エミヤ
アーチャー | |
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真名 | エミヤ |
外国語表記 | Emiya |
異名 | 錬鉄の英霊 |
性別 | 男性 |
身長 | 187cm |
体重 | 78kg |
特技 | ガラクタいじり、家事全般 |
好きな物 | 家事全般(本人は否定)、武器いじり、水回り(台所)の整備 |
苦手な物 | 正義の味方、未熟な思想 |
天敵 | 遠坂凛、間桐桜、イリヤ |
出典 | Fate/stay night |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・中庸 |
副属性 | 人 |
一人称 | 私/オレ[注 1] |
二人称 | お前/貴様/○○(呼び捨て) |
三人称 | 奴/奴等/○○(呼び捨て) |
声優 | 諏訪部順一 |
デザイン | 武内崇 |
設定作成 | 奈須きのこ |
イメージカラー | 赤 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/stay night |
概要
- 略歴
- 『Fate/stay night』では第五次聖杯戦争において、遠坂凛によって召喚される。
- 『Fate/Grand Order』特異点F『炎上汚染都市 冬木』においては既に黒化しており、西暦2004年の冬木でセイバーオルタを守り続けていた。
- そこに現れた主人公一行と交戦するも敗北。消滅する間際に、マシュの宝具を見たことで裏にマーリンが絡んでいることに勘付いていた。
- 人物
- 浅黒い肌に赤い外套を纏った白髪の男。辿ってきた数奇な人生を語るかのような、その背中が印象的な人物。
- 気障で皮肉屋で悲観的。淡々と仕事をこなす現実主義者だが、仕事人間という訳でもなく、慇懃無礼ながら相手を気遣うなど根本的にはお人好し[出 1]。また、キザで意地っ張りな子供らしいところもある[出 2]。
- だが対象となる人間を殲滅することで滅びを回避する役目を持つ“守護者”という立場である以上、基本的には冷徹な仕事人であり、私情を挟めない法の執行官のようなもの。常に厳めしい顔をしているのはそのあたりの不自由さ故である[出 1]。
- 「万人を救いたい」という理想を貫こうと奮闘するも、その果てに望まない殺人の繰り返しと見せ付けられる人間の醜さに辟易して現在の性格に至った[出 1]。世界に裏切られてしまったが故の絶望とかつての理想を憎悪するが故に、その理想を追っていた頃の自分に対しては時には殺意を含めるほどに刺々しく接するが、生来のお人好し故か、士郎に対し主に魔術面でのアドバイスをする場面も。今でも本心では「正義の味方」の理想を諦めきれていない事はUBWルートの彼の結末だけでなくFateルートでの凛との会話で「世界平和」を語った事からも仄めかされている。
- 家事の達人であり、生活能力の低いマスターに召喚されると、文句を言いつつも手馴れた様子で家事を取り仕切る。
- 『Fate/Grand Order』では人類史の修復、即ち「人類を救う戦い」という状況もあってか、比較的ポジティブな言動が目立つ他、表情も『Fate/stay night』と比べると優しげな印象を受ける。また、ここぞと言う時にニヒルな冗談を口にするプレイボーイとしての一面を見せているが、あくまでも「場の空気をよんでのもの」であるとのこと[出 1]。
- 「下っ端の英霊ほど雑務に駆り出された」経験もあってか、英霊の事情に関する情報も詳しく、それを主人公一行に説明している。
- 能力
- 「弓兵」クラスでありながらも、主戦法は干将・莫耶を用いた白兵戦。これは、奥の手を隠すことと接近戦を好んでいた事が一因[出 3]。遠距離を見通す鷹の目[注 2]と百発百中の腕前を持つが、弓を射るシーンは少ない。通常の矢でも「矢と呼ぶなどおこがましい。機関銃めいた掃射、一撃一撃が秘めた威力は岩盤すら穿ちかねない。」とされ、その一矢は戦車の砲撃に例えられている[注 3]。
- 未来の存在であるため知名度の恩恵を受けられず、宝具も持たないため基本的な能力ではサーヴァントに一歩劣る[出 3]。それでもstay night作中でバーサーカーを6回殺した実力は本物[注 4]。その武技は天性のものではなく、弛まぬ努力で磨き上げた。
- 本当は、剣士でも弓兵でもなく「剣」に特化した魔術師であり、士郎の魔術の完成形。特定の宝具は持たないが、固有結界「無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」の術者。宝具を含めた多数の武具を投影して戦っている。
- 通常の矢とは別に、投影した宝具を黒い洋弓につがえて矢として放つ。宝具を矢としていることから文字通り一矢で宝具級の威力を誇り、魔力を込める毎に威力が増す。魔力を30秒分込めたものがセイバーの満足に弾き返せる限界であり、35秒込めるとセイバーは防ぐのがやっとで大きくバランスを崩し膝をつく、40秒でセイバーが剣で防御出来ない威力になる。弱点として魔力チャージに時間を要するため、即時発射といかず、そこを士郎に突かれてしまう。
- 「複製武具は替えが利く」というその魔術の特性から、宝具を破壊して爆発させる技「壊れた幻想(ブロークンファンタズム)」を得意とする。
- 強化・投影の他に使える魔術は、構造把握から派生する解錠、修復が得意分野。初歩の初歩と言われる魔力感知、魔術抵抗なども備えている。なお、自然干渉からなる攻撃魔術はからっきし。
- とくに物の設計と構造の把握する能力は騎士とは思えないほど特化しており、HFルートで間桐邸に凛と共に侵入した際には、屋敷を一回りしただけで屋敷の設計図を思い描き、本来無ければおかしい部屋がないことを即座に見破る。その特異な能力には凛も「・・・前から思ってたけど。貴方のそれって、弓の騎士としてどうかと思う長所よね」と疑問を呈している。
- FGOコミカライズ版『-turas rèalta-』では「
全投影連続層写 」を使用している。
バリエーション
アーチャー(クラスカード)
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』で登場。冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。
詳細は「クラスカード」を参照。
エミヤ〔オルタ〕
『Fate/Grand Order』で登場。反転しオルタ化したエミヤ。厳密には異なる歴史を歩んだ並行世界の存在。
詳細は「エミヤ〔オルタ〕」を参照。
アーチャー (EXTRA・赤)
『Fate/EXTRA』『Fate/EXTRA CCC』『Fate/EXTELLA』に登場する、「死後の自分」をムーンセルに売り渡し、以後ムーンセルに使役されている「正義の味方」の概念。
『stay night』のアーチャーを彷彿とさせる様々な共通点があるが、真名は「エミヤ」ではなく「無銘」となっている。
詳細は「無銘」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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アーチャー | 遠坂凛 | D | C | C | B | E | ? | 対魔力:D 単独行動:B |
千里眼:C 魔術:C- 心眼(真):B |
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主人公 (Grand Order) | D | C | C | B | E | ? | 心眼(真):B 千里眼:C 鷹の目[注 5][出 4]:B+ 魔術:C- 投影魔術:A(マテリアルではC、条件付きでA+) 回路接続:EX |
強化クエストクリアで 「魔術」→「投影魔術」 「千里眼」→「鷹の目」 「投影魔術」→「回路接続」に変化。 |
宝具
- 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)
- ランク:E~A++(stay night)/E~A(Grand Order)
種別:????
レンジ:????
最大捕捉:???? - 錬鉄の固有結界。本来は魔術であり宝具ではないが、エミヤの象徴ということで宝具扱いになっている。
- 心象風景は、燃えさかる炎と、無数の剣が大地に突き立つ一面の荒野が広がり、空には回転する巨大な歯車が存在する。もとが同一の存在である士郎も同じ固有結界を使うが、心象風景は異なる。
- 結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、目視した刀剣を結界内に登録し複製、荒野に突き立つ無数の剣の一振りとして貯蔵する。ただし、複製品の能力は本来のものよりランクが一つ落ちる。一度この心象世界に複製され記録された武器は、固有結界を起動せずとも投影魔術で作り出すことが可能で[出 5]、彼の投影は一般的な魔術のそれとは異なり、この固有結界から零れたもの。Heaven's Feelルート(以下HFルート)で士郎が受け継いだ「アーチャーの腕」に残された記録によると、結界内に記憶されている武具の数は千を越えているとされる。
- 「剣」に特化した能力ではあるが、剣であっても神造兵装の類は複製不可とされる(後述)。盾や鎧といった防具も投影可能だが、剣投影の二~三倍の魔力を必要とする。つまり基本的には白兵戦に用いられる武器又は防具に限定される。ただしきちんと切嗣から魔術指導を受け実物を見ていた場合、起源弾も複製可能であったらしいこと、又本編では士郎が気晴らしと雑貨品を作ったり、『hollow』では高性能な釣り竿やリールを全て自分で作っていたりとまったく不可能ということではない。さらにただ複製するだけでなく、自分好みにアレンジを加えたり、形状を変えるなどいった独自の改造を加えることも可能。
- 固有結界の形成と維持には魔力を消費するが、結界形成時に用意されている武装に関しては魔力消費はしない。しかし、破壊されたものを新しく製造する、または形成時に無かったものを新造するには激しく魔力を消費する。
- 物品としての刀剣を魔術で作り出しているのに止まらず、長年使用された刀剣には意思が宿り、その意思と共に刀剣に宿る「使い手の経験・記憶」ごと解析・複製している。このため、仮に初見の武器の複製であっても、オリジナルの英霊ほどではないがある程度扱いこなすことが可能。本来の使い手の剣技を必要であれば再現し、使い手の筋力も模倣してみせる。「真名解放」や「壊れた幻想」といった技能もアーチャーの力が及ぶ範囲内なら使いこなせる。また、複数の剣を投影(場合によっては攻撃対象の全方位を取り囲むように投影)し、一斉射撃を行うという使い方も可能。士郎が酷似した技『全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)』を使用している。これは、エミヤのように全てをカタチにしてから射出するのではなく、全てを魔力(せっけいず)の状態で待機させ1つずつカタチにしながら射出することから順次発射となっている(原作の記述から士郎は1本ずつしか出せない)。待機中の魔力(せっけいず)の数は他の人からは把握出来ないのだが、視ただけで魔術を把握出来るギルガメッシュには看破される。アニメUBWでは士郎もエミヤのように完璧に投影出来ており、本数を言い当てたギルガメッシュに驚くシーンがカットされている。
- 基本的には「武具と能力を模倣する能力」といえるが、単純に目の前の敵の宝具や技量を複製した場合は、それを極限まで使いこなす本来の担い手には遠く及ばない。そのため本来の担い手や一つの事を極めたサーヴァントには大した脅威にはならないと作中では語られている。仮にエクスカリバー相当の聖剣を投影したしても全性能を引き出すだけの魔力がアーチャーにはないためベルレフォーンを迎撃する程の火力は出ないとされる。そのため、複数の英霊の宝具をいくつも記憶した上で、それらを効果的に運用し、相手の弱点を衝くことで初めて他のサーヴァントに対抗し得る能力となる。また、「所有はしていても極限まで使いこなすことはできない」とされるギルガメッシュの「王の財宝」に対しては、ギルガメッシュが蔵を展開して取り出す必要があるのに対し、こちらは空間内に既にある剣を手繰り寄せるだけで使用できるため常に先手を取れ、非常に有利に戦える。
- 固有結界を何のペナルティもなく使いこなす、とされるが免れているペナルティについては詳細不明。
- 『Fate/Grand Order』のストーリー上では主人公がマスターとして相応しい力量になるまで意図的に封印して使用不可の状態にしていたが、幕間の物語「無限の剣製」で解禁された。
- 『Grand Order』では「敵全体に強力な防御力無視攻撃[Lv]&攻撃力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のBuster宝具。「回路接続」スキルの発動時にはArts宝具に変更することも可能。
- 幕間の物語2クリアでランクはそのままに強化され、宝具威力倍率が上昇する。また、当初ランクは『stay night』と同じくE~A+ランクとなっていたが、後にE~Aランクに修正された。
投影宝具
