衛宮士郎 | |
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読み | えみや しろう |
外国語表記 | SHIROU EMIYA[出 1] |
性別 | 男性 |
身長 | 167cm |
体重 | 58kg |
特技 | ガラクタいじり、家庭料理 |
好きな物 | 家庭料理 |
苦手な物 | 梅昆布茶 |
天敵 | 言峰綺礼 |
起源 | 剣に変わりつつある[出 2] |
魔術属性 | 剣 |
魔術特性 | 剣[出 3] |
声優 |
杉山紀彰 野田順子(幼少期) |
デザイン | 武内崇 |
イメージカラー | 赤銅 |
初登場作品 | Fate/stay night |
概要編集
赤毛の少年で[出 4]、魔術師見習い。養父の影響で「正義の味方」になることを本気で志している。穂群原学園2年C組(『hollow』では3年C組)。
- 略歴
- 魔術とは縁の無い家庭に生まれる[出 5]。
- 第四次聖杯戦争の余波で焼け出されたところ、衛宮切嗣に助けられ、彼の養子になる。
- 養子となった後も悪夢に苛まれ、元の家で家族ごっこをするなど、トラウマに苦しめられる。
- 切嗣に自分を真似ようとしていることを気付かれ、彼からせめて体は鍛える様にと道場を与えられる。これが元で道場に出入りしていた藤村大河と揉めた。
- 時期は不明だが、藤村雷画から相撲に誘われ、その時の負けん気から他の競技はどうかと弓道を勧められる。
- 第五次聖杯戦争の8年前、切嗣に頼み込んで魔術を教わる。初めての魔術は「投影」だったが、切嗣に「強化」の方が効率が良いと言われる。
- この頃になると1人で留守番ができると判断され、切嗣は家を空け始める。1ヶ月居ない事はザラで、半年に延びた事も数度あったが、士郎は土産話を楽しみにしていた。
- 第五次聖杯戦争の5年前になると切嗣はいつでも家に居る様になり、その冬に死去した。士郎は彼が最後に呟いた「正義の味方になりたかった」という言葉から、その志を継ぐことを決意する。
- それからの5年間、彼は養父に教わった初歩の魔術を独学で鍛錬し続ける。
- 切嗣が死んですぐに「コペンハーゲン」で働き始める。当時の士郎を雇う所はここだけだった。
- 第五次聖杯戦争の4年前、放課後に自身の身長よりも高くポールを置いて高跳びの練習をする。その様子を2月に遠坂凛が、4月に間桐桜がそれぞれ目撃している。本人が思い返すには正義の味方になろうと迷走していた時期。
- 同年の秋、文化祭の準備を押し付けられていたところ、間桐慎二と知り合う。その後、間桐邸に遊びに行く様になり、桜とも知り合う。
- 第五次聖杯戦争では不運にもサーヴァントの戦いを目撃し、ランサーの手で致命傷を負わされるが凛に助けられる。意識を取り戻した後、凛のペンダントを持ち帰る。生き延びた事に気付いたランサーに再び狙われるが、期せずしてセイバーを喚び、ランサーを追い返す。
- その後、凛と言峰綺礼に事情を聞き、聖杯戦争を終わらせるべく、セイバーとともに魔術師同士の殺し合いにその身を投じることになる。
- 人物
- 切嗣の影響で、全てを分け隔てなく救う「正義の味方」になることを本気で志している。
- それはもともと切嗣が諦めた理想であり、その遺志を継ぐという考えと、多くの助けを求める声を見捨てて歩き続けて「10年前の大災害で唯一生き残ってしまった」自分は人の為に生きねばならない、という強迫観念に似た義務感(サバイバーズギルト)のため培われた理想である。
- 日常生活においては「主夫」。家庭料理をはじめとする家事一般に長け、一家を支えている。学園内ではさまざまな要望に応じて各所に赴き、機械の修理や頼まれごとを引き受けていることから、「穂群原のブラウニー」「偽用務員」「ばかスパナ」といった二つ名を持つ。「魔術師は等価交換で動くもの」と幾度か凛に指摘されているのだが、前述の義務感とあいまって、「頼まれごとを引き受けること」がその対価であると士郎は考えている。
- 「人助けが生きがい」でありそれ以外に興味がない・興味の持てない性格で、遊びごとなどには無縁で人生に余裕がない。人生における優先順位が公私の「公」に偏重しすぎており、感情の機微に疎く、他人の好意にも悪意にも鈍感。「命を救われた」ことが切嗣から受けた正義の行いであるため、彼の「他人を救う」という目的は「命を救う」という方面に偏っている。だが「心を救う」という行為もまた正義の行いであり[注 1]、それを無自覚に実践しているにも関らず、人としての感情の鈍さによってそのことの価値に気付くことはなかった[出 6]。
- 頼まれ事は断らない、目に付いた人助けはオートで行うと言われているが、「自分にできる事しか引き受けられない」と徹底し、悲観している。[注 2][出 7]。
- 養父からの『借り物の理想』を追いかけて正義の味方を目指し、人助けのためなら自らを省みないその生き方は、奈須氏によれば「一生懸命人間のふりをしているロボット」あるいは「人間になろうとしているロボット」。
- 言峰綺礼が先天的な破綻者であるとすれば、彼は冬木大火災により人生を早々に狂わされた後天的異常者である。
- 能力
- 魔術師ではあるが、根源への到達を目指していないため正しくは「魔術使い」。士郎にとって魔術は手段であって目的ではない。
- 魔術回路の数は27で、1代目の魔術師としては多めであり、通常の神経と融合した特殊な回路。しかし魔術の腕は知識・技量ともに半人前もいいところで、凛からは「へっぽこ」と称される。物語開始時点でまともに使える魔術は基礎中の基礎の構造把握を非効率にこなせる程度で、器物の構造を読み取り、内部を視覚映像として捉える魔術だけは上手い[出 4]。また魔力感知は出来ないが、場所の異常には敏感で、凛にも見つけられない呪刻をアッサリ見つけたりするなど変な才能は持っている。士郎の構造把握が非効率とされる理由だが、重要な点だけ読み取りいかに速く変化させるかが魔術師の肝であるにも関わらず、士郎は要点だけではなく設計図をまるまる制作していて無駄が多いことから。不得手というより、寧ろ天才的なのだが、設計図まで造ったところで使い道がなく、普通の魔術を行使するうえで設計図まで造るのはかなり非効率で支障を来す。切嗣には「なんて無駄な才能」と目を丸くされたとのこと。士郎はこの「構造把握(設計図の作成)」を起点として魔術を扱う。実践的な魔術である「強化」の成功率はほぼゼロで最後に成功したのは切嗣が生きていた時、「投影」はガワしか作れない、他の魔術はからっきし、知識面は慎二にも劣る、魔術回路を一から作っているため魔術を練るのに1時間近くかかるという有り様だったが、聖杯戦争を通じて成長や自分の特性を開花させていく。
- 属性が「剣」と一点特化型であり、魔法に近い大魔術である固有結界「無限の剣製」を扱える(詳細は「アーチャー」の頁にて)。高い構造把握能力や、本人が投影魔術と思い込んでいた、消えない「投影」は「無限の剣製」の能力の延長。成功率ゼロに等しかった強化が聖杯戦争だと百発百中なのは、強化対象を武器と認識して行っていたため。
- 但し、第五次聖杯戦争の時点では魔力が足りず、外部からの補助が無ければ固有結界は展開できない。また、一から作らなければいけないため、物によっては作成に時間が掛かる。ある物をただ取り出し撃ち出すだけでいい「王の財宝」との撃ち合いでは、カタチだけ作れてもその能力の再現までは間に合わず簡単に破壊される。
- 士郎は回路に1つや2つしか設計図が入らず、無理して17個の「魔術(せっけいず)」を走らせた際に吐血している。強力な魔力のバックアップ(凛の補助)があれば使用回数を飛躍的に増やすことは出来る。
- 最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた桜から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物。奈須きのこ曰く「どうでもいい練習のたびに背骨をまるごと人工の背骨に移植するような命の綱渡りをしているようなもの」[出 8][注 3]。これを切嗣が死んでから5年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一面である。
- 10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
- 「全て遠き理想郷」の影響で士郎の魔術特性は「剣」に変わっており[出 3]、起源も「剣」に変わりつつある[出 2]。
- 「剣」と縁深くはあるが、剣の腕は凡人よりは良いという程度。寧ろ弓の腕が神がかっており、セイバーと戦闘中のバーサーカーのこめかみに矢を当てた。
- その腕前の伸びは藤村大河も認めるところ。弓道部に所属する頃には部長・美綴綾子の知る限り、彼が矢を的に外したのは射る前から外れると分かっていた上で射た場合を除いてゼロ。文字通り百発百中の腕前になっている。
- ただ、本人が称するところではそれは弓の腕ではなく、毎夜日課になっている魔術の鍛錬の成果でイメージ通りに矢を的中させられるだけとのこと。この辺り、分かる人には分かるらしく、 美綴からは「弓を持たなくても会心に入れるんだから、むしろ弓なんて邪魔じゃないってムカついた」「そもそも弓を持つ、なんて事がアンタには余分」と言われている。
- また魔術を使用しない素手での戦いならそれぞれの試合形式では専門家に及ばないものの、ルールのないどちらが根を上げるのが先かのような勝負なら学園中最強の可能性も示唆されている[出 9]。
- HFルートでは中盤の戦闘で左腕を失い、消滅に瀕したアーチャーの発案から腕を移植されることにより命脈を保つ。これによりアーチャーの蓄えた戦闘経験と技術を継承したことに加え、左腕から宝具を引き出す事で使用目的に最も適した宝具を投影しており、黒化バーサーカーやセイバー・オルタサーヴァントと互角の戦いを繰り広げる力を得た。
