この記事ではTYPE-MOON作品の小辞典について、用語のうち読みが「あ行」から「か行」までを説明する。
用語の分量が増えてきたら分離します。また説明の分量が増えてきたら、別ページを制作してリンクするようにします。
用語
あ
- アーサー王伝説
- イングランドに伝わる騎士道物語。イギリスで最も著名な伝説の一つであるため、西洋圏・英語圏では高い知名度を誇る。
アルトリア・ペンドラゴン、ベディヴィエール、ケイ、ランスロット、ガウェイン、モードレッド、アーサー・ペンドラゴン、トリスタン、マーリン、アグラヴェイン、トゥルッフ・トゥルウィス、モルガンらが登場する。
日本での知名度はかなり低く、物語の全貌を知る者は極めて少ない。アーサー王以外の登場人物の一般認知度はほぼ無名である。ただし、アーサー王が剣を抜いて即位したという点だけは誰もが知るほどの知名度となっている。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、円卓の騎士
- アーチャー
- サーヴァントのクラスの一つ。「弓兵」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- アーツ(Arts)
- 通常攻撃のうち、青いカードによって出る攻撃。NPゲージの増加効果がもっとも高く、威力もそこそこあるが、クリティカルスターは全く発生しない。
- アーツチェイン
- 3枚のカードをすべて「アーツ」でそろえることで、その攻撃に参加したサーヴァント全てのNPゲージが20%たまるチェイン。
- アーネンエルベ
- 境界線上の喫茶店。。作品の枠から外れた特異店(特異点)でもある。キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが製作に関わっている。通称「魔法使いの匣」。
- Fate側の入り口は冬木市の新都にある。作品によっては大量の半獣人らしき何かだけで店員が構成されていたり、某慢心王が金塊を代金代わりにして来店したりする。
- 【関連項目】三咲町、冬木市、魔法、魔法使いの匣
- アインツベルン
- 冬木の聖杯戦争を確立させた御三家の一つ。『Fate/stay night』『Fate/Zero』の中心に存在する一族。
『Fate/Apocrypha』では第三次聖杯戦争によって大聖杯が強奪されたことにめげる精神を持っていないらしく、奇跡の再現が行えないかと腐心している。
- アヴェンジャー
- サーヴァントのクラスの一つ。「復讐者」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
「ルーラー」のクラスとは対極に位置する存在。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- アガートラム
- 輝ける銀の腕。ケルト神話におけるダーナの戦神ヌァザが争乱のさなかに失った右腕の代替である神腕。医療と鍛冶と工芸の神ディアン・ケヒトによって生み出された神造兵装。
- 『Grand Order』に登場するベディヴィエールはこのアガートラムと同名の宝具を持つが、あくまでもレプリカである。
- 【関連項目】神造兵装
- 赤枝騎士団
- アイルランドにおけるケルト神話の最古期「アルスターサイクル」にその名を残す騎士団。クー・フーリン、フェルグス・マック・ロイ(一時期)らが所属していた。また、バゼット・フラガ・マクレミッツが末裔を名乗っている。
騎士団とはついているが構成員も荒くれ者が多く、精神的にはいわゆる「騎士道」とはかなり異なっており非常に野性的。
「不忠さえしなければ何をやっても許された」「独断で隣国に喧嘩を売ることもしょっちゅうで、敵より味方のほうが油断ならない」「敵が全員死ぬか自分が倒れるかするまで戦いをやめないような連中ばかり」など、ほとんど武闘派ヤクザの集団である。 - 【関連項目】ケルト神話
- 悪性情報
- 人類、ひいては知的生命体にとって害にしかならないものとカテゴライズされたデータ。知性活動から生まれた負の情報活動。『人間が善き行いをする時、持っていては都合の悪いもの』もまた悪性情報に含まれる。