ここで述べられている性能は、あくまで彼が投影したものである。「無限の剣製」の性質上、性能がワンランク下がり、また、彼独自のアレンジが入っているものもある。
- 干将(かんしょう)・莫耶(ばくや)
- ランク:C-
由来:古代中国・呉の刀匠干将と妻の莫耶、及び二人が作った夫婦剣。 - 陰陽二振りの短剣。アーチャーを象徴する宝具。黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶。互いに引き合う性質を持つ夫婦剣。
- 二つ揃いで装備すると、対魔力、対物理が上昇し、武器や宝具としてのランクも上昇する。宝具としてのランクは高くないが、投影の負担が軽いことと、先の特質から愛用している。アーチャーの手によって刀身に魔除けの文句が刻まれており、巫術器具として使うこともできる。
- 真名解放されたことはないが、この剣を投擲した上でさらに別の干将・莫耶を投影、前述の引き合う性質で最初の剣が戻ってきたところに斬撃を加え、計三回の投影による三重の刃の重ね当てを行う必殺技「鶴翼三連」が存在する。
- 更に切り札とも言える、干将・莫耶を巨大な剣「オーバーエッジ」へと強化することも可能。これを使用して「鶴翼三連」を行う場合もある。
- なお、投影品ではないオリジナルの干将・莫耶は、怪異に対し絶大な威力を発揮する「退魔の剣」であり、大海魔やゴルゴンの怪物をも正面から真っ二つにできるという。
- また、FGOのイベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』において、投影品の干将・莫耶にも魔性に対する特効能力があることが判明した。オリジナルと比較してどの程度かは不明。
- FGOコミカライズ版『-turas rèalta-』の特異点Fで登場する黒化してる状態では別側面と似たような武器を使用している。(双剣に戻し、柄の部分を連結させた物)
- 偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)
- ランク:A(弓で放った場合の凛の分析)
由来:アルスター伝説の名剣カラドボルグ。 - 射出型魔剣。名前通り、螺旋を描く刀身を持つ。「偽」や「Ⅱ」が示す通り、本来のカラドボルグとは異なり、アーチャーのアレンジが施されている。
- 矢として放つ場面も、手に持って使う場面も両方あり、どちらとしても使える武器。
- 真名解放して放たれた際は空間すら捩じ切る貫通力を発揮する。直撃はしなかったものの、キャスターは体をズタズタにされ倒されかけた。
- Unlimited Blade Worksルート(以下UBWルート)ではアーチャーはこの宝具を「壊れた幻想」を用いてバーサーカーに放ち、その他のほとんどの派生作品でもアーチャーはこの宝具で「壊れた幻想」を使っている。ゲームのOPアニメでは螺旋剣のまま弓に番えているが、『Realta Nua』のCGでは弓に番える際に小さく圧縮して矢にしている。アニメ版UBW(TV・映画両方)では、射法八節における「打起し」の動作までは螺旋剣のまま弓に番えているが、「引分け」の動作の際に矢に形が変わる描写がされている。
- なお、本来のカラドボルグはケルトの英雄フェルグスの愛剣であり剣光を虹のように伸ばした魔剣。ガウェイン卿が持つ「転輪する勝利の剣」の原型。伝承によれば、一振りで丘を3つ切断したとされる。
- カラドボルグの使い手がアルスターゆかりの者であった場合、ケルトの大英雄クー・フーリンは自ら誓ったゲッシュによって、その者に一度は破れなければならない。このためクー・フーリンの天敵とも言える宝具である。
- 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
- ランク:不明(B+の投擲武器をほぼ防ぐ)
種別:結界宝具
由来:ギリシャの英雄アイアスの盾。 - アーチャーが唯一得意とする防御用装備。彼の用いる投影の中でも最高の防御力を持つ。投擲武器や、使い手から離れた武器に対して無敵という概念を持つ概念武装。真名解放と同時に光で出来た七枚の花弁が展開し、それぞれの花弁に対応する七層の丸い防御膜が形成される。一枚一枚が古の城壁と同等の防御力を持ち、花弁に魔力を注ぎ込むことによって防御力の底上げもできる模様。
- この盾の前には投槍など花弁一枚にも届かず敗退するのが必定とのこと、少なくともアーチャーが知る限り、この守りを突破する槍など有り得ない。
- UBWルートではランサーとの対決に用いられ、ランサーの投擲宝具「突き穿つ死翔の槍」を防ぐために真名解放も伴って投影される。だが必殺の槍には苦もなく貫通されていき、最後の一枚になった所でアーチャーは全魔力を注ぎ込んだ。それでも盾は完全破壊されたが槍の威力の殆どを削ぎ、余波でアーチャーの腕が千切れ懸けるも耐え抜いた。
- ギルガメッシュと衛宮士郎の戦いではギルガメッシュがエアを使った時に投影し、衛宮士郎をエアの風圧から守った[注 6]。
- 原作では使用していないが、劇場版HF2章でもオリジナルシーンとして逃げ遅れた凜やイリヤ、士郎を影の爆発から護るために投影。既に影の触手による致命傷を負っていたためか花弁は二枚ほどしか展開されず、最終的には破られてしまったものの、3人全員を護りきった。(士郎は原作通り爆発の余波で左腕を失ってしまったが)
- 赤原猟犬(フルンディング)
- 由来:北欧の英雄ベオウルフが振るった剣フルンティング。
- 追尾型魔剣。射手が健在かつ狙い続ける限り、標的を襲い続ける効果を持つ。
- 『Fate/hollow ataraxia』において冬木新都のセンタービルから冬木大橋へ、弓につがえて放ち、魔弾として使用した剣。
- 一度射出されると射手が健在な限り弾かれようとも標的を追尾し続けるため、作中では40秒かけてチャージして放たれた弾はセイバーでさえその状況では射手を仕留めるしか対抗手段はなく、士郎は令呪を使用してセイバーをセンタービルへと跳躍させた。
- 矢を放ってからアーチャーがセイバーに致命傷を負わせられてしまうまでにかかったのが「2秒弱」とされ、その間にセンタービルから大橋までが直線距離で約4キロの距離であり、そこにいる標的に到達して再び襲いかかろうする所までいっていたことと、コンマテの小節の詠唱時間1秒との設定から、魔弾の速度は音速の6倍程か、途中でセイバーを迎撃する為軌道を捻じ曲げて行ったこと考えるとそれ以上の可能性もある。
- 剣として使用した場合の能力は本来の使い手であるベオウルフの項を参照のこと。
- パクリではあるが使い方が上手いと、ベオウルフも太鼓判を押しており、「気に食わないが気に入った! 今度あったら殴らせろ!」とのこと。
- 絶世の名剣(デュランダル)
- 由来:シャルルマーニュ伝説の英雄ローランが用いた剣。
- SNの説明によると、所有者の魔力が尽きようと切れ味が落ちないらしい。
- 原作のUBWルートにおいて、衛宮士郎との戦いに一瞬だけ使われた。アニメではDEEN版、Ufotable版ともに投影されていない。出番があまりにもなかったせいで他の上の宝具に比べても存在が薄く、他作品でもあまり使われていない。
- ちなみに、デュランダルの原典のコピーなのか、はたまたローランが使う『不毀の極聖』(デュランダル)のコピーなのかは不明。
宝具以外の投影品
- 黒い洋弓
- 未来の特殊な素材製[注 7]の洋弓。これも投影品。投影宝具を効果的に打ち出すため改良と調整を重ねたもので、青年期から愛用している。
- 釣具203,000円相当
- ロッドは99%カーボンで、十六個のボールペアリングによりブレやガタがなく、更に最新技術の結晶のリールは電動操作による高速巻き上げ式で、データを入力すればほぼ自動でリールがやってくれるフ○セスーパーオートメーションというハイテクな代物。
- その他各種オプションも最先端の高級オプション。
- 釣具屋では連日売り切れの人気商品らしい。
- 赤いコート
- ステーキ用の超高熱鉄板
- わたあめの製造器
- 釣具一式
- 石窯
- 名称不明の魔鏡
- FGO夏イベント、カルデアスリラーナイトにて使用。その他徐福の作り上げた仮面の呪具に対する防御礼装(ただし効果は自分のみ)などもあるらしいがどちらも効果、真名などは不明。
神造兵装の投影について
「Fate/complete material III」の質問コーナーに、以下の記述が存在する。
- Q.
- 「無限の剣製」における複製の限界はどのあたりでしょうか?
- 宝具(剣系)の最上位はおそらく「乖離剣」だと思いますが、士郎は無理でもアーチャーなら複製可能でしょうか?
- そして武器という意味では、現代兵器はどの程度まで複製可能でしょうか? 刀剣類までなのか、銃や機動兵器なども可能なのでしょうか?
- A.
- 「乖離剣」「約束された勝利の剣」といった神造兵器の複製は不可です。
- 似たような性能の、型落ち宝具ならいくつか貯蔵があるかもですが。
- また、剣が彼の起源になりつつあるので収められる武器は基本、白兵戦縛りになります。
以上のように、公式見解としては「神造兵装の投影は不可能」ということになっている。ただし、『stay night』劇中にて、アーチャーはセイバーの聖剣を指して、「完全な複製は無理だが真に迫ったものであれば出来る」と豪語しているシーンが存在する。だが同時に代償も大きいらしく、投影すれば自滅するとも述べている(詳しいことは述べていないが、この時のアーチャーは凛との契約を切っている状態)。また、この発言は互いの共倒れをほのめかしてセイバーを介入させないためのハッタリとも解釈ができる状況で述べられている。諸説あるものの結局は投影していないので、この発言の真偽は不明のままである。
また、アーチャーではなく士郎の話になるが、HFルートで捨て身の投影として「知りえる中で最強の剣」を投影し、光の斬撃を放っている。状況的にこれは「約束された勝利の剣」とも思えるが、明言はされていない。さらに、この時の士郎は「アーチャーの腕」を移植されており、士郎が直接見ていなくともアーチャーから受け継いだ記録の中から該当する剣を引き出した可能性もある。
さらに、ほぼ同一の存在は「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)」という、聖剣の複製品を「無限の剣製」の展開中のみの限定で投影している(設定上展開せずとも作ること自体は可能だろうが)。こちらでは本編よりも錬鉄可能条件が向上したため可能となったらしい。 なお同作品中、隠しボスとして登場するアーチャー(エミヤ)本人も「無限の剣製」展開最終ターンで同じく「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)」を投影し使用するが、こちらはあくまで本筋とは別のサブクエストであり、どこまで設定に反映されているかは不明。 一応、ムーンセルの中、もしくは本編と違い名が広まっている未来の世界であり能力が多少上がっている可能性もあるので、設定上絶対に無理、とまでは言えない。
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』ではアーチャーのクラスカードを使うイリヤスフィール・フォン・アインツベルンとクロエ・フォン・アインツベルンが「約束された勝利の剣」を投影して使っているが、両者は「願望器」ということもあって別の原理が働いている可能性がある。また、作者は「あくまでスピンオフで、原作とは別の設定(ルール)で成り立っている」という主旨の発言をしている。
使用技
Fate/unlimited codes
- 鶴翼二連
- 干将・莫耶を投擲する。追加入力で引き戻すことが可能。
- 鶴翼攻究・襲
- 飛びかかり双剣を振り下ろす中段技。
- 鶴翼守究・薙
- 双剣で横薙ぎを放つ。出掛かりにガードポイントがある。
- 鶴翼守究・昇
- 双剣で斬り上げる。出掛かりにガードポイントがある。
- 鶴翼守究・突
- 双剣で突きを放つ中段技。出掛かりにガードポイントがある。魔力ゲージを消費する。
- リンクシュート
- 前方に矢を放つ飛び道具。空中可。
- トラップシュート
- 上方に矢を放ち、敵の頭上から降らせる飛び道具。
- 無限の剣舞(アンリミテッドブレイドダンス)
- 魔力開放超必殺技。「無限の剣製」展開中のみ使用可能。飛び道具の剣を飛ばし、それがヒットするとさらに大量の剣を降らせて相手を串刺しにする。
真名:エミヤ
- 人々を救うために世界と契約し死後「抑止の守護者」となったとある平行世界の衛宮士郎の未来の姿。
- 英霊エミヤ。錬鉄の英雄。投影魔術を用い、多くの名剣、魔剣を模造する贋作者(フェイカー)。衛宮士郎が「正義の味方」になることを目指し、たどり着いた先の果て。――厳密に言えば、彼が辿りうる可能性の一つ。
- ある時、自分一人ではどうしようもないほどの多くの人が死を迎えようとしている瞬間に居合わせる―――衛宮切嗣に助けられ、死した彼の代わりに「全てを救う」という理想を追い求め続けて限界にぶつかった彼は「英霊になれば、きっと全てを救えるはず」と、死後に「守護者」となる契約を世界と交わしその人々を救った。
- その後世界の危機をも救い遂には英雄とすら呼ばれた。――だが彼は初めから感謝をして欲しかったわけじゃない、英雄などともてはやされる気もない。ただ、誰もが幸福だという結果だけが欲しかっただけ。