- だが、肉体強度は読み込み失敗、アーチャーの宝具である固有結界「無限の剣製」は士郎とアーチャーの心象風景が異なるため使用不能、複製できるものは士郎が直接学んだものかアーチャーが記録した宝具のみとなっている。
- また、人間の身に英霊の腕を移植された状態での投影は諸刃の剣であり、腕を解放した状態で行使すれば肉体が内部から崩壊を始め、さらにアーチャーの記憶に侵食され、次第に士郎の人格、意識、記憶を破壊して廃人と化し、HFのノーマルエンドでは投影の反動で命を落とす結末を迎えた。
バリエーション編集
衛宮士郎 (プリズマ☆イリヤ)編集
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』における衛宮士郎。
詳細は「衛宮士郎 (プリズマ☆イリヤ)」を参照。
衛宮士郎 (美遊世界)編集
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』における衛宮士郎。
詳細は「衛宮士郎 (美遊世界)」を参照。
千子村正編集
『Fate/Grand Order』において、抑止力に召喚されたサーヴァントが衛宮士郎に宿ったもの。
詳細は「千子村正」を参照。
シロウ (カプセルさーばんと)編集
『カプセルさーばんと』の主人公の一人。みんなの為に頑張る正義の小学生。強すぎる正義感か元々の気質なのか、人の話を聞いていない節がある。
衛宮キリツグに拾われて衛宮家で元気に育つ。キリツグはアイリと結婚した際に微妙な年頃のシロウの反応が気が気でなかったがシロウは全然気にしてない。
「かーちゃん若くて美人だな!!」とか普通に言うのでアイリもテレテレである。アイリにくっついてアインツベルンに行ってからアハト翁にすっかり執心されている。
士郎編集
『Fate/Grand Order』に登場した人物。
スターシステムの存在だがFate世界線の住民ではなく、衛宮士郎とは違う世界・違う年代に生まれて、それなりにFateな冒険をした後に老成したという経緯を持つ士郎[出 10]。故に苗字も衛宮ではないが、作中においては語られていない。
ゲーム内での姿としては霊基第三の村正そのままであり、マシュにそっくりと評される程だが村正同様高齢者として扱われている。
期間限定イベント『魔法使いの夜アフターナイト』にて登場。
隠居した美術商であり、年一でいい取引をしてくれる両儀式が隈乃温泉に泊まると聞いて、彼女が欲しがっていた日本刀「カネサダ」を譲ろうと隈乃温泉へやってきていた。
使用した武器編集
Fate/stay night編集
- ポスター
- ランサー迎撃に使用。家にあったものを丸めて強化した。硬さは鉄パイプ程度。最後には広げて盾にするという用法でランサーを驚かせた。
- 木刀
- 土蔵にあった物。強化して使用。
- 椅子の脚
- 校舎で使用。同じく強化して使う。
- 上着
- 漫画版で使用。強化して盾にした。
- 弓矢
- 森に落ちていた枝を強化の応用で変形させたもの。
- 警策
- 柳洞寺で使用。強化して使うが、これで戦おうとするとデッドエンドとなる。
- アゾット剣
- 魔術を学ぶものが一人前になった際に送られる儀式用の剣。Fateルート、Heaven's Feelルート(以下HFルート)で遠坂凛から譲り受ける。奇しくも両ルートとも凛のありったけの宝石と魔力を注ぎ込んだ代物。
- 黒鍵
- 元々は教会の代行者などがよく使う投擲用の剣、HFルートにて言峰綺礼により渡される。強化の魔術を施して一時的にダイヤ並の硬度にした。
- 宝石剣ゼルレッチ
- 遠坂凛の依頼で、イリヤの中の記録をアーチャーの腕で読み込み投影したもの。剣を見た当初、士郎には理論がまるで理解できなかったが材質や構造などといった部分を解析することでなんとか複製に成功する。
- 限定的な第二魔法行使を可能とする。元は遠坂家がこの再現を宿題として課され、ゼルレッチの系譜でなければ使えない。投影したばかりで凛の手に渡っていなかった時は何の魔力も感じられず、剣としての機能も有さない為、士郎は「なんかへぼっちい」と思っていた。
Fate/hollow atraraxia編集
- 右歯噛咬(ザリチェ)・左歯噛咬(タルウィ)
- 武器破壊を前提にした二本の短剣。いわゆるソードブレイカー。『hollow』にて黒い獣の爪を模倣したものでアヴェンジャーの振るっていた武器。投影品だが宝具ではない。
投影宝具編集
- 「無限の剣製」と深い関わりがあるので、「アーチャー」のページも参照。
- 干将・莫耶
- アーチャーのトレードマークともいえる夫婦剣。アーチャーの物を複製し投影する。双剣での戦い方もアーチャーのものを模倣しており、未来の自分が行き着いた戦闘スタイルだけあって扱いやすく感じている。士郎がアーチャーの影響を受けて稽古した際にそれを感じ取ったセイバーは少し不機嫌になっている。
- UBWルートでは、葛木との戦闘時に強い武器を望んだ士郎が柳洞寺で見たアーチャーの双剣を連想し、不完全ながらも宝具であるこの双剣を投影するという離れ業をやってのける。しかし、その結果使われていなかった魔術回路が突然開かれるという状況になった士郎の体はショック状態になり、一時左半身が麻痺するというアクシデントを伴った。その後もこの双剣は士郎の投影魔術の主力として使われ続ける。
- HFルートでライダーと共闘しなかった場合セイバーオルタに対抗するために使用され、同じものを作り出せる投影品という利点とこの夫婦剣が持つお互いに引き合うという性質を活かしたアーチャーの剣の最奥「鶴翼三連」を不完全ながらも模倣することでセイバーを剣技において一手上回り、決定的な一撃を打ち込んでいる。
- 鶴翼三連(かくよくさんれん)
- ①一対目を投影(干将a・莫耶a)。渾身の魔力を込めて投擲。鉄塊すら砕く威力で左右同時に敵の首を狙う。
- ②一対目(干将a・莫耶a)が弾かれた後、無手となったのを見て敵が接近。「凍結、解除」(停止解凍)により瞬時に二対目(干将b・莫耶b)を投影。
- ③引き寄せられて戻ってきた一対目の干将aと手に持つ莫耶bで背後と正面からの渾身の同時攻撃。
- ④これを防がれるも、上記と同様に引き寄せられてきた莫耶aと手に持つ干将bで再度渾身の力で同時攻撃。
- ⑤二度の渾身の奇襲が防がれた場合、さらに三対目(干将c・莫耶c)を投影して三度目の渾身の一撃を放つ。
- この連撃には布石はあるが牽制はない。作中では初手の投擲から渾身の力で繰り出しており、1つでも当たれば敵を打倒出来る。
- 勝利すべき黄金の剣(カリバーン)
- かつてセイバーが所有していた「選定の剣」。夢で共有した彼女の過去の記憶で見たものを、バーサーカー戦にて初投影。本来の持ち主であるセイバーと共に振るい、バーサーカーを打倒した。
- 士郎の投影の特異性を最初に示した投影宝具であり、剣の腕は常人レベルの士郎でさえ、剣に刻まれたセイバーの戦闘記録を再現・投影したことで彼女並みの剣の扱いをすることができる(剣が覚えている、剣が勝手に動くとは士郎の言)。
- Fateルートのギルガメッシュ戦でも投影したが、原典である『原罪(メロダック)』を持ち出された結果、オリジナルの更にオリジナルである原典には勝てずに打ち砕かれてしまった。
- 全て遠き理想郷(アヴァロン)
- 「約束された勝利の剣」の鞘。かつて切嗣によって士郎の身体に埋め込まれており、長年の融合により原型を無くしていた。セイバーの魔力により起動し、士郎の傷を何度となく癒やすことになる。
- 最初に投影したのは海浜公園でギルガメッシュと戦った際。アニメ版(2006年)では投影した鞘にセイバーの持っていた「約束された勝利の剣」を納め、「天地乖離す開闢の星」をただ防ぐのみではなくギルガメッシュに向かって反射するという演出がされている。
- その後、士郎の投影技術と担い手のセイバーの力で士郎の体内より摘出され、持ち主に返還される。
- 柳洞寺での決戦において「この世全ての悪」の泥を防ぐために投影。あまりに身近にあった士郎の半身とも言える宝具であるため、通常の投影のような工程を踏まずとも一瞬で投影できた。
- 投影はFateルートのみ可能。その他のルートでは存在が知られることはなく、セイバーとの契約が切れてしまうため、回復力も十全に機能しなくなるが、UBWルートではセイバーが見守る中でのアーチャーとの戦いにおいて本来の力に比べて微弱ながらも士郎への加護を発揮していた。
- 元々セイバーだけが使える物であり、聖杯戦争が解体されて彼女とのラインが切れると、イメージが失われ投影できなくなる[出 3]。更にアーチャーの場合は「全て遠き理想郷」自体も長い放浪生活の中で意味を失い、星の内海へと帰っていったため、彼の体内には無い[出 11]。
- 全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)
- ギルガメッシュ戦の際、射出されてから投影を開始していては間に合わないことから使用する。
- 原理としては、①X個の宝具を解析開始→②1個ずつ魔術(せっけいず)を回路に並べていく→③X個の工程完了→④X個の投影もとい魔術(せっけいず)を回路で待機させる→⑤「停止解凍」する→⑥1つの設計図を具現化→⑦具現化出来た物を射出→⑧次の設計図の具現化に取り掛かる(⑥に戻る)、という具合に1つずつカタチにしながら射出するため順次発射となる。作中の説明で、士郎は1つずつしかカタチに出来ないとされており、アーチャーのように一斉掃射出来ないのは、そもそもカタチにした状態で複数展開が出来ないため。この技の肝は、予め複数の設計図をストックしておくことで、任意のタイミングで瞬時に具現化出来ることにあり、複数同時投影というより複数高速投影というニュアンスに近い(カタチにしていないだけで投影工程は完了しているので同時投影でも間違いではないとは思うが)。欠点として、設計図であっても複数の宝具を一つの回路に待機させておくのは士郎の魔術回路では負担が大きく、エアを全力で解析しようとした際には残りの設計図を全て破棄しており、片手間で使えるものではないという点。