人間の悪性に飲まれると、存在意義を見失ったあげく、意味消失してしまう。魔力を込めることで物質化が可能でタタリが使用している。現実にも呪いがあるように、量子虚構世界であるSE.RA.PHにも呪いは存在するが、物質世界であれば一過性のものとして流されるのに対し、情報が基になるSE.RA.PHにおいてこれらの悪性情報は領域を侵食する穢れとして扱われる。悪質なアジテート、純粋に利益を求めるために重ねられた嘘と核となる対象が空洞のまま広がっていくデマゴギー、と情報的にただマイナスなだけである筈のものが、プラスである真相を汚染し、コミュニティ全体をマイナスのものにしてしまう癌。
月の裏側には人類が言葉による文明を築き上げた時から記録され続けた悪性情報が投棄されている。はじめはただの「使われないデータ」にすぎなかったが、何千万、何億万という悪性情報を溜め込むに至り、ついには現実を犯す泥となってしまった。月の表側には人間社会の正しい歴史が記録され、裏側には捨てられた忌まわしい犯罪の歴史が記録された。これら等価値か、あるいは表以上の悪性情報は表以上の霊子熱量を持つ。
『EXTRA CCC』ではこの莫大なエネルギーを飲み干してムーンセルを支配するに至ったAIがいたが、最終段階でその目的を諦め、月の裏側に沈んだ。 - 【関連項目】タタリ/ワラキアの夜、月の裏側、ヘブンズホール
- アクティブスキル
- 『Fate/EXTELLA LINK』からの新システム。サーヴァントがレベルアップすると7つまで習得する、戦闘用の個別スキル。
- 『Fate/EXTELLA』前作からの参戦サーヴァントは、前作におけるコンボ派生技がこちらに再編されていることが多い。
- スキルスロットは4つあり、任意で装備させることが可能。任意のタイミングで自由に使用できるがクールタイムがあり、一定時間経過するまでは再使用不可となる。
- スキルには攻撃(水色)・行動制限(紫)・カウンター(黄色)・回復(緑)・自己強化(オレンジ)の5種類があり、さらに攻撃には近距離・周囲・放出・突進・遠距離という細かい内訳がある。攻撃スキルはクラスに応じた種別のスキルが強化される特性があり、セイバーとアサシンは近距離、バーサーカーとルーラーは周囲、キャスターは放出、ランサーとライダーは突進、アーチャーは遠距離が対象となっている。
- 悪魔
- 第六架空要素。人間の願いに取り憑き、その願いを歪んだ方法で成就せんとする存在。
- 悪魔の概念は人類にとっても最大の障害として扱われ、神が全知全能であるのなら、悪魔は人知無能の存在。手の届く範囲にありながら決して理解できない淵。
- 『stay night』においては悪魔は偽物しか存在せず、『EXTRA』でも真性悪魔を生み出した現象は2030年現在においてもひとつの成功例もない。
- 悪魔は人間の体を用いて受肉しようと働くが、苗床になる人間の精神が耐えられず、周囲に間を撒き散らして自壊するのが通例。
- 悪魔に憑かれると他の要素に異常が起き、最後には肉体も変化して異形の怪物と化す。高位の悪魔ほど「症状」が表に出づらく検知が困難で、露見するのは大惨事が約束された後になりやすい。
- アグレッサー
- 攻性プログラムの中でも、より強い力と権限が与えられた上位種。セクター防衛及びセクター争奪の要。
- 拠点を守っているアグレッサーを一定数撃破されるとその拠点は陥落し占拠されてしまう。
- また、「侵略者」を意味するその名称の通り、時として敵セクターに攻性プログラムの軍勢を率いて侵攻し、陥落させようとしてくることもある。
- 該当する勢力のシャドウサーヴァントや複製サーヴァント、オリジナルサーヴァントなどにもアグレッサーとしての権限が付与されていることもある。
- 浅上女学院
- 『月姫』に登場する、遠野秋葉たちの通う全寮制のお嬢様学校。50年の歴史を持つ。最近校舎を新しくし、寮も改築中。学校では生徒会が権力を握り、寮では自治会が発言権を持つ。校門には「この門をくぐるもの、一切の青春を捨てよ」という悪戯書きが残されている。礼園女学院をモデルに作られたらしい。ちなみに、寮生は麻雀かバカラのどちらかの派閥につくという訳のわからない伝統がある。秋葉は麻雀派。