しかし自分の行為に対して何の見返りも求めない彼の姿勢は人々の恐怖を買い、裏切られ続ける日々の中で最後にはある争いを引き起こした張本人と全責任を押し付けられ、自分が助けたはずの人物に罪を被せられた後、処刑された。
- 理想を追い続けたその生涯は最後まで報われることなく多くのものに裏切られてきたが、それでもなお誰一人恨むことはなかった。しかし、その後に待ち受けていたのは「霊長の守護者」という残酷な現実であった。
死後は英霊の力で更に多くの人を救うことを望んだが、守護者は彼の願った「人を救う」などという役割ではなく、人類の滅亡を回避する為にその原因となった加害者と被害者の全てを皆殺しにして起きた事をなかった事にする「掃除屋」に過ぎなかった。
- 信じ続けた唯一の理想にすら裏切られ、拒絶する事も許されず、数え切れないほど殺戮を続けた末に彼の信念も遂に磨耗し、かつての理想に絶望してしまう。
この過程で彼は、「過去の英霊になる以前の自分を自らの手で殺す」ことでタイムパラドックスを引き起こし自分が消滅する可能性だけを希望に、守護者の役割に徹してきたと本人は語る。
その真意は本当に消滅できると思っている訳ではなく、自分が奪ってきた命への贖罪のためである。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/stay night
- 第五次聖杯戦争にて召喚されたサーヴァントの一人。マスターは遠坂凛。FateルートとHFルートでは凛達を守るために中盤で脱落する。UBWルートではある理由から凛を裏切るが、事実上もう1人の主役とも呼べる活躍をする。このルートでのみ明確に正体が明らかになる。
- Fate/hollow ataraxia
- 事態の真実を探る一人。その一方で最新釣り竿を投影して釣りに興じる一面も。
- Fate/EXTRA CCC
- 隠しボスの一人。空間の歪みの中で、『EXTRA』の凛ではなく『stay night』の凛と共に、彼女のサーヴァントとして登場。
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- クラスカードの一枚であり、黒化英雄として登場。
- また「美遊世界」の衛宮士郎による過去編にて、夢幻召喚時に士郎が視たエミヤとして後ろ姿のみ登場。一時的にエミヤと同調していた際に彼の心象世界を知ったようで『伽藍洞』と評した。
- 『ドライ!!』の最終決戦では神稚児の力を取り戻した美遊・エーデルフェルトによってサーヴァントとして召喚された。
- Fate/Grand Order
- 初期実装のサーヴァントの一人。
- ゲーム内の性能面では、3枚のArtsカードを持っている点が最大の利点。本作においてArtsカード三枚の構成はキャスタークラスの特徴であるため、彼の本質が「魔術師」であることを表現していると思われる。
- 素の状態では、相応の長所はあるものの特に火力面での物足りなさが目立ち、一言で言って器用貧乏というある意味彼らしい総合性能。
- だが、強化クエスト三つをクリアすることで火力面が見違えるほどに補強され、かなり優秀なサーヴァントに生まれ変わる、大器晩成型の性能。
- 後に期間限定イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』公開に伴い、野外用の黒ジャケット姿の霊衣「サマー・カジュアル」が実装された。
- イベント
- ぐだぐだ本能寺
- ぐだぐだ粒子に汚染されたサーヴァント「長宗我部
エミチカ 」として登場。
- ほぼ週間 サンタオルタさん
- 船釣り中遭難していたところにサンタオルタに黒鍵三点セットとアイドルコンサートをプレゼントされてしまう。
- セイバーウォーズ
- ネロと共にアルトリアリリィの修行に付き合う。
- チョコレート・レディの空騒ぎ
- 苛烈な女性サーヴァント陣のチョコ攻撃からマスターを守るためにチョコを隠していた。戦闘後はカエサルのあまりの不摂生ぶりに怒り、文字通りの「冬木炎上マラソン」に駆り立てる。
- ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊
- ダヴィンチからのエマージェンシーコールにマスターと共に駆け付けてしまう。逃げようとしたが失敗し仕方なく特異点へ出撃する。
- ネロ祭再び ~2016 Autumn~
- 二代目はオルタちゃん
- マスターの作戦に乗り謎のサンタ「サンタム」としてジャンヌオルタリリィの前に立ちはだかる。
- Fate/EXTELLA発売記念
- バトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。元々は双剣のみ使うほぼ汎用モーションであったが一新後は種類も内容も充実し、赤原猟犬や偽・螺旋剣(壊れた幻想)、鶴翼三連(オーバーエッジ版)等のモーションが盛り込まれた。一方で宝具演出では、雨霰とぶち込む投影剣の中に元々はさりげなく偽・螺旋剣も混ざってたりしたのだが、モーション一新後は全く同じ剣のみを無数に放つものに変更されている。
- ぐだぐだ明治維新
- 牢人五人集「真田
エミ 村」として召喚された。幸村の生き様には共感するところが多かったらしく、テンションの低い大阪五人衆の中で一人だけノリノリ。
- マンガで分かる合衆国開拓史
- 食堂でサーヴァント達の注文を作っている。
- 水着イベント2017
- レースイベントで屋台を開いていた。
- ネロ祭再び ~2017 Autumn~
- 魔のビルドクライマー/姫路城大決戦
- ハロウィン特異点への出撃を「新しいオーブンが届いたから」と拒否する。
- 節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔
- ぐだぐだ帝都聖杯奇譚
- 帝都七本槍「福島
エミノリ 」として雇われた。
- Fate/Grand Order Arcade
- こちらでも初期実装サーヴァントの一人。
- 眼鏡をかける転身霊衣「思い出の黒縁眼鏡(スクエア)」が実装されている。
Fate関連作品
- フェイト/タイガーころしあむ/フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- 正義の味方として、戦いに興じるものたちに対して武力介入を行う。また、ストーリーモードのラストではアーチャーの口から「藤ねぇ………。」のセリフを聞くことができる。
- アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
- Fate/unlimited codes
- 「錬鉄の英雄」。干将・莫耶を振るう近接戦と、弓での遠距離戦を行う。
- 剣と弓はモード変更によって使い分ける必要があり、さらにそのどちらもが一癖ある性能のため、上級者向けのテクニカルなキャラ。
- 使いこなせば多種多彩なキャンセルから大ダメージを叩き込む事が出来る他、計7ゲージを注ぎ込む事で「無限の剣製」モードを発動出来るなど、浪漫溢れるキャラでもある。キャラランクは中堅。
- Fate/Ace Royal
- 英霊カードの一枚として、「エミヤ」名義で登場。手札を捨てるたびにダウン状態のカードを復帰させられる【家事】スキルが非常に優秀(ちなみにこのスキルは彼しか持っていない)。状況に使い分けて攻撃力・防御力の強化を行えるのでバランスがいい。また【先制】を得る事で強化されるので原作通り「アーチャー」のクラスも良いのだが、家事スキルの性質上「キャスター」のクラスとの相性もいい。
- 欠点は素の防御力が非常に低い事と決定的な火力がない事。それでも使いやすい能力とコスト分配のバランスが良いので、かなり優秀な部類に入る。
- 衛宮さんちの今日のごはん
- 基本的には衛宮士郎が料理担当なので出番は無いが、番外編では料理の腕を振るう事が多い。
- なお、アニメ版においては7話と11話に登場しており、11話におけるごはん係は彼となった。11話で作ったオムライスの調理動画が別途作られ、やたらいい声でナレーションも担当する。
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。弓を用いて戦う。双剣は置いてきたらしい。
その他
- TMitter2015
- 芸能事務所「インペリアルローマ・プロダクション」の庶務(トラブルバスター)兼謎のヒーロー「チーフレッド」としても登場。
- 脱税および横領で告発された凛の逃走を手引きするも、凛逮捕のニュースが流れるとあっさり見限りパトロールに戻った。
- ちびちゅき!
- 弓道部所属。もしくは食事当番で、士郎と共にエミヤ食堂を開いている。性格と人間関係は『stay night』と『EXTRA』を統合したものとなっている。
- その為か、『stay night』のマスターである凛と『EXTRA』のマスターである白野(女)が同時に出くわした時は気まずい思いをしていたそうな。
人間関係
Fate/stay night
- 遠坂凛
- 召喚者でありマスター。そして天敵。
- 相棒として凛の実力や性格を気に入っており、小言こそ言うが強い信頼関係で結ばれている。
- 衛宮士郎
- 過去の自分。お互い嫌い合っているために顔を合わせば皮肉や嫌味を口にする一方で、適切なアドバイスを送ることも。
- 藤村大河
- 大切な存在。彼女が危機に陥った際、真っ先に心配していたという。
- セイバー
- かつてのパートナー。彼なりに思う所があるのか皮肉混じりに助言を言う時がある。
- 彼女と出会った時の光景は忘れえぬ記憶のようで、その姿ならばたとえ地獄に落ちようとも鮮明に思い返すことができるだろう、と語っている。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- 天敵。ある場面では彼女にひどく申し訳無さそうな顔をしていたという。
- ランサー
- 犬猿の仲。アーチャーにとっては生前殺された経験から苦手意識のある相手。
- …とはいうものの、価値観や考えが相容入れない点もあり、冬木の聖杯戦争の因縁を抜きにしても根本的に相性が悪いとも言える。
- 上記の因縁により、守護者になって以降も何度か顔を合わせるため腐れ縁や好敵手になっている。
- ギルガメッシュ
- ギルガメッシュの天敵であると共に魔術が気に入らないことから、『贋作屋(フェイカー)』と蔑まれている。
- しかし歪んだものであっても理想を追い続け、ついには英霊に達したアーチャーの有り様にはギルガメッシュも一定の評価を下している。
Fate/EXTRA CCC
- 無銘
- 平行世界に存在する、「もう一人の自分」。
- 時空の歪みの中で遭遇し、かつて未熟な頃の自分とそうしたように再び自分自身との戦いを繰り広げるが、主人公と契約しているアーチャーに軍配は上がった。
- なお、stay night系列の世界線とEXTRAシリーズの世界線は衛宮士郎が生まれる前に分岐しているが、どちらの世界線においても「衛宮士郎という人物が生まれ」「固有結界”無限の剣製”を有する魔術師となり」「最終的に超常の存在と契約し英霊となる」といった大まかな事柄に関しては差異がなかったようだが、細かい部分の経緯などは大分違うらしく(例として英霊となる契約を結ぶ相手が違う等)結果として「ほぼ同一存在だが同一人物ではない」などという非常に解りにくい解説が成されるような関係性となっている。
Fate/Grand Order
- Fate/stay nightのキャラ全般
- 生前の知人のそっくりさんが続々と参戦している他、第五次聖杯戦争の関係者との絡みも多い。
- イシュタル
- 波長の合う憑依元がかつての天敵の彼女という縁。
- まさか女神に取り憑かれるとは、ということで呆れているが、災難体質と波長が合っていることにそれなりに納得している様な反応を示している。
- なお、あちらからは「カッコつけるのも大概にしろ」とまるで二重の意を込めたようなコメントを下されている。
- ジャガーマン
- 自身のオリジンと、相手の中の人が生前の知り合いという、意外に複雑な関係。
- マイルーム会話では「虎っぽいご婦人」と正体には気づいていない、もしくはその振りをしているような素振りをみせている。[注 8]
- 食堂の食材の減りが激しい原因と解っているもののどうにも対処しきれず頭を痛めている他、彼女の幕間において不良少年一号として連れまわされた際は、辟易しつつもどこか嬉しそうな反応を見せた。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (Grand Order)
- 自身のオリジンが生前に縁のあった少女の、並行世界における別人。
- 当初は直接声をかけられずに影から見守るに留めていたが、後々お菓子の作り方を教えるくらいには打ち解けた模様。
- 彼女に作ってあげた麻婆茄子が「お兄ちゃん」のそれと同じ味だったことから正体にも気づかれている。
- シトナイ
- 自身のオリジンが生前に縁のあった少女が素体になった疑似サーヴァント。
- 「神秘の国のONILAND!! ~鬼の王とカムイの黄金~」にて売店で働いていた彼に反応していた。
- パールヴァティー
- 自身のオリジンが生前に縁のあった少女が素体になった疑似サーヴァント。
- カルデアでも和食の作り方を教えている模様で、イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』では巴御前歓迎会のためにエミヤや俵藤太達と共に準備していた。