- 待機中の魔術(せっけいず)は本来視認出来るものではないが、ギルガメッシュは士郎に働く魔術及び手の内を把握出来ることから本数を正確に言い当てた。
- アニメUBWでは具現化出来ており、ギルガメッシュに本数を看破されて驚くシーンがカットされている。
- 鶴翼三連を使用した際の「凍結、解除」は言い方は違うが、この「停止解凍」と同じものと思われる。
- 是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)
- バーサーカーから斧剣ごと投影した秘剣。数多くある「射殺す百頭(ナインライブズ)」の対人用である全ての斬撃が一つに重なって見えるほどの「ハイスピードな九連撃」。
- HFルートにて、いずれ死ぬと知りながらイリヤを守る為にアーチャーの腕の封印を解き、襲いかかってくるバーサーカーの失われている宝具を投影、バーサーカーの音速の剣を凌駕した神速の剣でバーサーカーの身体の八割を失わせた。27の魔術回路の全てを用い、脳裏に九つのイメージを浮かべているが、実際に狙いを定めて撃ち抜くのは八点(上腕、鎖骨、喉笛、脳天、鳩尾、肋骨、睾丸、大腿)であり斬撃エフェクトも八つになっている。
- 本来、バーサーカーの斧剣は桁外れの重量であり、衛宮士郎に扱うことはできないが、アーチャーから移植された左腕で敵の怪力ごと複製して使いこなした。
- 『フェイト/タイガーころしあむ』『Fate/unlimited codes』では士郎の最強必殺技となっており、発動すると『Réalta Nua』で追加されたCGと同じ左腕を掲げて正面を睨み付けるポーズを取ったあとに斬撃を叩き込む。『Fate/unlimited codes』では原作同様八つの斬撃による8hit技になっている。
- 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
- 七枚の花弁を展開する結界宝具。
- UBWルートで凛の魔力を借りながら投影した際は七枚全て展開されているが、アーチャーから左腕を移植されたHFルート、及び『hollow』で投影した際にはアーチャーのものと比べて花弁が四枚と少ない。
- HFルートではライダーとの共闘に用いられ、セイバーオルタの「約束された勝利の剣」を打ち破るために使用される。最強の聖剣の黒い光から「騎英の手綱」を駆るライダーをその花弁で守り突破させた。
- UBWルートではギルガメッシュとの戦いに用いられた。なお『Fate/side material』には「士郎の呪文詠唱を守ったアイアスはアーチャーが投影したもの」という旨の記述があるが[出 12]、実際にはこの記述は誤りであり、このアイアスは士郎が投影したものとなる。そもそもこの戦闘においてアイアスは、ギルガメッシュがエアを使った時と、無限の剣製のための呪文詠唱の間の時の二回において使用されており、この一度目のアイアスが士郎ではなくアーチャーが作り上げたもので[注 4]、二度目の士郎の詠唱呪文を守るために使用したアイアスは士郎自身が投影したものとなる。[出 13]。
- 破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
- キャスターが所有していた、あらゆる魔術を初期化する、最強の対魔術宝具。
- HFルートにおいて、桜を「この世全ての悪」から解放するために使用。
他にも、アーチャーとの戦いで「偽・螺旋剣(カラドボルグII)」や「絶世の名剣(デュランダル)」、ギルガメッシュとの戦いでデュランダルやハルペーなど多くの武器を貯蔵し、投影している。
さらに『hollow』にてライダーが見せた意識を暗黒神殿内にとらわれた中ではキビシスの袋を投影している。
神造兵装の投影は不可能。ただ型落ちの宝具ならば幾つか含んでいる可能性が示唆されている[出 2]。
HFルートの最後の投影でセイバー・オルタの「約束された勝利の剣」のCGが映し出されるが、その物ではなかった可能性が高い。
また、ムーンセルのアーチャー・無銘は、「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)」という、「約束された勝利の剣」の劣化品を投影している。こちらは本編時より錬鉄可能条件がアップしているため。メタな事を言ってしまえば、きのこ氏が目を離している間にスタッフがエクスカリバー投影のモーションを自作してしまい、せっかく作ってくれたものを没にするのもあれなので、無銘は投影の性能が上がってることにし、かつ劣化品ならギリギリ有りという事で手を打った[出 14]。
また起源の関係で収められる武器は白兵戦縛りになるが[出 2]、「起源弾」については然るべき訓練を受ければ投影でばら撒けるかとの質問に「あまり大っぴらに使うと周囲に認知されてしまい、対策されてしまうのでここぞという時のみ使う方が良い」というようなコメントがされており、作れることを否定されてはいない[出 15]。
使用技編集
Fate/unlimited codes編集
- 鶴翼二連
- 干将・莫耶を投擲する。アーチャーの同名技と異なり、戻っては来ない。
- 鶴翼双連
- 双剣で×の字に斬り付ける。
- 鶴翼攻究・襲
- 飛びかかり双剣を振り下ろす。アーチャーの同名技と異なり、中段判定ではない。
- 鶴翼守究・昇
- 双剣で斬り上げる。出掛かりにガードポイントがある。魔力ゲージを消費する。
- トラップシュート
- 上方に矢を放ち、敵の頭上から降らせる飛び道具。
- リンクシュート
- 前方に矢を放つ飛び道具。
- ダッシュ・フェイント
- ダッシュから何もせず立ち止まるフェイント技。追加入力でスライディングやニーに派生も可能。
- ダッシュ・スライディング
- ダッシュからの下段判定のスライディング。
- ダッシュ・ニー
- ダッシュからの中段判定の膝蹴り。
- 聖剣の加護
- 魔力開放。体力回復速度が向上する。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/stay night
- 主人公。聖杯戦争に巻き込まれ、セイバーを召喚。以後、争いを止めるために奮闘する。
- Fate/hollow ataraxia
- 主人公。繰り返す四日間の中で、謎の聖杯戦争の真相を探る。
- だが同作の主人公は厳密には「アヴェンジャーが士郎の殻を被ったもの」であり、士郎本人とは違う。
- とはいえアヴェンジャーがもともと無個性、無人格だったため性格的には本人と全く変わりなくイリヤ曰く「本物と全く変わらない偽物」
- Fate/Zero
- 最終盤に登場。作中のカウントダウンは士郎と切嗣が出会うまでの時間である。冬木大火災の際に絶命間際のところを切嗣に発見され、救出される。
- その後は彼の養子となって暮らし、月下の約束を交わしたのち、最期を看取った。
- 漫画単行本のおまけ漫画にも登場し、セイバーの語った魔術師対決のあまりのショボさに衝撃を受けていた。
- Fate/unlimited codes
- 「見習い魔術師」。素手での格闘と、投影魔術で戦う。アーチャーと共通する技もあるが、戦闘スタイルは大きく違う別キャラ。
- ロード・エルメロイⅡ世の冒険
- 「フェムの船宴」編に登場。
Fate関連作品編集
- フェイト/タイガーころしあむ/フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- 結界の影響で虎グッズが大流行。家中に蔓延した虎グッズを撤去させるべく、元凶の大河に釘を刺しに向かう。
- アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
- 氷室の天地 Fate/school life
- メインキャラの出番が少ない本作の例に漏れず、本編で一切台詞が無い。
- トラぶる花札道中記
- セイバーチームとして参戦。他のルートで碌でもない事になったりも。
- カプセルさーばんと
- 主人公の一人。難易度は「かんたん」。
- 衛宮さんちの今日のごはん
- 主人公。シンプルながらも自慢の手料理を披露してくれる。
- Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
- 正義の味方を夢見る少年。時々ふらっと姿を消す「じいさん」を探す合間に迷子になっていたイリヤを助けて「ゼロカフェ」に来店。セイバー店長とも仲良くなる。
- プロフィールからして既に「衛宮士郎」になっている風だが、Zeroベースの切嗣とはけっして遭遇しない。
- Fate/mahjong night 聖牌戦争
- 皆に幸せになってもらいたい系男子な主人公にして本作最大の被害者の1人。
- 麻雀はほぼ未経験であるにも関わらず聖牌戦争への参戦を余儀なくされた上に、普通に打とうとすれば殺されかけたり、上達するための特訓内容は「竹刀を避けながら打つ」「麻雀牌を飲み込む」などデタラメなものばかりだったりと、ある意味原作以上に苦難の道程を歩むことになる。
その他編集
- TMitter2015
- 新米弁護士。言峰検事と法廷バトルを繰り広げる。異議を申し立てる台詞は「なんでさ!」。
- 脱税容疑で告発され衛宮邸に逃げてきた凛を追い出すが、その後悩みぬいた末彼女の弁護を引き受けることを決意する。
人間関係編集
