この記事ではTYPE-MOON作品の小辞典の用語のうち読みが「さ行」から「わ行」までを説明する。
用語の分量が増えてきたら分離します。また説明の分量が増えてきたら、別ページを制作してリンクするようにします。
用語
さ行
- サーヴァント
- 魔術世界における最上級の使い魔。過去・現在・未来に存在する英霊が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。聖杯戦争に則して召喚される。
- 【関連項目】英霊、聖杯戦争、クラス、マスター、使い魔、デミ・サーヴァント、シャドウサーヴァント、疑似サーヴァント
- サーヴァントカード
- クラスカードの正式名称。
- 【関連項目】エインズワース家、クラスカード
- サーヴァントユニヴァース
- サーヴァント達がサーヴァントらしく活躍する宇宙的な世界観、即ちユニヴァース。 原典という重力から解き放たれ、好き勝手やる事を許された世界。
- 【関連項目】サーヴァント
- サーヴァント用・特製プレーンチョコ
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアのカルデア購買部で販売されていたチョコレート。
- サーヴァントの特殊な魔力加工に耐えうるチョコとして、ジャガーマンのスタンプ交換で仕入れるゴッドなカカオを原料としたチョコを提供していたが、『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』より先日に、ジャガーマンから『なんかムリ。カカオ出せなくなっちったテヘ』との申し出があった事により2018年分の該当商品関しては、入荷見込みのないものとなっていた。
- なおジャガーマンは『私は悪くない。テスカんの領域までニャイッと手を伸ばして
物質転送 していたのがバレたせいかもしれないけどそれつまり私のせいではない事はパーフェクト明らか』などと曖昧な供述を繰り返していた。
- サイバーゴースト
- もしくはネットゴースト。網霊。
一般的には、ネット上に分散コピーされた生前の人格データが自律的な行動を停止しない現象のことや、優れた霊子ハッカーの魔術回路がオリジナルの死後もネット上に焼きついた状態を指す。
肉体の制限がないため、無制限の魔力行使が可能な上、障壁も無視できる。
セラフは一般のネットワークとは比較にならない性能を有しているため、また別の意味のサイバーゴーストが存在する。
- 朔月家
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の『ドライ!!』以降、「美遊の世界」に登場する一族。
- 冬木市の深山町の竹林の中に居を構える、天正年間より代々続く名家。
- 咲き誇る薔薇の帝都 Mare Aurum:黄金の海
- 『Fate/EXTELLA』でネロが治めるローマ風エリア。芸術家を自称するネロらしく煌びやかな雰囲気。エリザベートが勝手に作ったライブステージやガウェイン用集光セクターが存在する。
- サクラヴェール・グランデ
- ムーンセル中枢への到達を阻む最後の壁の名称。
- サクラファイブ
- 『Fate/EXTRA CCC』の没になった旧プロットに存在したアルターエゴ。愛憎、快楽、純潔、慈愛、渇愛、と五つの感情から作られたBBの分身たち。
- CCC最初期案では、第一階層のボスは赤ランサー、第二~第六階層のボスはサクラファイブ、第七階層のボスはBBか黒幕という構成だった。
- まさにサクラ地獄。お蔵入りになって良かったような、残念のようなとのこと。
- アルターエゴたちは女性の扇情的な身体部位をシンボライズしている。リップは胸、メルトは脚。残りのアルターエゴたちは目、唇、背中。
- サクラ迷宮
- 『Fate/EXTRA CCC』の舞台。月の裏側に出現した謎の構造体。
- 表の聖杯戦争のアリーナを模して造られたもので、定型を保つことが困難な虚数空間の中でも実数を保ち続けられる領域で、サクラ迷宮という名称は巨大な桜の樹に寄り添うように下へ下へと続いている事に由来する。
- 桜の樹とヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ場所や廃墟のような場所、マスターをとらえて魔術回路を剥ぎ取る拷問部屋のような場所などさまざまなフロアがある。
- 生徒会では「サクラ迷宮という名称はあんまりなので」と代案もあげられたが、どれもが酷いものだった。
- 初期名称はサクラダンジョン。ダンジョンに突入する、攻略する、という響きが直接的でいやらしかったが、新ビジュアルの完成と共に没になった。
- CCCからちょっと淫靡さが減ったとのこと。
- サクラメント
- 月の裏側限定の貨幣。BBが『EXTRA』における「PP」の名前を変えてしまったモノ。
電脳空間において、何かを作る、変える、動かすのに必要な魔力(メモリ)。
『Grand Order』では、『深海電脳楽土 SE.RA.PH』でBB (Grand Order)がSE.RA.PHにおけるQ.P(クォンタム・ピース)の名称を勝手に変えたアイテムとして登場。硬貨と紙幣の二種類が登場した。
- サタン
- ルチフェロなりしサタン。
- キャスター・リンボこと蘆屋道満と英霊剣豪、彼らのマスターである剪定事象の天草四郎が口にしている名前。
- 本来の名は別にあるが、その名は恐るべき音節であり、世界への大いなる呪いである故に意図的に伏せられている。
- サポート役
- カルデアのサーヴァントはサポート役として登録することで、特異点にレイシフトしている。
- 『伝承地底世界 アガルタ』ではアストルフォがコフィン担当官のスタッフに手伝ってもらい登録することで密航している。
- 明確に特定の人数しかレイシフトできない、とされている特異点でも、サポート役として一緒にレイシフトしたサーヴァント以外のサーヴァントを戦闘に参加させることができるが、それはマスターとの契約をたどって「英霊の力の幻影」のようなものを呼び出しているに過ぎないとのこと(それすらできない状況は稀にだが実際にある)
- 三騎士
- サーヴァントに振り分けられる7つのクラスには、それぞれのクラス特性があり、中でも、「セイバー」「アーチャー」「ランサー」の3クラスは優良なスキルや能力値を有するため、三騎士と呼ばれている。
冬木の聖杯戦争では三騎士の代わりにエクストラクラスが召喚される事はない。 - 【関連項目】英霊、聖杯戦争、クラス、サーヴァント、セイバー、アーチャー、ランサー
- シークレット・ガーデン
- 直訳して秘密の花園。略してSG。その人物が隠していたい、けれど知ってほしい、というアンビバレンスな趣味嗜好のこと。
- シールダー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。盾の英霊。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- シールド
- サクラ迷宮に点在する計測不可能の防壁。迷宮にされた少女たちの秘密を守る心の壁。
- SGと連動しており、秘密が明らかになればそれを守る意義を失い、消滅する。
- あまり壊し過ぎてもいけない。
- 『時間』
- 宇宙を成り立たせている概念。
- 本来、『時間』に未来も過去もない。その軸を頼りにしているのは人類であって、『時間』そのものは積み重なってさえいれば、その前後は入り乱れても問題はない。
- 虚数空間にはその『時間』の積み重ねが存在しない。虚数空間にいる限り経年劣化をしないが、外の通常空間に出た時にどうなるかは分からない。
- 一秒も時間を重ねていないかもしれないし、何百年もの時間を重ねているかもしれない。御伽噺の浦島太郎の玉手箱のような現象が起きても不思議ではない。
- 試写室
- ハクノが失意の中で辿り着いた記録。
- 「君は憎しみを知らない」という吐露に反応した誰かの余計なお世話。
- 1000年前に行われた聖杯戦争では校舎の中にあった視聴覚室であったとも。
- 今はやきそばパンだけが残されている。
- 事象記録電脳魔・ラプラス
- 1950年に完成した全知の悪魔の名を冠する、カルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- 四大奇書
- 中国で元代から明代にかけ、俗語体で書かれた4つの長編小説の総称。よく挙がるのが『西遊記』『三国志演義』『水滸伝』『金瓶梅』である。
世界中の熱心な読者の中には、この『金瓶梅』を『封神演義』と入れ替えて四大奇書だと主張したり(『金瓶梅』は今風に言えば『水滸伝』のスピンオフであるため)、『三国志演義』『西遊記』にも並ぶ、三大奇書にこそふさわしいとする事も。
玄奘三蔵、哪吒、燕青らが登場している。
- 死徒
- 真祖、もしくは他の死徒に血を吸われて吸血鬼となった者。
- 【関連項目】死徒二十七祖、真祖、吸血種
- 死徒二十七祖
- 死徒の中でも最も古い、もしくは最も能力の高い者。
現在複数の欠員はあるものの、今後その数は補填される。 - 【関連項目】死徒、真祖、吸血種
- シミュレータ
- 様々な環境を再現し内部で体験する事が可能なバーチャル・リアリティシステム。
- もっぱら戦闘訓練に利用されており、ウェアウルフ、ゴブリン、ワイバーン、ヤドカリ、魔猪、シャドウサーヴァント型などの多くのNPCがマスターの戦闘訓練の相手をしている。何故、シミュレーター戦闘からも素材アイテムの生成がなされるのかは謎。
- 戦闘以外では、大複合神殿を再現したスペースを作っており、オジマンディアスは普段はここで休息をとっているとの事。ただしニトクリスによると、オジマンディアスの宝具であり心象風景である「光輝の大複合神殿」そのものとは全く同じではないとのこと。
- 邪聖剣ネクロカリバー
- 謎のヒロインX〔オルタ〕の持つ赤い魔力を放つ剣。ツインブレードやチェーンソーなど自在に変形するが、よく壊れて爆発する。
- 格好いい武器ほどあまり強くない、というのは宇宙共通の掟らしい。やはり何の変哲もないロングソードこそ至高。
- 因みにこれは怪しい通販で「星を断つ」というカタログスペックに触れ込んで購入した。
- シャドウサーヴァント
- サーヴァントの残留霊基。英霊の霊基を模した偽物、影のようなもの。サーヴァントのなり損ない。英雄にあと一歩及ばなかった霊体。
あるいは、英霊であるものの、召喚者の実力不足、召喚陣の不着尾などが理由で影となった者たち。サーヴァントにもっとも近い生命体の言える。
見た目は名前の通り、黒いシルエット。
序章に登場した聖杯の泥に汚染されたものや聖杯で英霊を短時間で無理矢理召喚しようとした場合に出現したもの、聖杯自体の変質によって外に漏れ出たものなど、出現経緯は様々。
意思疎通が可能なものと不可能なものがいるが、両者の違いは特にはっきりとはしていない。 - 【関連項目】英霊、サーヴァント
- シャドウ・ボーダー
- 虚数潜航艇。ゼロセイルを可能とする船。第2部「Cosmos in the Lostbelt」から登場する特殊車両。
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアの格納庫に避難用のコンテナとして鎮座されているが、あくまでもガワに過ぎない。
- 半年もかけて改造したものだが、レオナルド・ダ・ヴィンチの頭脳をなくして機能は十全に発揮できない。
- アトラス院が提供したペーパームーンを搭載しており、ゼロセイルを行えるが、成功率は三割以下。おまけに何処に出るか分からない。
- ジャプニカ暗殺帳
- 一家に一殺。あいんつべるん発行、よいこのめっさつしりーず。横罫22行、大きく「ふくしゅう」と印字されている。
何の能力も無いノートだが、呪詛じみた不平不満が書き連ねられ特定の方向性を持つに至ったもの。ある意味アンリマユ。
主に間桐桜が書いているが、セイバーや遠坂凛、イリヤも共同で書いている。
- シャルルマーニュ十二勇士
- 中世フランスにおいて、シャルルマーニュ大王(カール大帝)配下で武勇を知られた聖騎士(パラディン)達。ドゥーズペール(十二の盟友)とも。
所属メンバーはシャルルマーニュ大王を筆頭に、ローラン、アストルフォなどがいる。
原典の時点で突っ込みどころ満載の集団であるが、Fate世界においても同様らしく、シャルルマーニュはアストルフォ曰く「馬鹿」、ローランとアストルフォは極めつけの変人、残りのメンバーもアストルフォが「ローラン一人で大幅に底上げしているが、全体を平均しても羞恥心はない」と言えるレベルでろくでもなく、相当な変人集団であることが伺える。
- 守護英霊召喚システム・フェイト
- 2004年に完成したカルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア、英霊、サーヴァント、冬木
- 十三拘束
- 「最果てにて輝ける槍」や「約束された勝利の剣」などに課せられた合計十三の拘束。十三のカタチに凝縮された祈り。円卓の騎士の決議による13の条件があり、「十三拘束解放(シール・サーティーン)――円卓議決開始(ディシジョン・スタート)」という台詞により、円卓の騎士たちによる十三拘束の解除の議決が行われ、その中の半分以上クリアされると円卓の騎士たちの間で使用が可決され、拘束が解けていく。
条件は「共に戦う者は勇者でなくてはならない 」「心の善い者に振るってはならない 」「この戦いが誉れ高き戦いであること」「是は、生きるための戦いである(ケイ)」「是は、己より強大な者との戦いである事(ベディヴィエール)」「是は、一対一の戦いである事(パロミデス)」「是は、人道に背かぬ戦いである(ガヘリス)」「是は、真実のための戦いである(アグラヴェイン)」「是は、精霊との戦いではない事(ランスロット)」「是は、邪悪との戦いである事(モードレッド)」「是は、私欲なき戦いである事(ギャラハッド)」「是は、世界を救う戦いである事(アーサー)」。
- 獣性魔術
- 自らの内側から獣性を引き出し、魔力を纏うことによって疑似的に人狼のような能力を得る魔術。
- 多くの土地において、魔術は獣の能力を取り込むことに血道を上げた。魔術以外にも中国武術では形意拳や白鶴拳など獣の動きにヒントを得たものは枚挙にいとまがなく、西洋のダンスや芸術でも白鳥や獅子のモチーフは頻繁に取り入れられる。
- 人が獣とたもとを分かった時から、獣は神秘を見出される存在となった。
- アジアの多くの地域では、犬の声は魔を祓うとされ、吼えた音圧だけで、他者の魔力を引き出し、魔術回路で変換した魔力を、まるで魔術を覚えたての末子のように、雲散霧消させることが出来る。
- 使用すれば、体中の筋肉が盛り上がった、一本一本が金属の針にも等しい硬度を持った体毛を生やした人狼に見せかけるほどの、異常な密度の魔力を纏い「幻狼」と呼ばれる状態になり、ある秘法によって自らの内側から絶大な獣性を引き出し、獣の神秘を得た五体は、単なる「強化」の枠を超えて、圧倒的速度と腕力を得る。
- この魔術を使用した者は影響で平時でも常人離れした嗅覚を持つようになり、他人の残り香はおろか魔術も臭いだけで判別できるようになる。
- スヴィン・グラシュエートがこの魔術の使い手。
- 粛正騎士
- 第六特異点に現れた聖都の騎士。強大な魔力によって作り替えられた生体兵器のようなもの。反応は人間だが、半ば英霊に近い。倒されると消滅する。
- 守護精霊
- 第七聖典やアルゴンコイン等に憑いている精霊。
精霊を大別すると、自然霊、動物霊、そして守護精霊に分けられる。
前二者は星寄りの存在であり、本来は人間の味方となる存在ではない。それらに人間の魂を融合させることで人間寄りの意識を持たせ、人工的に造られるのが守護精霊である。 - 【関連項目】概念武装
- 呪術
- 古来からアジア、中東、南米などに伝わっている魔術。
- 特に『魔術』が「そこにあるものを組み替えるプログラム」であるのに対し、玉藻の前が操る『呪術』は「自身の肉体を素材にして組み替えるプログラム」であり、物理現象にあたる。この性質のためサーヴァント相手でも「対魔力」に一切威力を阻害されない、という圧倒的なアドバンテージを持つ。
- だが西洋魔術を扱う魔術協会では『呪術』は学問ではないとされて蔑視されており、中東圏に大きく遅れをとっている。
- 呪装戦隊♥タマモナイン
- 九尾となったキャスターから切り離された八本の尻尾がアルターエゴとなった存在。分離した事で自我が芽生えたのではなく、自我を持ち始めた尻尾が権利を主張しだした結果捨てられて生まれた存在である。全員が髪型とカラバリの異なる使い回し風ではあるが、裏切り者(オリジナル)への復讐と主人公の奪還の為にEDで姿を表した。
- 元となったキャスターに似て全員が強欲らしく、ムーンセル中枢をハッキングしSE.RA.PHを九等分した上に2Dのドット世界に作り変え、ご主人様へ自身達の城へ来る事を要求、主人公とキャスターが彼女達の元へ向かう所で物語は終わる。
- 『 Fate/Grand Order』イベント「セイバーウォーズ~リリィのコスモ武者修行~」によれば、高級品嗜好のタマモグッチ、マイホーム至上主義のタマモデルモ、野生の獣タマモキャット、敏腕美人秘書タマモヴィッチ、お姫様日和なタマモノヒメ、不思議ちゃんタマモアリアが存在する。また、タマモナインのうち三人くらいはその時の流行廃り次第で能力やルックスが変わるらしい。
- なお、『Fate/EXTRA material』では8人全員のラフ画が掲載されている。
- 呪層界
- 負の念によって反転してしまった、特定の人間を呪い殺すための世界。元の世界に帰るには怨念の元を倒す必要がある。
- 受肉
- 通常、サーヴァントはマスターがいなければ存在を保つことができないが、肉体を得ることによって自力のみで現世に留まることができる。これを「受肉」と呼ぶ。
- 受肉したサーヴァントはマスターやサーヴァント召喚システムの支援なしに魔力を生み出すことができるようになる。
- 主な受肉の方法としては「聖杯に願う」というものがポピュラーであり、「受肉して第二の生を過ごす」などを目的に召喚に応じるサーヴァントも多い。
- 支配
- 他の生物を意のままに操る魔術。間桐(マキリ)家はこれを一番の得手とする。
- 昆虫や小動物程度なら容易だが、人間や幻想種にもなると意のままに操るのは困難。ただし「命令に従う」という契約を一度結んでしまえば、魔術師や英霊をも使役可能。
催眠術程度の使い方から令呪まで、様々な場面で使われている。
- ジャヴォル・トローン
- ロシアの異聞帯に棲息する魔獣。多頭の大蛇。
- 体内にアルコールを生成する種。生成するのは蒸留酒ではなく、どちらかというと発酵酒のようなもの。
- 村一つ程度なら、平気で潰す凶悪な存在。
- 修験道
- 魔術理論に極東の宗教形態を習合した日本の魔術。
- 西洋の魔術とは違い、半分が宗教なので神秘の秘匿性にはある程度許諾されている。
- 習得には自然環境での修行を行い、体得すると天狗飛び切りの術や天狗の炎などの「験力」が扱える。
- シュメル熱
- “夏のシュメル熱”。『冥界のメリークリスマス』においてカルデアを襲った熱病。メソポタミアにおける死因ナンバーワンの災厄であり、夏にやってくる冥界への誘い手。
日本において死者の魂が身近になるお盆。神代において夏は最も死者の出る季節であり、その厳しさは弱き者、老いた者を容赦なく連れて行く。その猛暑の中でも指向性を持った死の誘いであり、冥界の神の疫病。それがこのシュメル熱。
12月でありながら気温が42度という異常気象もあってか、カルデアの職員はおろか、カルデアと契約したサーヴァント、果てにはクリスマスでは無敵のサンタも患って倒れてしまった。
その為か、冥界で抗体ができた(とされる)カルデアのマスターといかなる病魔も寄せ付けない上に神代のものに強い抵抗力を持つアルテラがカルデアに攻撃した冥界に赴くこととなった。
- 召喚サークル
- 特異点でサーヴァントを召喚するための物。マシュ・キリエライトの宝具である盾を触媒に、レイポイントに設置する。
カルデアの召喚実験場の物と同じ。
- 焼却炉
- 辺獄の薔薇園。立ち入った生徒の半数は意味消失からの自殺に陥っている。廃棄物として捨てられたものの跡地。良くないもの、悪夢を見る場所として知られる。
- 構造帯そのものが破損しているためSE.RA.PHの清浄機能が働いておらず、ここに訪れた者は三層のレイヤーを同時に視る。
- 一つは元々用意された土台であり本来の廃墟。一つは予選参加者全員に見せていた共通幻想である学園のテクスチャー。そして一つは来訪者が持ち込んだ原風景でありトラウマ。
- 上級AI
- 聖杯戦争を円滑に進めるために作られた仮想生命。
- 製造された経緯はNPCと同じだが、おり、こちらは一般NPCと同じ仮想生命ではあるが、上級AIには確固たる人権と人格、魂が与えられている。非常に高度な知性を持ち合わせ、その人格に従った判断も許容されている。
- 上級AIは製作コストが高いため、一度の聖杯戦争ではオールリセットされない。彼らは定番のキャラクターとして次の聖杯戦争に移行する。経験こそリセットされるが人格は次回以降も引き継がれる。
- マスターたちの監督役である言峰神父、マスターたちの健康管理を担う桜、校内の違法行為を監視する風紀委員、日常を演出するミス・タイガー、謎の黒豹マキジなどが確認されている。