- 千子村正
- 自身のオリジンの疑似サーヴァント。
- FGOマテリアルで反応を見せており、それによると「………………むう。悪くない…………」。
- 村正の生き様はエミヤの対極ともいえる為、その姿を「(少しだけ)目に痛い」と称している。
- 美遊・エーデルフェルト (Grand Order)
- とある縁で知ったのか、「ほう、これが彼女か」と見守って笑っていたようである。結果、事案扱いされてしまうことに……
- エミヤ〔オルタ〕
- 自身のオルタ。だが、あちらと此方では生前経験した事柄も違う様子であり、そのためベースとなる存在が変転して誕生した他の多くのオルタ系サーヴァント達とは関係性が根本から異なる。
- いうなれば無銘に続く「三人目のエミヤ」かつ、上記のアサシンに続く「4人目の守護者」とでも言うべき立ち位置。
- あちらは「
向こうから も殺したくなるほどのおぞましい代物だろう」と分析して いるが、当の本人は彼の二丁拳銃を「オレも使いたかったなー!」と若い頃の一人称が表に出るほど非常に羨ましがっている……。なんでさ
- 主人公 (Grand Order)
- マスターではあるが、元は一般人である事や現在彼(彼女)が立ち置かれている有り様などがかつての自分を思い起こさせるのか、先輩かつ保護者としてあれこれ世話を焼いており、まさに主人公の"おかん"である―――が本人は否定している。
- 自身と同じく『女難の相』があると見抜き、彼(彼女)が振り回されている様を見て、女難仲間が増えたことに嬉しさを隠せないことも。
- マシュ・キリエライト
- サーヴァントとして聖杯戦争での経験が豊富なためか、主人公とおなじく「先輩」と呼んでリスペクトしている。また、投影とはいえ自分と同じく盾に関する宝具「熾天覆う七つの円環」の所持者である事も一つと思われる。
- ナイチンゲール
- キャラクエストにて、人属性の英霊として名前を挙げる。
- その苛烈な人生に自分と重ねて思う所があるのか、「女史」と尊称を付けて呼んでいる。
- アストライア
- 自身のオリジンが生前に縁のあった少女が素体になった疑似サーヴァント。
- 生前ある人物を称していた名前を呼ぶが依り代側の記憶が無い為どうしてこんな名前が浮かんだのか自身でもわからない模様。
- トーマス・エジソン
- 同じ近代以降の人間。改造が趣味ということもあり、宝具の改良をめぐって意気投合する。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- ろくでもない人物という認識であり、彼女からのエマージェンシーコールに対し、「呼んだのが彼女だと解っていたら来なかった」と辛辣。
- なお、カルデアにいる英霊の大半は彼と同じ認識のようである。
- ブーディカ
- 期間限定イベント『ネロ祭再び』で食堂担当として組んだ相手。
- どちらも料理上手であり、オカン体質という事で気はあっていた模様。
- カルデアのキッチンでもコンビを組んでいることが多い。
- タマモキャット
- ブーディカ同様、料理上手という点からタッグを組む事が多い相手。
- 漫画『Fate/Grand Order 英霊食聞録』1話では、ブーディカ・タマモキャット・エミヤの3人が「カルデアキッチン組」と表記されており、料理人として主人公にも頼りにされている。
- 坂田金時
- 同郷の英霊。子供っぽい面が強いからか、「坂田くん」と意外とフランクに呼ぶ関係。
- 清少納言
- 彼女に対して相当こっぴどく怒ったらしい。まあ、子供鯖と結託してキッチンを襲撃してお菓子を強奪なんてしたらそうなるのも無理はないが。
- 水着バージョンの彼女に至っては子供鯖と共にスプレーで壁に落書きして回るので怒りもさらに増えている模様。
- マンドリカルド
- 彼に依頼されて、デュランダル……のプラスチック風のオモチャを作ってあげた。投影すればもう少し本物に近い贋作も作れるはずなのだが、そこまで踏み込まなかったのは互いの矜持故か。
その他
- ラニ=Ⅷ
- ドラマCD『バタフライエフェクト』にて彼女のサーヴァントとなるが、下着を装備スロットごと抹消されるという悲惨な目に遭わされる。
- 衛宮士郎 (美遊世界)
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』にて登場するもうひとりの過去の自分。カードを通しての形で見た彼の心象風景を士郎は「誰かを救うたびに何かを失いついには伽藍洞になった」と評した。
- 最終決戦の時に彼の精神世界に現れた際には「破戒すべき全ての符」で契約が廃棄されて解放された彼に「子守はうんざりだ」「これ以上桜を泣かせるな」と追い抜くのではなく元来た道を出口へと駆けてゆくのを見送っていた。
- その後目覚めた彼と現実世界でも邂逅。自分と違って「本当」を始めて人の道へと帰っていった彼を皮肉りながらも喜んで消滅した。
- 美遊・エーデルフェルト
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』に登場する衛宮士郎の妹。
- 最終決戦で自分を召喚したマスターであり、「兄よりもよっぽど出来が良さそうだ」と皮肉っていた。
名台詞
Fate/stay night
- 「了解した。地獄に落ちろ、マスター」
- 召喚されてから初の命令に不満と了承の意を込めて。
- 考えなしに等しい無茶な令呪の行使で自身の行動や言動を慎めざるを得なくなり、加えて上記の命令内容が「召喚で荒れた屋敷内の掃除」ともなれば致し方なし。
- ちなみに翌朝には召喚の儀式が行われたのが噓のように綺麗な状態になっており、これには凛も呆然とした。
- 「それでは凛と。……ああ、この響きは実に君に似合っている」
- 彼女の名前を教えられ、好きなように呼ぶよう言われた際に「遠坂凛」とその名を噛みしめるように呟いた後の台詞。
- この言葉には狂おしいほどの親愛の情がこもっている。
Fateルート
- 「ああ。時間を稼ぐのはいいが───
別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」 - バーサーカーの足止めを命じた凛に返した言葉。各方面で「死亡フラグ」と言われる名台詞。
- 実際は、実現不可能と分かっていて凛を鼓舞する為に口にしたので、死亡フラグでも何でも無いのだが。
- 「衛宮士郎」
「───いいか。お前は戦う者ではなく、生み出す者にすぎん」
「余分な事など考えるな。お前に出来る事は一つだけだろう。ならば、その一つを極めてみろ」
「───忘れるな、イメージするものは常に最強の自分だ。外敵など要らぬ。お前にとって戦う相手とは、自身のイメージに他ならない」 - Fateルートで、士郎に向けた最後のアドバイス。この言葉を糧に士郎は『勝利すべき黄金の剣』を投影する。
- 「ご覧の通り、貴様が挑むのは無限の剣。剣戟の極地!恐れずしてかかってこい! 」
- アニメ版第14話より。すでに敗北が決定的となるも「無限の剣製」を発動させ、バーサーカーに告げる最後の反撃。
UBWルート
- 「────さらばだ。理想を抱いて溺死しろ」
- 柳洞寺にて衛宮士郎殺害を決めたとき。
- かつて自らが選んだ理想の途轍もない「重さ」を知るが故の一言とも言える。
- 「いつか言っていたな、セイバー。オレには英霊としての誇りがないのか、と」
「───当然だよ。オレに残ったのは、馬鹿げた後悔だけだった」
「オレはね、セイバー───英雄になど、ならなければよかったんだ」 - テレビアニメ第2作より。かつて共に戦い、正義の味方を目指すと語った英雄に対して投げかける、否定と悔悟の言葉。
- この台詞と全てに達観したような酷薄な笑みにセイバーは変わり果てたかつてのマスターの面影を見出し、激しく動揺する。
- 「どいているがいい、騎士王。マスターがいない身で無茶をすればすぐに消えるぞ」
「───もはや、衛宮士郎にマスターとしての資格はない。肩入れしたところで、君の望みには届かない」 - アーチャーの正体を悟り、動揺するセイバーに対する追い打ちの一言。
- この時点でセイバーは一度も宝具の真名解放はおろか風王結界を解いてすらおらず、本来ならその素性を知る術はない筈だった。真名を看破されたばかりか聖杯に掛ける望みまで知っている事を仄めかされ、疑念が疑いようのない確信に変わった瞬間である。
- 「オレは人間の後始末などまっぴらだ。だが守護者となった以上、この輪から抜け出す術はない。
───そう、ただ一つの例外を除いて」 - 彼の動機が分かると同時に、かつての士郎から決定的に変わってしまった事が分かるセリフ。
- 「そうだ、誰かを助けたいという願いが綺麗だったから憧れた!」
「故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!」
「この身は誰かの為にならなければならないと、強迫観念につき動かされてきた。
それが苦痛だと思う事も、破綻していると気付く間もなく、ただ走り続けた!」
「だが所詮は偽物だ。そんな偽善では何も救えない。
否、もとより、何を救うべきかも定まらない───!」
「───その理想は破綻している。自分より他人が大切だという考え。誰もが幸福であってほしい願いなど空想のおとぎ話だ。そんな夢を抱いてしか生きられぬのであれば、抱いたまま溺死しろ。」 - かつての自分である士郎に、その行為を偽善だと責め立てる。
彼の後悔から来る怒りの言葉は、薄々そのことに気付いていた士郎の胸に容赦なく突き刺さる。 - テレビアニメ第2作では最期の台詞の前に以下の台詞が追加されている。
- 「見ろ!その結果がこれだ!始めから救う術を知らず、救うものを持たず、醜悪な正義の体現者がお前のなれの果てと知れ!」
- かつての切嗣にすら救いたいと願って救えなかった人が、救いたいと願いながら切り捨てた人がいた。だが、士郎には明確に救いたい一人すらいない。ただ、闇雲に助けたいから助けるという破綻した理想。それ故にアーチャーはかつての自分のあり方がいかに歪で醜悪であったのかを知っている。
- 奇しくも「誰かのためにあらねばならない」というそのあり方は、かつて征服王が否定した「人のための王という偶像」にも通ずるものであり───何より、かつては同じ理想を抱きながら今眼前で凄絶な怒りと共にそれを否定する、あまりにも変わり果てたかつてのマスターの姿は彼女の心にも少なからぬ衝撃を与えていた。
- (酷い話だ…。古い鏡を見せられている。───こういう男が居たのだったな。)
- テレビアニメ版UBW21話より。士郎との決着の瞬間における心の声。
そして彼は答えを得る。「自分が偽物でも掲げた理想が正しいならその人生は間違いなどではない」と迫る士郎の姿に、かつては同じであった自分の鏡像を見せられて。
- 「私を頼む。知っての通り頼りないヤツだからな。───君が、支えてやってくれ。」
「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくから。」 - 彼がかつての自分を彼女に託した瞬間。昔の彼を思わせる穏やかな笑みを浮かばせながら、静かに消えていった。
- この凛との別れ際のやり取りはFate屈指の名シーンとして名高い。特に原作でのシーンは地の文やBGM、声優陣の演技も相まって多くのプレイヤーの涙腺を崩壊させた。
- 「それでも───俺は、間違えてなどいなかった───」
- たとえ、その先に続く物が無くとも。何一つとして報われる事が無くとも。それは彼が得た、たった一つの『答え』。
HFルート
- 「――――ここまでか。達者でな、遠坂」
- HFルートにて、黒い影の攻撃から凛を庇って致命傷を負い、消滅間際に残した最期の台詞。
- このルートでは直接彼の正体が示される事はないが、気絶した凛の髪を愛おしげに梳きながら別離を告げるその声音は若き日の彼を思わせるものだった。
- “────ついて来れるか”
- イリヤと共に生き残るため左腕の封印を解いたが逆に左腕に食い潰されそうになった士郎の前に現れた幻影の一言。
- 信じるように、蔑むようにかつての自分がしなかった選択をした自分をその背中は待っていた。
Fate/hollow ataraxia
- 「フ、イナダ十六匹目フィッシュ。よい漁港だ、面白いように魚が釣れる。
ところで後ろの男、今日それで何フィッシュ目だ?」 - 「はっはっは、まだサバが八匹だけか。
時代遅れのフィッシングスタイルではそんなところだろうよ、と、十七匹目フィィィイッシュ!」 - ランサー相手にムキになるアーチャー。この後ギルガメッシュまで現れてさらにカオスなことに。
- 「ふ。腕のなさを他人の所為にするとは落ちたなランサー。
近場の魚が逃げるのならリール釣りに切り替えればいいだろう。
もっとも、石器人であるおまえにリール釣りのなんたるかが理解できるとは思えないが、
おっとすまないね、十八匹目フィィィィイッシュ!」 - 「ヒャッホー」と歓声をあげるほど(リメイク版ではボイスまで付いた)楽しんでいた。リールは最新型でその他オプションも最先端の高級品。値段が一括で二十万三千円もするらしいが、アーチャーが使っているのは投影品。
- 余談だが、「バッタ物」は「品を仕入れた店が倒産などで売れなくなったため更に他の店に流れて投げ売り価格で売られる品」なのでそれ自体はメーカーの正規品。彼のように「投影で作った偽物」は正しくは「パチモノ」である。
- 「はっはっは。この分では夜明けを待たずして勝負がつくな!