スピンオフ作品『花のみやこ!』では、少子化による経営難で近隣の学校を統廃合した「浅上学園」となっている。 - 【関連項目】礼園女学院
- アサシン
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「暗殺者」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 亜種聖杯戦争
- Apocryphaの世界において、十数年前から乱発されている極小の聖杯戦争。召喚される英霊数は冬木のものには届かず、わずか二騎で行われるものから相当の規模である五騎までと様々。大雑把に百の聖杯が作成された場合、九十五が途中で頓挫、残り五つのうち四つが不完全で暴発、最後の一つが冬木とは比較にならないほど劣化した儀式として成立するらしい。
- アステカ神話
- 中南米に伝わる神話大系。他の神話大系と違い、アステカ神話の神性は地球で生まれたものではなく宇宙から降ってきたもの。
- 白亜紀の地球に激突した小惑星に付着していた"何か"が植物に寄生して生き延び、やがて現地生物を神に変化させる微生物となり文明を築いたのだという。
ケツァル・コアトル、ジャガーマンが登場する。
- アゾット剣
- 剣の形をしているが、本質は魔術儀礼用の杖。見習いを卒業した魔術師が師から送られるものとして有名。
- 作品中に登場したものは、遠坂家伝来の宝石細工の品。魔力を溜め込む事ができる。遠坂時臣から言峰綺礼へ、その後遠坂凛の後見人となった言峰綺礼から遠坂凛へと受け継がれた。最終的にはゲームの各ルートによって使用方法が異なる。
- この剣は、言峰綺礼が遠坂時臣の命を奪った剣でもある。それを知らせず遠坂凛へと譲り渡すことに、言峰綺礼は歪んだ愉悦を感じた。しかし、セイバールートの最後、言峰綺礼は遠坂凛から譲り受けた衛宮士郎により、この剣で命を絶たれることとなる。
- あたまのわるい結界
- 『フェイト/タイガーころしあむ』の事態の原因。大河が虎聖杯にかけた願いが元で発生した。サーヴァントの命令権である令呪が消滅する程の威力がある。
- アダム・カドモン
- ドゥ・スタリオンⅡに備え付けられた霊基強化装置。ヘブライ語で人形、人間を意味する。
- これに必要量のアルトリウムを注入すると、霊基情報を元に同じ霊基を作り上げて宝具レベルを上げる事が出来る。ただしアルトリア系しか増やせない。
- 四枝の浅瀬
- アトゴウラ。
四隅にARGZ(アルジズ)、NUSZ(ナウシズ)、ANSZ(アンサズ)、INGZ(イングワズ)を刻んだ決闘の陣。
その陣を布いた戦士に敗走は許されず、その陣を見た戦士に退却は許されない、赤枝の騎士に伝わる一騎打ちの大禁戒。
そは、クー・フーリンがその最期に、倒れて果てることをよしとせず、己の身体を柱に縛りつけ、絶命するまで戦い続けた故事とその地である川瀬に因む。 - 【関連項目】ケルト神話
- アトラス院
- 魔術協会における三大部門の一角。別名「巨人の穴倉」。西暦以前から存在する、エジプトを根拠とする錬金術師の集団。
カルデアにレイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムの理論を実現させるための疑似霊子演算器を提供した。 - 【関連項目】魔術協会、魔術
- アフリカ・ベルト
- エジプト共和国とビアフラ連邦を結んだ地域。
西欧財閥とレジスタンスの抗争の空白地帯であり、クローン売買シンジケートの総本山がある。
現代の奴隷売買というべき規模で行われているクローン製造・売買の中心組織。ビアフラ連邦はシンジケートの傀儡政権と言われており、エジプト共和国は『商品』であるクローンの集荷センターになっている。
クローンはエジプト共和国に集められ、アフリカ・ベルトを南西に下ってビアフラ連邦から輸出される。
クローンはアフリカ大陸内のみならず秘密裏にヨーロッパ、アジア、北米を中心と擂る先進諸国に輸出され続けており、その輸出ルートは2000年代の兵器のそれ並みに複雑化し、何十という国を経由して取引の身元を隠蔽しているため捜査当局はクローンの製造・売買ネットワークの根絶に至っておらず、取引の証拠を押さえる事すら出来ていない。