- 中にはマスターを処罰する権限を持つシスターカレンなる上級AIもいるらしいが、主人公 (EXTRA)が参加した聖杯戦争には現れなかったようだ。
- また、上級AIは獲得した記録を自分から消去する事はできない。どれほど陰惨な記憶でも残し続け、ムーンセルに提出する事が彼らの大原則であり、存在意義。
- 触媒
- サーヴァントとなる英霊を指定して召喚する場合に必要となる物品のこと。
- マスターが召喚の儀式の際、サーヴァントとなる英霊を指定して召喚しようとする場合、触媒を用いることでそれが可能になる。
- この場合の触媒とは、その対象となった英霊とゆかりのある何か。
- 触媒が英霊とゆかりの深いもの(例えば英霊の代名詞といっていいもの)であれば、マスターとの相性が悪い場合でも召喚ができる。
- 触媒が英霊とゆかりの浅いもの(特定の英霊の代名詞とはいえないもの)である場合、触媒とマスターとの相性、双方が考慮され決定される。
- また、触媒が複数の英霊に対応したものの場合、その複数の中からマスターとの相性がよい英霊が召喚される。
- 『complete material III』では複数の英霊に対応した触媒としての例にトロイ戦争のシンボルたる「トロイの城門」が挙げられている(この場合、トロイ戦争の英雄達から誰かが召喚される)。
- 『Fate/Apocrypha』では獅子劫界離が「円卓の欠片」を用いてこの「複数の英霊からマスターと相性の良い者が選ばれる」特性を意図的に利用している他、例として「アルゴー船の残骸」を触媒にした場合には大英雄ヘラクレス、キャプテンであるイアソン、裏切りの魔女メディア、医術の神アスクレピオス等の中から、マスターとの相性を考慮して召喚されると示されている。
- なお、触媒によって指定できるのは招かれる英霊のみであり、その英霊が複数のクラス資格を持っていた場合、触媒によってクラスを指定することはできない(単一のクラス資格しか持っていない場合は考慮する必要はない。またバーサーカーに関しては前述のように詠唱によってクラスを決定出来る)。
- なお触媒はサーヴァントを召喚しても無くなりはしないため、呼び出したサーヴァントにより触媒が気に食わないとして破壊されたりせずに回収できれば後の召喚儀式にて使用することも可能。
- 『Fate/Apocrypha』では冬木の聖杯戦争のシステムが知れ渡ったことで世界中に聖遺物が離散し、価格も高騰している。
- 大令呪
- シリウスライト。クリプターだけの特権。
- 新しい世界に塗り替え、異なる世界を構築できる。
- 私立浅上高等学校
- 花のみやこ!に登場する高等学校。生徒数約2500名、敷地面積25万㎡のマンモス校で、都古たちの通う高校。学内ランキング制度という武術による順位づけを行っており、国内外に優秀なアスリートや武道の生かせる人材を輩出している。一方でそれによるスクールカーストが問題となっている。
- 元は中高大一貫の全寮制女学院であったとされており、当時の制服は『月姫』で登場した浅上女学院の制服と同じデザインになっていた。
- 現在のように変化したのは、今代の理事長の意向によるものである。
- 霊鬼
- ジン。精霊、聖霊、魔神、霊鬼など、いろんな呼ばれ方をされる存在。
- 真エーテル
- 第五真説要素。西暦以前の地球に存在したマナ。惑星を生む力。天体を成すもの。神を成立させる根源となるもの。
- 深淵
- 無の海。天と地、地の下の冥界、さらなる深淵と繋がっている。
暗い海よりアプスーとティアマトは現れ、メソポタミアの世界を作った。言うなれば、生命が生まれる前の、黎名の海。
エンキが深淵を管理しているようだが、紀元前2655年のウルクを舞台とした『絶対魔獣戦線 バビロニア』では既に消えており、そこに落ちれば帰っては来られない。
また、ギルガメッシュが不老不死の霊草を求めた地でもある。
- 新円卓
- サーヴァントユニヴァースの謎のヒロインXをリーダーとするヒーロー集団。ライオンヘッドやネームレス・レッド、バベジンが所属している。
- 普段はコスモカルデア高等学院の運営陣や教授陣や学生として過ごしている。
- 一工程
- シングルアクション。魔術を起動させるための動作の種類。魔力を通すだけで魔術を起動させる。
- ガンドや魔眼などがシングルアクションに相当する。宝石魔術のように何らかの媒体を使用することでほぼ一小節の詠唱でAランクの魔術行使もできる。
- 人工知能
- 2032年において真に人工知能と呼べる自立的なそれの開発は停滞しており、完成は放棄されている。
しかし擬似的で限定的な人工知能の開発は極度にネットワーク化が進行したこの時代において飛躍的に進歩しており、特に性風俗においてその発展が著しい。
世界性風俗サービス年鑑2028によれば2020年代に入ってから世界各国で、性風俗産業の国営化が進行している。性風俗のシェアの32.7%が仮想空間における擬似人工知能が提供するサービスになっている。
- 真言立川詠天流
- 西暦2030年まで続いた、真言立川流の傍流。
- 人心回路
- メカエリチャン、メカエリチャンⅡ号機の彼女の動力炉のすぐとなり、ハートの空白に納められる最後のパーツ。良心回路ならぬ人心回路。
- 機械仕掛けのハートはキラキラと光を放つ。
- 彼女には不要なもの。彼女だったものからは失われたもの。
- もう求めてはいけない“輝き”を夢見させてくれる、パイロットとの絆の結晶。
- 後付けの部品でも、それはとてもたいせつなもの。
- 真祖
- 生まれながらの吸血鬼。人間に対して直接的な自衛手段を持たない星が、人間を律するために生み出した「自然との調停者」「星の触覚」。
- 【関連項目】死徒、吸血種
- 真性悪魔
- 本物の悪魔。受肉した魔。
- 人間の想念を被って『個体名』に成る偽物ではなく、主が遣わした、人が名付ける前からそうであった本当の『悪魔』の事を聖堂教会では真性悪魔と呼ぶ。
- 生物である以前に「魔」として創造されているが故に、人間より高度な魔術を行使する事が可能。生体機能全てが「魔」を呼び込むモノであるが故に、魔術師が持つような後付の擬似神経である魔術回路を持たない。
- 悪魔の概念は人類にとっても最大の障害として扱われ、神が全知全能であるのなら、悪魔は人知無能の存在。手の届く範囲にありながら決して理解できない淵。
- 『Fate/stay night』においては悪魔は偽物しか存在せず、『Fate/EXTRA』でも真性悪魔を生み出した現象は2030年現在においてもひとつの成功例もない。
- 本物の、受肉した悪魔に人間は太刀打ち出来ないとされる。受肉した悪魔を退散させた例は一件のみ記録されている。
- たいてい悪魔は憑くものとされ、悪魔は人間の体を用いて受肉しようと働くが、苗床になる人間の精神が耐えられず、周囲に間を撒き散らして自壊するのが通例。
- 中には自らの業によって人間ではなくなってしまい、結果的に悪魔のカテゴリーに含まれる人間もいるが、これは、魔人化と呼ばれるもので真性悪魔ではない。
- EXTRA世界において、悪魔憑きであれ、自らの業で変化したものであれ、真性悪魔を生み出した現象は2030年までには、一つの成功例もない。
- 悪魔、魔人化、と銘打ってはいるが、その在り方は異なる文明圏、異なる惑星に住まう高次元生命体と変わらない。この認識宇宙における『人』ではなくなったのだから。その在り方は二十世紀に流行した、とある創作神話における邪神の在り方に近い。
- 『Fate/EXTRA CCC』の真ルートで変生した殺生院キアラはこの域に達していたが、些細なミスで神の座から転落した。
- 新選組
- 幕末の京都を中心に活動した治安組織。剣客集団としても恐れられた
- 一番隊は剣豪ひしめく新撰組の中でも最精鋭の部隊で、芹沢鴨暗殺、池田屋事件など常に新撰組にとって重要な任務をこなしたといわれ、その中でも沖田総司は最強の天才剣士と謳われた。
- 人造英霊兵団ヘルト・クリーガー
- ドイツ第三帝国が存亡をかけて送り出した、秘匿魔道兵器。漫画的な描写としての特徴は英霊の頭に偽の文字がつく。
- 【関連項目】ドイツ第三帝国
- 神造兵装
- 神造兵器とも呼ばれる、人によって造られたモノでない兵装のカテゴリの一つ。
神造の定義は「人の望みによって作られながら、人の意思に影響されず生まれるもの」。
神造という名の通りに神によって造られた「蒼天囲みし小世界」や「アガートラム」なども存在するが、星の内部で結晶・精製された「約束された勝利の剣」も含まれており、また定義上たとえ神が造ったとしても、人の望みで作られていないもの、人の意志に影響されて生まれたものは該当しないと思われる。
公式に神造兵装と明記されているものには、現在「約束された勝利の剣」「乖離剣エア」「無毀なる湖光」「蒼天囲みし小世界」「最果てに輝ける槍」「破壊神の手翳」「アガートラム」「天の牡牛」「ミョルニル」がある他、「人よ、神を繋ぎとめよう」を使用する際にはエルキドゥも神造兵装と化す。
また「軍神の剣」は神造兵装のプロトタイプであるとされている。 - 【関連項目】宝具
- 神代
- 西暦以前、まだ神秘が世界にそのまま存在していた時代。一言で言うなら「神話の時代」。
時代ごとに分類されているようで、1万4000年前のセファール来訪時は第二神代の黎明期であったとされている。
現在とは比較にならないほど大気にマナ(真エーテル)が充満しており、仮に五世紀の人間が神代の大気で呼吸をすれば、体が内側から弾け飛んで死んでしまうという。
神代における人の『個』としての力や、根源より直接魔力を得て行使されていたという魔術、それを操る神代の魔術師達の力量は、現代のそれとは比較にならないほどの差がある。
紀元前931年の魔術王ソロモンの死後、加速度的に世界から神秘が失われて行き、西暦の始まりと同時に神代の終わりを迎えた。
ブリテンなど、大陸から離れた一部の島国は五世紀時点でも未だ神代の名残が残っていたが、それもアーサー王伝説の終焉と共に世界から完全に消滅した。
- 神代回帰
- 精霊に近い生命体等が、どの程度の魔法以前の神秘を再現出来るかの指標。評価方法は魔術師の魔術回路に近い。
その神秘の純度を示す質、出力を示す量、その神秘の年代や種別を示す編成が物差しとなる。 - 【関連項目】魔術回路
- 神秘
- 今の時代の一般常識から外れた、巷に流布してはいない、秘匿された知識とその成果。魔術師は「根源」へ至る手段として「神秘」を学び、その「魔術師の学ぶ神秘」を言い換えると、それが「魔術」と呼ばれる。
- 魔術師にとって魔術とは、根源に至るための手段である。言い換えれば、根源へ至る可能性と価値があるからこそ、魔術師は魔術を学んでいる。もし魔術が根源へと至る手段ではないものに成り下がったら、魔術師にとって意味が無い。
- 魔術がその価値を無くすとは、即ち既に述べた「一般に知られる」ということが現実に起こった場合。「神秘」という「事象の太い流れ」が、一般に知られることで「細い流れ」へと姿を変え、前述したように根源から遠ざかる。それを、魔術師は最も忌避する。 一例として、「人体模造はとうに衰退した概念」という記述がしばしば出てくるが、これは科学・医学の発達により人体の構造が詳細に解き明かされ、世界中に広く知れ渡って神秘が薄れたため。もっとも人体の神秘が完全に解明されつくしたわけではないため、蒼崎橙子のような天才的な魔術師ならば魔術として使用できる余地がある。
- 魔術師の学ぶ魔術とは、根源に至る可能性を持つ「太い流れ」=「神秘」でなければ、学ぶ価値が無い。それと共に、「神秘」は大勢に知られてはならない。大勢に知られては、その意味と意義を失う。 ゆえに、魔術とは神秘であり、神秘であり続けるから魔術として存在できる。
- 魔術師は己の研究を公開しない。公開しては「神秘」たりえなくなる。公開しては「神秘」たりえなくなるため、魔術師同士が研究の成果を持ち寄って意見を交換し、互いによりよく発展させようなどということはありえない。そのため、魔術師の自治組織である魔術協会は、その第一義が他を差し置いて「神秘の秘匿」とされている。
- 十の力の浮遊する神秘があったとして、一人なら十の力を使えるが、二人で五と五の力に分けられて使用されると、事実上力が弱くなる。
- 魔術協会は、別に魔術師が新しい魔術師を育てるための学び舎でもないし、互いに切磋琢磨しあう研究の場でもない。ようするに、「他の魔術師が下手を打って神秘を漏らして、自分に迷惑がふりかかってこないよう、互いに監視し合うための組織」として機能している。
- 魔術は神秘を再現するが、神秘はより強い神秘にうち消されるという理がある。在り方そのものが神秘である幻想種に、通用しない魔術があるのはそのため。絶対に折れない剣でも、ソレを上回る神秘を持つモノとぶつかれば、折れることもある。
- 真名
- サーヴァントの本当の名前。クラス名ではなく、英雄としての真実。
- その告白は特別な物であり、正しい契約者の物。
- これをサーヴァントから告げられ、マスターは本当の“契約者”となる。
- 人理継続保障機関フィニス・カルデア
- 人類の未来を語る資料館。時計塔の天体科を牛耳る魔術師の貴族である、アニムスフィア家が管理する機関。
- 人理再編
- 詳細不明。『復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版』でクー・フーリン〔キャスター〕が初めて呼称。
- 人理焼却
- 人類史の焼却。ゲーティアの行った偉業。
- 人理定礎
- 人類史を固定する多くの出来事。フランスやローマといった“これが無かった事になると土台が崩れる”座標。
- 人類悪
- ビースト。人間の獣性から生み出された七つの災害の獣。
人類悪とは、文字通り人類の汚点であり、人類史を脅かし、人類を滅ぼす七つの災害を指している。
- 神霊
- 神。太陽、月、といった天体や嵐、地震といった自然現象を信仰の対象とした「元からあったものが神になったもの」と、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になった「神として生まれ変わったもの」の2種類が存在する。
- 人狼
- 吸血鬼より遥かに古い起源を持つ、西欧の“森の人”。
- ランクは魔獣だが、一族の長、最高位の血統である銀色の毛並みを持つ人狼は幻獣の域とされる。
- 雷雲群
- スーパーセル。ロシアの異聞帯を包んでおり、果てがない。
- 世界の壁のように阻んでおり、あらゆる電磁波はそこから発するオーロラに阻まれ、嵐がかなりの規模であるために核爆弾に匹敵するエネルギーが渦巻いているため物理的な突破は不可能。
- スキル
- サーヴァントの有する技能。生前に為した事柄や、本人の特徴をあらわす。
同名のスキルであっても、程度の差でランクが存在している。 - 【関連項目】サーヴァント
- スクラディオ・ファミリー
- アメリカ全土に展開しているマフィア。勢力拡大を狙い、バズディロット・コーデリオンをマスターとして派遣してきている。
- 雷雲
- ストーム。地球の最大勢力である“自然”が作り上げた、強大なエネルギー。
- 鉄を捻じ切り、都市を破壊し、生命を根絶させる。神代で『神』そのものとされたのも頷ける。
- スパルタ
- 古代ギリシャに存在した都市国家。
- スパルタではとりわけ厳格かつ過酷な軍事訓練を行っており、生まれつき丈夫でない子供や訓練の過程で障害が生じた兵士を殺していた。
- そういった伝承から転じて「厳しい教育」を意味するスパルタ教育という言葉の語源となった。
- 『Fate/Grand Order』では基本的に「脳筋」を生み出す土壌と化し、兵士達はレオニダス一世を除いて皆脳筋ぞろいとなっている。
- レオニダス一世が王に、優れた指揮者になった理由も、スパルタにはレオニダス一世以外に計算が出来る男が居なかったからである。
- スフィンクス
- 天空神ホルスの地上世界での化身、荒ぶる炎と風の顕現として恐れられる、獅子の体と人の貌を持った幻想種。
- 別名を「恐怖の父(アブホール)」といい、地中海から西アジアにかけて数多の伝説を有する事で知られる伝説の四足獣。ランクは神獣。
- その力はサーヴァントに匹敵し、極めて高度な知性も有する。生命力も異常で、頭部を斬り落とされても死なず何事もなかったかのように戦闘を続行する。
- 生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。ベディヴィエールによると、霊的なものを栄養にするとのこと。
- オジマンディアスの宝具『熱砂の獅身獣』として召喚・使役される。
- スフィンクス・アウラード
- スフィンクス・ウェヘ厶メスウトの仔と思しきモノ。サイズや仕草は獅子の仔に良く似て、割と可愛い。
- 厳密にはオジマンディアスの魔力を幾らか与えた分身体。スフィンクス・ウェヘ厶メスウトと同様に体は宇宙となっている。
- 育ちきると相当の巨体になるというが、仔が何年で成獣となるかは不明。
- スフィンクス・ウェヘ厶メスウト
- 神獣スフィンクスを統率する王種。体に宇宙が見える、仮名コスモスフィンクス。『光輝の大複合神殿』内部には、スフィンクス・ウェヘ厶メスウトが眠っている。
- オジマンディアス曰く恐怖の父。荒ぶる炎と風。天空の化身。神王にのみ与えられる、神王の威の具現。『Fate/Grand Order』ではEX攻撃時に出現する。
- またバレンタインのお返しとしてオジマンディアスの魔力を幾らか与えた分身体(見た目はウェヘムメスウトの幼体)スフィンクス・アウラードを主人公にプレゼントしていた。
- スペースチョコ
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。三日月を象ったチョコ型宇宙船。
- 謎のヒロインX〔オルタ〕が今までユニヴァースに里帰りしたのと、カルデアにカカオが無いということを聞いた彼女は惑星トトーリのスペースバックスにまで買出しに行ったが、店に入ったところ11人目のゾロ目来店者記念で渡された。
- これに乗って地球に帰還したが、片道飛行の使い捨て宇宙船である。だがチョコとしては量は多く、質も良いので、空中庭園産のチョコと混ぜ合わせることにした。
- チョコ型宇宙船の航行原理は不明であるが、Xオルタは『甘いものが飛ぶのは当たりまえでは?』と疑問を持っていない。
- オジマンディアスはチョコ型宇宙船と大神殿ピラミッド部のドッキングを計画中との噂がある。
- スペースバックス
- サーヴァントユニヴァースに存在するチェーン店。最辺境・惑星トトーリにも出店した。
- 正体不明のダークマターシロップをふんだんに使った、概念礼装・謎のホットココアXが謎のヒロインX〔オルタ〕のお気に入りメニュー。
- スペシャルマイルーム
- EXTRA本編でのスペシャルイベント。
- 味方サーヴァントの過去やらトラウマやら真名を聞ける、本筋とは別の番外編のこと。
- ストーリーを進めつつ、こまめにマイルームでサーヴァントとセラ充(SE.RA.PH充実)していれば見る事が出来る。
- ただし何の間違いか、玉藻の前のみ五回戦以降のフラグ条件が厳しい。マイルームでのサーヴァント会話選択肢で、玉藻の前に「セーブポイントからやり直してくださいまし」と言われたらたとえ二時間ぐらいセーブしていなくとも涙を呑んでやり直すべし。
- すべてがエリになる
- メカエリチャンⅡ号機が作った対サーヴァント抹殺兵器。命名者はⅡ号機。
巨大メカエリチャンにエネルギーを供給する役割であるチェイテピラミッド姫路城の地下にあるリアクター。その機能を反転させ、霊基から魔力を吸い取り『エリザ粒子』に変換していく終末思想兵器。
名前はふざけているものの、その場にいたサーヴァント達が軒並み魔力を吸い取られており、動くことすらままならなくなっており、メカエリチャンからエネルギーを分け与えて辛うじて戦える状態になっていた。
メカエリチャンとⅡ号機がリアクター吸いとり無効果機能を備えたことで難を逃れている。 - 【関連項目】エリザ粒子、チェイテピラミッド姫路城
- 西欧財閥
- 『Fate/EXTRA』の世界における地上の最大組織にして実質的な支配者。聖堂教会を取り込み、レジスタンスとは敵対している。
- 【関連項目】聖堂教会、レジスタンス
- 聖骸布
- 聖人の遺骸を包むのに用いられた布のこと。中には、信仰を集めることで、概念武装として機能するものもある。
作品中ではマルティーンの聖骸布、マグダラの聖骸布などが登場している。
サーヴァントが持つスキル『聖人』の効果の中にはこの聖骸布を作成する、というものもある。 - 【関連項目】概念武装
- 星海交わる混沌宮殿 Mare Origo:原初の海
- 『Fate/EXTELLA』に登場する崩壊した宮殿のような独特のエリア。トップサーヴァントの支配する原初と混沌の世界。
- 正式外典「ガマリエル」
- 対吸血鬼用の「滅び」の概念武装。大型の弦楽器を模した盾でありパイルバンカー。
- パウロの黙示録とエジプト人による福音という二つの外典によって鍛えられた銃盾兼槍鍵。音律を以てあらゆる不浄を弾く正しい秩序の具現とされている。
- 精神
- 第三要素。時間と経験によって育まれた『精神(感情)』。第一要素(肉体)と第二要素(魂)を繋ぎ、個として成立させるために必要な要素。