Fate/stay night編集
- 衛宮切嗣
- 養父。命の恩人であり、憧れ。
- 本人に対しては「爺さん」と呼ぶが、他人に彼の話をする際は「オヤジ」と呼ぶ。初めて会った時の第一印象は『頼りなさそう』。
- 彼に間違った魔術の鍛錬の仕方を教わった。
- セイバー
- 召喚したサーヴァント。
- 剣の誓いの元に聖杯戦争を駆け抜けるパートナー。魂の双子と揶揄されるほど彼女との絆は強く、士郎がどのルートに進んでも信頼しているのと同じように、彼女もどのルートに進んでも士郎を案じている。ルートによっては恋人に。
- 遠坂凛
- もともとは片想いの相手。憧れていた女の子。
- 聖杯戦争で同盟を組み、魔術を教えてもらうために師弟関係を結ぶ。ルートによっては恋人に。
- 間桐桜
- 自身を慕う後輩で、料理の弟子。
- 本来魔術等とは縁遠い存在で、士郎にとっては守るべき「日常」の象徴だった。ルートによっては恋人に。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- 聖杯戦争で出会った、妹のような存在。実は義姉。
- 冷酷なマスターの彼女と無邪気な少女の彼女とそれぞれ接する機会があり、敵か味方かは曖昧。ルートによっては家族に。
- アーチャー
- 何かといがみ合う、相性の悪い相手。実は別世界の未来における自分。
- ライダー
- 幾度となく襲撃された相手であるが、HFルートのみ桜を救うために彼女の助力を得る。
- 彼女の人格と力量を信頼し、かつての盟友である最強の剣士に挑む。
- 『Fate/hollow ataraxia』では居候の一人。きちんとアルバイトまでして家賃を入れてくれる彼女を「大人の女性」として頼りにしているが、たまに困らされる。士郎は知らないが、彼女に慕情に近い親愛の情を抱かれている。
たまに「つまみ食い」されている。
- 言峰綺礼
- 初対面の時から相容れないと感じて反発し、胡散臭いと毛嫌いする。
- HFルートでは共闘。実は「悪がないと自分が成立しない」同じ者同士として憎からず思っており、それを否定し気付かないでいようと必死に敵視していた。終盤で死を前にしても揺るがない言峰を見てそれを渋々認めた。
- 藤村大河
- 隣人。姉代わり。
- 精神的には彼女に守られているものの、日常生活は完全にお世話する側になっている。
- 間桐慎二
- クラスメート。中学からの付き合いだが、現在はとある理由で疎遠に。
- 美綴綾子
- 同級生で、かつて同じ部活に所属。今でも気の置けない友人。
- 蛍塚音子
- バイト先の店「コペンハーゲン」の人。つい最近(『stay night』の直前くらい)までお互いが藤村大河の知り合いだとは知らなかった。また士郎はいまだに彼女の本名を知らず「ネコさん」と呼んでいる。
Fate/hollow ataraxia編集
- カレン・オルテンシア
- 新たに派遣された教会のシスター。とある事情から、それなりに彼女とは気安い関係。
- バゼット・フラガ・マクレミッツ
- 初対面のはずなのにどこか親しみを感じた女性魔術師で居候。とある事情から、彼女からは信頼されている。
- ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
- 『Fate/hollow ataraxia』では彼女に執事として雇われ、「シェロ」と呼ばれて信頼されるようになる未来があるらしい。
- TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』でも執事にと勧誘されており、『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』では実際に雇われているようだ。
- アヴェンジャー
- 『Fate/stay night』における聖杯の中身。こちらの物語では重要な関係性が描かれている。
- なお、『Fate/stay night』では名前を挙げられただけで異様に詳しく解説していた事がプレイヤー達からネタにされている。
ロード・エルメロイⅡ世の冒険編集
- フラット・エスカルドス
- ゲーム仲間。日本のレトロゲームを大河を通じて彼に届けてもらっているらしい。
- 後にエルゴ共々「遺産同盟」を結成した。
- エルゴ
- モナコで出会い、共闘した相手。
- 後にフラット共々「遺産同盟」を結成した。
- 葉思真
- モナコのマフィアと揉めた際、助けられて治療してもらった相手。
その他編集
- アイリスフィール・フォン・アインツベルン
- 養父の妻で、面識は無いが義母にあたる。スピンオフ作品で共演。
- 『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』では「アイリさん」と呼ぶが、当人は「お母さん」と呼ばれたがっている。
- 「カプセルさーばんと」では「かーちゃん」と呼び、同居している。
名台詞編集
Fate/stay night編集
- 「なんでさ」
- 口癖。
- 美少女ぞろいとはいえ、どいつもこいつも理不尽の塊ではこれが口癖にもなるというもの。
- 「うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ」
「爺さんはオトナだからもう無理だけど、俺なら大丈夫だろ。まかせろって、爺さんの夢は───」
────俺が、ちゃんと形にしてやるから。 - ある月夜に養父に語った誓い。全てのルートで回想され、『Fate/Zero』もこの台詞をもって終わりを迎える。
- この言葉に遠い昔に捨ててしまった純粋な決意を見た切嗣は自分の後をなぞることもないと安堵して息を引き取った。
- 「え……マス……ター……?」
- 「な、契約ってなんの────────!?」
- 「それは違う。俺、マスターなんて名前じゃないぞ」
- 偶然か必然か。何もわからぬまま巻き込まれた聖杯戦争は、地獄に落ちても忘れないような景色と、こんな会話から始まった。
- 「だめでござる。今日は断食するでござる」
- それは、道場への扉。
- 「死者は甦らない。起きたことは戻せない。そんなおかしな望みなんて、持てない」
- 「冬木の大火災をもなかったことにできる」と言峰に聖杯の万能さを説かれた時、誰よりもそれを望んでいる「同胞」の前で涙ながらにその望みを否定した。
- 過去は背負っていくもので、なくしてしまったら今まで積み上げたものも無意味になってしまう。積み上げたものも大切に思う士郎には、すべてをなかったことにしてしまう望みなど持てなかった。
- そしてこの士郎の言葉は、過去に囚われたセイバーに前を向くことを促し、いずれ彼女を救うことになる。
- 「────つまり、殺していいんだな、テメェ……!」
- Fateルート終盤、自分の歪んだ哲学を語り続ける言峰に対して。
- もはや言峰を殺すべき「敵」と認識して襲い掛かる。平和主義ではあるが、必要となれば人殺しも辞さない士郎の覚悟が伺える。
- 「────────セイバー」
- 「────────行こう。これが最後の戦いだ」
- 共に大きな敵を前に、好きな人を失う辛さを、共に逃げ出したい欲望を飲み込んで、マスターとして告げた言葉。後悔をしないと決めて、自分の選択を信じたこの時が、彼女との地上で過ごした最後の思い出となった。
- 「……ああ、どんな?」
- 「ああ───────本当に、おまえらしい」
- 彼女が駆け抜けた黄金の草原に似た荒野で、精一杯強がり彼女の気持ちに応えた言葉。その声に悔いはなく、ただ、忘れえぬよう、長く色褪せぬよう強く願って地平線を見つめつづけた。
- 「仲間だからって、気安く遠坂には近付くな」
- UBWルートにて、協力を申し出たランサーに付けた条件。意外な条件に凛とランサーは揃って沈黙した。
- なお、理解が及んだランサーは大笑して士郎の凛への想いを称賛し、凛は真っ赤になって混乱した。基本翻弄される士郎が凛を翻弄する珍しいシーン。
- 「確かに俺は何か間違えている。けどいいんだ。
だって、誰かの為になりたいっていう思いが、間違えの筈がないんだからな」 - 士郎の生き方を「歪」と断じ、彼の行く先を憂う凛の言葉に対して。
- 士郎がこのセリフを言いながら浮かべた綺麗な笑顔に凛は押し黙り、ずっと彼の傍についていくことを決意する。
- 「────おまえには負けない。誰かに負けるのはいい。
けど、自分には負けられない────!」 - アーチャーと対峙して。
- 眼前の相手は夢破れた己。今夢を追う者として、その男にだけは負けるわけにはいかない。
- 「決して、間違いなんかじゃないんだから────!」
- アーチャーの胸を二つの意味で打った言葉。自分が壊れていると自覚し、自分の言動が偽善だと理解してもなお、士郎は折れない。
- たとえ矛盾していても、叶うことがなくても。養父から受け継ぎ、胸に抱いたそのユメだけは間違いではないと信じているから。
- 「いくぞ英雄王─────武器の貯蔵は充分か」
- ギルガメッシュと対峙して。
- 至上の夢を追い続けた何の変哲もない少年が、幾度となく倒されてなお、世界最強の存在に対して告げる反撃の狼煙。
- 印象に強く残るセリフが多いFateの中でも屈指の名ゼリフである。
- 「おはようセイバー。また会えて、よかった」
- とあるルートのEDにて。
- 思わぬ再会の嬉しさに、ヒロインそっちのけでセイバーと和む士郎。割を食ったヒロインに拗ねられたが仕方ない。
- 「そうだ。俺は切嗣と同じだ。恨むのなら、イリヤは俺を恨んでいい」
- HFにおけるバッドエンド、通称「鉄心エンド」より。イリヤに「誰かの味方」をしてもいいのだと諭されてもなお「正義の味方」であり続けることを選んだ時の台詞。