軽い準備運動で始めたのだが様子を見るまでもない。
なあランサー、別にこの港の魚を釣りつくしても構わんのだろう?」 - かっこいい名台詞が迷台詞になる日が来ようとは、はたして誰が予想できただろうか。
- 「フ。相変わらずの物量作戦か。しかも金に糸目をつけぬ最新装備とはな。
……がっかりだ。道具に頼るとは見下げ果てたぞ英雄王……!」 - 自ら投影した高級品(バッタモン)に頼っていた男とは思えない言葉を吐く。
自分を完全に棚に上げたその台詞には、士郎でなくともこう思ってしまうだろう……お前が言うな。
- 「……それはあまり良くないな。 正義の味方という表現は控えた方がいい。
いいかな、強力な正義は、同時に強力な敵を生み出してしまう。
その果てにあるのは血みどろの消耗戦だ。何事も中立、中庸でなくては争いを生むだけだぞ。
いいかねお譲さんたち。物事にこだわるのはいいが、徹底するのはよろしくない」 - 木から降りられなくなった猫を助けたことで、氷室鐘、蒔寺楓、三枝由紀香の3人娘から大嫌いな「正義の味方」呼ばわりされてしまう。この後、元・同級生を相手にムキになって正義の味方を否定し続けるが、逆にいい人扱いされてしまうのであった。ちなみにセリフの通りアーチャーの属性は「中立・中庸」である。
- 「ああ、サーヴァントはマスターに従うもの。これでようやく───最後に。加減なしで、戦えるというものだ」
- 最終決戦にて再び凛と組み戦地に赴く。
- 「黒アーチャーに興味はないかね?」
- 『風雲イリヤ城』にて、キャラクター選択でアーチャー→桜の順に選ぶと発言。「何を期待してるんですか!?」と桜にツッコまれるも、確かに公式登場を期待していたファンも多かっただろう。桜→アーチャーの順に選んだ際の「ああ、守ってみせるさ」との落差である。
- 「みんなー、ご飯の時間だよー」
- 『風雲イリヤ城』にて、宝具発動時。降ってくるものはフォークやスプーンなので台詞としては正しい気もするが、イイ声で言われると非常にシュールである。
フェイト/タイガーころしあむ
- 「いや、だからこそ誇りだけは守らねば。
どのような趣味であれ、指摘された程度で逆上するのは同じ男としていただけないな!」 - 自分のルートで、鉄腕美人秘書さんを女々しい青年と呼び、女と言ってもその手の趣味扱いした。
胸に立派なもんが付いてるのに見えないのか……。
- 「ついでに、その誤った認識をたたき直す。
誰が家政婦か。それを言うなら執事(バトラー)と呼べ!」 - 同上。カレンに「嫌みな家政婦」と言われて。それでいいのか……?
- 「……む。そんな気はしていたんだが、どうにもこちらの方がてっとり早くてな。日頃のストレスからか、つい双剣にも力が入ってしまい───
───いや私は正しい聖杯は壊す。扇動された愚か者も一掃する。平和を乱す者には分け隔てなく鉄槌を下す!」 - 同上。騒動を静めるため各地で争う者を一掃するが、士郎から「手段と目的がこんがらなってないか?」と指摘される。もはやただのストレス発散になっている。
- 「藤ねえ…」
- 同上。虎聖杯を目前に藤ねえと対峙し、倒れざまに彼女から「強く…なったね…士…ろ……」と生前の名で呼ばれて。
他にも彼が唯一「あなた」という呼称を用いるなど、今なお藤ねえの事を大切に思っている事は随所に示されているつーか本編でやれ。
- 「安心してくれ無辜の民、善良なる人々よ!冬木市の平和は、頼まれなくても私が守る!」
- 同上。やりすぎたかと思いもしたが、救急車も呼んだ。正義にやり過ぎて損は無い!と開き直った。それで良いのだろうか、正義の味方…
- 「バッ……こら凛、挑発するな!あれはな、きっとなにか……深い考えがあるんだ!とにかく無視しろ!」
- キャスタールート。キャスターの制服姿を見て笑う凛を止めようと発した言葉が誰かさんと似通っていた。
Fate/Grand Order
戦闘
- 「魔力を回せ!決めに行くぞ、マスター!」
「I am the bone of my sword.───So as I pray, unlimited blade works!!」 - 宝具発動。無限に剣を内包した心象風景を具現化し、無数の剣を雨あられと敵に撃ちこむ。
- さすがに演出時間の問題があるので、詠唱は省略されている。
マイルーム
- 「新米マスター……いや、新米魔術師か。気持ちは分かるよ。無力な自分をもどかしく思うだろうが、今はじっくり進むことだ」
「サーヴァントがどんな生活を送っているかだって……? そうだな。召喚されてからは、君達とそう変わらない。サーヴァントごとに個体差はあるが、食事や睡眠を楽しみにする者もいる。──私? 私は……まぁ、食事は楽しんでいるよ。主に作る側で、だが」
「調子がいいじゃないか。少しは自信が持ててきたんじゃないか? 結構。その意気だ。オレも及ばずながら手を貸そう」
「ん? たまに一人称が変わるのはなんでかだって? あぁ、そ、そうか、無意識にこぼれてしまうようだな……気を抜くと地が出るというか……『オレ』という呼称は若い頃の癖みたいなものなんだ」 - マイルーム会話「絆レベル1~4」。皮肉屋な面の強かった原典と比べると非常に当たりが柔らかい。魔術師として、元マスターとして、そしてサーヴァントとして。様々な立場から主人公に接する彼は頼りになる先達であることだろう。
- 「この戦いもじき終わるかと思うと、いささか寂しいな。英霊として多くの戦場を経験したが、この戦いは特別だ。人類を救うなんて大きすぎる話だが、君が戦う以上……オレも負けてはいられない」
- マイルーム会話「絆レベル5」。正義の味方に成りたかった彼にとって、人類史を救うための戦いというのは夢のような状況なのだろう。
- 「信じられん……。以前から災難体質だと思っていたが……まさか、女神に取り憑かれるとは。
よほど波長が合っていたんだな……。素直じゃない系女性の原点というやつか」 - マイルーム会話「イシュタル」もとい女神召喚の依代になっちゃった元マスターに対して。
- 後述の台詞とは違い彼女の置かれている状況を知った上での発言の模様だが………"災難体質"って人のこと言えるのだろうか。
- 「最近、厨房の食材の減りが早くてね。原因は分かっているのだが、どうにも私では対処できない。君の方から『おかわりは二杯まで』と、あの虎っぽいご婦人に、注意してくれないか?」
- マイルーム会話「ジャガーマン」もとい女神召喚の依代になっちゃった知り合いに対して。
- サーヴァントになっても相変わらずな所に頭を痛めているようだが、言い回しはどこか嬉しそうにも聞き取れる。
- 「数多の鉄を打ちながら、求めたものは──ただ一つの極限か。天下を二分した名工が、最後に行き着いたものが精神論とはね。俺には少し、目に痛い話だよ…」
- マイルーム会話「千子村正」より。祖国を代表する著名な刀匠と、自身とは真逆ともいえるその在り方を目の当たりにして。
- 因みに上記の台詞だが、(前後の文脈の流れ的に)本来であれば『目に痛い』ではなく『耳に痛い』とするのが正しい。
- 敢えて『目に痛い』としたのは、無論誤用ではなく─恐らくは、"剣製"において先達ともいえる英霊が、よりにもよってかつての自分自身を依代として現界した事によるものであろう。
- 「んん、しかし……こう改めて鏡を見ると……本当に童顔だな、俺。……っと、帰ってきたのかマスター。丁度いい。キャンプ場ならともかく、カルデアでこの服装というのは落ち着かない。霊衣を変えてもいいかね?マスター。うっかり知り合いと出会ったら、何を言われるかわからないからね」
- マイルーム会話「霊衣『サマー・カジュアル』について」
- 夏イベントでほんの少しだけ「素の自分」に戻ったエミヤ。
- 当然知り合いとは言わずもがな……
幕間の物語
- 「アーチャーは文字通り弓を主武装にする英霊だ」
- 幕間の物語「マスターの資格」より。突然始めた主人公へのレクチャーの一節。いや、まったくもってその通りなのだが……お前が言うのか。話している本人は弓を持った立ち絵で映っているのに戦闘では一切使っていなかった(アップデート前)という有様である。
- 『Grand Order』の弓兵達はきちんと弓を使って戦う面子のほうが割合多いが、投石&普段は杖とか電撃といったケースもやっぱりある。
- 「こんなところでも女難の相……だと……!?