- 魂と肉体を切り離すのに高度な魔術が必要なのは、精神を無視できないがゆえ。魂と並んで、サーヴァントなど人間霊の食料に成り得る。
- 精神と時とチョコの部屋
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。チョコレートに関与している場合において中にいる対象の時間が遅くなる効果が発生する施設。条件さえクリアすれば無機物、有機物、サーヴァントのような霊的存在を問わずその効果は適用する。
- チョコレートの製造機などを入れれば生産の役に立つが、芸術家系サーヴァントはチョコレートに関する創作活動をしている場合でしかその恩恵を受けられない。
- これには芸術家サーヴァントから「ジャンルがニッチすぎる」「技術の無駄遣いとは正にこの事だ」と酷評されてしまうが、一部のバトルマニア達は『チョコの武器を持って入ればこの部屋で長く鍛錬をし続けられるのではないか』と期待する。
- レオナルド・ダ・ヴィンチも「とんでもない施設を作った」と評価される。
- 聖槍ロンゴミニアド
- 世界の
織物 が剥がれないように、世界を刺して、惑星 に固定する星の錨であり、最果てにて輝く槍、霊長を守る柱、輝く塔など多くの呼び名を持つ神造兵装。
- 生存力
- 自分たちが住む地盤を住みやすい環境に整える本能。どれほどのエネルギーを持とうが“ただそこにある”だけの古代の神々には欠けているモノ。対して人間の生存力は、ひとりひとりでは小さいが、とにかく数が多く、平均値が高いため並外れている。
- 聖典トライテン
- コーバック・アルカトラスが生み出した聖典魔術と信仰の融合を目指した者たちが求めたもの。
- ロレンツ・トレンデル曰く、「世界にただひとつの奇跡」「神の愛そのもの」。
- 日比乃ひびきの正体。聖典の力を引き出している時は、髪色が白になり、髪型が変化、衣装も白を基調としたタイツ状のものに変わる。口調は無機質で抑揚のないものになり、一人称は「僕」になる。
- 聖典トライテンのの贋作が偽典「ミラビリス」。
- 聖都
- 『Fate/Grand Order』第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』の舞台である西暦1273年のエルサレムに現れた理想都市。
- 細部こそ異なるが、円卓の城キャメロットと似通っている。聖地の上に一夜にして築かれたが、それもその筈、あの都市は「聖槍」そのもの。
- 獅子王は聖都に理想都市を作り、選ばれた人間を集めたが、その実態は理想都市で生きる為ではなく、理想の人間として集めたに過ぎない。
- 選ばれた人間を保護したというが、真相は逃がさないように閉じ込めた。故に聖都に運ばれた人間は、みな聖槍の中に仕舞われたようなもの。
- ちなみに清らかな人間というのは「清く正しい人間」をではなく、「何が起ころうと正しい行いしかできない人間たち」である。
- ヘルメスの計算によると、聖槍には五百人分の魂が収納でき、獅子王は聖都を最果ての塔にし、聖都にいるものを聖槍に取り込ませる。
- こうなれば生命として活動する余地はなく、生きるか死ぬかという話ではなくなり、皆“善良な人間の要素”として管理される。
- 聖都は収束し、一つの塔になるが、その塔の中には圧縮された地獄があり、獅子王の元で人間の価値を証明するように永久に保管される。
- 無論、『塔』が出来るという事は、その一帯は全て『世界の果て』になり、『塔』という完全な世界を作る代わりに、『塔』の外の世界は消滅する。
- 第六特異点が異例中の異例で人理定礎値がEXになっているのは、崩壊が始まり、既に“世界のどこでもない”場所だったからである。
- 獅子王はゲーティアの大偉業により人理は焼却され、人類史は無に返される。
- しかし神が人間によって生み出された以上、人間が消滅すれば神もまた存在できない。そして、彼女もまた人間を愛している。なので、何を犠牲にしようとも人間たちを残すことを決め、清き魂を集めて、聖槍に保管することにした。
- だが、主人公からは「ただの標本」と否定され、獅子王との最終決戦の末にベディヴィエールによって聖剣返還を成され、この時代を乱した原因である聖槍、ひいては聖都も消滅した。
- 聖堂騎士団
- 聖堂教会に所属する騎士と、その騎士団。教会の有する戦力のひとつ。
- 神なき地に遠征することはいかなる理由だろうと許されず、聖地の守護にのみ動く。代行者とは異なり、常に数で圧倒する戦術を執る。
- 【関連項目】聖堂教会
- 聖堂教会
- 「普遍的な」意味を持つ一大宗教。その裏側に存在する組織。
教義に反したモノを熱狂的に排斥する者たちによって設立された、「異端狩り」に特化した巨大な部門。 - 【関連項目】埋葬機関、代行者、聖堂騎士
- セイバー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「剣士」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- セイバー忍法
- 何かの間違いで海を渡った騎士の王が葛城山に迷い込み、とある行者から教わった魔技。そのことごとくが破格の性能を持つものの味方になると使えなくなるという呪われた技…らしい。
- パーティーメンバーによって使える忍法が変化するという性質があり、セイバー忍法・無敵ランチ、セイバー忍法・デスガッツ、セイバー忍法・デスサミング、セイバー忍法・フグペイン、セイバー忍法・タタミウォール、セイバー忍法・ハンドブレーキ、セイバー忍法・3wave分身の術(またの名を「忍法セイバー無限地獄」)、セイバー忍法・ネンブツ回避などのバリエーションが確認されている。
- 聖杯
- 原義を言うならば、最後の晩餐でキリストが使い、その血を受けた杯のこと。
聖杯戦争で奪い合う聖杯は「万能の願望機」と呼ばれる魔術礼装。 - 【関連項目】聖杯戦争、魔術礼装
- 聖牌
- 冬木の地に現れ、手にした者の願いを叶える万能の願望器。『Fate/mahjong night 聖牌戦争』に登場する。
- 聖杯くん
- 2010年のエイプリルフール企画「fuyuki.com」で冬木市ののマスコットキャラクターとして紹介された。
- 汚染された冬木の聖杯を無理矢理ゆるキャラ化したようなデザインで、口からは常に得体のしれない汚泥を垂れ流している。
- 紹介記事によれば、「あのキモい金ぴかを何とかしよう」という事で『ごーるでん冬木くん』に対抗するキャラを作ろうとしていたところ、柳洞寺在住の若夫婦の奥方が名乗り出てデザインしたキャラクターらしい。市民は名前の由来は何か、何をモチーフにしたか等がさっぱりわからず当惑する毎日とのこと。
- 『カーニバル・ファンタズム』にも出演。声は間桐桜と同じ下屋則子氏で常に「う~ふ~ふ~」と不気味な笑い声をあげている。死の運命を回避する方法をランサーに教えたり、サーヴァントに手を焼くマスター達に秘密道具(名前は違うがいずれも出刃包丁)を渡したりする。
- 聖杯戦争
- 万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。
『Fate/stay night』では、数十年に一度、冬木市を舞台に行われる。聖杯を求める七人のマスターと、彼らと契約した七騎のサーヴァントがその覇権を競う。
最後に残った一組にのみ、聖杯を手にし、願いを叶える権利が与えられる。
他にも『Fate』の名を冠する数多の作品にて、様々な形の聖杯戦争が開催されている。 - 【関連項目】聖杯、サーヴァント、冬木市
- 聖牌戦争
- 冬木の地に現れ、手にした者の願いを叶える万能の願望器『聖牌』をめぐり七人の魔術師が覇を競い合う戦い。『Fate/mahjong night 聖牌戦争』で行われている。
戦いはもっぱら「麻雀」によって行われ、他の参加者全員を退け、点棒の全てを獲得した者が勝者とされる。
参加者はマスターと呼ばれ、それぞれ特性を持つサーヴァントを召喚、使役でき、二万点の点棒と三画の令呪が与えられ、互いの点棒を奪い合う。
- 聖杯大戦
- 『Fate/Apocrypha』で行われた14騎ものサーヴァントが赤と黒の2つの陣営に分かれてぶつかり合うという、冬木の聖杯戦争よりも規模が拡大して大規模化した聖杯戦争に付けられた名称。
冬木のようなバトルロワイヤルやムーンセルのトーナメント方式ではなく、同じ陣営に属する他の組との連携が求められるチーム戦。それゆえ、サーヴァント同士の関係が密接で、相性が良い者を組ませると遥かに格が上の敵でも打倒することが可能。
また通常の聖杯戦争では到底勝ち抜けないような支援に特化した者や集団戦闘で補正がかかるスキルを持つ者が真価を発揮する。
そのため、傲慢で自らの力を過信する者や正気を失っているため他との連携が取れない者などは非常に不利で、「絶対的な強者」は聖杯大戦においてはあり得ない。しかし、チーム戦ではあるものの聖杯を手にするのは一組というのは他の聖杯戦争と同一である。よって、赤と黒の戦争が終結すれば、一時は味方であった者との第二の争いが始まる。 - 【関連項目】聖杯、聖杯戦争、サーヴァント
- 聖杯転臨
- 「霊基再臨」を全て済ませ上限レベルに達したサーヴァントに聖杯を使い、レベルの限界をさらに突破する事。
- これによりどのサーヴァントもレベル100まで到達することができるが、聖杯を使わない状態での限界レベルはサーヴァントのレアリティによって違うため、レベル100に至るまでに必要な聖杯の個数も異なる。
- 霊基再臨と異なり純粋にレベルとそれに伴いステータスが上がるだけで、これによって新たなスキルを習得したりすることは無い。
- 上限レベル60の状態では聖杯1個につき+10、上限レベル65~85の状態では聖杯1個につき+5の上限突破ができるため、☆4以下の実用的なサーヴァントの能力底上げとして有用だが、上限レベル90以上の状態では聖杯1個につき+2しかされない。また、上位レアリティと同じレベルに達しても、本来のレアリティにより生じるステータス差を埋め合わせるには至らず、ある程度の差は残る。
- そして何より聖杯は各種ストーリーや期間限定イベントで一度きりの「クリア報酬」としてしか手に入る事がなく最も数が限られているため、おいそれとできることではない。また、上記の通りレベル90以降の強化は効率が良くないため、レベル100を達成したサーヴァントを見かけた場合、それはそのプレイヤー最大の「お気に入り」であることを示すと言える。
- 聖杯の泥
- 聖杯をその力ごと汚染し、70年経過しようとも新たな聖杯を汚染する力を保ち続ける『人の悪性』。
- 【関連項目】聖杯
- 聖抜
- 獅子王の法を順守し、何者にも冒されない理想郷の完成のためより善い人間を選び、選ばれない人々を排除する第六特異点で行われた聖都キャメロットに向かい入れる者を選ぶ儀。
決して穢れない魂。あらゆる悪にも乱れぬ魂。生まれながらにして不変の、永劫無垢なる人間を選び取るための儀。
強い光でありながら眩しくない光を浴び、選ばれた者は身体が光り出す。聖抜で選ばれた者だけが聖都に招き入れられる。
- 聖罰
- 第六特異点で行われた聖抜に選ばれなかった者に対する粛正。
- セイントグラフ
- 『Grand Order』にてゲーム内で使用されるサーヴァントが宿るカードの総称。
- 世界の裏側
- 人の理で成り立っている人間の世界から外れた場所。神代の終わりに、幻想種たちが去っていった場所。
- 物質的なくびきから解脱できない者、霊体になっても生きられない者は世界の裏側に移動できない。
- 現在の人間が住む世界とは、惑星の地表に薄く広がる織物のようなもので、その下に「地球」という惑星が存在する。
- 一方、世界の裏側とは人間が住む以前の世界、即ち、幻想種たちが闊歩していた時代の〝織物〟。
- つまり地球は惑星の地表が一番下にあり、それを包んでいるのが惑星の地表に張り付いた〝織物〟の一つ「世界の裏側」である。
- そして現在の物理法則が支配する世界は、この上に重ねられた別の〝織物〟に過ぎない。
- この裏側の〝織物〟が剥がれてしまうと、今の世界が崩壊し世界が神代に逆戻りしかねない。
- 神代の終焉を理解した幻想種たちが地上を譲り渡し、この場所に移動した。
- 裏、というよりは海の向こうと言うべき場所。人理という布が星全体を覆うことで、この世界は成り立っている。
- 人理の布が星全体を覆う前に、神代の終焉を理解した幻想種たちは地上を譲り渡し、この場所に退避してきた。
- 聖槍はそれを防ぐ為に裏側を世界に縫い付け、繋ぎとめている。それが『最果ての塔』と呼ばれる現象。
- 『Fate/Grand Order』では、人理が混乱しているため、人間の世界に幻想種が湧き出ている。
- アヴァロン等の理想郷は『星の魂の置き場所』であり、裏側とは別のもの。
- 【関連項目】幻想種、神代、聖槍ロンゴミニアド
- 赤原礼装
- エミヤと無銘の外套。
- 『Fate/side material』で一級品の概念武装とされる。とある聖人の聖骸布から作られたマントで、外敵ではなく外界から守る。
- 『Fate/EXTRA』では魔力増幅機能の付いた魔術礼装とも述べられている。
- セクター
- 拠点。敵陣営の「セクター」を制圧するには、内部にいる敵兵を倒し、拠点を守る存在である「アグレッサー」を撃破する必要がある。
- 「レジムランク」が存在し、高ランクの「セクター」を制圧することで一気に有利な状況に持ち込めるが、強力な敵が待ち受けるというリスクもある。
- 逆に自分の「セクター」を敵に制圧されると「レジムマトリクス」が敵に移行してしまう。
- セファール
- ヴェルバーの尖兵としてのスキル「遊星の紋章」が発動してしまったアルテラの最終形態である巨人。
一万四千年前にはかつてムーンセルと地上に現れ、当時の文明と人類やその庇護に回った神々、他天体からの降臨者も含めてそのほぼ全てをこの姿で蹂躙した。
最終的には星の聖剣によって討たれ、砂漠へと歩き続けそこで力尽きた。
- SE.RA.PH
- Serial Phantasm。第三虚構世界とも。規模が巨大になったムーンセルが自身を運営するために作った“月を回す都市型エンジン”。
- 虚数潜航
- ゼロセイル。虚数空間に潜ってから目的地に浮上する転移手段。前人未到の航海。
- カルデア初期に想定されたものの、その困難さ、危険性から廃止された事象干渉手段。
- マスターを霊子分解し、数値として時空帯に出力するレイシフトとは真逆の空間移動法。
- あると定義しなければこの世界は成立せず、かといって人間に触れる事のできない領域。即ち、マイナスの世界への挑戦。
- 世界の隙間に入り込み、現実から完全に消失する“時の海”に沈む行為。
- 存在そのものをマイナスにする危ない状態。
- 千夜一夜物語
- シェヘラザードが語ったとされる入れ子構造の物語群。シェヘラザードは入れ子構造の物語群の最外枠、全体の語り部の役割を務める。
- 今伝わっている千近くの物語は、その大部分が後世の訳者たちの手によって付け加えられたものである。一説には、核となった最初期の説話数は二百数十話程度しかなく、結末も存在していなかったとされる。
- シェヘラザードが書物で読んで知った物語、自身が即興的に考え出して語った物語、後世に付け加えられたが「彼女が語っていてもおかしくはない」物語、そういった元々確固たる枠組みがあったわけではなく、それらの曖昧模糊とした集合体こそ、後に『千夜一夜物語』と呼ばれるようになった概念の正体であり、彼女自身はその内容の編纂権を有している。
- 重要なのは正しさではなく、王が面白がるかであり、端的に言えば「何が千夜一夜物語に該当する物語なのかは彼女自身によって決められる」とも言える。
- 千里眼
- 最高位の魔術師の証である「此処に居ながら彼方を見据える」眼。古来より、神々から土地を任され、人々の生活を守る祈祷師に必要とされるもの。
「識る」事が魔術の基本にして最奥であるというのなら、彼ら千里眼の魔術師たちは生まれながらにして真理に到達している。どれほど重厚な魔術回路を持ち、強大な魔術式を操れようと、この千里眼を持たない魔術師は最高位の座に呼ばれることはない。
いくつか種類があり、マーリンは世界を見通す眼を、ギルガメッシュは未来を見通す眼を、ソロモンは過去と未来を見通す眼を所有している。
全てを視通すとされてるが、彼らは太陽系圏内の範囲しか知覚できないらしく、元々は異星の存在でそれが地球に隕石の形で落下して現地の生物に寄生して神となったという南米の神話大系の神々のことは知らなかった。
彼ら千里眼持ちたちには独特の連帯感があり、直接面識がせなくても互いを意識しあっているため、初対面であってもタメ口だったり馴れ馴れしかったりするという。
アルジュナ等も同名のスキルを持つが、こちらは未来や過去を見渡した等という描写は無いため、純粋に並外れた視力を表すスキルだと思われる。
- ソロ・サーヴァント
- 設定変更により「開かれた、一つの大きな世界」となった新生ムーンセルSE.RA.PHにおいて、その世界開拓の一要因としてランダムに召喚されたサーヴァント。
NPCのモデルと同様、基本的に聖杯戦争で重要な役割を示したサーヴァントが優先される。しかし中には聖杯戦争の記録には存在しないサーヴァントも含まれている。
た行
- ダーク・
ラウンズ - サーヴァントユニヴァースのヴィラン集団の一つ。暗黒の騎士団とも。マスター・アグラヴェインが所属していた。
- 新円卓との戦いの中でマスター達は次々と討ち取られ、マスター・アグラヴェインがバベジンに敗れて消息不明になったことで壊滅した。
- 第一次聖杯戦争
- 西暦1800年頃に開催された聖杯戦争。聖杯降臨地は柳洞寺。
もともと御三家にはこの儀式を聖杯を奪い合う戦争にする意図はなく、「聖杯戦争」というシステム自体が発足しておらず、この時には令呪すらなかった。(聖杯戦争と呼ばれるようになったのも第二次から)
実際には聖杯を使えるのは一組だけであることが発覚し、御三家の間で聖杯の所有権を決めるための諍いが発生する。(アイリ師匠いわく「ちょっとした いがみ合い」)
第一回目なだけに、まともなルールが規定されていなかった。更にこの頃は令呪が存在しなかった為サーヴァントが制御不能になるなど大規模な混乱が発生し、儀式としての体をなさず失敗に終わる。(殺し合いをしている間に終わってしまったらしい)
- 第一魔法
- 詳細不明。第一魔法の使い手は不明。既に世界から消滅。ただしその痕跡はまだ生きているため存命中とカウントされることもある。
- 久遠寺有珠の用いるプロイの魔術は「第一」に関連するとされる。エーテル塊はある意味で無そのものであり、「そも第一魔法の――」と関連を匂わされている。
- 『魔法使いの夜』では「はじめの一つは全てを変えた」と称される。
- 第一魔法の使い手は、ロンドン魔術協会のロードの一角、最強の「貴い魔術回路(ブルーブラッド)」を擁するバルトメロイが、他のロードすら見下す中、唯一敬意を払う対象でもある。
- 代行者
- 聖堂教会の異端審問員であり、教義に存在しない「異端」を力ずくで排除するモノたち。法王を支える百二十の枢機卿たちによって立案された、武装した戦闘信徒。
一般的に連想される「エクソシスト(悪魔祓い師)」ではなく「エクスキューター(悪魔殺し)」であり、目的は悪魔を消し去ること。悪魔を追い払う(同時に犠牲者の魂を救う)わけではない。 - 【関連項目】聖堂教会、埋葬機関
- 第五元素、第五仮説要素、第五架空要素
- 「エーテル」を参照。
- 第五真説要素
- 真エーテル。第五架空要素を自壊させる。
- 第三次聖杯戦争
- 西暦1930年頃に開催。第二次世界大戦の直前に開催された聖杯戦争。帝国陸軍やナチスが介入し、帝都で戦いが繰り広げられる(詳細不明。冬木市で行われる前の前哨戦?)第二次が大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、第三次ではもっと細かなルールが決められた。
初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、言峰璃正を監督役として置く。(聖杯戦争を公正に監督させるために、アインツベルン側から教会に聖遺物を監督するようけしかけた)
戦いの過程で小聖杯が破壊され無効試合となって終わった。
アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも早期に敗退。だが、この「復讐者」のサーヴァントの為に聖杯が「この世全ての悪」に汚染されてしまう。『Fate/Apocrypha』の世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。
エーデルフェルトの双子姉妹が参戦し、妹が戦死。姉はなんとか生還し、この一件で同家の日本嫌いが始まる。聖杯降臨地は冬木教会。
「聖杯の器」が途中で破壊され、聖杯戦争は無効となって終わる。第三次までの「聖杯の器」は無機物であった。(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、聖杯は起動したが正しい所有者を得られないまま消滅した)。 『Apocrypha』の世界ではユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生し、冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。