- 人を救う為に桜を含めた全てのマスター、サーヴァントを倒して聖杯を破壊する途上の犠牲は全て代償であると覚悟を決めた士郎。それは正義のためにはどこまでも冷徹であり続け、決して揺らぐことのない「鉄の心」である。かつての切嗣やアーチャーと同じ道であったが、月下の誓いの前に切嗣が危惧していた士郎の末路そのものでもあった。
- 「もう泣くな。桜が悪い奴だってことはよくわかったから。
────だから、俺が守る。どんなことになっても、桜自身が桜を殺そうとしても────俺が桜を守るよ。
俺は桜の為だけの正義の味方になる」 - いままで隠してきた真実を知られ泣き崩れる桜を抱きしめながら。いままでの二つのルートを翻す「Heaven's Feel」を代表するシーン。
- イリヤの言葉に励まされ、「桜を失いたくない」と自覚した士郎は万人の為の正義の味方を辞め、たった一人の為の正義の味方になると誓う。その先にどんな運命があろうとも。
- 「───信頼して、いいんだな」
- HFより。どんな手をつくしてでも桜の救出を目的とする士郎と桜の内から生まれ出ようとする魔の誕生を祝福せんとする言峰。
- 言峰の願いはどうあっても許容出来るものではなく理解も出来なかったが、それでも目的の為に今この瞬間のみは共闘しうると判断した士郎は、かつての自分なら決して容認出来なかったであろう言峰との一時的な共闘を望む。
- 「─────ついて来れるか、じゃねえ」
「てめえの方こそ、ついてきやがれ─────!」 - HFより。黒化したバーサーカーに打ち勝つために、イリヤと共に生き残るために、左腕の封印を解くも逆に左腕に食い潰されそうになった士郎。
- その最中に幻影として現れた赤い弓兵の言葉に、渾身の力を込めて啖呵を切り、赤い背中を突破した。
- 「ありがとう────お前に何度も助けられた」
- HFより。セイバーとライダーの戦いは士郎の協力によりライダーが勝利したが、いまだに息のあるセイバーを前に、士郎は馬乗りになって凛からもらったアゾット剣を振り上げる。
- トドメを刺さなければいずれ彼女は復活し、また最強の障害となる。それを理解している士郎は、セイバーを自分の中にある彼女との思い出と共に殺すことを決意し、剣を突き立てた。
- 辛い決断をした士郎の口から出た言葉は、黒化して敵に回ってもなお自分を気にかけ、守ろうとしてくれていた少女への感謝の言葉だった。
- 「おしおきだ。きついのいくから、歯を食いしばれ」
「帰ろう桜。────そんなヤツとは縁を切れ」 - HF終盤の桜への言葉。士郎が桜の背負っていたもの全てを受け入たことによって、桜はマキリの因業から解放される。
- ────失せろ。お前が存たままだと、桜は二度と笑えない────!
- HFの最終盤、言峰に対して心の中で叫んだ台詞。言峰に強力な一撃を与えられ、一度は諦めそうになる士郎。
- 記憶を摩耗した彼が思い出したのは、名を忘れてしまった守るべき少女の笑顔だった。彼女を幸せにする為には、あの汚染された大聖杯を壊さねばならない。
- かつて同類だった最大の宿敵に対して自らの生きる意味を噛みしめながら反撃に転ずる。
- 「イ───────リヤ」
「イリヤ────イリヤ、イリヤ、イリヤ、イリヤ、イリヤ──────!!!」 - 命を賭して大聖杯の門を閉じ、
弟 を助けようとする姉 への、届くことのない叫び。 - この時、記憶は摩耗し、意識も砂粒しかない状態であったためにイリヤの名前を思い出せなかったが、それでも一人にさせてしまった彼女を必死に止めようとした。
- (地獄を見た、地獄を見た、地獄を見た。────いずれ辿る地獄を見た)
- TVアニメ版『UBW』20話における心象世界での台詞。
- これから歩む未来を────歩み続けるであろう
理想 を見た。
- 「おい、その先は地獄だぞ」
- 同上。あの大災害という地獄を歩み続ける自分への問いかけ。
- 「これがお前の忘れたものだ。
確かに、始まりは憧れだった。けど、根底にあったものは願いなんだよ。この地獄を覆してほしいという願い。
誰かの力になりたかったのに────結局、何もかも取りこぼした男の果たされなかった願いだ」 - 同上。地獄を歩み続けた答え。そして、アーチャーが忘れてしまったもの。
- その願いがあったからこそ憧れた。その夢を追う為にその
理想 を歩み続けることを決めた。
Fate/hollow ataraxia編集
- 「は、はかったな慎二────!」
- 慎二にしてやられ、桜の部屋への侵入の共犯にされた事で叫んだ。まるで某公国の四男坊みたい。
- なお、この時点で桜の部屋に張ってあった結界は発動し、桜は部屋に侵入者があったことを感知している。
- 「────桜が怖いというおまえは正しい。
もう、俺にしてやれるコトはない」 - 慎二に桜が怖いと言われ、半信半疑ながら彼女の日記を最後の方まで読んだ感想。桜の恐ろしさを思い知った士郎であった。
- 「きゃ────!? それは伝説の暗殺帳……! ももも、もう一冊あったんデスノゥ─────!?」
- 桜の部屋にあった日記という名の暗殺帳は慎二について書かれたものだけでなく、さらにもう一冊あった。ちなみにこちらには桜だけでなく、セイバー、凛、イリヤも書き込んでいる。
- 「…………イリヤには、一番ドキドキした」
- ヒロイン達とプールに行った際、他のグラマラスな美女達を差し置いての感想。言われたイリヤは、意表を突かれたような表情で赤面していた。後にこの様子を見ていた英雄王(小)に弄られることになる。
- 「ダメ。オートバイに乗りたかったら、ちゃんと教習所に行って免許をとってくるコト。
だいたいな、ライダーが警察のご厄介になったらうちは水没するぞ。桜が大泣きして」 - 自宅の高級自転車を狙うライダーにクギを刺すと、腹いせにタイガの実家にある大型オートバイに乗ろうとする彼女への更なるクギ刺し。
- 流石に桜の名は利いて、オートバイに乗るのを諦めさせた。
トラぶる花札道中記編集
- 「やったな慎二、俺は信じてたぞ! 好きにして!」
- 勝利の栄光を掴み、『stay night』全ヒロインを侍らせるモテキングになったワカメへの偽らざる称賛。
- だが、この時の士郎は他のヒロイン達と同じくバニー姿。「好きにして!」とは十中八九そういう意味であり、更に士郎の背後には彼のバニー姿に興奮し腕を絡ませる一成の姿が……
- 直後に「BAD END」と表示されるため、彼らがどうなったかは不明だが、見たら後悔するような展開なのは想像に難くない。
カプセルさーばんと編集
- 「うん、その人生はお金がつきると回らないな!」
- ケイネスの「カプさばは人生だ」という発言に対する返答。ソーシャルゲームのプレイヤーなら心を抉られること請け合いであろう。
- 基本的にカプさばのシロウはこんな感じで無邪気にエグい突っ込みをする傾向がある。
- 「兄ちゃん、もっと気楽に生きろよ!」
- 戦いに向けて、自分自身に対して思い詰めたように気合いを入れるウェイバーに対して。
- 確かに子供の遊びに本気になり過ぎではあるが……全Fateユーザーが思ったことであろう。お前が言うな、またはどの口が言うかと。
- 「よし!!カプさば引退する!!」
- 自分に勝ったシロウにセレブルマは自分が引けなかった「ギャラクティカセイバー
FE 」を引いてと託した。 - だが入手方法が伝説のウルトラレアさーばんとの名に恥じない困難さのためか即引退を決めた。
- 「そうか、そんな人生でよかったのか?」
- 英霊になった経緯をバゼットから聞いての反応。兄ちゃん呼びしたりこんな事言ったりしているが悪意はない。
- 「そうか、じゃあ、もし俺が聖杯戦争に参加することになったら、兄ちゃんと契約してやるぞ!!」
- 実績があれば正規英霊になれるかもと言うバゼットにもし参加した場合は契約すると約束した。そして7年後、再び出会う。
- 「そうか、来るところまで来たな!!」
- 行くとこまで行ってしまったトーサカを見ての感想。
- 「うん、そんな気してたからまあいいか」
- トーサカが突然思い立ったベンチャー起業に巻き込まれることになったがあっさり受け入れた。幼くてもそういうところ変わってないとトーサカさん絶賛。
- 「そうだな─────、うん!!」
“───オレは、正義の味方だからな!!” - なぜそこまでするのかカレンちゃんに問われてこう答えた。
フェイト/タイガーころしあむ編集
- 「セイバーの食費は安くない。安くないんだぁぁっ!」
- ランサールートにて、士郎の心の叫び。
- 美味しいものを食べるセイバーの嬉しそうな顔が好きな士郎だが、それとこれとは別問題。衛宮家のエンゲル係数はとんでもないことになっているのだろう。
- 「セイバー……そろそろ食べ物キャラは卒業するべきだと思うんだ…」
- カレンルートで食べ物に簡単に釣られるセイバーに対して。他ルートでもだけどセイバー、食べ物への執着が強すぎ。
- 「そんなの、正義の味方じゃない!」
- ファンタズムーンシナリオで、正義の味方として悪を倒すために暴れたいというファンタズムーンに異議を唱える。
- 「ああ……それは降り積もる雪のような……もしくは鳴りやまぬカミナリのような……
あるいは群れ泳ぐ魚たちのような……凄まじいまでの、食費と……特売……!」 - バゼットルート。カレンに洗脳された士郎を元に戻すためバゼットは士郎を攻撃。そのためこの言葉の後に彼は気絶した。食費と特売を気にしないといけないのだから主夫は大変だ。
- 「守ってみせるぞ、この街を。全力でだ!」
- ドラマCD「虎の威を借るケモノたち」より。のちのヒーロー、キャプテン冬木の誕生の瞬間であった。
- 「マ……マァマ」
- 同上。桜が『私の好きな人が私を好きになる』という願いを虎聖杯にした結果、士郎が2歳の幼児になり桜を母親と認識し甘える。
- しかし外見は変わらないため凛が特殊な店と言うのも無理はない光景が出来上がってしまった。