ええい、何か作為的なものを感じるなぁ!」 - 同上。相変わらずの女難の相なのだが、今回の場面はゴリラの如きウーマン、略してゴリウー(アマゾネス)の大軍が押し寄せるなど大概なもの。それもドクターによる意図的な犯行なので今回ばかりは彼のせいではない。
- 「マスターを成長させ、己の評価も高める。それが歴戦のサーヴァントというものだよ」
- 同上。本作におけるエミヤは数々の聖杯戦争を戦い抜いたべテランであり、一般人出身で巻き込まれた未熟なマスターである主人公に対してなにかと世話を焼く。
- そして、「何故これほどまでに親身になってくれるのか」とマシュに問われての返答がコレ。だがしかし、サーヴァントの特性やマスターの心構えを説くだけならまだしも、健康状態や生活リズムまで気にかけてくる姿は紛うことなきおかん属性である。
- 「頼むぞ[マスターの名前]。かつてのオレでは果たせなかった大英雄越えを、おまえの手で果たさせてくれ」
- 幕間の物語「無限の剣製」より。「半人前卒業」を認めたマスターへの協力要請。
- このセリフの直前に宝具を封印した状態でシャドウ・バーサーカーを倒した彼は、次なる目標としてかつては倒すことが出来なかった、シャドウではない本物のバーサーカーを越えることを掲げる。
- なお、女性の場合だと「おまえ」が「君」になる。
- 「実を言えば。かつては生前の……ある人間の在り方に責務のような確執を抱いたこともある。」
- 「だが今となっては、そんな未練など抑止力の私にとっては意味のないものだと思っている。」
- 「恐らく、それで何が変わるわけでもない。今の私の在り方が変わる事がないように。」
- 「生前の諍いも、確執も、それは生きていた者たちだけのものだ。」
- 「どうあれ人類史の礎になったものに、これを殺す術も、救う術もない。」
- 「何の拍子にそんな達観を得たのかは、あいにく憶えていないのだが……」
- 幕間の物語「午後はカルデアおもいッきり虞美人」より。虞美人がエミヤに対して、生前に因縁のあった人間と付き合ったことはあるかと、相談を持ちかけてきた際の台詞。
- 言うまでもなく、『stay night』UBWルートにおける体験談である。たとえ今いる場所とは違ったとしても、どこかの世界・どこかの時間で得た「答え」は、彼の胸にしかと刻まれていた。
- なお、本当に覚えていないのかどうかは、直前に「ドッキリのカメラが仕掛けられているのではないか」と警戒するなど、他ならぬエミヤがこの質問をされる意味を理解しているような言動を取っているあたり、疑問が残る。
イベント
- 「その弓いつ使うんですかだと? それが今だ、フィィィッッシュ!!」
- 『ぐだぐだ本能寺』にて。本人的にもやっぱり気にしていたらしい。なお、本当に珍しい「弓兵として」エミヤが活躍するシーンである。
- さらに言うなら「相手をまんまと釣り野伏にハメた瞬間」なので、いつものアングラーネタも状況にマッチしている。
- なお後述するが、後に通常戦闘でも弓を用いるモーションが追加されたため今では過去のネタである……と、思っていたら後に登場した霊衣で思いっきり使われることになった。
- 「─────(曖昧な表情で沈黙している)」
- 『ほぼ週間 サンタオルタさん』にて。ロビンフッドにサンタオルタのことを知ってるのかと振られて。
- 黒化し、かつミニスカサンタになった騎士王など本当に知っていると言っていいかも分からないし、どういう顔で迎えればいいかも分からない。
- 「げぇ、ランサー!?」
- 同上。サンタオルタにボコられた上に、相性の悪いランサークラスにして壊滅的な音痴のアイドル、エリちゃんが送り込まれて。
- もはや泣き面に蜂というレベルではなく、彼女が歌いだすや否や☆3の同業者二人共々カトンボのように落ちていった。
- 「マスター、おまえにチョコを贈ろうとしているのはただの人間ではない」
「そう───サーヴァント。過去の英雄たちなんだぞ?
常人と比べて、あらゆる点がブッチギリの連中だ。
能力、精神、スキル、そして暴走力、すべてにおいて無駄に超一流だ」
「そんな彼女たちがチョコを作って贈る、それだけで済むはずがあるまい」
「断言しよう。お前は酷い目に遭う、と。ほぼ間違いなく、14行きになると!」
「地雷原へのこのこ呑気に出かけていく主を止めるのは、サーヴァントとして当然────
いや、人の心を持つ友人として当然のこと。私には分かるんだ。だって女難の相持ってるしネ!」 - 『チョコレートレディの空騒ぎ』にて。チョコサーヴァントを匿った罪を主人公に問われて説いた、カルデアでバレンタインというイベントを行うことへの危惧。
- シェイクスピアが称するように「過保護サーヴァント」であるが、生前似たような事象を経験済みと思えばこの心配もやむなしか……?
- なお、「14行き」というワードに疑問符を浮かべるマスターも多かった様子だが、これは『ドラゴン・ファンタジー』(新版では『グレイルクエスト』)と呼ばれるゲームブックシリーズにおいて、死亡時に飛ばされる文章番号がどの巻でも14番で固定されているネタをバレンタインデー(2/14)と掛けたジョークである。因みに、「14行き」自体は既出のネタである。
- 「もらえない人間の悲哀は、オレ……私もそれなりによく理解しているのでね……
あまった材料で作ったチョコだが、それでもないよりはマシだろうと……」
「そうか、喜んでもらえるのなら嬉しいが……それこそ余計な世話、だったか……フッ」 - 同上。マスターを止めるべくディルムッドと共に実力行使を仕掛けるも敗退した後、シェイクスピアに保護者枠でチョコを渡すつもりだったことを看破されて。
- 話を聞く限りでは生前は女子に恵まれなかった様子に聞こえるが、若い頃の周囲の環境を考えれば一度もチョコを貰えなかったとは考えにくいのだが………。
- なお、後者の台詞はエミヤからのチョコを喜ぶ選択肢を返した場合のみ見れる。
- 「ゆくぞ! 私はたくさん武器を出したりするが、」
「一つの武器を極めたサーヴァントにはあまり決め手にならないぞ!」 - 『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』の本編後の追加イベントにて。帝都七本鎗として沖田総司〔オルタ〕の敵となっているのだが……。
- 守護者の先輩としての後輩への優しさか。もしくはライダー同様早く退場したいが為かなぜか自分の苦手分野を公言しながら勝負を挑んでくる。
- おそらく元ネタは「ソードマスターヤマト」。
- 「ええい、恥を知るがいい、恥を!二丁拳銃なぞ、おのれ──そんなもの、誰が使っても格好いいに決まってる……!クソ、オレも使いたかったなー!」
- 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』で自身のオルタについて聞かれた際の台詞。
- あちらのエミヤの殺伐かつ悲壮な意見とは真逆の、それもまるで駄々っ子のような感想に全プレイヤーが
ずっこけくずおれた。
- 「見ろ―――
昭和 だ。」 - 『サーヴァント・サマー・キャンプ!』にて。廃屋を調査していた際に見つけた元号。
- エミヤおよび元となった士郎の『Fate/stay night』の発売は2004年。当時高校生の彼は現実に合わせれば昭和末期の生まれであり、昭和から平成初期の時代背景の中で育っていると思われる。
- そのためかエミヤにとっても懐かしさを感じるようで、その感慨が込められているのだが……。
- 現代っ子がそのままサーヴァントになったイリヤ(魔法少女)の「すっっっごい古い」「社会の教科書で見たことしかない」という、昭和についての感想に、ジェネレーションギャップを感じたのか、寂しそうにショックを受けることとなった。
- 「ビデオデッキの現物を知っている者が、この中ではオレくらいしかいないだろう?」
「……うん、その目は止めるんだ。人によってはショック死しかねないから。」 - 同上の昭和ネタ。現代っ子のイリヤに「びでおでっき……?」と素朴な疑問を返されて。エミヤにとっては『メジャーな記録媒体』と言い切っただけに、「そんなのがあったんだ」程度の反応は、メンタルにダメージを負う結果となった。
- 「―――む。それは確かに。昭和なんて最近だし。」
「最近だし。」 - 昭和ネタの続き。重ねての強調。散々イリヤにメンタルを削られたために、少しやけくそ気味であり、イリヤも「なんかすみません!」と平謝りすることとなった。
- 『Fate/stay night』を発売当時にやっていたユーザーも、エミヤと共に苦笑いしたかもしれない。
- 「やはり君には女難の相があるな。」
「オレにはわかるよ。」 - 同上。主人公について。どこか嬉しそうで、同イベント内で何度か主人公の女難ネタに微笑むシーンがあり、仲間ができたことを喜んでいる。
- 「着地を任せられるのは、やはりサーヴァントの本懐か、と思ってね。」
- マスターを抱きかかえて着地するアビゲイルを見ていた際、蘭陵王から「なぜ誇らしげに笑っているのか」と問われた際の返答。
- 多くは語らず。しかしあるマスターへの想いが詰まった言葉。
- 「
君子 危うきに近寄らず。バッドエンドフラグに触れるべからず。」 - 同上イベント、目が据わっている水着英霊を見てからの捨て台詞。
- 型月主人公の非常に高いバッドエンド突入率および女難を、知りに知り尽くした彼だからこその察知&逃亡。
- しかし、現主人公によって逃亡は防がれることとなった。同じ女難タイプ、死なば諸共である。
- 「フッ。
今だけは真名もクラスも棚上げし、こう名乗らせてもらおう。
我がクラスはアングラーだと……!」 - 同上。『hollow』から数える事十数年。オリジナルの危惧通り、とうとうアングラーになってしまった赤い人。本人が同居していないのがせめてもの幸いというべきだろうか……。
- 「クルーザーに乗ってカジキ釣りをしたことはあったが、こんな陸地で鮫と対決するとはねぇ……!」
- 同上。実は案外人生エンジョイしてたんじゃないかこの守護者。
FGO material
- 「ついに狂ったか……!」
- 『FGO material』での因縁キャラにおけるイシュタルへのコメント。彼が自称月の女王を目にした時にこぼれた言葉と全く同じである。
- イシュタルはギルガメッシュに恋しエルキドゥの死の遠因となった女神で、彼自身とは縁もゆかりも無い存在のはずだった…が、後に彼女がサーヴァントとして実装された際にかつてのマスターが召喚の依代となっていたことが発覚。
- 要するにこれは「女神」ではなく「あかいあくま」に対するコメントだったようだ。………依代に意識が残っていたら致命的な報復間違いなしの失言であろう。
- 「………………むう。悪くない…………」
- 『FGO material』での因縁キャラ欄より、千子村正へのコメント。
- 千子村正は妖刀で有名な「村正」の製作者であるが、イシュタル同様彼とは特に関連性のない存在……のはずであったが、よりによってかつての自分を依代として召喚された疑似サーヴァントであった。
- 依代と憑依元それぞれに思う所があるのか、結局曖昧なコメントしか残せなかった様子。
カーニバル・ファンタズム
- 「凛。君は一つ思い違いをしている。ブルーレイレコーダーは録画するのにディスクを入れる必要がないんだ。データを録画するのは中にあるハードディスク。そこからブルーレイにデータを落とすんだ。衛宮士郎も言っていただろう?録画ボタンを押すだけでいうぉわあああああ!!!」
- 士郎に頼まれた番組の録画を機械音痴の凛に出来るはずもなく、パニックを起こした彼女に説明をする。流石は現代日本人である。しかし、逆ギレした彼女によってぶっ飛ばされてしまった。最もアーチャーは彼女の機械音痴を承知で当初は傍観に徹し、彼女が四苦八苦し発狂するのをイイ笑顔で見ていたのである意味自業自得である…………と言いたいところだが、最初にアーチャーが手伝いを申し出たのを凛が突っぱねているのでお互い様でもある。
- なお、録画ボタンを押すだけで良いと言われたのでその通りにした結果は……。
- 「女性マスターはどこも一筋縄ではいかないようだ」
- カーニバル・ファンタズムより。アーネンエルベでセブンと相席になり、苦労する女性マスターを持つもの同士意気投合するが、その直後二人に待っていたのは惨劇だった。
その他
- 「ふん、まあいい。キャスター、まかせておけ。何ならその料理、私一人が正解を出してしまっても構わんのだろう?」
- hollowドラマCD『あるいは怪物という名の食卓』より。ランサー、ギルガメッシュとの料理勝負前。またもや自分の名台詞をこんなところで使う。そしてこれが死亡フラグであることを彼は知らない。
- 「調理実習三年間無敗記録。世界に旅立ってからは世界中の一流ホテルのシェフとメル友になること百余名。貴様に真の食の頂というものを見せてやろう!」
- 同上。料理審査前。調理実習無敗記録はまだわかるが、まさか生前に百人以上のホテルシェフとメル友になっていたとは誰が予想しただろうか。
- ……というかお前、いったい何のために世界を巡っていたんだ。料理修業か。
- 「ぬぅおおおおおお!! なんだ…なんということだ!!
正解を出してもその正解を周囲の誰も知らないから、判定無効だとォ!?」 - 同上。キャスターが提示した葛木の好物と思われる料理は「黒い、水棲モンスターの名を冠する料理」。
葛木が日本人であることから「かっぱ巻き」を作るも(おそらく正解)、寿司について中途半端な知識しかない海外サーヴァント達からは全否定されてしまう。 - あげくの果てに貧相な料理と散々バカにされる始末。お前は今泣いていい。
- 「何をしている衛宮士郎!何故もっと基礎から攻めない!?