また、非公式ではあるが「アインツベルンが復讐者を召喚し、帝国陸軍が聖杯を奪取する」場合、『帝都聖杯奇譚』の物語に繋がることが示唆されている。
この聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たるファルデウスの所属する組織の手によって後述するスノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。
なお、この時点でアメリカ政府が協力していたらしく、第二次大戦末期の冬木空襲に乗じる形で何らかのアプローチを行った事が『氷室の天地』で語られている。
- 第三魔法
- 魂の物質化。別名『天の杯(ヘヴンズ・フィール)』。使い手はアインツベルンの工房を作った魔術師たちの師。
- 『魔法使いの夜』ではそれまでの魔法の流れから「受けて三つは未来を示した」と称されている。
- もとは西暦元年以前に存在した魔法使いが到達したものだが、現在は失われたとされている(使い手それ自体がどうなったかも含めて不明な点が多い)
- 物質界において唯一永劫不滅でありながら、肉体という枷に引きずられる魂を、それ単体で存続できるよう固定化する。精神体のまま魂単体で自然界に干渉できるという、高次元の存在を作る業。魂そのものを生き物にして、次の段階に向かう生命体として確立する。
- 魂は星幽界という物質界より高位の次元に属しており、エーテル体に宿り、生物として活動したり、幽体になったりする。魂を物質界に降ろすのに要する魔力より、魂が保有するエネルギーの方が多いが、星幽界から降ろした魂は魂と同じ肉体でなければ留める事が出来ず、精々自分の魂を自分のクローンに魂を移す程度で、後は魂がこの次元から消え去るのを待つだけ。
しかし第三魔法を用いれば、その自然の摂理を捻じ曲げ、魂を別人の肉体に定着させたり、永久機関とすることで魂のエネルギーを魔力として無尽蔵に汲み出す事が可能。 - 端的に言えば、真の不老不死。
- ちなみに、ロアやズェピアが行っているのは魂の「情報化」であってコピーの類であり、不老不死を目指す手法ではあっても第三魔法とは関係が無い。
- アインツベルンには、魂を数秒だけ物質化させるという第三魔法に近い魔術を帯びた限定礼装「天のドレス」が伝わっている。
- 大聖杯の英霊召喚(システム)の基盤は第三魔法の一部を使っているとされる(ただしサーヴァントは過去の魂を読み上げて複製を創る業に過ぎず第三魔法ではない)。
- アンリマユは第三魔法を成し得る可能性のある属性を持った英霊であり、条件が整えば大聖杯が起動させるはずの第三魔法と関係なく大聖杯を胎盤に第三魔法を体現することが出来る。
- 人間ではなく千年クラスの歴史を持つ幻想種――例えば人狼であるルゥ=ベオウルフは通常の物質的肉体を有してはおらず、存在自体が「魂の物質化をしているようなもの」と表現されている。
- 『Fate/EXTRA』世界における新しい魔術師(ウィザード)の使う新しい魔術は「電脳世界における魂の物質化」と称される。
- 『Fate/EXTRA』公式サイトの説明ではムーンセルの聖杯戦争ではサーヴァントは「第三法と呼ばれる魔術によって実体化した霊子生命である」とされている。
- 『Fate/Apocrypha』ではシロウ・コトミネが自身の願いである「人類の救済」を叶えるために、大聖杯を第三魔法を行使しつづける物に改造し、全人類に第三魔法を適用させようとした。
- 『Fate/strange Fake』における聖杯戦争は第三魔法を魔法ではなくし、魔術の段階にまで引きずり下ろすことを最終目的として開催されている。
- 『Fate/Grand Order』で閲覧できる聖杯の説明において、第三魔法は「形而上の存在を汲み上げて、物質に転換する」とあり、魂以外にも応用が利く可能性が示されている。
- 『Fate/Grand Order』で閲覧できる殺生院キアラの説明において、ヘブンズホールは第三魔法の亜種とされている。人間が善き行いをする時、持っていては都合の悪いもの(この世全ての欲)を吸収してくれる、社会においてなくてはならない機構。
- 『MELTY BLOOD 路地裏ナイトメア』においてはズェピア・エルトナム・オべローンが人類滅亡を阻止するために挑み、敗れたモノとされる。
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では現代でもアトラス院院長として存在し続けているズェピアが希求する魔法としてこれを挙げている。
- 第三要素
- 「精神」を参照。
- 大帝都
- 三咲町の焼肉屋さん(正確には、隣町にある)。品質よりも安さで勝負する、学生にはありがたいお店。
人間の限界に挑戦する食べ放題がスペシャルメニューとして存在し、上位メンバーの名が店には貼り出されている。一月単位で変動するそれらだが、一位と二位の「あおざきあおこ」「あおざきとうこ」の記録は化け物じみているので、向こう数年は変わらないだろう、と噂されているとかなんとか。 - 【関連項目】三咲町
- 第七聖典
- 教会所蔵「転生批判外典」たる概念武装。大型のパイルバンカー。
- もともとは祭礼用に使われていた一角獣の角。一角獣が臨終した際に、人身御供の少女と角に宿る動物霊を融合させた。融合して生まれたのが精霊「セブン」である。
- 表面には「転生かっこ悪い」といった意味合いの転生批判の文句がびっしりと書き込まれていた、という儀礼用のアイテムが武器として使用されることとなり、槍やら杭となったが、近代化にあわせて銃剣に、現在はシエルの趣味でミサイルランチャー付き大型パイルバンカーに改造されている。
- 第二次聖杯戦争
- 西暦1860年頃に開催された聖杯戦争。令呪を始めとする細部のルールを整備して、ようやく「聖杯戦争」というシステムが機能し出す。聖杯降臨地は遠坂邸。
外来の魔術師は聖杯の起動式を知る事だけを報酬として招かれ、本来は御三家だけが争う予定だったが、御三家が決裂していることをチャンスと見て他の4組も聖杯獲得を狙う。
儀式は失敗に終わる(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、勝者が決することなく全滅したらしい)。
- 第二東京大学最先端情報科学研究所
- ネットワーク研究で名を馳せる研究所。魂の霊子化についての専門研究が行われている。この研究所の魂の霊子化研究の被験者リストにある魂を霊子化させる才能を持つ人間の名前と、西欧財閥に一斉検挙・摘発されたハッカー達の名前が97.2%の割合で一致していた。
- 第二魔法
- 並行世界の運営。使い手はキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ。
- 『魔法使いの夜』では第一に対して「つぎのニつは多くを認めた」と称されている。
- 多世界解釈――ある時の選択でAではなくBを選んでいたら、世界は別の道筋を歩む。そういった、数限りなく存在する平行世界(パラレルワールド)を行き来するというもの。
- ただし、並行世界の「移動」ではなく「運営」であるため、応用も含めて並行世界に関係するあらゆる事象を引き起こせると思われる。
- 現在のところ、最も触れられる機会の多い魔法であり、第二魔法そのものではないものの、その応用や一部再現とされるものも多く登場している。
- 『Fate/hollow ataraxia』において、魔術師バゼットの口より、「死者の蘇生には時間旅行、平行世界の運営、無の否定、いずれかの魔法が絡む」という言葉が述べられ、蒼崎橙子からは「『時間旅行』は『平行世界の運営』に含まれる」との言葉がある。
- ゼルレッチ自身は魔術礼装として自身の名を冠する「宝石剣ゼルレッチ」という限定的ながら第二魔法を行使する剣(隣り合う世界の壁に穴を開ける程度)を持ち、弟子の家系・遠坂にはその製法に関する記録の断片が伝わっている。
- 「他世界の自分自身が持つスキルのみをダウンロードする」という機能を持つ「カレイドステッキ」のマジカルルビーとマジカルサファイアという魔術礼装が存在する。
- 純粋な剣技として「全く同時に太刀を振るう」を目指した結果、多重次元屈折現象(キシュア・ゼルレッチ)と呼ばれる「現象を複数の平行世界からひとつの世界に取り出す」第二魔法の領域に届いた例もある。
- 第二要素
- 「魂」を参照。
- 第八秘蹟会
- 聖遺物の管理・回収を任務とする聖堂教会の特務機関。構成員の一部は代行者。
- 「秘蹟」とは、聖堂教会の教義において神から与えられる七つの惠みを指す。「第八秘蹟」とは、正当な教義には存在しない恵みを指し、この名を冠するこの特務機関は、異端と深く関わる部署であることを意味する。
- 退魔四家
- 浅神、七夜、巫浄、両儀の四家。混血の天敵とされるが、両儀以外は断絶または没落している。
- 作中にも用語辞典にも無い名称なのだがファンの間ではそれなりに使われており、記念本一問一答にて奈須きのこも使用した。
- 第六架空要素
- 「悪魔」を参照。
- 台湾製の不味い煙草
- シリーズの要所に登場する小道具。蒼崎橙子の知り合いの煙草職人がダンボール1箱分だけ製作したもので、橙子が愛飲している。作中で繰り返し不味いと言われながら、愛用者が幾人も存在する。
- 『Fate/Apocrypha』に出てくる獅子劫界離もこれと思わしきモノを吸ってる。
- タクティカルフェイズ
- サーヴァント毎に保有する固有スキルの使用、またはマスターの魔術礼装のスキル、令呪を使用することでサーヴァントを援護することが可能なフェイズ。
- 魂
- 第二要素。存在のひな形である『魂(本質)』。
- 物質界において唯一永劫不滅でありながら、肉体という枷に引きずられ、単体でこの世に留めることはできない。
- 記憶、魔術回路などは本来、肉体ではなく魂に存在する。魔術において必要な要素とされていながらも、魔術的には扱いが難しい物とされ、魔術による干渉はあくまで「内容を調べるモノ」、「器に移し替えるモノ」に限られ、魂本体には加工や消費といった利用価値は無いとされる。真に利用法を確立した人物は第三魔法の体現者である一人しかいない。(ミハイル・ロア・バルダムヨォンやタタリ/ワラキアの夜が行っているのは、魂の「情報化」であってコピーの類)。
- また、人間霊であるサーヴァントにとっては精神と並んで魔力の供給源となる「食事」ともなる。
- 【関連項目】魔法、魔術、サーヴァント
- チェイテハロウィン叙事詩
- チェイテピラミッド姫路城の姫路城の部分の屏風にメカエリチャンが2017年までのハロウィンイベントの記録を参照し、ジェットインク技法で出力したもの。
- この屏風はハロウィンの記録であると同時に、エリザベート=バートリーのやらかした多くの不手際の歴史の証拠。
- これを見た者は誰もが、エリザベート・バートリーはチェイテの領主に向いていない、と実感するとか。
- メカエリチャンは題材はともかく、アートとしてはなかなか良いできだと思っている。
- チェイテピラミッド姫路城
- チェイテ城の上に逆様のピラミッドがぶっ刺さり、その上に姫路城が乗っているという禍々しい混沌の城塞。西洋/中東/東洋の建物全文乗せ。
ダ・ヴィンチちゃん曰く、「ハンバーグの上にチョコパフェと刺身を乗せてチリソースで食べさせられる」みたいなグロテスクさらしい。
逆さまのピラミッドはオジマンディアスから借りたものであり、クレオパトラはライブステージの役目を果たすチェイテ城の強化、領民の安眠が減少するリスクを間接的に止めるためにそのまま放置している。
このため、エリザベートが撤去しようにも「多額に賠償金を支払われる」ことや領民それをさせるわけには行かないということから2017年度では後回しにしていた。その上にに聖杯が刑部姫の「引き籠もりたい」という願いを叶えるために、姫路城が着陸した。
- 置換魔術
- フラッシュ・エア。何かを何かで置き換える魔術。
- 錬金術から派生した魔術系統だが、原理的には劣化交換にしか至れない下位の基礎魔術であり、それゆえ使い手はほとんどいない。
- イメージとしては、金属のフォークを溶かしてスプーンの形の型に入れて固めてスプーンを作る、というのを途中の過程をすっ飛ばしたような感じだとか。
- 当然ながらスプーンとフォークを交互に置換し続けるたびに劣化が進み、最終的にはフォークともスプーンともつかない「何か」に成り果ててしまう。
- 大規模な置換魔術を使えば、時間流の異なる空間同士を置換して繋いで妖精郷のようなものを創造したり、街を丸ごと異なる時代のそれで置換したりできるとのことだが、さすがにそのレベルになると神霊クラスの魔術行使となってしまう。
- エインズワース家の魔術はこれのみに特化しており、精神の在り処を肉体から人形に置き換えたり、空間の繋がりを置換することができる。
- 治癒魔術
- 傷を治す魔術。傷口からの出血を止めるものはともかく、失われた手首の再生となるとかなり高レベルの治癒魔術が必要となる。
- 超過剰武装多目的棺桶『ライヘンバッハ』
- ジェームス・モリアーティが主武装としている棺桶型の武器。
- 重機関銃にロケットランチャー、ビーム砲といった多様な小型兵器を内蔵しており、幻霊「魔弾の射手」を取り込んだことで技術的に狙いを付けなくても敵に背中を向けていてさえも当たるようになっている。また、これ自体を振り回して敵に叩きつけたりもする。
- 超能力
- 「魔術」という神秘に根ざしたある種の技術ではなく、「混血」のようにヒト以外の魔の力を取り入れた結果でもなく、ヒトがヒトのまま持つ特異能力。俗に言う超常現象を引き起こす回線。
魔術と違い、先天的な資質が不可欠とされ、基本的には「一代限りの突然変異」。ただし、近親婚を繰り返すなどして血脈の中に超能力を留めておこうとする一族等の例外はある。また、別の資質だったものが、後天的に変化して、別の超能力を持つに至る場合もある。
高度なものになると、魔術では再現できない。直死の魔眼などがこれに相当する。これを「魔」に対抗するための人類という種の祈りの結晶――つまりアラヤの抑止力と捕らえる考え方もあるが、真偽は定かではない。
一見すると魔術でできないこと=魔法=超能力のように思えてしまうが、魔術と魔法の差は「結果をもたらせるか否か」であるので、例えば直死の魔眼がもたらすのは「死」であり、どれほど特殊な過程を経ようと結果は結果であるため、魔法の域には至らない。 - 【関連項目】直死の魔眼、抑止力
- 直死の魔眼
- 対象の「死」を視覚情報として捉えることが出来る目。死の情報は黒い「線」と「点」で示される。
- 【関連項目】超能力、魔眼
- チョコ英霊
- 歴史に刻まれたチョコレートの英雄。独裁者の愛したチョコ、偉業を成した冒険家の命を救ったチョコ、数多の人を殺した反チョコなど。
- チョコレートの英霊が集う場所、『座』は確かに存在している。
- チョコラミスは術式を使い、その記録を座からダウンロードして七騎のチョコ英霊を召喚し、チョコ聖杯戦争を行った。
- チョコカビ人間
- 詳細不明の謎の生命体。2018年のバレンタインイベントに乗じて地球侵略を目論んでいたとか。
- カルデアから乗り込んできたクリストファー・コロンブスの手で彼らの野望は挫かれたが、彼らの生態のせいで資源も奴隷も持ち帰れなかったようである。
- チョコ鉱山の惑星
- サーヴァントユニヴァースの惑星。正式名称は不明。チョコレートの鉱山が主要産業。大人気すぎて常に植民地化を狙われているデンジャーゾーンとのこと。
- チョコ工場
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。カカオから製造したチョコレートを本格的な生産ルートに乗せるべく建造した工場。
- 同品質のものを多く生産することに意義があり、エジソンは大量生産システムの構築と工場設計を担当、カエサルが空中庭園産チョコレートの基礎となる味のセッティングを行っている。
- 勿論電源システムは直流であるため、侵入してきたニコラ・テスラによって交流に切り替えられたが、エジソンに見つかって例のごとく喧嘩をした所を安眠妨害されたチョコラミスの鶴の一声で直流と交流のどちらかが多く生産できるかで一応収まった。後にチャールズ・バベッジから直流・交流だけでなく第三のエネルギーも使うべきだと主張し、許可された。
- 工場の床で丸くなって眠るフランの姿がよく目撃されるが、どうやら居心地がよいらしく、誰かが工場の隅にフラン用の小屋を作る。犬小屋のようだと問題視される一方、本人は気に入っている様子。
- 角、本、「かいたいするよ!」といった子供のチョコレート泥棒に悩まされていたが、歯医者と名乗るドリル男を番人として雇用したことで被害は激減した。
- チョコゴーレム
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。チョコ工場の忠実なる従業員。チョコで出来たゴーレムであるが、術式はチョコラミスが組んだもの。
- 工場だけでなく他のあらゆる仕事もこなす上に、待遇に文句も言わず、休息もメンテも給与もいらず、しかも食べることができるが、比較的熱さに弱いので、火を吐いたり纏ったりする者には接近できない。
- ホワイトチョコゴーレム、アーモンドチョコゴーレム、麦チョコゴーレム等の亜種にも開発成功。ウィスキーボンボンチョコゴーレムは突然陽気になるなど動作が不安定になったため開発中止したが、酒好きの鬼は再開発を希望している。
- パッションリップはチョコゴーレムに喜びの正拳突き。『これなら私でもお料理ができます!』とコメントしている。
- チョコ・サーヴァント
- カルデアのサーヴァントたちが湯煎で溶かしていたチョコレートが合体してサーヴァントを模した人型になり走って逃げだしたもの。
ヴァン・ホーエンハイム・パラケルススがチョコの食べ過ぎはマスターの健康に良くないと考え、魔術で食材としてのチョコレイトを根絶やしにしようとしたのが原因。
- チョコ聖杯くん
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。カーニバル・ファンタズムに出てきた聖杯くんを模したチョコレート。
- 七騎のチョコ英霊の召喚ができないことに悩まされたが、どこからか現れたジャガーマンが『逃れ得ぬ死の爪』で召喚陣に攻撃を加えたことで起動してしまった。
- この儀式の本質は、それら同士を戦わせ、座に戻ろうとするチョコ英霊のエネルギーを利用することにあり、その結果として生まれたのがこれである。
- 簡単に言うなら、この世すべてのチョコという概念をその身の内に飲み込んだ、無限に近しい力を持つ器。
- よって、『虚構の空中庭園』を形作っている聖杯とは別モノであるが、無限にチョコを吐き出し続けるという、今までの設備とは比べ物にもならない性質を持つ。
- また、オリジナルと同様喋ることができるだけでなく、たまに口から包丁のようなチョコを出す。
- チョコ聖杯戦争
- 七騎のチョコ英霊を召喚して行う儀式。この儀式の本質は、それら同士を戦わせ、座に戻ろうとするチョコ英霊のエネルギーを利用することにある。
- その結果として、チョコ聖杯くんが生まれた。
- 死チョコ魔術
- チョコラマンシー。『過去に捨てられて死んだチョコ』という概念を再利用して死んだチョコを蘇らせたチョコレート。現代風に言うならリサイクル。
死霊魔術 ならぬ死チョコ魔術 とも言うべきモノ。- 術式を組んだのはチョコラミスであり、実際に行使しているのはジル・ド・レェの持つ魔道書。
- 死チョコ魔術研究所
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。『過去に捨てられて死んだチョコ』という概念を再利用して死んだチョコを蘇らせたチョコレート。そしてその更なる発展を目指す施設がこの研究所である。
- 純度100%の死チョコ魔術によるチョコリザレクションのみを使用しており、血、呪い、異端の神、愛の媚薬等は一切含まれていない。
- 研究所銘菓、ぬめぬめ☆海魔チョコ(12個入り)は特価にて大好評販売中とのことだが、蠢いているように見えるためか、当菓子に関する問い合わせが出た。
- ジル・ド・レェを筆頭にメフィストフェレスやファントム・オブ・ジ・オペラ、契約社員として働いている百貌のハサン、新人受付嬢のアビゲイルが確認されている。ゴルゴーンは冷たく不吉な気配が心地よいらしく、研究所の床下で昼寝している。
- 使い魔
- 魔術師が使役する従者。
- 【関連項目】魔術、サーヴァント、マスター
- 月の裏側
- 『Fate/EXTRA CCC』の舞台。地球からは見る事のできない月の裏側……ではなく、ムーンセル内部の裏側を指す。表は地球側、裏はその反対側である。
ムーンセル内部は表と裏、上部分と下部分とに分かれており、それぞれ半月型の空間となっている。地球で言うなら地面の下に広がる地獄といったところ。
この領域はムーンセルが不要と判断した情報、主に知的生命体にとって害にしかならないもの、人類史に不要なもの、ムーンセルでは理解できない情報を保管しておく廃棄場として使用されている。月の裏側は多くの怨念と妄想が渦巻く混沌のプールとなっている。