カーニバル・ファンタズム編集
- 「俺はみんなを幸せにしたいんだよ!」
- カーニバル・ファンタズム、「ドキドキデート大作戦」より、テーブルを叩きながらこう力説する。
- 一見すれば自分を犠牲にしてでも他者を救おうとする彼らしい台詞なのだが、この時彼はセイバー・凛・桜と3(本当は4)又を掛けた上に全員と同じ日にデートの約束をしてしまっている有様なので、単なる言い訳にしか聞こえない。聞いていた遠野志貴も「また耳ざわりのいいことを……」と呆れていたが、彼の方も5(本当は6)又を掛けて士郎以上に二進も三進もいかない状況にあるので、人の事は言えない。
- 「まずいっ……! 迅速かつお手軽に桜を幸せにしないと……!」
- 「ドキドキデート大作戦」に3股デート実行中に桜と凛がバッティングしそうになった時に飛び出した迷言。こう言いつつも妙案はなく、ポップコーン買ってくるといいつつ桜を映画館の中に押し込んで扉を閉めただけである。
- 「なんでさ……なんでか……なんで……なんで……なんでやん」
- ひびちかスペシャルの蔵出し、メインヒロインとデート編にて、異変を察知した時の一言。
- 「俺はっ……みんなを幸せにしたかったんだ!」
- 同上の「メインヒロインとデート編」にて、士郎はテーブルを叩きながら力説する。本気で言っているのだろうが、残念ながら何股もかけてた言い訳にしか聞こえない。
- 「お金……返してください」
- 「聖杯 GRAND PRIX in FUYUKI」にて。
- 数々の困難を乗り越え辛くも優勝した士郎・セイバー組withライオン号だが、100円を入れ続けないと動かないというライオン号のためにレース中に定期預金を解約してしまっている士郎。
- つまりレースの過程において大幅にマイナスになってしまっており、現れた聖杯(と言う名の優勝カップ)に願った願いがコレ。セイバーと口をそろえている。「1000万円下さい」とかじゃなく使ったお金の返却だけなのが何とも…。
- なおレースのクライマックスにてわずかでも早くゴールに達するために剣を投影して突き出すという暴挙を働いており、視聴者からは「※ 体は剣で出来ています」等と散々ネタにされているが、100円硬貨を投影して増やす事は思いつかなかったのか、できなかったのか。
TYPE-MOON Fes BD-BOX特典CD編集
- 「いや、俺の出番は昨日で終わっている。けど、楽屋でじっとしてるのは落ち着かなくてさ。物販の品出しを手伝ってるんだ」
- 鮮花になぜ出演者が売店の品物を運んでいるのか聞かれて。この士郎の発言になんてお人好しな人だろと彼女は思い調査の協力をしてもらえないか聞くことに決めた。
- 「初対面なのに手伝ってほしいって頼むくらいなんだから困ってんだろ、あんた。で、何を手伝えばいいんだ?」
- 手伝いの詳しいことをまだ何も話していないと言った鮮花に対しての返答。
- 「もしよろしければ手伝っていただきたいことが」としか言っていないのに「いいよ」と即答するお人好しさに鮮花は驚きながらもお礼を言う。
- 「凄まじいな。いや、内容じゃなくて、これを書面に起こす精神性が」
- 鮮花の依頼を受け、彼女に見せられた謎の爆破予告状の追伸に「ざまぁwww」と書かれていたことに対する反応。犯行予告に草を生やしたスラングを用いる犯人のセンスに、冷静かつ率直に呆れ果てるしかない士郎であった。
- 「も、申し訳ありません! 男として情けないですよね! でも、あ、でもですね!?
気が付いたらこうなっていたというか、宇宙の総意がマルチルートを選ばせていたというかっ……」
「いいんだ!?」 - 姉妹両方と交際しているのか遠坂と桜のダディに問い詰められ正直に告げた。
- 当然叱られると思っていたら「そこはいい」「紳士だから一夫多妻制に理解はある」「私だってしてみたかった」といわれ思わず突っ込む。
- 「ひぃぃぃっ! この人、ただの親馬鹿だ……!」
- 理解はあるが自分の娘達となると話は別。二股ということは凛と桜、どちらか1人では不満? 解せない。私の娘のどこに不満があるとトッキーはお怒りである。
その他編集
- 「……気がついたか。どうやら君も、この競馬場に閉じ込められたみたいだな。」
「うーんと、訳あって詳しいことは話せないんだが、」
「この場所に隠された謎をすべて解かないと、俺たちはここから出られないらしい。」
「すまないが、この謎を解くのを手伝ってくれないか?」
「この場所はいろいろと危険なんだ。協力して一緒にここから出よう。」 - 『Heavens' Feel』とJRAのコラボイベントにて、冬木市郊外の競馬場に閉じ込められた主人公に対して。
- 初対面の相手だからか、「君」と珍しい二人称である。
- なお、彼は間桐桜と一緒に競馬場に来て巻き込まれたとのことだが、何をしに来たのだろうか。『Heavens' Feel』ルートなので本編でなかったデートイベントなのかもしれないが、その場合行き先が競馬場なのはなおさらどうなのだろうか。
詠唱編集
同調/投影 、 開始 。- 主力魔術である強化/投影を行使するための一小節。その由来は『Fate/zero』Blu-ray Disc Box Ⅱに付属するドラマCDで明らかとなり、切嗣の教えを元に「スイッチを起動するように、モノの構造と限界を超えた自分のイメージをなぞる」という着想を得て決定した模様。良くも悪くも、彼の未来を暗示させる言葉選びである。
- 体は剣で出来ている。
(I am the bone of my sword.) - 血潮は鉄で心は硝子。
(Steel is my body,and fire is my blood.) - 幾たびの戦場を越えて不敗。
(I have created over a thousand blades.) - ただ一度の敗走もなく、
(Unaware of loss.) - ただ一度の勝利もなし。
(Nor aware of gain.) - 担い手はここに独り。
(Withstood pain to create weapons,) - 剣の丘で鉄を鍛つ。
(waiting for one's arrival.) - ならば我が生涯に意味は不要ず。
(I have no regrets.This is the only path.) - この体は、
(My whole life was) - 無限の剣で出来ていた。
( "unlimited blade works") - 無限の剣製発動。アーチャーのそれと比べ、やや肯定的な文句で構成されている。また読みは日本語で本文が英語と入れ替わっている。
「不要ず」、「a thousand blades」など突っ込みどころは多いが、自己暗示なので問題無い……筈。 - 呪文にある「剣」の読みは「つるぎ」か「けん」か当初不明だった。後に奈須が「つるぎ」だと回答したが[出 17]、公式に出ているものでも「けん」になっていることがある。具体的には次の様になっている。
- 「つるぎ」:『Fate/stay night[Réalta Nua]』、TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』他
- 「けん」:『タイガーころしあむ』、劇場版『Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS - 』他
メモ編集
- 料理をするが、料理好きというワケではないと士郎は否定している[出 18]。本人的には、男のクセに料理が趣味というのはいただけないので、あくまで料理が出来るというレベルに留めておいてほしいと思っている。
- 士郎は昼休みに生徒会室が使える日以外は弁当を作らない。これは、弁当を持っていくとクラスメート(主に女子)にたかられ、半分も食べられなくなるため。
- 士郎は朝起きるのが早く、部活を辞めた後でも5時半には目が覚める。
- 中華料理に苦手意識を持っており、凛が作った中華料理を食べるまで、中華を料理として過小評価している。この理由は、紅洲宴歳館・泰山の激辛中華を食べたことが原因(あと、店長がこれ見よがしにアルアルを語尾につけるのもいただけなかったとしている)。
- 固有結界の副産物が投影魔術だとすれば、投影魔術の副産物が構造把握となる。物の構造を想定して、そこに魔力を通すのは強化と変わらないため、構造把握を利用し、強化を行っている。しかし、既にある設計図に本来ないものを付け足す「強化」は士郎からしたら難しいらしく、強化もマシというだけでかなり下手(魔術の訓練でアルコールランプに強化を施そうとした結果、凛の手持ちのアルコールランプ全てを壊してしまっている)。寧ろ設計図に手を加えずそのまま出力するだけでいい「投影」の方が強化より遥かに簡単だと思ってしまっており、当初は「遠坂ならこれくらい簡単に出来るだろ」という失言をして凛に苦い顔をされている。
- 士郎の言葉で言うなら、「(強化は)赤い色を濃くするために"自分が赤いと思う絵の具"に別の絵の具を混ぜて、結局違う色にしてしまうようなもの。それに比べて、(投影のように)一から十まで自分の絵の具で描き上げるコトなんて容易い」とのこと。
- 彼が序盤で行って失敗していた鍛錬は、器物の構造をサーチしてから、内部に魔力を通しての性能補強の強化を施そうとしたというもの[出 19]。
- 冬木の大災害の後に、衛宮切嗣が引き取りに来た時に病院に入院していた子供たちは災害とは無関係[出 20]。
- TVアニメ版『Fate/Zero』及び『Fate/stay night[UBW]』では、「月下の誓い」で士郎と切嗣の座る場所がゲーム版と逆(未使用イベントラフ画より)になっている。Fateルートであるアニメ『Fate/stay night』よりも短く、あまり尺を割けなかった様子がある。
- TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』の制作会社であるufotableが発売した2015年の日めくりカレンダーでは誕生日が4月となっているが定かではない。ファンからの「型月は関わっているのか」「公式設定なのか否か」という質問が寄せられたが、広報担当者はツイッター上で「知らない」と回答。さらに、UBWリアルタイム上映会での同じ質問には「ネット公開を禁止する」と回答。2016年には誕生日記述自体が削除されており、黒歴史と化している。
- 『Fate/hollow ataraxia』の描写によれば、聖杯戦争参加前の2年生までは法曹関連を進路目標にしていた。2015年のエイプリルフール企画『TMitter2015』で士郎が新米弁護士になっているのは、おそらくこの設定の影響と思われる。
- 初出がアドベンチャーゲームであるため仕方がないのだが、私服が一種類しかない。おまけにお世辞にもお洒落とは言えないシンプルなデザインのため「しまむらで売ってそうな服」と一部では言われてしまっている。確かに士郎はお洒落に興味があるようには見えないが……
- 奈須きのこ氏によると、士郎がセイバー(アルトリア・ペンドラゴン)以外のサーヴァントを召喚することはない。本来ならサーヴァントを失っても令呪さえあればマスターの権利は残るのだが、士郎の場合はセイバーのマスターとしてしか聖杯戦争に参加できない。HFルートでセイバーを失った士郎の令呪が消えたのはこのため[出 21]。
人物について編集
- 冬木の聖杯戦争における真の勝利者。経緯はどうあれ、「聖杯戦争を終わらせる」という願いを達成した。
- セイバーとパスを繋いだことで彼女の過去を夢という形で垣間見るが、召喚する前にも「約束された勝利の剣」を夢に見ている。これは聖杯の影響で、聖杯戦争の準備段階・召喚前でも「士郎がセイバーのマスターになることが確定」した時点で「全て遠き理想郷」に魔力が通り、深層意識にあった「剣」のイメージがより表面化したため。[出 13]
- 実の家族については余り語られていない。作中では大火災が起きた後に士郎が両親に起こされて家を出たこと、逃げ遅れた母親と、士郎を先に行かせ母親を助けに戻った父親ごと実家が炎に飲まれ無くなったこと、切嗣に助けられた後もしばらくは家のあった場所に通い、誰よりも優しかった記憶の中の母親に笑いかけていたなど断片的に回想されるのみである。
- 切嗣・桜・セイバーといった聖杯戦争に関わり絶望に沈んだ人々に救いを齎しながら、肝心の自分自身が決して救われない生き方を歩む人物。凛はその有り方を「ひどく歪」と評した。
- 『TYPE-MOONエース』Vol.9のインタビューによると士郎は奈須曰く「壊れている奴」「士郎は人間にあこがれているロボットみたいなヤツ」。
- 奈須きのこ氏のアニメの実況ツイート曰く「慎二に掃除を押し付けられても『まあ、久しぶりに弓道場の手入れをするのもいいか』と考える」「『それがいい結果になるなら』と、自分にかかるマイナスは気にしない」[出 23]。
- そもそも生きるのが辛い人間。本来は息をしているだけでも苦しい人間がどうにかして人前で笑顔を作ろうとしているというのが「Fate」の根幹にはあると三浦氏(監督)に語ったそうだ。また最初に絵コンテを上げたときに「士郎をあまり幸せそうにみせないでほしい」とも三浦氏は言われたらしい。天涯孤独の身ではありますが、大河や桜といった心許せる人たちに囲まれて、充実した生活を送っています。しかし、そんな状況にあっても真に満たされてはいないことを匂わせてほしいと。
- 流石に夜の校舎で真剣をブラさげてる幽霊にあったら怖くて逃げるとか[出 24]。ちなみにランサーから逃げる際に「なんだあれ」系のモノローグがあったが、アニメでは邪魔なので削られている[出 25]。
- ランサーに刺され凛に救われた後、頭も朦朧とした訳が分からない状況で、とりあえず帰巣本能でゾンビのような足取りで安全地帯の衛宮邸に帰宅した[出 26]。
- アーチャーは彼の未来の一つだが、遠坂凛が士郎の傍にいる限りその未来にたどり着く可能性はないとか。『Fate/stay night』を経た場合、「どのルートでもならないし、どのルートでも可能性がある、とだけ言っておきます。基本、限りなくゼロですが。」と語られている[出 27]。
- ただし、『Fate/hollow ataraxia』でアーチャーは生前凛と共にロンドンまで旅立った事を匂わせており、凛が生き残ること自体がアーチャーにならないことを指すわけではない。おそらく傍にいるという点がポイントなのだろう。
- HFルートTRUEエンドのエピローグでは、名高い人形師の残していった素体を士郎の新しい体として使ったとある。『Fate/stay night』には蒼崎橙子も少し関わっているとされており[出 28]、この人形師の第1候補である。
- この時点でも身長がかなり伸びており、ラストのシーンでは172cmもあるライダーよりも高く見えるほど。身長の事を気にしていた一面もある彼からしてみれば喜ばしいことだろう。
- なお彼の立ち絵があるのは凛視点になるプロローグとエピローグのシーンのみである。『Fate/stay night[Réalta Nua]』で士郎を沢山描く事も目標になっており[出 29]、晴れてCGが大量に増えた。
- 身長が低い事を気にしており、特に女性でありながら自分より背の高いライダーとの差を度々言及しているが、彼女の身長は172cm、士郎は167cmで、実の所そこまで差がある訳ではない。だが、『hollow』では士郎の顔がライダーの胸と衝突したりなど、数値以上に差があるように描かれている。
- 自分の部屋には机と座布団しかない。『hollow』において、新しく購入した本棚を強調しているほど。
- 主人公なのに私服のバリエーションが異様に少なく、いつも着ているシャツの個性の薄さから「ユニクロ」とファンの間で揶揄されていた。
新アニメでは、流石にこの古臭い格好では可哀想だと思われたのか、今風のジャケットを私服として着ている。 - 遠野志貴との相性は「性格や倫理観が異なるので仲は良くないが、双方温厚なので喧嘩にはならない」というのが公式見解。なお設定では同年代だが、世代が違うという事で向こうが目上であり、カーニバル・ファンタズムにおける双方の呼び方は「志貴さん」「士郎君」である。
- 主人公の方向性も『Fate/stay night』の士郎はできるだけ多くの人を救い幸せになって欲しいと願うタイプで、『月姫』の志貴は自分の周りの人間だけが幸せになればいいと思っているタイプ[出 6]。
- TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票にて、順位が切嗣と並ぶという奇跡が起きた(士郎12位・切嗣11位)。
- 余談だが、「衛宮」という苗字は製作時の初期設定として謎の第8のサーヴァント(ギルガメッシュ)の正体を士郎とミスリードさせる予定があったことに由来する。この設定時のギルガメッシュのクラスは(ゲート)キーパーであり、宮を護るキーパーというイメージから「衛宮」という名前が拾われ、ギルガメッシュと対比する予定だったのだという[出 6]。
- 奈須きのこのアニメ実況ツイートでは「あいまいな“正義の味方”を目指して日々煩悶する鍛錬キチ」と称された[出 30]。
能力について編集
- 魔術の才能が無いとされる反面、物の構造(設計図)の連想はかなり突出している。しかし、物の構造を視覚で捉えている時点で無駄が多く、本来の魔術師はわざわざ隅々まで、構造を把握する必要はない。寧ろ、物事の核の中心を即座に読み取り、誰よりも速く変化させるのが魔術師の戦いとされるのだが、士郎は対象の設計図をまるまる作成してしまうので無駄が多い。完全な設計図があったところで、重要な箇所は同じなのでやれることは差程変わらない
- 例えるなら、普通の魔術師は部分模型(「強化」したい部位)だけ連想しているのに対して、士郎は全体模型を連想してから、「強化」したい部位を見つけている。そもそも、優秀な魔術師は要点を瞬時に見つけ、即座に部分模型が作れるので、わざわざ全体模型を作るのは非効率極まりない。この全体模型を具現化したものが「投影」。
- 解体しないでも、故障箇所が瞬時に判ることからガラクタ修理には便利で、素人知識で直せる物なら大抵直せる。投影はこの設計図をそのまま出力したもの。
- 魔術協会における才能の評価は魔術使いとしては全盛期の切嗣と同等。単純に数値化すると士郎は10(特定条件下で40)、リメイク前のシエルが100、凛が70~100[出 31]。
- 武具以外の複製が出来ないとされる「無限の剣製」だが、2~3倍の魔力がかかるが防具も可能と明言されている通り、武具類に突出しているだけで全く出来ない訳ではない。
- まず投影の原理は構造把握(設計図作成)からの連想(具現化)というもので、武具(主に剣)が得意な理由は武具の構造把握に長けているためであり、設計図を明確に作れるなら理論上生物などを除き何でも造れる。ただし神造兵装の投影は出来ないとされており、作中では神造兵装であるエアに対して構造の解析すら読み取れることが出来なかった(構造の解析すら出来ないのが神造兵装全般の話なのかエア単独の話かは不明。少なくとも無銘に関しては全般の話ではないと思われる)。
- 本編開始時から、士郎は物の設計図を明確に再現出来るがゆえに、ガワだけは投影出来ていた。『hollow』では、士郎が凛のためにおまるを投影しようとしており(デリカシーが無く殴られたが)、アーチャーが釣竿を投影していたり、『Fate/Grand Order』に至ってはアーチャーが釣り具一式に止まらず、綿菓子機といった機械や魔鏡といったものまで投影している。