何事も土台からだと言ってるじゃないか!見栄ばっかり張って…ほんとガキだなぁ!」 - 同上。衛宮邸に居候しているライダーなら寿司を知っているのではないかと一縷の希望を託すも、ライダーが食べた巻き寿司は豪華な海鮮物で彩られたものだった。やり場のない不満はその場にいない士郎に向けられる。
- 「法で裁けぬ悪を裁くのがオレの責務だ。今夜も自堕落な偏執者たちをモリモリ社会復帰させるぞ。」
- Tmitter2015より、深夜に冬木の街をパトロールする謎のヒーロー・チーフレッドとしてつぶやく。
……なんというか、正義の味方を盛大にはき違えているように思えるのは気のせいか。
メモ
- Fate男性キャラで一番人気。人気投票は第1回、第2回ともにセイバー、凛に続く第3位。TYPE-MOON作品全体を通しても、男性キャラの中で最高の人気を誇る。TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では両儀式、セイバーに次いで3位。
- 専用BGMの「エミヤ」もファンの間で処刑用BGMと呼ばれるほど高い人気を誇り、『stay night』の他に『hollow ataraxia』、『unlimited codes』、『EXTRA』、『EXTRA CCC』、『stay night』TV版及び劇場版、『Zero』サウンドドラマ版、『プリズマ☆イリヤ』アニメ版で使用されるなど、TYPE-MOON作品のBGMで最も使用頻度とアレンジが多い。近年ではアーチャーそのもの以外のキャラに向けたアレンジが増えているため、実質的に「衛宮家専用BGM」と化しつつある。
- ただしこのBGMは「衛宮士郎にとっての勝利BGM」であると同時に「アーチャー:エミヤにとっての敗北BGM」である……と言うのも有名な話。プレイヤーキャラとして扱える『EXTRA』『unlimited codes』『Grand Order』以外では、このBGMがかかった戦闘でアーチャーが勝利した事は一度もない。『EXTRA』では普通に勝ち場面でも流れるが、あちらは「真名も曲名も違うので死亡フラグを回避出来た」と専らの評判だった。
- 「背中で語るキャラ」という事で、本編では純粋に背面のみという普通あり得ない立ち絵が2種類もある。
- 象徴ともいうべき赤い外套「赤原礼装」はある聖人の聖骸布。外界に対する一級の概念武装でもある。尚、聖骸布の入手先だが、奈須氏によると「とあるカレー好きのシスターから受け取った……としたら、ロマンがあるな~」との事[出 6]。
- 原作者曰く、エミヤが凛ルートで得た『答え』とは、その時だけのもの。次に呼び出された時には忘れ去っているものである。
- このことから分かるように、基本どのルートを通ろうとエミヤの人格は不変でありUBWルートを通ったエミヤだから救われている状態といったことはない。
- ただし、『GrandOrder』では明らかにUBWルートの記憶を保持している描写があるため、正確なところは不明。モードレッドのように生前の後悔を完全に払拭したからか、はたまた毎度おなじみ原作者の設定変更か……
- 生前の彼は20代後半から30代前半の時に守護者として世界と契約した[出 6]。
- データ状のステータスは低い方であるが、それを補うほどの芸達者。状況次第ではセイバーを破るほどの剣技や狙撃、宝具の一斉掃射、英霊の武技模倣、多彩な宝具・改造宝具の使用が可能など、遠・中・近距離戦や援護全てに対応できる。
突出した能力や武装こそ無いものの、運用次第で十分聖杯戦争を勝ち抜ける強力で汎用性の高いサーヴァントである。- 特に『hollow』にて弓矢での狙撃に徹していた際はバーサーカー、ギルガメッシュ以外の全てのサーヴァントを撃退したとされている。
- 作中から、「自分の生死は度外視で、無欲な凛もしくは士郎を最終的な勝者にする」「たとえ敵でも身内(凛、イリヤなど)は直接傷つけない」「士郎殺しの必殺の機会まで戦法や言動などでエミヤシロウとは悟らせない」などといった、行動に自主的な縛りが見える。
聖杯戦争においてこれらをクリアして勝利するのは非常にシビアであり、更に彼が唯一目的を達成できる第五次聖杯戦争が最もハンデを背負う聖杯戦争であるという皮肉な状況となっている。更に、上述されているがそれらの悪条件に加えて未来の英霊なので知名度の恩恵を全く受けられず必然的に戦力が最低レベルに劣化している。凛というかなり優秀なマスターを引き当てているため、セイバー、ランサー、慎二時のライダーのようなマスターによる劣化はないが、作中ではマスター不在か上記の縛りがある状態でしか戦っておらず、『hollow』では最後の方になってようやく本気を出せるといっていたがその本気が描写されることはなかった。 - 彼が『hollow』で投影し使用した「赤原猟犬」には、「標的を襲い続ける」などと言う伝承は存在しない(そもそも剣であり、矢として使う事など想定されていないので当たり前だが)。ファンの間では、「それを使って失敗する事がなかった」と言う伝承の拡大解釈であると言うのが通説。
- 後に「赤原猟犬」の本来の使い手のベオウルフがFGOに登場した際、この剣の効果は敵を追跡しただ振り回すだけで最適解の斬撃を打ち込むものだと説明された。
- 彼の能力として「担い手の武技模倣」があるが、干将・莫耶の剣技に関しては自身の鍛錬で鍛え上げたものである。セイバーが「真摯な修業による、邪念がなく素晴らしい剣技」と太鼓判を押すほど。他、第五次のランサー・バーサーカーといった超一流の英霊たちにもその剣技は認められている。
- 使用出来る魔術は基礎の基礎である魔力感知、魔術抵抗は可能。得意魔術は投影と強化魔術で構造把握から派生する解錠と修復なども可能との事。
しかし、自然干渉系の魔術はからきしだという。 - 士郎の体内にあった「全て遠き理想郷」は長い放浪生活の中で意味を失い、肉体から抜け落ちるように星の内海へと還っている。また、大聖杯解体後は「全て遠き理想郷」のイメージも消えたとされており、投影も不可能になっていると思われる。
- 彼の「鶴翼三連」の全容が描かれたのはアニメ版オリジナルのバーサーカー戦が初。この回は原作で描かれなかった部分の補足回として評判が高いが、彼が行った「カッコイイポーズ」や過剰なオーバーアクションのせいでネタ扱いもされている。
奈須きのこは「アニメ版のアーチャーは飛んだり跳ねたりしたが、本来のこれは三つの『×』の重ね当て」と補足しているが、後続作品では大体無視されアニメ版の影響が強い(型月作品ではよくある事だが)。ちなみに、この時点ではオーバー・エッジ形態の干将莫邪を「スーパー干将・莫耶」と呼称していた。- 『EXTRA』の無銘が使う「鶴翼三連」は、モーションの途中までは士郎が使ったものとほぼ同様なのだが、剣を投げつけた後はアニメ版同様に飛び跳ねてしまう。同シリーズ後発作品の『EXTELLA』では逆に吹っ切れたのかカッコイイポーズそのものと言えるアクションが登場した。なお、これは空中で通常攻撃□→途中で強攻撃△で拝むことができる。
- ちなみに、士郎のものと同じ「(普通の)鶴翼三連」をアーチャーが使用する作品は『Fate/unlimited code』及び『Fate/Grand Order』の二者。
- ヒロインの1人である間桐桜との絡みは少ない。しかし凛、イリヤと共に天敵に挙げられているので、彼女もまた大切な存在なのだと思われる。
- 『CCC』で平行世界の同一人物であるアーチャーも彼女を大切に想っており、その桜の面影を最も強く残すBBと敵対することに苦悩していた。
- 本来、冬木の聖杯戦争では東洋圏の英霊は召喚されないが、元が日本人であるエミヤは何故か呼び出されている。この理由について公式には示されていないが、エミヤは日本人ではあるが活動圏が日本に限らず海外でも活動していたため東洋英霊カテゴリではない、近代の日本人だから呼べた、といった説がある。現在では後発作品において出身はアジア圏でありながら扱いとしては西洋圏の英霊が数人現れており、活動圏の問題だったという見方が主流の模様。
- UBWルートにおいて、ギルガメッシュに霊核を半分ほど吹き飛ばされつつも生き残れたのは、他のサーヴァントとは違い「凛を勝利者にする」という今生でやるべきことがある使命感からくる意志力によるもの。
- また、魔力はアインツベルンの森に住む獣の生き肝と各地に隠しておいた礼装を回収したことで補っているが、それでも弓での射撃を行える程度で白兵戦を行うほどの魔力はない。
- 彼の使用する黒い弓は彼にとって唯一オリジナルといえる武器。投影宝具を効果的に打ち出すため改良と調整を重ねたもので、青年期から愛用している。
- 彼が生前経験した第五次聖杯戦争は、「聖杯戦争開始時の条件がほぼ同じではあるものの、何かが欠けていた世界」において、セイバーの心を救えないまでもセイバーのことを理解し、共に聖杯を破壊して別れたといったもの。武内氏曰く「ゲーム版では作らなかったFateルートのグッドみたいなもの」「同じ物語を繰り返すというゲームならでは設定」らしい。
- Fateシリーズを通してもなかなかにマッシブな体格を持つが、パラメータの筋力はDと低い。
- これはエミヤという英霊の格やアーチャーのクラス補正、更には知名度補正を受けられない事も影響しているとは予想されるが、特段の武勇がない文化人や魔術師由来の英霊にも多数同ランクが存在するというのは寂しいものがある。(まあ一応知名度や逸話などで誇張されたりもするので仕方なくもあるが。)
- そのためしばしば見かけ倒しの筋肉とファンにいじられ見せ筋と呼ばれることがある。また、「筋力D」を代名詞として使っている場合は基本的にエミヤのことを指す。そして「見せ筋」や「筋力D」などとアーチャーを呼んだ者に「おっと、心は硝子だぞ」と返すのが一部ファンの間での定番のやり取りだったりするようだ。ちなみにこれの元となったのは当然UBWの詠唱からだが、この言い回しでネタにしたのは公式ではなく『Fate/stay night[UBW]コミックアラカルト~無限の章~』というコミックアラカルトに収録されている、スーイチ氏作の「バッティング三騎士」という話の1コマである。あまりにも有名になったためか何故かコンプティーク&コンプエースによく問い合わせが来ているらしい。[出 7]
- 後に『Grand Order』において平行次元における妹たちがサーヴァント扱いで参戦した……が、片割れのクロエにサーヴァントとしてのステータスでほぼ完全に並ばれ(魔力では勝っているが敏捷では負けている)、更にゲーム上のスキル性能を含めた攻撃力でも(当時の)総合性能でも負けているという点で「妹(幼女)より非力な兄」「劣化クロエ」と、その見せ筋度合いも含めて更にネタにされた。彼女の出自を考えればある程度しょうがなくはあるのだが、一応こっちが本家だというのに。
- なおオルタである別世界の自分は「C」とワンランクアップしているが、有様を見るに上がった代償が大きいというか何というか……。
- さらにまた別の可能性の自分も同様に筋力がワンランク向上している。こちらは特に変わるものもなくある意味汚名返上を果たしたと言えようか........。
- 大元は士郎なので
おかん属性主夫力は非常に高い。特に過保護度合い料理に関しては時折かなりのガチっぷりを見せる。- FGOではマイルーム会話等で厨房で料理を提供する側に回っている事が示唆されており、実際イベントでは度々食堂担当になっている。そのせいか、一部のサーヴァントから「厨房によくいるサーヴァント(赤い奴、赤い弓兵など)」「キッチンの守護者」といったイメージを持たれている。
- また、アンソロジーにおいてもほぼ同様である他に、FGOでのバレンタインイベントでは直接登場しなくとも、他のサーヴァントに対し主に料理関係で協力している話が聞けるなど、いずれも食堂のキッチンが定位置になりつつある。
- 『サーヴァント・サマーキャンプ!』ではそんな彼の側面がいろいろと見られるのだが、「朝食のご飯を炊き忘れる」という異常事態からプレイヤーからは偽物疑惑をかけられる展開[注 9]となってしまった。だが、ストーリーが進むと「粉から生地を作り、石窯を投影してピザを焼く」という凄まじく手の込んだことを始めるため偽物疑惑は払拭されたのであった。
- もはや本能のレベルで刻み込まれているのか、アストルフォ〔セイバー〕の幕間の物語『新月にて、浮かれ浮かれてなんやかんや』で理性の七割が吹っ飛んだ際には状況も無視してひたすらに料理を作り続けていたとか。