- デーモン
- 真性悪魔とは異なる「幻想種としての悪魔」。捻れた角や蝙蝠の翼、巨大な爪や牙を持つ、ステレオタイプな「悪魔」の外観をしている。
- ジャック・ザ・リッパー (Fake)は宝具『悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて』によってこれへの変身能力を得ており、強さも周囲の人口密度で大型の獣から武闘派サーヴァントのレベルまで変動する。
- 織物
- テクスチャー。惑星に存在する"世界"を表現する際の言葉。惑星の地表に張り付いた"外観"。
- 現在の物理法則を持つ人間が住む世界は、惑星の地表に薄く広がる織物のようなもので、その織物の下に人間が住む以前の世界……即ち、幻想種たちが闊歩していた時代の織物が存在し、一番下に惑星の地表が在る。
- 人理という布が星全体を覆うことで、この世界は成り立っている。
- つまり一番上にある今の織物をベロリと捲りあげ、無くしてしまうと、世界の法則は以前のモノに戻ってしまうことになる。
故に剥がれないように、聖槍ロンゴミニアドで縫いつけてある。 - 【関連項目】世界の裏側
- 竜告令呪
- デッドカウント・シェイプシフター。ジークの左手に発現した、全く前例の無い令呪。
- 一画につき3分間限定で自らの体に「英霊ジークフリートそのもの」を憑依させ、その身体能力、戦闘経験値、宝具を含む保存能力を完全具現化することができる。
- また、通常の令呪と同じく聖杯戦争のマスター資格として認められ、サーヴァントとの契約や命令、消費分の補填が可能。変身だけでなく自己強化に用いることもできる。
- 通常の令呪は使用する度に消えていくが、この「竜告令呪」は使用後も聖痕のような黒い痣が残り、使用者を肉体的、精神的に蝕んでいく。黒い痣の正体は竜鱗であり、最終的には竜の血に肉体が耐え切れなくなって死亡する。
- 彼がこのような荒業を身に着ける事ができたのは、彼の魂が純粋で何物にも染まっておらず、ホムンクルスとして生まれた事で肉体にも年月の蓄積がなく、憑依の際の急激な変化にも適応することが可能だったためである。
- 死相
- デッドフェイス。チャクラ・ヴァルティン成立後、ごく稀に発露するようになった強化現象。
- サイバーゴーストは、生を求めて彷徨う肉体の無いもの。
- 一方でデッドフェイスは生きながら死に囚われた、何も生み出さない悪性情報の一種。
- SE.RA.PHでは肉体の死と精神の死が別物のため、死に切らなければ精神活動も呪いとして蓄積される。
- 熾天の檻が閉ざされ、聖杯戦争が終わった事で死者の無念を分解する浄化機能が停止し、死を放置する事になった。
- そこから生まれたものがデッドフェイスである。
- 死を迎えながら死に切れない精神情報は電光の仮面となり、死した肉体を動かし、
- いずれ肉体すら悪性情報に変質させ、その素顔を死の貌に塗り替えてしまう。
- 満足な終わりを迎えた肉体すら汚染し「動く死人」に変わってしまった時、
- その生命意義は全て失われ、フロアを彷徨うだけの災害となる。
- デミ・サーヴァント
- サーヴァントの情報を自身に取り込み、その能力を継承したもの。人間と英霊の融合体。融合した者は身体能力、魔術回路、全てが向上する。
- 基本的には召喚し、契約したサーヴァントでしか成立しない。
- どのようなマスターであれ、英霊の霊基に耐えきれず途中で崩壊してしまうが、「生まれながらにそう調整された個体」であれば耐えられる可能性はある。
- 【関連項目】サーヴァント
- 転換
- 魔力、霊魂、精神といったものを別のモノに移して定着させる魔術。応用範囲は広いが、それだけに極めるのが困難な魔術でもある。
- 遠坂家、エーデルフェルト家はこの魔術系統を得意とする。また、ロアの「転生の魔術」もこの発展系であるとされている。
- 伝承防御
- 限定的な概念防御。ある決まりに添った攻撃でなければ通らない。
- 【関連項目】久遠寺有珠、ロビンフッド
- 天のドレス
- アインツベルンに伝わる純白のドレスで、大聖杯を制御する心臓であり、魂を数秒だけ物質化させるという第三魔法に近い魔術を帯びている。
- 千年かけて積み上げた、第三魔法に至る為の魔術回路とも表される。『Fate/complete material Ⅲ』にて限定礼装とされる。『Fate/Zero』によるとイリヤスフィール・フォン・アインツベルンに追加の魔術回路として被せることで、心臓だけでなく全身を聖杯の器として機能させる。
- 黄金でできており、万物を統べる指輪が変形した7つの孔はサーヴァントの魂を収める度に1つずつ光り出していく。人間が触ると黄金に変じてしまうため、運用は精霊や小人、ホムンクルスが行う。
- テンプル騎士団
- 聖地巡礼する信徒たちを守るために、聖職者によって結成された騎士団。
- その任務の一つに教徒や騎士の財産を管理運営するという役割もあり、信徒と十字軍が増えることに比例して、管理する財産も膨れ上がり、最終的には貸し付けも行う銀行業務へと発展し、一国の財産を預かるまでに至った。
- 巨額の負債を抱えたフランス王国は借金の帳消しと財産没収のために彼らを逮捕、拷問にかけ、借金の帳消しには成功したものの、財宝の大部分は危険を察知していた彼らに秘匿され手に入れることができなかった。
- 一説では聖杯を所有したとも、黒魔術に関わったとも言われている。
- 『Grand Order』の幕間の物語「テンプル騎士団の財宝を追え!」ではアンとメアリーが闇に消えたテンプル騎士団の財宝を捜し求めている。
- 『Prototype』におけるバーサーカーのマスター、サンクレイドはこの組織の一員。
- ドイツ第三帝国
- 1933年から1945年にドイツに存在していた国家。通称「ナチスドイツ」。
- 投影六拍
- 無限の剣製による投影の理屈。創造理念(どのようないとで)、基本骨子(なにをめざし)、構成材質(なにをつかい)、製作技術(なにをみがき)、成長経験(なにをおもい)、蓄積年月(なにをかさねたか)。これを追想(トレース)することで、より高度な複製を可能とする。
- 【関連項目】衛宮士郎、エミヤ、無銘、クロエ・フォン・アインツベルン
- ドゥ・スタリオンⅡ
- 謎のヒロインXの愛機である宇宙船。謎の通信装置により自動的に援護射撃を行う。
- 動力源は夢のクリーンエネルギー、アルトリウム。トランGスター、バンノウレンズ、シンクウカーンなどののパーツが存在する。
- 概念礼装を強化する、不思議なエネルギーが満ちている謎の物質宇宙船からこぼれ落ちている。
- 遠坂家
- 冬木の管理者の家。キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグに宿賃代わりに少し筋を見てもらい、宝石剣の設計図を宿題として残された。
武術で根源に至ろうとしたが、マキリとアインツベルンに勧誘され聖杯戦争を行う場所を提供した。
- 遠坂邸
- 冬木市にある遠坂凛の自宅。西洋建築の館で丘の頂上に立っており、周囲一帯も遠坂の地所となっている。冬木で2番目に格高い霊脈で、遠坂は代々この地から冬木の魔術師達を束ねてきた。
- 第二次聖杯戦争での聖杯召喚地。
- 遠坂マネーイズパワーシステム
- お金を払えば道をふさぐエネミーが弱体化される悪魔のシステム。
- なお、二周目以降(レベル、行動パターンの開示)はもちろん一周目でも(パターンを読めれば)普通に打倒が可能だが、まったく課金せずに倒した場合「チート!チートしてんじゃない!?」と謂れのない叱責を浴びせられる。
- ちなみに、このシステム関連のイベントで人としてアレな行動を取ると、某騎士に鬼のような取立てをされる。
- トゥリファス
- 聖杯大戦の舞台となったルーマニアの小都市。
- ドールズ
- エインズワース家の使役する兵隊。『概念置換』を使い「死者の人格を人形と置換することによる擬似的な死者蘇生」を行われた人形。
- 【関連項目】エインズワース家
- トールダークマターチョココスモキャラメルウィズダークチョコソースエクストラホイップエクストラグラビティ
- 謎のヒロインX〔オルタ〕がバレンタインイベントで渡したチョコの名称……だと思われるもの。スペースバックスのメニュー。
- なお二度目はこれとは別の名前を言っていた。どちらが本当なのかは不明。
- 特異点
- 魔術王ソロモンが人理定礎を掻き乱すことで誕生した「間違った歴史」。
- 特撮
- 特殊な撮影からなる魔力の意味。
- 時計塔
- 魔術協会における三大部門の一角。倫敦は大英博物館を拠点とする、現在の魔術協会の総本部。
作中で用いられる魔術協会という呼称は、特に注釈がない限りほぼこの時計塔のことを指す。 - 【関連項目】魔術協会、魔術
- トップ・サーヴァント
- アルテラ解放を感知したムーンセルによって召喚されたサーヴァント。
- 大英雄として広く伝わる英雄の中の英雄、通常の七分類とは異なる特殊クラスで召喚された英傑。
- 『EXTELLA』作中ではギルガメッシュ、イスカンダル、ジャンヌ・ダルク、カルナ、アルトリア・ペンドラゴンが該当する他、ロムルスもムーンセル・トップサーヴァントの資格を有するという。
- 虎聖杯
- 虎のマークが付いた虎縞の水筒。いちおう魔力的には聖杯レベルのものがある。
- 分割や修復が可能な上、魔力を使い切らない限り何度でも願望機として機能することが続編で判明する。
- ただし、聖杯のように何でもかんでも願いを叶える訳ではなく、日常レベルの願いを叶えるのが限界の模様(それでも、魔術礼装としては破格の能力)。『タイころアッパー』では別の並行世界の人物を冬木市に呼び寄せたりもしている。
- 虎聖杯であると明言はされていないが、「虎の魔法瓶」というアイテムが『Fate/EXTRA』にも登場し、両儀式をムーンセルに召喚した。
- トンプソン・コンテンダー
- 起源弾を放つために使用する銃。トンプソン/センター・アームズ社が開発した単発式ハンティング・ピストル。
- 非常にシンプルな構造で、バレルといくつかのパーツの交換だけで拳銃弾からライフル弾まで様々な弾種を使用できるのが特徴。
- コンテンダー(競技者)の名の通り、本来は競技スポーツ用の拳銃。威力・命中精度ともに優れるライフル弾を使用できることで人気を博した。
- 装弾数は1発のみ、排莢機構も無し、と実戦には向かない銃だが、拳銃として携行できる最大火力を求めて衛宮切嗣はこの銃を採用した。
- なお、実在のトンプソン・コンテンダーは.30-06スプリングフィールド弾には対応していない。『Fate/Zero material』で魔術的行程で鍛造した銃身に交換していることが判明した。
- 本編の一部描写には「コンテンダー・カスタム」と表記されている箇所もある。ちなみに第四次聖杯戦争の後に発売されたコンテンダーの強化モデルである「アンコール」は.30-06弾を装填できる。
な行
- 肉体
- 第一要素。知覚される事のない習慣である『肉体(本能)』。物質界に形あるモノとして存在する。しかしこれだけでは動物も人間も機械と相違ない。
- 日本
- 極東にある島国。権能によって出来た国。
- 日本三大化生
- 日本における、強大な力を持つ三体の化生を指す呼称。玉藻の前が日本三大化生の一人であることについて言及されているものの、残りの二人については不明。
一般的に日本三大妖怪として挙げられる大嶽丸、酒呑童子、玉藻前が、そのまま日本三大化生である可能性もある。
- ニャントマッスル大砲
- ネコアルクが持ち出してきた超兵器。適当なマッスルを込めて撃ち込めば撃つ前から当たることが決まっている的に狙った場所に必ず当たるとか。
- 胡散臭いことこの上ないが、設計思想は似て非なるがレイシフトに近いとか。
- 移動に際しては虚数空間を介しているようで、後に『Fate/Grand Order』第二部序章で登場したゼロセイルを行う「ペーパームーン」と移動方法が似ている事が指摘されている。
- ラニ=Ⅷ曰く、構造は極めてシンプルかつエレガントだが挙動は屈折して予測不能で、根源を識りアトラスの業に近い技術を持つ人物による産物だとか。レフの反応からすると、カルデアの関係者か、あるいは彼が関わっているのだろうか。
- ネイキッドイアソン
- イアソンワールド・ジャパンの人形。自意識過剰が極まって、まわりすべてを壊さないと気が済まない。
- 死霊魔術
- ネクロマンシー。読んで字のごとく死体と共に発展してきた魔術。
- 会得する者は先ず、己の「死」を見つめる所から修練を開始する。自分自身に幻術をかけ、肉体が腐乱していく様を幾度となく観察する。そして鏡越しに見ていた自分が朽ち果てていく姿から「死」を見つめ、「死」を抱き、命が「死」と共にある事を知り、最終的に「死」を統べることを目標とする。
- シンプルな用途としては死者を食屍鬼に作り変え、死体を継ぎ接ぎして生み出した怪物を蘇生させて使役する。この魔術を操る獅子劫界離は魔術使いとして研鑽を積んでおり、魔術師の死体や魔獣の屍から礼装を作り出す。
- 元々、この魔術は研究する上でも大量の死体を必要とし、一流の死霊魔術師は革命やクーデターで大量虐殺が行われると狂喜乱舞して死体を掻き集める事が宿命と言われ、古来から常に戦場で危険と共に在ったとされる。
- ネコ二十七キャット
- 死徒二十七祖とは別に太古から活動している謎のクリーチャーアライアンス。グレートキャッツビレッジのネコ精霊たちの頂点に立つネコたち。
『AATM』の時点で空席は24あったが、わるい由紀香、きれいな蒔寺、ヘンな氷室が加入した。一番下っ端のネコアルク・バブルスはリストラ予定。
FESパンフレットでは番外も含めて23匹。
- ノウブルカラー
- 特例。魔術協会における、生まれ持った特殊な資質に対する呼称。魔術回路の働きが天体運営に近い(通常は地殻流動に近い)。
主に「魔眼」持ちに与えられており、志貴の直死やライダーの石化のように、先天的に他者への運命干渉が可能である強力な魔眼は確実にノウブルカラー。「主に」とされるように、「先天的な資質」が該当するのであって、魔眼だけが対象ではない。厳密な意味では魔眼のカテゴリから外れる直死の魔眼でも、ノウブルカラーである。 - 【関連項目】魔術協会、魔眼、直死の魔眼
- NPゲージ
- 宝具カードを使用するために必要な、各サーヴァントごとに管理されるゲージ。100%以上になることで宝具カードが解禁され、使用すると0%になる(100%を上回る端数がいくら存在しても0%になる)。
- なお、敵には存在せず、代わりにターン経過ごとに1増えて規定数になると宝具やチャージ攻撃が可能になるチャージゲージが存在する。
は行
- バーサーカー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「狂戦士」を意味する。
- 真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 双角馬
- バイコーン。
- ハイ・サーヴァント
- 複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァント。女神系のサーヴァントの英霊複合体として創造された存在。
- 通常のサーヴァントは、神性を帯びている者も数多いとはいえ、「神霊」の域に至らない「英霊」を受肉させたものであり、ハイ・サーヴァントはその上位の存在といえる。
- 女神の情報を材料にしたアルターエゴたちの宝具は、正規の宝具を違法改造されたものを使う。
- 灰錠
- 聖堂教会の代行者達が使う標準装備。黒鍵に比べればずっと扱いやすいとされ、多くの代行者に選ばれてきた装備だとされる。
- 手と足につけられる灰色の鎧甲。普段はただの手袋やブーツに擬態しつつ、設定された紙片を滑らせただけで本来の姿を取り戻す概念武装。
- シスター・イルミアが用いた際には、鎧甲の表面から幾条もの紫電を発しており、尋常な打撃ではものともしないという骸骨兵を、鎧甲で打撃する事で復活さえできなくさせた。これは仕込まれた呪体である古い紙片の効果らしい。
- はぐれサーヴァント
- 召喚者のいないサーヴァント。
- バシュム
- 大毒蛇。ティアマトが生み出した十一の魔獣の内の一つ。海中で創られたという、色鮮やかな二本の角と前肢を持つ巨大蛇。
- 竜種と比較しても遜色ない階位に到達したおぞましき大妖。幻想種の到達点、神獣の一種。
- 掠っただけで致命傷になる、ヒュドラ以上の毒が詰まった牙と、顎を開いて吐いた瞬間モードレッドを即死させるほどの毒息を持つ。
- セミラミスが宝具『驕慢王の美酒』で召喚した。流石に一瞬で召喚することは出来ず、『Fate/Apocrypha』本編では上半身のみが召喚されている。
- バスター(Buster)
- 通常攻撃のうち、赤いカードによって出る攻撃。アーツに対する威力および1枚目への威力ボーナスが1.5倍となり目に見えてダメージを奪える。少しだけクリティカルスターも発生するが、NPゲージは全く増加しない。
- バスターチェイン
- 3枚のカードをすべて「バスター」でそろえることで、攻撃ダメージにさらに「サーヴァントのATKの20%分の固定値」が追加されるチェイン。
- 八一号聖杯爆弾
- 帝都聖杯奇譚における聖杯。大聖杯を元に魔人アーチャーが造りだした魔導兵器。
- 蝶魔術
- パピリオ・マギア。芋虫が蛹を経て、一度躰をどろどろに溶かしきってから蝶に変わる様に神秘性を見出した魔術。
- 生物の肉体を材料にし、まったく別の生物へと変貌させる。他者の死体から使い魔を生成することや、自分の精子から作ったホムンクルスに人格や記憶を転写するなど応用範囲は広い。オルロック・シザームンドがこの蝶魔術の重鎮である。
- パラケル君
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。限定的な能力のみを持つホムンクルス。外見はパラケルススを模した人形のようなもの。
- ヴァン・ホーエンハイム・パラケルススが日々増えていくカカオ豆の量に反して一人ではなかなか手がまわらないという対策として製作した。
- 『カカオ豆からチョコレートを製造する』という行動においてのみ、優れた性能を発揮する。『効率的にチョコレートを製造する』ことに機能のほぼすべてが集約されているため、他の命令は受けられないが、チョコレート製造であれば任せることができる。
- 『効率的にチョコレートを製造する』ことに関しては、かなり広範に判断するようになっており、製造システムを勝手に改造することもある。
- 現在を生きるものに分かりやすく言えば、一つの動作に特化したロボット、のようなもの。純粋なホムンクルスと認識するよりは、ロボットと認識してもらうのがよいのだとか。
- 自律的な行動が可能で、遠隔操作などは必要がない。
- これらの個体を製造するほどに、チョコレートの製造効率はぐんと上昇するとのこと。増産の際にはマスターが材料の調達をする。
- 静謐のハサンが夜中にこっそりパラケル君のメンテを無償でしており、彼女に懐く姿が目撃されている。
- パララララ機関
- かつて存在した、神論と魔術論の融合を旗印とした魔術機関。
- 当然のごとく聖堂教会にとっては存在自体が異端かつ冒涜なため壊滅させられたが、残党の一部が逃げ散った模様。
- 残党と思しき人物が「マスター」と呼びかけていることから、創設者は彼ではないかと言われているが、真偽は不明。
- 【関連項目】聖堂教会、魔術
- バレルレプリカ
- ブラックバレルの模造品であり、「天寿」の概念武装。対象の寿命に比例した毒素(攻撃力)を発揮する。
- バレンタインデー
- セント・バレンタイン・デーとも。親愛の意を示す、あるいはこれから懇意になりたい、という意思表示をする催し。
- 2月14日に行われる。本来は古きローマ神話にこそ由来するが、ウァレンティヌスの殉教が古き婚姻の女神を残した。
- その名と行いが、古くから連綿と続く豊穣の祭りと合わさったことで新たな催しとなり、今日における「恋人たちの日」となった。
- 現代の極東では一般的に女性が男性にチョコレートを贈る、という習慣に固着しているが、それも時代の流れ故か、最近はそこらへんもボーダーレスになり、友人、上司、部下、家族、恋人からチョコを贈り贈られるのが主流となった。
- 欧米はそうとは限らず、イギリスでは特に男性も女性も変わりなく、意中の相手にチョコレートを送るが、元々チョコレートを贈るという習慣は、イギリスから派生したものである。
- また、イギリスではチョコに加えて、ワインや花、シャンパンといったものを贈り、そして極々普通の愛の言葉を綴る名前のないメッセージカードが必須となる。
- 端的に言えば、発祥は地中海、極東では商品販促として発展し、南米由来のカカオマスのお菓子を贈る、その習慣は英国から派生したモノという、世界に股をかけた催し、文化の混淆と言える。
- 『Fate/Grand Order』ではバレンタインデーを題材にしたイベント「チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016-」「バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン」が開催されていた。
- ハロウィン