- 士郎は自身の異常な治癒能力を身体の中に剣があるかのように捉えている。しかし実際には抽象化されたイメージだけでなく、本当に体内に剣がある。士郎の再生能力は「まず筋肉を刀身に変換して、穴の開いた部分を剣で縫い付ける」という非常に回りくどい方法をとっている。この時の士郎の身体は非常に硬く、学校でライダーに襲われた士郎に刃が通らなかったのはこのためである。結果、自分の武器では傷をつけられるが致命打を与えづらい、面倒に思ったライダーは士郎を墜落死させようとすることになった[出 13]。
- このことと関連して、無限の剣製を制御できないHFルート終盤のような状況では臓器が剣で傷付いていき、最終的には身体が剣に呑みこまれてしまう。
- HFルートで『是、射殺す百頭』を使用し体の八割を切り崩したものの黒化バーサーカーを殺せてはいない。バーサーカーがとある理由で攻撃を止めていなかった場合、士郎は負けている。
- なお、アーチャーも『是、射殺す百頭』の使用が可能(こちらは後述の通りオリジナル同様9発放つことも可能な模様)だが、Fateルートにおけるバーサーカーとの戦闘では使用していない。
これは、士郎の『是、射殺す百頭』が通じたのはバーサーカーが黒化によって理性はおろか戦闘本能すら失われていたためであり、アーチャーが普段のバーサーカーに対して9撃放った場合、本能的に同じ剣技を返されて9発全てにカウンターを返されていた可能性が高かったから。劇中で士郎が『是、射殺す百頭』を行ったのは、彼に移植された腕が「この条件なら通る」と判断したためであることが『劇場版HF3章』の『きのことたかしの一問一答』で明かされている。
- なお、アーチャーも『是、射殺す百頭』の使用が可能(こちらは後述の通りオリジナル同様9発放つことも可能な模様)だが、Fateルートにおけるバーサーカーとの戦闘では使用していない。
関連年表編集
- 1987年 誕生
- 1994年11月 冬木の大火災で両親が死亡し、衛宮切嗣の養子になる。
- 1996年 切嗣から魔術を教わる。
- 1999年冬 養父の切嗣死亡。一人で暮らし始める。
- 2000年2月 中学校で走り高跳びをしているところを遠坂凛に目撃される。
- 2000年4月 中学校で走り高跳びをしているところを間桐桜に目撃される。
- 2000年秋 文化祭の準備中に間桐慎二と仲良くなる。
- 2002年4月 穂群原学園に入学する。弓道部に入る。
- 2002年夏 弓道部を追い出される。桜が衛宮家に顔を出すようになる。
- 2004年2月 第五次聖杯戦争に参加する。
- 2004年7月 「繰り返しの四日間」
- 2005年3月 高校卒業と同時に、凛の弟子として時計塔に留学する。
- 2007年8月 ルヴィアの執事として働いている。
話題まとめ編集
- 声優の話題
- 士郎を演じた杉山紀彰氏曰く、一番の収穫は「悲鳴のバリエーションが増えたこと」だそうである。まあ、本編でも七転八倒な上にデッドエンドも数多くバリエーションも豊かとなれば、無理もない話だが。
- 劇場版『Fate/stay night[UBW]』では終盤の士郎のテンションを指摘するファンが多いが、実際に公式ガイドのインタビューで「終盤はテンションが上がってしまいずっと叫んでいた」事を明かしている。映像だけを見ると士郎が原作のような冷静な顔をしている為、ことさらに槍玉にあげられてしまう事になった。一方、杉山氏の熱演とキャラへの入れ込みを評価する声も少なくない。ちなみに海外吹き替え版では劇場版はもとよりTVアニメでも士郎は最高にハイなテンションであり、演者の劇場版に対する意識が見て取れる。
- なお、原作をプレイしたセイバー役の川澄と凛役の植田はアニメ版『Fate/stay night』のインタビューで苦手なキャラクターに士郎を挙げている。川澄曰く「過保護な父親みたいだから」らしい。なお、劇場版『Fate/stay night[UBW]』のインタビューでは認識を改めている。
- 余談だが、幼少期の士郎を演じる野田順子氏は蛍塚音子の声も担当している。演技がだいぶ異なるので、同じ人だと見抜けられるかどうか試してみるのも一興。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 寧ろ『Fate/complete material Ⅱ』では物語中では命より彼と関わった女性の心を救うことが多いと解説された。
- ↑ このあたりが遠坂凛との微妙な、しかし決定的な違い。
- ↑ この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明だった。『Fate/stay night』で凛は切嗣もこの方法を取っていた、アーチャーは士郎の魔術回路は神経そのもので特異な為に師に恵まれなかったとそれぞれ推測している。後年アニメ版『Fate/Zero』付属ドラマCD及び漫画版にてわざと無意味な方法を教える事で諦めさせようとしていたと説明された。
- ↑ ギルガメッシュの「直前に盾を敷いたのか……?」というセリフ及び士郎の「助かったというのなら、何か助かる理由があったのだ。単にそれが、俺の預かり知らぬ物であっただけ」というセリフはこのことを表している。
- ↑ 大災害や大事故などに遭遇しながら、生存した人々に発症しやすい精神疾患の一種。症状は個人によって様々だが、重症になると鬱を発症して自殺する事も多い。
- ↑ 「まぁ養父に関しては主人公のあこがれというか理想ではあるんで、しょっちゅう出てくるんですが、あくまで昔の回想で。本当のお父さんもその魔術師の家系だろう? とか言われますけども、本当に普通の家庭の子なんで。特別言うことはないかなぁと。」
- ↑ イラストレーターの武内氏曰くキャラ化するとは思わなかったとのこと。
出典編集
- ↑ Fate/complete material II Character material
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 「奈須きのこ一問一答-宝具関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.134
- ↑ 3.0 3.1 3.2 「奈須きのこ一問一答-サーヴァント関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.133
- ↑ 4.0 4.1 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:09」
- ↑ 「月姫からFateへ-士郎の両親、養父」『Fate/staynight Premium FanBook』
- ↑ 6.0 6.1 6.2 「衛宮士郎」『Fate/complete material Ⅱ』p.42-45
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:13」
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:16」
- ↑ 「Fate道場」『コンプティーク』2007年5月号
- ↑ 竹箒日記 2024/5/7
- ↑ 11.0 11.1 「きのことたかしの一問一答」『Fate/stay night[UBW] Animation Material Ⅱ』
- ↑ 「Fate用語辞典-ロー・アイアス」『Fate/side material』pp.78-79
- ↑ 13.0 13.1 13.2 「奈須きのこ一問一答-『Fate』の素朴な疑問」『Fate/complete material Ⅲ』p.130
- ↑ 「Fate/EXTRA用語辞典-無限の剣製」『Fate/EXTRA material』p.213
- ↑ 「誌上コメンタリーⅠ-第十二話 聖杯の招き」『Fate/ZeroアニメビジュアルガイドⅠ』p.135
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:12」
- ↑ 「Fate道場」『コンプティーク』2006年2月号
- ↑ 「fate/staynight hfルート2月6日」
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:16」
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:24」
- ↑ 漫画版『Fate/stay night [Heaven’s Feel] 』9巻あとがき漫画
- ↑ フェイト/ステイナイト プレミアムファンブック P.43
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:32」
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:33」
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:34」
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:35」
- ↑ 「奈須きのこ一問一答-『Fate』の素朴な疑問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.131
- ↑ 「Fate用語辞典-アオザキ」『Fate/side material』p.54
- ↑ 『Fate/side materiale 3』
- ↑ 「Fate/stay night公式アカウントTwitter2014年10月12日1:27」
- ↑ 『Game Japan』2007年2月号