- 無銘は「辿った世界が別々のため、能力、容姿や大元の存在などは同一ながら別人」という扱いだったが、『Fate/Grand Order』においては特にどこか区別されているわけでもなく、事実上の統合がなされている。基本的にカルデア内では"エミヤ"名義だが、ネロや玉藻と一緒にいる時(『Fate/EXTRA』シリーズが関連するイベント)に限り"無銘"表記となる。一応容姿も通常のエミヤと違い第三再臨の姿が主に用いられているのだが、実際のところは……。ちなみに、前述するエミヤ〔オルタ〕の拳銃に嫉妬する台詞は此方の名義で吐いた台詞。
- 奈須きのこによると、最初のアニメにあたり声優を決める際に、「テニスの王子さま」に登場する跡部というキャラクターを見て武内が決めたと語っている。[出 8]
- 衛宮士郎と英霊エミヤ
- 士郎とエミヤは既に別の存在になっている。劇中で彼自身が語っているように、士郎を殺してもタイムパラドックスが引き起こされてエミヤの存在が消える可能性は極めて低い。それでもなお士郎を殺そうとしたのは、過去の自分を許せないが故の八つ当たりのようなものは本人の言。
- 士郎との共通点は眉毛の形、士郎のシャツとアーチャーの礼装のシルエット。それ以外は身長も髪も肌の色も(アニメ以後は声も)全く異なる。にもかかわらず殆どヒントが無いFateルートの時点で正体を見抜いたプレイヤーも存在したらしく、それを耳にした武内氏と奈須氏も驚いた[出 2]。
- なお、DEEN版のアニメ「Fate/stay night」での敗退時エピソードは特殊EDとなっており、アーチャーの消滅後に凛のペンダントが遺されるという形で正体が暗示されている。
- ちなみに作中のキャラでは、本編外ではあるものの大河とルヴィアが直感的に彼の正体に気付いているかのような描写がある。
- 肌と髪の色が変わったのは投影魔術の反動によるもの。士郎が「勝利すべき黄金の剣」を投影した際に、皮膚の一部が変色したのが伏線になっている。身長は鍛錬のたびに魔術回路を開き直す、という無茶をやめてから伸び始めたらしい。
- メタ的に述べると、エミヤは士郎と同一人物という設定が元々あったのでデザインは無国籍な和風というコンセプトにした。極力正体がわからないように、それでいて全然違う方向じゃない誤魔化し方をオーダーしたとのこと[出 2]。
- 上記にも書いてあるとおり、一人称は士郎と異なっているが、ある重要なシーンではこの限りではない。『Grand Order』でのマイルーム会話でもそれに触れられている。
- 士郎が和弓のスタイルであるのに対し、アーチャーのスタイルは洋弓である(矢を手の平側に番えるのが和弓、手の甲側に番えるのが洋弓)。
ただし、弓の引き方そのものはアーチャーも和弓式のままである(和弓は弓の弦を顔の後ろまで引くが、洋弓では顎までしか引かない)。さらに、アーチャーが使う弓は洋弓としては有り得ないほど大きい。 - 彼の詠唱は「トレース・オン」という言葉は士郎と同じである。だが、その後に続く詠唱は英霊エミヤとなった今でも必要となるかどうかは定かではない。
魔術そのものが特殊であることや、詠唱は魔術師として成長することで短縮可能であるため、英霊エミヤとなった今でならこの一文のみでよい可能性がある。 - 召喚時に触媒となったのは凛から衛宮士郎に渡ったペンダント。召喚者ではなく、召喚される英霊の方で(マスターである遠坂凛に縁のある)触媒を持っていた。
- 本編冒頭で士郎が殺害された際に、凛はこのペンダントで士郎の治療を行う。これをエミヤは死ぬまで持ち続けていたために触媒となった。
- 勘違いされがちだが、凛がエミヤを召喚した時点では、凛の持つペンダントはエミヤ召喚の触媒にはならない。エミヤ召喚時に凛の持っていたペンダントは、エミヤ(衛宮士郎)に渡る前のものなので、エミヤとの縁はまだ生じていない。
- 余談だが、『stay night』のプロローグで描かれる衛宮士郎とセイバーの出会いのシーンは、アーチャーが衛宮士郎であった頃の回想シーンである事を奈須氏が明かしている。[出 9]
- エミヤとなった士郎は、生前に「凛とともに渡英し、真冬のテムズ川に突き落とされた」とのこと。士郎にとって「橋」は何かと鬼門であるらしい。
- どのルートでも士郎がエミヤになることはないし、可能性はあるとしても「基本」は限りなくゼロ[出 6]。そして士郎は凛が側にいる限り、彼女と一緒に生きていく限りエミヤとなることはない[出 10]。またこれは、アーチャーにとって凛に召喚されたことが、遠回りではあるが救済となった事を意味する。
- アーチャーが衛宮士郎であった頃に経験した聖杯戦争で凛が契約したサーヴァントが誰であったのかは明言されていない。英霊の座がそもそも時間や平行世界という概念の外側にある存在のためこのアーチャーの聖杯戦争時も凛のサーヴァントはアーチャーではあった可能性も否定出来ない。ただ、ランサーに殺された経験などから少なくともアーチャー以外は本編と同じサーヴァントと思われる。
- 衛宮士郎だった頃の記憶は殆ど失っているが、「冬木の大火災で自分を見つけた時の切嗣の顔」、「切嗣の夢を受け継ぐと誓った夜」、「そしてセイバーとの出会い」、この三つだけは守護者となった今でも鮮明に覚えており、セイバーと出会った時には思わず手が緩んでしまった。記憶が磨耗した理由は、エミヤは守護者として使役された時点で過去も未来もめちゃくちゃにミキサーされた記憶になっていることからとされる。
- また、遠坂凛という名称さえも摩耗していたようであり、自分を召喚した少女が“遠坂凛”なのだと確信したのは、凛が自己紹介した瞬間であり、その時に雷光の速度で思い出したのだ[出 11]。因みに、その後の「――では凛と。ああ、この名前は――」はエミヤの本心であり、狂おしいほどの親愛が込められたものであるとのこと。
- 間桐家の内情は生前から知らない。今の桜の境遇は聖杯戦争に参加してから推察するが、だからといって桜に対して肩入れする気はないとのこと。アーチャーの聖杯戦争の記憶はあくまで『セイバーの記憶』しかなかったが、召喚されたときに召喚者を目の当たりにして、凛まわりの事を自分のこととして認識するようになった。またセイバーのことも詳しく覚えているのではなく、「彼が美しいと感じたもの」の手触りレベルとされ[出 12]、鮮明に覚えているのはシーンのみで、セイバーのこと自体はほぼ覚えていない模様。
- 『Fate』では『月姫』でやり残したことの一つとして理想の自分との戦いを描く“自分との戦い”をやりたいと考え[注 10]、理想の自分と戦わせる方法の候補として全く違った結論を持つ人間との戦い、ライバルとの戦いが挙げられた[出 2]。
- 凛の赤いペンダントはなにかとTYPE-MOONと交流のある桐原小鳥氏がデザインを担当した。
- ちなみに締切2日前に依頼されたらしい。[出 13]
- snにて「新都で一番高いビルから橋のタイルの数ぐらいなら見てとれる」くらいの視力と話しているが、hollowの描写によるとビルから橋までの距離は4km。これは、新宿駅南口から国立劇場くらいまでの距離である。
エミヤの詠唱
- I am the bone of my sword.
(───体は剣で出来ている) - Steel is my body, and fire is my blood.
(血潮は鉄で 心は硝子) - I have created over a thousand blades.
(幾たびの戦場を越えて不敗) - Unknown to Death.
(ただの一度も敗走はなく、) - Nor known to Life.
(ただの一度も理解されない) - Have withstood pain to create many weapons.
(彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う) - Yet, those hands will never hold anything.
(故に、生涯に意味はなく) - So as I pray, unlimited blade works.
(その体は、きっと剣で出来ていた) - 無限の剣製発動。
- 「――――I am the bone of my sword.」
(我が骨子は捻れ狂う) - 「―――“偽・螺旋剣”」
(カラド、ボルグ) - 捻れた剣を矢として放つ。
話題まとめ
- VSセイバー
- 「無限の剣製」を以ってしてもセイバーを抑えきれるかどうか……勝敗を決するのは彼らではなくマスターの機転によるとコメントされている。
尚、『hollow』にて直接対決が行われたが、上記のコメント通り勝敗を決めたのは士郎の令呪を使った奇策だった。勝利後のセイバーも凛がいたら勝敗が変わっていたと発言している。 - VSライダー
- 一見するとアーチャー有利だがロングレンジでは後述の火力で上回る「騎英の手綱」を持つライダーには相性が悪く、さらに両者とも勝ち方に拘らない為ローリスクハイリターンな戦法を選ぶのは必至であり、仮にアーチャーがセイバークラスの聖剣を持ち出したとしても、アーチャーには全性能を引き出す魔力がないので「騎英の手綱」を迎撃するのは難しいという。「熾天覆う七つの円環」単体で「騎英の手綱」を防ぎきれるかどうかが勝敗の分かれ目との事。
- VSアサシン
- ルール無用のまっとうな殺し合いならばアーチャーが有利。だがアサシンは山門に近づかない限り姿を現さないうえ、その柳洞寺というサーヴァント殺しの地形に加えてキャスターが作り上げた対魔術の防御結界に守られているため、魔術、宝具の威力を大幅に削減される。それによって戦いは剣技に比重が傾くが、やはり地形効果によって狙撃を封じられるアーチャーがやや不利な展開となる。
脚注
注釈
- ↑ 「ある重要な場面」等といった条件次第で使う
- ↑ ビルなどにある望遠鏡レベルと説明され、隣街の凛の家は流石に見えないが、橋(4キロ先)までならタイルを数えられるくらいには見えるとのこと。
- ↑ 士郎が視認して、「高速で巨体を射ぬいていく銀光は、紛れもなく“矢”による攻撃だった」と記述されてあるため普通の矢と推測出来る。また、宝具を矢にしたものと違いこちらは八連射している。
- ↑ バーサーカー自身も、アーチャーは得難い難敵だったと評価している。もし狂化されていなければ、心ゆくまで剣技を競い合う充実な時を過ごせただろうと惜しむほどに。
- ↑ 2016年の実装当時は「鷹の瞳」表記だったが、2021年に『stay night』準拠の「鷹の目」表記へと変更された
- ↑ ギルガメッシュの「直前に盾を敷いたのか……?」というセリフ及び士郎の「助かったというのなら、何か助かる理由があったのだ。単にそれが、俺の預かり知らぬ物であっただけ」というセリフはこのことを表している。
- ↑ 原作者曰くカーボン繊維のものすごい版
- ↑ 彼女曰く「まともに精霊扱いしてくれるのは彼くらいのもの」らしいので、後者の可能性が高いが。ちなみに初顔合わせの時は文字通り「開いた口が塞がらない」顔になっていた。
- ↑ 同イベントでは一部シナリオで主人公の性別が逆転したりキャラクターの言動に整合性が取れていなかったりと不自然な事態が多発しており、プレイヤーが疑心暗鬼になっていた。
- ↑ もう一つは“犠牲者からの視点で戦うルート”であり、『月姫』におけるさつきルートがそれに該当し、HFルートでその辺を補完した。
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 『Fate/Grand Order material Ⅰ』102-109ページ「エミヤ」より。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 『Fate/complete material Ⅱ』46-49ページ「アーチャー」より。
- ↑ 3.0 3.1 『Fate/complete material Ⅲ』26-27ページ「アーチャー」より。
- ↑ 『Fate/Grand Order』ゲームアップデートのお知らせ(1/1 0:00実施)
- ↑ Fate/side materiale』76ページ「無限の剣製」より。
- ↑ 6.0 6.1 6.2 『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ「奈須きのこ・一問一答」より。
- ↑ コンプティーク&コンプエース 2017年2月2日20:27 Twitter
- ↑ インタビュー『Fate/stay night for PS2』-電撃オンライン
- ↑ 竹箒日記2005/11/17
- ↑ 『Fate/complete material Ⅱ』16-25ページ「遠坂凛」より。
- ↑ Fate/side materiale』54ページ「アーチャー」より。
- ↑ 『きのことたかしの一問一答 in 劇場版 Heaven's feel 第一章』
- ↑ 桐原小鳥 2019年1月30日18:08 Twitter