- 元々はケルトの年末をお祝いする日であったが、今では形を変えて、万聖節……聖人に祈りを捧げる日の前夜祭として親しまれている。
- 反英雄
- 悪を行い人々から呪われる存在ながら、それが結果的に人々の救いとなって奉られた英雄。
- 【関連項目】英霊
- 汎人類史
- “現在”の正しい選択、正しい繁栄による勝者の歴史。
- 反転
- 混血の者がその血ゆえに人外のものとしての欲に飲まれた状態。
- 転じて、間桐桜に対する黒桜のような、欲望が現出したもう一方の人格を指すことも。こちらの意味の場合は、対象となる人物によっては他に「黒化」とも言われる。
- 【関連項目】混血、紅赤朱
- ビアフラ連邦
- 2016年に建国されたアフリカ東南部の小国家。クローン売買シンジケートによる傀儡政権であるとの国際的な指摘がある。しかし北半球資源機構に参加してはいないものの資源採掘権を放棄しているため、北半球資源機構としても軍事介入をする大義名分がなく、国連も人道的な立場から攻撃することが出来ない。
2030年代においてネットワークへの接続を拒否している国家の一つであり、厳しい情報管制が布かれている。また入国も難しいようで、Fate/the Factの記者は事実上密入国するしかないビアフラ連邦での取材を諦めている。
- ビースト
- 七つの人類悪。人間の獣性から生み出された七つの災害。災害の獣どもの総称。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- ビーストⅢ
- 『快楽』の理を持つ第三の獣。『対』の概念があり、右と左、陰と陽のように分かれた2体のセットとして存在する。
ビーストⅢ/Rは『愛欲』を担っている。
- ピクト人
- スコットランドに在住していた先住民族。ローマ帝国やその後のブリテンとは対立関係にあった。
- 【関連項目】円卓の騎士、ブリテン島
- 飛行
- 飛行、浮遊する魔術。術式自体は極めて単純で、小石を浮遊させるくらいならば見習い魔術師でも可能。しかし対象の質量が増えるごとに魔力消費が桁違いに増えるので、人間並みの質量を浮遊させることは幾つか例外はあるが相当に難しい。
- 意識しての飛行は難しく、ヒト単体ではさらに難しい。蒼崎橙子でさえ箒がなくては飛べず、成功率も三割程度にとどまる。
- 女性魔術師が箒に乗るのは魔術基盤・黒魔術の一種で全世界に神秘設定がされており、女性の魔術師が箒を使用すると「地に足がつかなくなる」「大地から追放される」等の魔術特性が発露しやすい。さらに「大地から追放される」効果を高める魔女の軟膏を併用すると引力が六分の一になると言われるが、魔女の軟膏は一種の麻薬であるため、鮮明な意識を保ちながら飛行するのは困難。またこれだけでは単にふわふわ浮くだけで、推進方法は魔術師ごとに異なる。
- 推進方法は最大瞬間風速的なジェット飛行法、低燃費でのんびり空を行くエーテルセイル帆船法、目的地に楔を打って魔術アンカーで引っ張ってもらう蒼崎橙子立案のアンカーアトラクションアセンション、通称トーコトラベルがある。女性魔術師の中では新たな推進方法を発表するのがトレンドであるが、トーコトラベルを超える新発明はなされていない。
- ごく短時間の浮遊であれば専用の礼装が存在し、召喚した低級霊でも滑空くらいは可能だが、長距離を確実に飛行するのは現代では至難で、実行するとなると色位レベルの魔術師が自分の土地や魔力確保の条件などをひたすら揃えるくらいは必要となる。なお、トーコトラベルは飛行魔術の中でも反則技である。
- 微小特異点
- 『Fate/Grand Order』に出て来る、微小な特異点。
- 第1部では七つの特異点が発生したことで大きな時間の揺らぎが他の歴史に波及したことにより、一年を通して微小特異点が発生している。カルデアがそれらを逐一潰していたのはその危険性を考慮した結果でもある。
- ピトス
- エインズワース邸の上空に隠されていた、一辺が2km弱ほどもある巨大な黒色の立方体構造物。
- そこから洩れだした泥からは黒化英霊が何十何百と湧き出し、しかも全てが宝具を行使可能というとんでもない戦力を持つ。
- 本編においてギルガメッシュを含めて登場する英霊が全て黒化していたのも全てこれが原因と思われる。
- エリカの存在と並ぶエインズワース家の最高機密の一つであり、エインズワースのドールズにはこれらに関する情報に制限がかけられており、話すことも書くことも首肯すら不可能になる。
- その正体については、遠坂凛の推測によると、「まだ開かれていないパンドラの箱」。パンドラのカードによって持ち込まれたものなのか、あるいはこの世界における「宝具の現物」なのかは不明。
- ヒポグリフ
- 魔獣グリフォンが餌であるはずの雌馬を孕ませた際に生まれる、上半身は鷲、下半身は馬という魔獣。
- グリフォンが捕食者で馬が被食者である以上、この二者の間に子供が生まれるはずがないため、本来は有り得ない存在。あくまで言語上、哲学的な象徴としてヒポグリフは存在するだけだった。
- アストルフォの宝具「この世ならざる幻馬」として召喚・使役される。
- ヒュドラ
- Fateシリーズで度々名前が出てくる幻想種。ギリシャ神話に登場する多頭の蛇の怪物。
- 伝承通り猛毒を持ち、その殺傷力はサーヴァントにとっても脅威となるほど。幻想種としては強力な部類らしく、ヘラクレスの十二の難行の中でもヒュドラ殺しは別格の功績として扱われている。
- また、生前の荊軻は始皇帝を暗殺するためにこの毒を匕首に焼き入れたほか、ギルガメッシュの王の財宝内には食用(毒あり)がある。
- 【関連項目】ギリシャ神話
- 決着術式
- 非常に特殊なコードキャスト。かつて魔術の名家に伝えられていた、秘蔵の魔術を電子虚構世界に再現する。
- ファヴニール
- 邪竜。伝承では元々は人間だった存在。「悪竜現象」によって人から竜に変じた存在。ジークフリートとシグルドによって退治された。
- 『Fate/Apocrypha』では聖杯大戦の終盤において起動した大聖杯を世界の裏側に持ち去るためにジークもファヴニールと化した。
- 『Fate/Grand Order』では百年戦争時代のフランスにて竜の魔女ジャンヌ・オルタによって竜の群れやサーヴァント共々召喚された。
- 数多く語られながらも本編に出てくることのなかった竜種の中で、初めて作品登場を果たした記念すべき竜種。
- 【関連項目】竜種
- ファンタズムサーキット
- 宝具を真名解放する際に、対軍性能を付加し威力を上げる外付けの魔術回路。宝具を使用するのに3つ集める必要がある。
- フィオナ騎士団
- フィアナ騎士団とも。アルスター神話の時代であるクー・フーリンの赤枝の騎士団から約300年後ほど後の時代に活躍した、エリン(アイルランド)の守護を行う騎士団。
- 「エリンの守護」には外敵から国を守るという意味以外にも、時として現世に顕現する神霊から人間を守る、という意味もあった模様。
- 騎士団長はフィン・マックールであり、ディルムッド・オディナが随一の戦士として活躍していた。
- しかしグラニアの一件でディルムッドを見殺しにしたことが原因で二つに分かれて戦争を起こす形で瓦解してしまう。
- 【関連項目】ケルト神話
- 封印指定
- 学問的に習得不可能レベルの魔術を身につけた魔術師に対し、魔術協会がサンプルとして保護する、と伝える令状。
魔術師としては栄誉であるが、軟禁生活を強いられるため、たいてい逃亡する。 - 【関連項目】魔術協会
- フォーリナー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「降臨者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
- 【関連項目】サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- フォトニック結晶
- 光そのものを閉じ込める事が出来る鉱物。光そのものを記録媒体や回路として使える。強力な魔力集積結晶。霊子演算器。精製の度合いによっては擬似的な不死を任意の対象にもたらすことも可能。
賢者の石(エリクシール)とも。疑似霊子演算装置トライヘルメスの材料。
- 藤村邸
- 冬木市にある藤村大河の自宅。作中に描写は無いが衛宮邸のお隣。
- 大河の祖父である藤村雷画が親分を務めるヤクザ屋さん「藤村組」の本拠ともなっており、かなりの大所帯。ルートによってはイリヤが住み着く。
- 巫浄家
- 退魔四家の一つ。断絶または没落している。
- 巫条家
- 古い純血種。「巫浄家」の傍流で祈祷を専門としていたが、元々は口寄せなどの呪詛を生業としていた古い呪い師の家系。資産家だった。
- 冬木市
- 『Fate』シリーズの中心的舞台となる地方都市。西日本の日本海側に存在し、古くから魔術師達が住み着く特異な霊地。
- 【関連項目】聖杯戦争
- 黒い銃身
- ブラックバレル。アトラス院における七大兵器の一つ。
- 『Notes.』ではジンに相克する鉱物から作られた兵器とされている。ジンを微量でも含んでいるものには天敵で、多く含んでいればいる程その攻撃力は高まる。ジンの影響下にあるなら銃身に触れることもできない。神殺しの銃(Longinus)。
- 逆にいえばジンの影響を受けていなければ扱えるジョーカー。ゴドーは封印区アトラシアからオリジナルとレプリカの2丁を発掘してオリジナルを愛用した。
- 『Character material』では六人姉妹から「天寿」の概念武装と呼ばれ、第五架空要素を自壊させる第五真説要素でできた兵器とされる。この銃から放たれた弾丸は、真エーテルで活動しているものを問答無用で傷付ける。
- ブリテン島
- 現在のイギリスの領土のほとんどを占める島。アーサー王物語やケルト神話の主要な舞台となる。
- 『Fate』シリーズの世界では神秘上の特異点として存在しており、聖槍ロンゴミニアドによって「世界の裏側」と「人間の世界」が交わらないように結びつけられた臍として機能している。
- このため、西暦以後になっても失われたとされた神代の神秘が存在していた。
- 【関連項目】アーサー王物語、ヴォーティガーン、ケルト神話
- ブレイブチェイン
- 3枚を同一サーヴァントのカードで揃える事で、エクストラアタックが発生し、追加の一撃を加えることができるチェイン。
- また「同一種類」のカード3枚ならば下記のチェインと複合し「バスターブレイブチェイン」等になり、エクストラアタックの威力が大幅に跳ね上がる。
- コマンドカードのみで同一種類のカードを3枚持つサーヴァントは限られるため、下記の宝具カードを絡めた場合にしかできないケースが多いが、全てのサーヴァントは宝具を含めた6枚のカード構成においていずれかの同一種類のカードによるブレイブチェインが可能なように設定されている(ただし、アーラシュのようにデメリットの関係で実質的には不可能に近いという場合もある)。
- フロアマスター
- 各階層の仕組みがそれぞれ独立したものになって、階層に残ったマスターが自動的になったもの。
- その時に生存していたもの、あるいはその階層の戦歴の中でもっとも優れたマスターが選ばれる。
- プロイキッシャー
- 「童話の怪物」とも称される久遠寺有珠の使い魔。略称は「プロイ」。
- 純血の魔女マインスターの血統に伝わる秘儀。神秘を体現する魔術世界の中にあってもすこぶるつきの異端であり、破格の魔術系統。
- 童話をモチーフとしており、元となった伝承や童話に即した使用・発動条件があるものの、発動可能であるなら、あらゆる寓話、あらゆる不思議を許容する、「魔法以上に魔法に近い」と謳われる性能を発揮する。奈須きのこ曰く「魔法と魔術の関係とかほとんどブチ壊し」。
- 「伝承防御」と呼ばれる特性を有しており、近代兵器では傷つかず、生半可な魔術(神秘)でも傷つかない(例外はある)。対抗するには、元となった伝承・童話に即した欠点をつく必要がある。
- 文明圏では著しく威力を削がれるため、夜と霧、深い森の中などで用いるのが望ましい。
- プロイキッシャーは一つではなく数多くの種類が存在している。有珠が作った物のみならず、代々の魔女から継承してきたものもあり、正確な総数は有珠も把握していない。先代から受け継いだプロイは20個ほど、有珠の作ったものは10個ほどらしい。
- プロイには主にマザーグースを元にしたものと、ルイス・キャロルの創作童話を元にしたものの二系統がある。魔女は自分の代で、先代から遺されたプロイを自分用にチューンナップするとされており、後者の系統は、有珠の母がルイス・キャロルにはまったためにアレンジされたものらしい。
- 初代の魔女から伝わる三つの奇跡、特に強い三大プロイを「グレートスリー」と呼ぶ。
- プロメテウスの火
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアの炉。マーリンはこのプロメテウスの火にレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを密かに提供していた。
- 接続強化型魔術礼装
- ブロンズリンク・マニピュレーター。フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアが独自に考案した魔術礼装。右手にも装着している。三流の魔術師でも一流を仕留めると言われる程の剣呑な代物。動かない両足の役割を果たしている、背中に装着する戦況に合わせて多段変形する金属腕。魔力を通しやすい特殊合金で鍛造されており、一本の腕につき一体、合計四体の動物霊(犬)を憑依させることで、フィオレの意のままに動きつつも、状況によっては自動的に動いて主人を守る魔術礼装。
- 普段はスーツケースの中に収納されているが、用車を軽々と引き裂くほどの怪力とどれほどの悪状況でもバランスを一切失わないほどの精密性を持つ。通常時は二本だが分割変形して現れた二本が足となり、重度の障害を負っている彼女のハンデを軽減している。
- ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが考案した月霊髄液とは異なり、行動パターンの記憶は最低限に留まっている。これはあまりに多様なパターンを記憶させようとすると、動物霊の思考能力の限界を凌駕してしまうため。なので、攻撃力という面では、月霊髄液にやや劣る。その代わり、主人を守るという点に関しては、動物霊の反射速度をフル活用するため、並大抵の礼装では打ち破れない。
- 自分で操作すると魔力の負担はそれなりに大きいが、自動操縦(オートモード)に切り替えると魔力の負担は軽減される。攻撃より、防御の側面が強く打ち出された礼装と言える。
- カウレス以外には秘密にしているが、四本の義腕にはそれぞれアスタ、ブランカ、コメット、ヴォルフ、とペットとしての名前をつけている。
- 並行世界
- 別の可能性を描いた世界。平行世界とも。
- ペーパームーン
- 虚数観測機。平面の月という意味を持つ名。虚数空間を観測・立証する羅針盤。アトラス院からカルデアへの贈り物の1つ。
- 通常空間と虚数空間を同時に観測する事が出来る。
- カルデアスとの位相差を超える手段として用意されたものだが、シバが完成しレイシフトが実証できるようになったため、使い道がなくなった。
- 使うにはアトラス院から使用許可を出してもらう必要があるが、シャーロック・ホームズは第六特異点でアトラス院のトライヘルメスで極秘マニュアルを盗み見たため、使う事ができる。
- 虚数潜航艇シャドウ・ボーダーに搭載されている。
- 【関連項目】人理継続保障機関フィニス・カルデア、アトラス院
- 宝具
- 英雄(英霊)を象徴する、奇跡を成す兵器。物質化した奇跡とも称される。武器が代表的だが、防具や無形の秘術も含む。
- 聖杯戦争においては、サーヴァントがもつ最終武装であり、切り札。同時に、宝具を使うことはサーヴァントの正体の露見を意味する。
- 【関連項目】英霊、サーヴァント
- 宝具カード
- NPゲージが100%以上溜まっているサーヴァントがいる場合、通常攻撃の出現に関わらず常に選択可能になるカード。
- 通常攻撃のコマンドカード同様に「バスター」「アーツ」「クイック」の属性を持ち、各種チェインやブレイブチェインの判定にも組み込めるが、宝具カード自体はバスターチェインやカードの順番によるボーナスは一切受けられない。
- 宝石
- 宝石魔術を使う魔術師が触媒として扱うもの。Heavens feelルートでは補助礼装、『Fate/side material』では使い捨ての限定礼装として紹介されている。
- 魔力を宝石に溜め込み、媒介や増幅装置として扱うことが多い。年季や曰く付きのものの方が魔力をこめやすいために新品はあまり使われない。
- ただし、触媒として使ってしまうと灰になって消えてしまうため、費用が非常にかさむ。
- 宝石剣ゼルレッチ
- キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ生み出した、自身の名前を冠する魔術礼装。
- その本質は剣ではなく杖。限定的ながらも、第二魔法を行使する限定礼装である。使用した空間に、平行世界へとつながる極小の穴を穿ち、大気中のマナを採取する。人間が通れるような穴はあけられないが、無限大のマナ供給を得られる。獲得・結束した魔力を光の斬撃として射出する。
- かつて、キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが朱い月の大技「月落とし」を打ち破った際にも使われていた。
- 『Fate/stay night』では遠坂凛が使用。大聖杯が収められた龍洞での最終決戦で用いられた。
- 遠坂凛が使用したものは、ペナルティとして、使用するごとに腕の筋繊維が一本一本切断されていくという弱点があるが、キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグの所有するオリジナルにもこの弱点があるかどうかは不明。
- 宝石剣チョコリッチ
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。宝石のように煌びやかなチョコ塊を組み合わせて剣の形にした特殊礼装。
- 第二魔法の応用で作られた破格の性能を持つ魔術礼装カレイドステッキの力に目をつけ、手にした後にコレを開発。
- 振るうだけでどこからかチョコを引き寄せてくる性質で、さらにチョコの生産量を引き上げることに成功。
- この魔術礼装を女帝が振るう姿を直接目にしたものはいない。儀式は厳重警備の自室のみで行われ、チョコだけが別の場所に転送される。
- なお、宝石剣と聞いて奪取しにきたイシュタルはチョコの波に流される。
- 宝石魔術
- 宝石などの鉱物に魔力を込めて行う魔術。
- 宝石は持ち主の念を溜めやすく、魔力を宿しやすい。中でも長く地中に眠っていた鉱石には自然霊が形成されやすく、属性を帯びた宝石はそれだけで簡易的な魔術刻印となる。火の自然霊が宿った宝石は、魔力を通すだけで燃えやすいというふうに。
- 基本的には使い捨て。威力は高いが、コストも高い。
- 遠坂家やエーデルフェルト家などが得意とする。
- エーデルフェルト家が使用するものは、厳密に言えば原典の宝石魔術とは異なり「魔力そのものの流動に宝石という媒体を使った、特殊なルーン魔術」。その魔術の本質は「価値を誇ること」ではなく、「価値を流動させる事」にある。
- 奉納殿六十四層
- 小川マンションの結界名。固有結界を持たない荒耶が人工的に作り上げた、彼の心情風景の具現。矛盾する螺旋。太極図の伽藍。
- 【関連項目】固有結界、小川マンション
- 北欧神話
- 北欧に伝わる神話大系。ギリシャ神話、インド神話に並ぶ世界三大神話の一つ。ゲルマン神話と同一視されることもある。
- 戦いを尊ぶ精神と強固な運命論的価値観が特徴であり、『ニーベルングの指輪』など多くのフィクションの元ネタにもなっている。
- ブリュンヒルデやシグルドが登場する他、雷神トールや魔術神オーディン、その持ち物であるグングニルやミョルニル、ルーンについて触れられている。
- 【関連項目】サーヴァント、ルーン
- 星
- TYPE-MOON世界では、基本的に地球のこと。また、地球の意思のこと。
- 惑星というのはその地表で活動する生命によって物理法則を変えていく特性を持つ。
- 【関連項目】抑止力、ガイア、アラヤ
- 捕食遊星ヴェルバー
- 一万四千年前に地球の先史文明を破壊しつくした遊星。ムーンセル・オートマトンが唯一「敵」と認識する存在。
- 補助礼装
- 魔術師の魔術行使を増幅・補充し、魔術師本人が行う魔術そのものを強化する「増幅機能」を持つ魔術礼装。
- ホムンクルス
- 人造人間。錬金術において、人の精と幾つかの要素を以って育てられる、子宮を用いない生命の誕生法によって生まれる者達。
- 【関連項目】魔術
- 本物の聖杯戦争
- 偽りの聖杯戦争を生け贄として開催された、7柱で行われる聖杯戦争。偽りの聖杯戦争によって荒らされ一定方向に『波』が集約した霊脈の反動を利用することで行われる。
ま行
- 空想具現化
- マーブル・ファンタズム。読んで字の如く、自らの空想を具現化し、世界を変化させる能力。精霊種が持つ自然への干渉能力。
ただし、変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできない。
