技は拠点体力を半分にして一定時間自軍の攻撃力を3倍にする「真・遠坂M.I.P.S(しん・トーサカマネーイズパワーシステム)」。
- カレンちゃん
- 観測系ベイビィ。迷惑赤ちゃん。
- 必殺技は一定時間敵軍のマナ充填を0にする「KAREN・THE・WORLD(カレン・ザ・ワールド)」。
登場さーばんと
セイバー
- 青セイバー
- 初期さーばんとの1人。
- セイバーオルタ
- Zeroセイバー
- はらぺこセイバー
- セイバーライオン
- 赤セイバー
- ジークフリート
- モードレッド
- プロトセイバー
- 桜セイバー
- エンペラセイバー
- キングセイバー
ランサー
アーチャー
ライダー
バーサーカー
キャスター
アサシン
その他
メモ
- 元ネタは見て分かる通り、「ポケッ○モンスター」。任○堂法務部すら恐れないTYPE-MOONスタッフの勇気に脱帽である。
- 作品自体の雰囲気は悪の秘密結社とかが大真面目にタイアップ先の玩具で世界征服とかやらかすのを主人公達が「道具じゃない友達だー!」とか言いながら玩具で戦って阻止する日朝販促アニメのそれである。
- Fate/hollow ataraxiaのおまけゲームだがストーリーはフルボイス、カプさばは喋らないものの種類豊富(一部ストーリー限定で喋る)、一度ゲームをクリアすると敵マスターを使用できる上に彼らにも多数のボイスパターンが存在し、更に対応したカプさばを召喚すると反応する(シロウはセイバー系統、リンはアーチャー、バゼットはアヴェンジャー等その他多数)、マスター、カプさばの動きや設定を確認できる図鑑等、おまけに力を入れる型月らしい作品となっている。