精霊の住むとされる異界(別世界ではない)であるところの隠れ里や常春の国といったものは、精霊の描いた空想が具現化したものであるとされる。アルクェイド・ブリュンスタッドの居城「千年城ブリュンスタッド」も同様。 - 【関連項目】固有結界
- 埋葬機関
- 聖堂教会の最高位異端審問機関。悪魔祓いよりも「悪魔殺し」を行う代行者たちの、その中でもさらにトップエリートが所属する組織。その名に違わぬ超武闘派集団で、七人の代行者と一人の予備役から構成される。
状況次第では教会の意向に背くことも出来るほどの強権が与えられており、例えそれが大司教であっても悪魔憑きならば即座に串刺しにするほど。ゆえに、異端を狩る機関でありながら「教会における異端」と囁かれる。 - 【関連項目】聖堂教会、代行者
- 魔眼
- 外界からの情報を得る為の物である眼球を、外界に働きかける事が出来るように作り変えた物。
- 魔術師に付属した器官でありながら、それ自体が半ば独立した魔術回路。血筋に関係なく適応できる特殊な魔術刻印に近いもの。
- 魔眼は単体で魔力を生み出して術式を起動できる。故に、一般の魔術回路に対してノウブルカラーは天体運営に近いと表現される。なので、魔術師とは縁のない一般人でも、ごく稀に魔眼の使い手が現れることがある。
- ただし、魔眼が生み出す魔力と術式が必ずしも釣り合うとは限らず、酷い場合は魔眼が勝手に術式を発動し、魔術師本人の魔術回路から精気(オド)を強引に搾り取りだす。
- 魔力の扱いに卓越していれば、逆に魔眼の魔術回路を自らの魔術回路に上乗せすることも出来る。
- 主に魔術師が持つ一工程の魔術行使で、視界にいるものに問答無用で魔術をかけるというもの。その隠匿性と能力から魔術師の間では一流の証とされる。
- しかし人工的な魔眼では「魅惑」や「暗示」までが限度で、それ以上強力な魔眼の保持者は全て先天的な能力者である。こちらは魔術ではなく超能力にカテゴリーされ、術者が視るだけで能力行使できる。そして、これら先天的な能力は魔術によって再現する事は出来ない。
- 【関連項目】直死の魔眼、ノウブルカラー、魔術
- 魔眼殺し
- かけることで魔眼の力を抑制する眼鏡。
- 『月姫』、『MELTY BLOOD』では遠野志貴の「直死の魔眼」を抑制するために使用。
『Fate』ではメドゥーサの「石化の魔眼(キュベレイ)」を抑制するために使用。また、遠坂凛が応用でコンタクトレンズバージョンも作ったりしたが、宝石を使い捨てるという、とんでもないコストがかかるものだった。
- 『フェイト/タイガーころしあむ』に登場したものは改良が加えられており、着用者の胸を小さくする機能が付加されていた。メドゥーサのコンプレックスを解消する為に付加されたものだが、間違って着用した遠坂凛にとっては大迷惑だった。
- マグダラの聖骸布
- 『Fate/hollow ataraxia』で男性を拘束することに特化した魔術礼装とされる。赤い聖骸布。
- 特化しているだけあって、手足に巻き付くだけで呼吸困難にできる。使い手がその場から離れても拘束は解かれない。
- ヘラクレスをも拘束することができるが、殺傷能力はない為、破られるのを待つだけになる。また外からの攻撃には弱い様で、作中ではアルトリア・ペンドラゴンにあっさり切り払われていた。
- 尚、性別は肉体ではなく魂で判断する。『トラぶる花札道中記EX』ではこれでバゼット・フラガ・マクレミッツを拘束できる可能性に触れていた。
- 魔獣
- 幻想種のランク。魔獣ランクならば魔術師でも使役可能だとされる。
- 魔術
- 魔力を用いて人為的に神秘・奇跡を再現する術の総称。「魔法」とはその定義が異なる。
- 【関連項目】魔法、魔術協会、魔術回路、魔術刻印、魔力
- 魔術回路
- 魔術師が体内に持つ、魔術を扱うための擬似神経。生命力を魔力に変換する為の「炉」であり、基盤となる大魔術式に繋がる「路」でもある。魔力を電気とするなら、魔術回路は電気を生み出すための炉心であり、システムを動かすためのパイプラインでもある。回路を励起させ魔力を生成すると、人である体からは反発により痛みが生じる。
- 最初は眠っているが、修行によって「開く」ことで使用できるようになる。一度開いてしまえば、あとは術者の意志でオンオフができ、魔術を使う際にはオンにし魔術回路を活性化させ、使わないときはオフにしている。スイッチの仕方は術者のイメージそれぞれで、これは最初の「開き」に関係している。最初の開きも方法は術者次第で、中には性的興奮とか自傷行為とかもある。
- 魔術師にとっての才能の代名詞で、これの数が多いほど優秀な魔術師であるとされる。これを持たない人間は魔術師にはなれない。生まれながらに持ち得る数が決まっており、魔術師の家系は自分たちに手を加えて、魔術回路が一本でも多い跡継ぎを誕生させようとする。古い家系の魔術師ほど強力なのはこの為。
- 魔術回路は内臓にも例えられ、ひとたび失った魔術回路は死ぬまで再生することはない。また、跡継ぎに魔術回路を増やすよう働きかけるということは、内臓を増やすということにも繋がるが、その手段がまっとうであるはずもない。
- 魔眼は魔術師に付属した器官でありながら、半ば独立した魔術回路であり、魔眼を移植することにより、疑似的に魔術回路を増やすことができる。
魔力の扱いに卓越していれば魔眼の魔術回路を自分のものに上乗せすることも出来る。 - 【関連項目】魔術
- 魔術基盤
- 魔術系統によって「世界に刻み付けられた」大魔術式。既に世界に定められたルールであり、人々の信仰がカタチとなったもの。人の意思、集合無意識、信仰心によって「世界に刻み付けられる」もの。
- 各門派ごとによって取り仕切られている基盤(システム)。ここに各々の魔術師が魔術回路を通じて繋がることで命令(コマンド)を送り、基盤が受理、予め作られていた機能(プログラム)が実行される、という流れになっている。
- この時必要とされる、電力に相当するものが魔力である。
門派ごとに違いはあるものの、基本的には「術者の体内、もしくは外界に満ちた魔力」を、魔術という技に変換するシステム。 - 「信仰心」と言っても宗教的な信徒であることを示すのではなく、「知名度」に言い換えられる。
- 神秘(魔術)が「ある」と信じられることによって、世界がそれを許容する。
- ここで、「ある」と信じるということは、それが「確信」である必要はない。例えば、「幽霊」という神秘の存在について、現代の人間の大半は否定的な意見を持っている。しかし、現代の科学では「ない」とも言い切れない。「ひょっとしたらあるかも」という考えは、無意識のどこかにある。そういった「疑念」的なものも、信仰心には含まれる。
- 信仰心の反対は「無知」。幽霊の存在自体を知らない、ということのみが、信仰心を産まない。
- つまり、広く大勢の人間に知られていればいるほど、魔術基盤は強固なものになるということ。
- これにより、信仰の弱い、「世界に刻み付ける」力が脆弱な、基盤の小さな一派の魔術は、誰にもその存在を知られていないような他国においては、まっとうに機能しないということが起こる。
- 「魔術に足る神秘の知識」とは、再び幽霊に例えれば、「幽霊という存在がある(かもしれない)ことを知っていること」ではない。「幽霊の『正体』を知っていること」である。一般人にとって幽霊とは、いるかいないかわからない、あやふやなものである。しかし、魔術師にとって幽霊とは、その正体までも知っていて、いることが不思議でも何でもないもの。
- 神秘を起こす「ルーン」という魔術がある。ルーンは奇跡を起こす、と一般には信じる者もいるし、信じない者もいる。ただ、両者に共通なのは、ルーンが「何故」奇跡を起こすことができるのかまでは、知らないということ。しかし、魔術師はその「何故」を少なくとも一般人よりは知っている。
- この差が、「神秘は知る人間が増えれば力を失う」ということと、「広く大勢の人間に知られていればいるほど、魔術基盤は強固なものになる」ということが両立する所以。
- 実際に、現代の世界で最も広く強固な魔術基盤を有しているのは、聖堂教会による神の教え、聖言に他ならない。ただし、彼らは人の手に余る神秘は神の手に委ね、人が手にしてはならないものだと説くゆえに、魔術という神秘を扱うものと敵対する立場にある。
- 魔術協会
- 魔術師たちによって構成された、魔術師を管理する団体。
- 【関連項目】時計塔、アトラス院、彷徨海、魔術、封印指定
- 魔術系統
- 根源から流れ出た事象の川。それをどう解釈(もしくは脚色)するかは、触れた人間の背景にある文化・民族性による。(世界中に、遠く距離を隔てた土地でありながら、類似した神話や伝承があるのはこのため)
- 魔術においてもそれは同じで、「神秘」という意味で類似していながらも異なった解釈で存在するそれらを、「魔術系統」と呼ぶ。
- もし根源へと到達できれば、新しい魔術系統(魔法)を作ることも可能だという。
- 魔術刻印
- 魔術師の家系が持つ遺産。古い魔術師の家系が歴史とともに受け継いできた、ある意味で最大の家宝であり、最大の呪いでもある一子相伝の固定化された神秘。生涯を以って鍛え上げ固定化(安定化)した神秘を、幻想種や魔術礼装の欠片、魔術刻印の一部などを核として刻印にし子孫に遺したもの。
- 本来、魔術刻印は何百年も醸造して作られる新しい臓器のようなもの。臓器であるがゆえ血族以外の者にはまず適合しないし他人が干渉する余地も薄い。
- 魔道書でもあり、本人が習得していない魔術でも式に魔力を走らせれば行使できる。モノによっては刻印そのものにも自律意思が備わっており、持ち主の魔術に連動して独自に補助詠唱を始めたり、意識を失った状態でも自動的に蘇生魔術式を読み出したりする機能がある場合もある。
- その血統の歴史全てが刻まれているといっても過言ではなく、魔術刻印を継承した魔術師は一族の無念を背負って、次の後継者に刻印を譲り渡さねばならない。ある意味、代を重ねて重みを増していく呪いと言える。
- 刻印を複製することはできず、魔術師の家系が一子相伝なのは、刻印を受け継ぐ者を複数にはできないため。
- ただし、何代も続いた刻印を複製するのではなく、新規に魔術師となった人間がその一代の魔術を刻印として残すことは可能。継承者以外の人間が魔術師に弟子入りし、新たに自分の家を興すということはできるので、魔術師の家系には新しいものと古いものがそれぞれある。もっとも、自身と自身の家系の魔術の完成が第一目的である魔術師が弟子をとるというのは、何がしか理由があった場合のことであり、積極的に行われることではない。
- 古い魔術師の家がはばを利かせているのは、魔術刻印の存在が大きい。
- 現代における新たな魔術刻印は、ほとんどの場合有力な家系から魔術刻印のごく一部を移植してもらうことで造られており、それを株分けと呼ぶ。同じ魔術系統を戴く複数の家系による「門派」、同じ家名を持ちながら本家や分家などに複数の魔術師を擁する「一門」などは、過去にそういった株分けにより生まれていったもの。
- 株分けをされる魔術師にとっては幻想種や魔術礼装の欠片などの異物を埋め込むよりもずっと若い世代で魔術刻印を完成させることができるというメリットがあり、また魔術刻印を株分けする魔術師にとっては一時的に刻印に傷はつくもののそれは数ヶ月から一年程度調律師の施術を受けることで回復できる上、株分けした家からの絶大な忠誠を期待できるというメリットがある。
- 大元となる本家の魔術刻印は源流刻印と呼ばれる。
- 刻印は代を重ねる事で強化されていくが無限に強化できるわけではなく、「成長の限界」を迎えた刻印はどれだけ代を重ねても成長しない為、そのような魔術刻印を持った家系は衰退し、やがて消滅する事となる(例:マキリ家)。
- なお、「魔術刻印」という名称はここで述べられている「魔術師の家系が持つ遺産」につけられた固有のものではない。
- 「魔術」で扱われる「刻印」――何らかのモノ(人体も含む)に刻まれることで魔術的効果を発揮する文字・図形(例えば「ルーン文字」など)全般に、「魔術刻印」という名称は使用されている。
- 【関連項目】魔術
- 魔術師
- 「根源」へ至ることを渇望し、そのための手段として魔術を用いる者。
- 魔術組織
- 魔術師による団体。
- 著名なものに魔術協会があるが、これは西洋魔術の組織であり、他にも中東や大陸(中国)にも独自の魔術と組織がある。
- 日本にも魔術組織はあるが、魔術協会に組してはおらず、作品中で描かれたことはない。日本は東西の文化が入り混じる特異な場所で、日本古来の魔術ではなく西洋魔術を使う魔術師も多く生息しており、作品で描かれるのはそういった西洋魔術を学んだ魔術師達である。
- また日本には実戦派法術師の組織が密かに暗躍しているらしいが、遠坂凛によればこれも西洋魔術師と相容れない性質の組織らしい。
- 魔術使い
- 根源への興味がなく、他の目的のために魔術を扱う者。
- 魔術礼装
- ミスティックコード。単に礼装とも呼ばれる。魔術の行使をサポートする特殊武装。一般には「魔法使いの杖」として認知されているもの。当然、杖の形に限定されているわけではない。
- 【関連項目】概念武装、宝具
- 魔人化
- 自らの業によって人間ではなくなってしまい、結果的に悪魔のカテゴリーに含まれること。悪魔、魔人化と銘打ってはいるが、この認識宇宙における「人」ではなくなった結果、異なる文明圏や異なる惑星に住まう高次元生命体と変わらない在り方を持つ。もしくは二十世紀に流行した、とある創作神話における邪神の在り方に近い。
- 魔神柱
- 『Fate/Grand Order』に登場する異形の存在。ビーストⅠの眷属。ソロモン七十二柱の魔神の名を持つ。
- その正体はソロモンの死後にソロモン七十二柱の魔神たちが暴走したもの。伝承の魔神とかけ離れた姿をしているのは彼らを統括するゲーティアの計画のために受肉・新生したが故。高次の情報生命体であり、魔術世界では「魔神」と呼ばれていた。
- ゲーティアは紀元前10世紀の時点で子孫である冠位指定、グランドオーダーを持つ魔術師たちの遺伝子に魔神柱の依り代となる呪いを刻んでおり、その呪いを持つ魔術師が"担当の時代"まで存続すると魔神柱である自身を自覚して魔神柱となり、人理焼却のためにあらゆる特異点へと投錨され、人理焼却計画を遂行する。
- また、子孫の魔術師本人が変身するのではなく、聖杯の力で召喚者が他者の体を依り代に出現させることも可能である模様。
- 終局特異点における玉座での決戦後はそれぞれ結合解除、生存の放棄、結合拒否、活動停止、自己崩壊をし、他の魔神柱と共に英霊との議論を続ける、自己矛盾により崩壊する、融合し徹底抗戦する、英霊の盾となって消滅する、後を託されて怒りのまま英霊と最期まで戦う、悲しみを覚えて人間と築き上げた人類史を最期まで無意味だと断じる、己が持たない感情に気づいて計画が失敗する可能性が残っていても主に答えを託する、ゲーティアに見切りをつけて逃亡する、死にたくないという理由で離脱する等、個体ごとに様々な行動を選んだ。
- マスター
- 主人。使い魔との契約者。
- 聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、令呪
- 魔猪
- 肉を食み、鎧を食み、ルーンすら貪り食う猪。
- 場合によっては勇者はおろか竜種ですら不覚を取るほど強い種も存在する。何の加護も持たない島であれば在るだけで沈めてしまうほどである。
- 間桐家
- 元々は日本の魔術師ではなく、西洋の出身。
英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや令呪を考案している。
本来の家名はゾォルケン。
- マナ
- 魔力の呼び名の一つ。大源。自然界に満ちている星の息吹たる魔力、つまり地球そのものが持つ魔力を指す。
西暦以前のマナは第五真説要素(真エーテル)によるものだったが、西暦以後のマナは人工的に作られた第五架空要素(エーテル)へと変化している。 - 【関連項目】魔力、オド
- 魔法
- 「魔術」とは異なる神秘。魔術師達が目指す最終到達地点である「根源の渦」から引き出された力の発現。その時代の文明の力では、いかに資金や時間を注ぎ込もうとも絶対に実現不可能な「結果」をもたらすものを指して魔法と呼ぶ(対して魔術は、一見ありえない奇跡に見えても「結果」という一点においては、別の方法で代用ができる)。
人類が未熟な時代には数多くの魔法があったが、それらは文明の発達にともなって、殆どが魔術へと格下げされた。 - 【関連項目】魔術、根源
- 魔法使いの匣
- 喫茶店アーネンエルベの別名。
- 【関連項目】三咲町、冬木市、魔法、アーネンエルベ
- 魔力
- 魔術を発動させるための要素のこと。加工された生命力であるが、魔力が生命力に還元されることや生存に魔力を必要とする存在もおり、生命力と同一視されることもある。
自然に満ちる星の息吹である大源の魔力「マナ」と、生物の生命力より精製される小源の魔力「オド」があるが、魔力である点においてそのほぼ性質に差はなく、基本的には単純にマナのほうがオドよりその絶対量が優れていることとして扱われる。
「ほぼ」とあるように全く性質に差がないわけではなく、例としてサーヴァントによっては宝具の使用等の際にはマナを自然界から取り込むことも出来るが、自身の動力源としての魔力はマスターの提供するオドに頼らざる得ない。 - 【関連項目】マナ、オド、魔術
- 魔力供給
- サーヴァントは自力で魔力を生成できるものの、その生産量は彼らの多大な消費量には追いつかない。
- マスターは自身の生体エネルギーを魔力としてサーヴァントに分け与える。
- その方法は様々だが、接触による供給がもっとも効率がよい。
- マルティーンの聖骸布
- 詳細不明。
- その一部を言峰綺礼が代行者時代に入手し、冬木教会に秘蔵されていた。
- 衛宮士郎がアーチャーの腕を移植された折、その封印に使用された、「魔力殺し」の聖骸布。ただし、「英霊の腕」を恒久的に封じるだけの強度は持ち合わせていない。
- 『Fate/complete material III』にて概念武装であるかとの質問に否定はされていない。
- マンドチョコラゴラ
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。チョコラミスがマンドラゴラを品種改良して、チョコレートのボディで生えるようにした謎のチョコ植物。
- 元のマンドラゴラが持つ『抜くときに悲鳴を上げる』『それを聞くと死ぬ』性質は強くなっている。ルーンで耳を守っていながらなお死の危険があるが、録音したものからはダメージ効果は消滅。兵器転用は不可能となった。
- これの対策としてクー・フーリンはネロを連れてきたが、死の悲鳴を壊滅的な音痴で相殺する為であり、実際収穫に成功した。後に収穫体験ツアーとして採ったその場で食べ放題、アカペラ生演奏つきとなっているが、ネロとエリザなので事前に同意書にサインをいただくこととなる。
- 柳生但馬守宗矩は無念無想にて、望月千代女は自身の操る大蛇でマンドチョコラゴラの収穫に成功している。後者に関してピジョンレポートから「蛇に聴覚はないゆえか?しかし蛇は『人の手で抜く』条件を満たしているのか?」と突っ込まれている。開発された遠隔操作の収穫ロボが抜いたマンドチョコラゴラは即溶解した。新兵器『どんぎゅ~』により大量収穫が可能になったものの、エンジニアのお腹がピンチとなった。
- ミスト
- 『Fate/Grand Order』で現代のセイレムを覆った暗闇に名付けられた名称。この暗黒の空間は可視光その他電磁波を吸収するなど、物理法則に従わないため、当初から魔術的な現象だと判明していた。
展開規模は発生の直後から変わらず半径7キロメートルのほぼ真円。上空は平均高度600メートルまで、ミストが達している。
空間内への侵入は容易に可能。だが、脱出を果たした者は今のところ皆無。米軍の無人車両や無人偵察機、ドローン、有線ロボット、すべて闇に飲み込まれ消失した。あるいは、接近と同時に動作を停止した。米陸軍のヘリ、アパッチから吊り下ろされたセンサー機材もすべて機能を失った。ドローンは一つ残らず壊れて用をなさなくなっていた。
一部のジャーナリストが、軍の封鎖線をくぐり抜け無謀な侵入をはかったが、そのジャーナリストが帰還した形跡はない。訓練された動物を用いた偵察でも同様。鳥類などの野生動物の出入りも確認できない。
魔力障壁を施した使い魔や電脳魔、自立型のオートマタなどを送り込んだが、現地スタッフの奮励むなしくことごとく失敗。 - 唯一、表向きは仕掛け時計の修復技師、魔術師としては
人形遣い として生計を立てている男のからくり人形のみが帰還した。人形の材料は木 の歯車と鋳鉄 の釘、くじらのヒゲで出来た、現代の技術は一切使われていないロボット。その中世のロボットの自動書記によってミスト内部のスケッチを持ち帰ることができた。 - 暗闇の内側には17世紀の植民地時代の世界が広がっており、ミストの結界によって17世紀以降の技術が用いられた構造物は排除される。
- 魅了
- 他人(主に異性)を強烈に惹き付ける魔術。「チャーム」とルビが振られることも。支配と違い、相手を操るわけではない。
- 玉藻の前の呪法にはこの要素が含まれており、主に権力者の寵愛を得るために使われていたらしい。ディルムッド・オディナの黒子の呪いもこれに当る。
- 魅了の魔眼
- 意思を込めて目を合わせた相手を魅了し、短時間ながら意のままに操ることが出来る魔眼。「魅了」という名称だが、必ずしも異性に対する性的な魅惑を意味しない。暗示の一種。
- 蒼崎橙子と久遠寺有珠の魔眼は、対象の行動を拘束(ようするに金縛り)することに特化している。
- アルクェイド・ブリュンスタッドとネロ・カオスの魔眼はノウブルカラーでのランクは最上位の吸血種が持つという「黄金」で、サーヴァントのスキルとして表現するとランクA。
- 鈴鹿御前の魔眼はノウブルカラーのランクは不明。サーヴァントのスキルランクはB+。マスターを魅了されたキャスターを挑発する発言ともとれるが、本人曰く「勝手に出ちゃうの コレ」。ただし、実際にはそれは平時の話であり、本気で魔眼を発動させたら一流のウィザードでない限り抵抗は難しい。
- ムーンセル・オートマトン
- 月で発見された、人類外のテクノロジーによる太陽系最古の「古代遺物(アーティファクト)」。
- ムーンクランチ
- ムーンセルの魔力を使いレガリアをマスターがイメージする新たな鎧へと形態変化させる能力。
- ムーンドライブ
- レガリアを持たないサーヴァントたちを、ムーンセルの魔力を使い、ステータスをブーストアップさせる強化術式。
- ムーンマイルラダ―
- 上昇し、七天の海の戦いへと導くもの。聖杯戦争に参加したマスターが、対戦相手であるマスターに勝利した時のみ下ろされるSE.RA.PHの基本原則。
- 下から上の階層へ上るにはこのラダーを使用する必要がある。傷を癒す効果もある。
- 余談ではあるが、下の階層に下りるだけならラダーは必要ではない。
- 冥界
- 地の底の国。死者の魂が凍える荒野。深淵と隣り合う、あらゆる生命が途絶えた世界。太陽も星もない、風も水も花もない、ただ寒さだけがある冥府の国。すべての生き物が流れ着く場所。魂が見る最後の世界。
- どんな英霊であろうと神性であろうと無力化する世界。あそこでは死と、主人であるエレシュキガルが絶対の法律であり、最高権力者。
- 人間のために力を振るう醜さを許さず、権能を振るうのは冥界の為だけ。“自分の為に望まない”という誓約の縛りこそが神々でさえ冥界でエレシュキガルに逆らえない力の根源。
- アヌンナ諸神はエレシュキガルが生まれて千年たったころにはとっくに神性を失っている。裁判官の七柱は法律を読み上げるだけの自動判定粘土板。
- メソポタミア世界では上から天と地、冥界とつながっているが、神代ではそれらが三つ織物の上にある。
- 神性がマイナスに働く効果があり、弱い者はそのままだが、強いものは弱体化してしまう。それは七つの権能を以て冥界に下ったイシュタルも捕まって串刺しにされてしまった。
- 所々に地上で死んだ人間の魂が地上に返さないように収めた槍檻がある。
- 魂が毎日休みなくやってきていたため、新人の槍檻を作るだけで一日が終わるため、自分の住む神殿の工事にさえ、いまだ着手できていなかった。
- 書物だけは冥界からでも調べることはできる。
- 冥界の七門は魂の善悪を問う、公正にして理性の門。善も悪も等価値ではあるがそれを選ぶ人間の価値が変わるだけであり、どちらかが正解ということはない。エレシュキガルが命令しておかないとうんともすんとも言わない。
- また、イシュタルは冥界下りに失敗している以上、門をくぐるたびに七分の一ずつ神性を奪われ、第二の門をくぐる頃には下級の神霊に、第四の門をくぐる頃にはガルラ霊以下の精霊に、そして最終的には無力な羽虫になってしまう。
- 冥界には本来、高さの概念がなく、高さの基準はそこにあるオブジェクトの価値で決定されるのでは、とアルテラ・ザ・サン〔タ〕は推測している。冥界の門は大切なものなので、おそらく高い位置にあると意味づけられている。平地であろうと冥界の門があるなら、そこは標高500メートルぐらいの高さになる。生命体にも当てはまるとされ、冥界の支配者は、冥界で最も高い場所に君臨するべき。
- しかし『絶対魔獣戦線 バビロニア』において女神の制約が破られたことで規律を失い、『冥界のメリークリスマス』では時間の概念と世界観がふわふわになっている。さらに悪意によって冥界の門は閉じられ、原初のルール誰か一人の犠牲でしか開かなくなっており、冥界下りはできない状況になっていた。それをドゥムジが『生贄(に該当するもの)を捧げれば門は開く』とルールをうまいこと改変しつつ、クリスマスの概念をバラまいてサンタクロースを招き入れた。
- 冬の時期の冥界は横に広い世界ではなく、縦に深い構造に変化し冥界の七門はそのまま冥界の七層に変わっている。次の層に入ると高さがリセットされる。
- 犠牲とは死だけを示す言葉ではなく、プレゼントによる救済で魂は天に昇った。そういう奇跡が、この夜なら許容される。そのため、アルテラサンタとカルデアのマスターは門番にプレゼントを渡す方法で冥界の門をくぐることになった。
- 冥界の神殿は最下層である七層の更に下、シュメル神話の根源、淡水の海、深淵に没した。今風に言うとアビス。ドゥムジによると深淵のまん中に冥界がある、と考えると良いらしい。アルテラ・ザ・サン〔タ〕曰く、浅い深淵と深い深淵があると考えられる。
- メシアン
- 三咲町のカレー屋さん。シエルのお気に入りの店。
- 【関連項目】三咲町
や行
- ヤガ
- 魔獣と人間の合成体。
- ヤガ・トゥーラ
- ヤガ・モスクワ
- ロシアの異聞帯の首都。
- ここだけ雪が弱く、ちょっとだけ温かい。
- 山育ち
- TYPE-MOONにおける強キャラ設定の一つ。人里離れたコミュニティで育ったことで常人を超えたレベルのスキルを身につけていたり、基本性能が人間から逸脱していたりする。
- 【関連項目】葛木宗一郎、静希草十郎、坂田金時、殺生院キアラ
- ユグドミレニア
- 『Fate/Apocrypha』の世界において、魔術協会から離反した魔術師の一族。「千界樹」とも。
- 【関連項目】魔術協会、聖杯戦争、聖杯大戦
- 抑止力
- カウンターガーディアン。集合無意識によって作られた、世界の安全装置。人類の持つ破滅回避の祈りである「アラヤ」と、星自身が思う生命延長の祈りである「ガイア」の二つがある。
- 【関連項目】ガイア、アラヤ
- 404光年
- ムーンセルが使用している術式。第七階層と中枢の境界線。
ら行
- ライダー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「騎乗兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- ラッシュ
- 『Fate/EXTELLA LINK』で登場するアクション。
- 連続攻撃やアクティブスキルをヒットさせて敵を弱らせ、その状態で追撃すると発動する。
- 連撃で敵に大ダメージが与えるうえに、「攻撃力アップアイテム」「攻撃速度アップアイテム」のどちらかが必ず手に入るので、その後の戦闘を有利に進められる。
- ラフム
- 『Fate/Grand Order』第七特異点でティアマトによって生み出された「新しい人類」。ビーストⅡの眷属。見た目は紫色の甲殻類のような姿に、縦になった歯を剥き出しにした巨大な口という生理的嫌悪感を催させる姿をした異形の存在。
- ラミュロス
- 地中海世界に存在する、リュカオン王に端を発する「幻想種としての吸血種」。
- 若干色素が薄い以外は人間とそう見た目は変わらず、ステレオタイプな吸血鬼のような外観。
- ランサー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「槍兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 竜種
- 竜、もしくは竜を模した魔獣のこと。
- 【関連項目】幻想種
- 龍
- 主に東洋におけるドラゴンを指す。
西洋の竜が"魔"とされるのに対し、中華における龍は神的存在とされている。
竜は最強の幻想種だが、龍は無敵であり、戦う必要すらない存在である。 - 【関連項目】竜種
- 霊子
- りょうし。魂、モノの本質、クオリアをデータ化したもの。第三の宇宙を構成する要素。端的に言えば霊魂とでも言うべき概念だが、元素を結合させている『存在の雛形』と言い換えることも出来る。形而上の概念をデータとして形にしたものであり、エネルギーを持った情報、生命を得たデータと考えていい。
魂の霊子化は研究途上の技術であり、単一の魂を霊子化するにはクラウド化された演算サービスを用いても凄まじい処理能力とメモリ領域を要求される。しかしそれらのステップを簡略化して意思の力だけで自らの魂を霊子化する技術も存在するとされる。魂の霊子化には特別な才能が必要となる。
- 霊子演算装置・トリスメギストス
- 2015年に完成したカルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- 霊子構造
- 存在の意味である魂を元に定義される『モノの本質』のこと。ソウルクオリアとも。
モノのカタチやサイズ、時間の流れ、固定価値が一定ではない電脳空間で、ウィザードが自分の姿を保っていられるのは高次元にあるとされる魂由来のコレと強く繋がってるため。 - 【関連項目】ウィザード、疑似霊子、疑似霊子コンピューター
- 霊子虚構世界
- 第三虚構世界。Serial Phantasm略してSE.RA.PHとも。ムーンセル・オートマトンの表層世界。
- 霊子体
- 霊子によって再現された肉体のこと。
現実の肉体を再現するためには肉体と魂そのものの霊子が不可欠であり、通常の人間には極めて難易度が高くコストがかかりすぎる作業になるため、霊子を用いた仮想空間サービスの多くは予め用意されたアバターを操ることで意識体験を提供する。
しかし優れた霊子ハッカーは自らの肉体を霊子体として構成することが出来る。
霊子体による仮想世界での意識体験は現実世界と区別がつかないほどリアルなものになる。
- 霊子ダイブ
- 霊子ハッカーが電脳世界に入ること。理論的には霊子ダイブは夢と同じカテゴリ、よって霊子ダイブをしている状態では夢を見ることはない。
霊子ダイブの適正を持つ者は稀有であり、魔術の名門から38人、才能がある一般人から10人の合計48人が2015年にカルデアに集められている。霊子ダイブは慣れていないと脳にくるらしく、主人公 (Grand Order)もカルデアに入館した際、シミュレートで霊子ダイブしてゲートから開放されたあと、表層意識が覚醒しないまま、一種の夢遊状態になっていた。
- 霊子防御
- サーヴァント戦で銃が有効ではない理由。これをどう破るかが重要であるため銃では目晦ましにしかならない。
ただし近代兵器を己の起源として愛用する英霊であれば話は違ってくる。それと近代兵器を宝具化できる者。
- 霊子ハッカー
- エルトナムの錬金術師が称する、エーテライトを介して人の記憶を読む霊子ハッカーとFate/EXTRAに登場する、神秘を失った世界の新しい魔術師の二種類の意味を持つ。後者は、自らの魂を霊子化して電脳世界に直接干渉が出来るハッカーの事で、霊子ハッカーと呼ばれる。
- ルーラー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「裁定者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラスで、そもそも聖杯戦争を勝ち抜く必要もない中立の審判という非常に特殊なサーヴァント。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- ルーン
- ルーン魔術に用いる文字。
- ルーン魔術
- ルーンを用いた魔術。北欧に起源を持つ魔術系統。一工程(シングルアクション)に分類される。
- 呪文の詠唱ではなく「ルーン文字」を刻むことで魔術的神秘を発現させる。それぞれのルーンごとに意味があり、強化や発火、探索といった効果を発揮する。
- 蒼崎橙子が学院時代に研究し、バゼット・フラガ・マクレミッツのフラガ家はアイルランドにおけるルーン魔術の大家である。
- 魔術としての歴史はそれなりに長いのだが、20世紀に蒼崎橙子が研究して復刻させるまでは時計塔では廃れた魔術分野扱いだったらしい。
- クー・フーリンも、原初18のルーン魔術を修得している。彼曰く、本来ならオガム文字の魔術を使用するのだが、刻んですぐに効果を発揮するルーンは戦士としては使いやすいために多用しているとか。元締めであるオーディンも「優秀な戦士が生まれるのならそれでいい」と北欧以外の系列の人物が使用する事は問題視していないらしい。
- ブリュンヒルデもルーン魔術を習得しており、十全に使うなら現代魔術師の数百万倍と言う途方も無い規模となる。また、カルデアで本格使用した場合、空間ごと異常をきたしてしまう。エルメロイⅡ世の見立てによると、魔力回路を経路とした魔力逆流といったありえない現象も原初のルーンに侵された空間では発生してしまう。
- 『Fate/mahjong night 聖牌戦争』にてクー・フーリンが語っているところによると、「麻雀の起源にはルーンの流れもあり、アンサズ、スリサズ、ウルズ、ピンズ、ソーズ、マンズなどがある」らしい。…まあ、作品が作品なので半ば設定崩壊ギャグなのだろうが。
- 【関連項目】魔術、魔術協会
- 霊衣開放
- 特定のサーヴァントについて、霊衣を開放することで新たな衣装に変化すること。
- まずイベント等で霊衣の開放権を入手後、「聖杯転臨」と同様に「霊基再臨」を全て済ませ上限レベルに達したサーヴァントに特定の素材を用いることで開放される。
- サーヴァントを所持していない状態でも開放権は入手可能で、召喚後に条件を満たすことで霊衣開放することもできる。
- 礼園女学院
- 『空の境界』に登場する、黒桐鮮花たちの通う全寮制のお嬢様学校。ミッション系で、もともとはイギリスにある神学校の姉妹校。学長はマザー・リーズバイフェ。この学校をモデルに、浅上女学院が作られたらしい。
- 【関連項目】浅上女学院
- 霊基再臨
- レベルを限界まで上げたサーヴァントに、特定の素材を用いる事でレベル上限を10上昇させること。
- 多くの場合は再臨の度に衣装が変化したり、新たなスキルを習得したりする。どのサーヴァントも4回行う事ができ、4回の再臨を済ませた状態が事実上の限界レベルと言える。
- レイシフト
- 擬似霊子転移。疑似霊子変換投射。人間を擬似霊子化(魂のデータ化)させて異なる時間軸、異なる位相送り込み、これを証明する空間航法。タイムトラベルと並行世界のミックス。
- 西暦より過去へのレイシフトは余りにも成功率が低く、管制室のスタッフ全員が一丸になっても、紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかる。
- 未来へのレイシフトは難易度が高いだけで、本来は不可能ではない。だが、カルデアでは2017年から先のレイシフトはできない。
- 1回レイシフトするごとに、職員一人の日給が飛ぶほどの費用がかかる。
- 令呪
- 聖杯戦争において、サーヴァントとの契約者に与えられる、最大3回の絶対命令権限。
- 【関連項目】聖杯戦争、マスター、サーヴァント
- レイポイント
- 霊脈のターミナル。魔力が収束する場所。Fate/Grand Orderでは、マシュの宝具てある盾を触媒に召喚サークルを設置し、特異点でのベースキャンプとして使用された。
- 魔眼蒐集列車
- レール・ツェッペリン。欧州の森をいまなお走り続ける伝説。
- レガリア
- 「王の指輪」とも言われる、月の聖杯戦争の勝者に与えられる勝利者の証。
- 「レガリアの王権は絶対」と言われる通り、マスターを持たない他のサーヴァントを従える力を持つ他、ムーンセルのシステム更新に必要だが、不慮の事故で分割され、ネロと玉藻の前が所有した状態になっている。
- レクリエーションルーム
- 倉庫区画の奥にある
大広間 。。 - 極寒の基地には不釣り合いな洋館。或いは雪山のロッジを模しているかもしれない。
- レースゲームやFPSなど遊戯用の電子機械が一揃いある他、盤双六[1]、将棋、チェス、オセロ、バックギャモン、スペース海賊軍といったボードゲームや二人用のテーブルゲームも用意されている。正月に羽根突きと竹馬を期間限定でメニューに追加されている。
- 巴御前、ギルガメッシュ、オジマンディアス、アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕などが使用している。諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕もやっているゲームはここのものだと思われる。
- レジスタンス
- 『Fate/EXTRA』の世界において、西欧財閥に敵対する勢力の総称。「解放戦線」とも呼ばれる。一部には滅んだ魔術協会の関係者も参加している。
- 【関連項目】西欧財閥、魔術協会
- レジムマトリクス
- 領域の支配権を示す鍵。先に「レジムマトリクス」を15個集めた者が勝者となる。
- これらを集めて支配権を得ると、領域を守護する強力なサーヴァントが登場する。
- レムナントオーダー
- 魔神柱が生み出した亜種特異点の消滅作戦の正式なオーダー名。
かつて時間神殿でカルデアと戦いながら、『七十二柱の魔神』の結束から外れた特使の御遣い。自我に目覚めたことで統括局ゲーティアから離反し、それぞれの意思で世界に散らばった獣の残滓。カルデアが果たすべき使命の残滓。本来あってはならない遺物の回収作業。
これらをふまえて名付けられたオーダー名。グランドオーダーから零れ落ちた、番外の冠位指定だが、難易度自体は七つの特異点と大差ない。
- 錬金術
- 万物、物質の流転をテーマとする学問・魔術。錬金術を扱う魔術師を錬金術師と呼称する。
- ありきたりなものは物質の変換で、よく言われるのは「他の卑金属を黄金へと変換する術」。ようするに魔術を用いて「物を造る」ことである。
- プラハの協会で研究が盛んであり、アインツベルンもその研究の中心は錬金術である。
- アトラス院で行われている錬金術の研究は、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる錬金術である。
- 万物、物質の流転をテーマとするのは共通だが、アトラス院では事象の変換も研究している。
- アトラス院の魔術師(錬金術師)は魔術回路が少なく、自然干渉系の魔術が使えない。その代わり、人体を演算装置とする術に特化している。思考分割、高速思考は、アトラス院の錬金術師の必須技能で、所属するには最低3つの分割思考と高速思考が必要とされる。
- 「思考分割」は、思考を仮想的に分割し、複数の思考を同時に行う。並列して思考を行うため3つあるからといって3倍になるわけではなく、4倍5倍の思考速度になる。更に「高速思考」で思考速度を上げるため、戦闘時などでは疑似的な未来視となる。
- 分割思考は5つで天才といわれ、過去の院長では最高8つという者もいた。
- 濾過異聞史現象
異聞帯 という人類史による、地球そのものへの攻撃。- 多くの知られざる異聞史の中からより強力なもの、汎人類史を押しつぶせるほどの可能性を持ったものが、侵略兵器として用いられた。
- 地球は完全に漂白された惑星と化し、一握りの生存者の目の前に映るのは、かつての面影の欠片もない、何もかもが一新された白い荒野が広がっている。
- 宇宙からの侵略が始まり、三ヶ月ものの間は汎人類史の人類は抵抗という名の長い戦いを繰り広げた。
- しかし隣国を牽制・監視する手段に長けていれど宇宙からやってくる侵略者には何のプランを持ち合わせてないために、あらゆる抵抗は無意味に終わり、最後まで侵略に抵抗していた合衆国は消滅してしまった。
- ダ・ヴィンチやクリプターはこれを濾過異聞史現象と呼ぶ。
- ロシアン柳生
- 宮本武蔵が飛ばされた世界のロシアにいた存在。現代まで生き残っていた何か。
- スキーで滑りながら襲い掛かってきたらしい。
- 路地裏同盟
- 定住地を持たず、路地裏に隠れ住むキャラクターたちの集まり。現状女性のみ、メンバーは4名。
- 異聞帯
- ロストベルト。過った選択、過った繁栄による敗者の歴史。
- “不要なもの”として中断され、並行世界論にすら切り捨てられた“行き止まりの人類史”。
- 異聞帯のサーヴァントは存在するが、このサーヴァントは汎人類史のサーヴァントとは比べ物にもならない強さを持つ。
- ロストルーム
- カルデアのちょっとした怪談。
- 管制室の裏手にある、元は休憩室というかサロンだったものを改装した倉庫エリアにあるとされる。
- 午前0時に入ると失われた者を見る、あるいは失う者を見るという報告が多発している。今では倉庫として忘れ去られた前所長時代の遺物。
わ行
- 惑星トトーリ
- 謎のヒロインX〔オルタ〕がカカオの買い出しのために訪れた惑星。
- 過疎惑星であり、見所は砂漠しかない。ここのスペースバックスでは来店人数ゾロ目記念のサービスとして宇宙船型チョコをプレゼントする。
脚注
- ↑ 巴御前が「戦場を模した盤と駒を用いった、賽の目で強者同士の勝敗を決する遊戯」とはコレのことだと思われる。