商品は先進諸国に輸出されてもいるが、ほとんどはアフリカ大陸内に供給されており、その有力な購入組織にアトラス院がある。アトラス院にクローンを供給するための製造工場はアフリカ大陸にある。
- アマゾネス・ドットコム
- サーヴァントユニヴァースの通販会社。アマゾネスCEOが営む。
- 注文さえすれば特異点だろうとカルデアだろうとどこだろうとお届けする。
- なお、CEOが自ら配達を行ったり社員のアマゾネスは無給無休の環境だったりと非常にブラックである。
- アムネジア・シンドローム
- 二十一世紀に確認された感染症。
脳神経を犯すウイルス。感染者は自己と他人の境界が曖昧になり、最終的には記憶の認識さえ不可能になり生命活動を止めてしまう。
感染経路は口内からの粘膜感染、要するに汚染された水を飲むだけで感染する。多くの感染者を出したが、感染ルートは現在も解明されていない。一説によると集団的無意識を同じくするものたちに感染していくという。
日本ではバイオテロに使用されたため、人工的に造りだされたウィルスの可能性が大だが、感染原因もルートも正確な事は分かっていないため真相は現在まで謎のままである。
1970年、トワイス・H・ピースマンによって治療法が発見されるも彼の死によって一時研究は頓挫。2030年、ワクチンが開発された。
なおアムネジアとは健忘の意。主人公の本体が感染しているのもこれ。
- アラヤ
- 抑止力の一つ。人類の持つ破滅回避の祈り。人類の存続は、必ずしも星の存続を意味しない。
- 【関連項目】抑止力、ガイア
- アリーナ
- SE.RA.PHが用意したダンジョン。
- 「情報の海」ということから、現実の海をモチーフに作られていて、それぞれ二階層で構成されている。一の月想海第一層から七の月想海第二層まで、深海から海面に向けて構成されており、七の月想海第二層は海上に出ている。なお日没はシステムに制御されているので、通常、探索中に陽が沈むことはない。
- 入り口は誰でも共通で、一階の奥の扉だが、転送されるアリーナは対戦者同士のみが共通のものでそれ以外は個別。
- 不適格なマスターを排除するためムーンセルが産み出したエネミーが徘徊しており、これを倒すことで経験値や霊子虚構世界で流通している通貨が入手できる。
- アリーナそのものへのハッキングは規制されているが、アリーナにトラップを仕掛ける程度ならば規制されない。
- データバグは一旦アリーナに転送され、消去待ち状態になり、アリーナ内に残された物は二日ほどで消去される。
- アリストテレス
- 『鋼の大地』において、人類と亜麗百種の大戦末期に現れ地上生物を無差別に破壊して回る謎の生命体。
名前の由来は古代ギリシャの哲学者だが、正体不明の生命体が何故そう名付けられたのか、経緯は不明。 - 【関連項目】アルテミット・ワン
- アリマゴ島
- 衛宮切嗣が父と共に少年時の一時期を過ごし、それまでの人生と決別する事件の起こった島。
封印指定の魔術師を巡り、聖堂教会と魔術協会の暗闘が繰り広げられた。蒼崎青子も関わっているとかいないとか。 - 【関連項目】封印指定、魔術協会、聖堂教会
- アルズベリ
- イギリスの片田舎。本来何も無い寒村が、十年をかけてV&Vインダストリィにより一大工業プラントに作り変えられた。
……たとえそれが死徒の牧場であったとしても、人間の手による正しい資金と労働によって作られたものなら、聖堂教会はおろか魔術協会、魔法使いですら、神秘の側の者には手は出せない。手出しできるようになるのは、その正しさが失われる時。地獄が開くと分かっていながら、開くまでは放置せざるを得ない土地。
(もしあれば)『月姫2』の舞台となる一大決戦場。死徒、魔術協会、聖堂教会の三つ巴に加えてさらに、真祖の白い姫と殺人貴、復讐騎が集い、魔法使いまでもが介入する。
挑むは第六、朱い月の定めた儀式。千年の悲願はここに。 - 【関連項目】死徒、真祖、魔術協会、聖堂教会、魔法
- アルテミット・ワン
- 究極の一。「アルティメット・ワン」と表記されることもある。
天体それぞれが持つ常識における系統樹の最優・最強として頂点に立つただ一つの生命種。転じて、星そのもの。「タイプ・○○(天体名)」と呼称される(例:タイプ・ムーン)。
最高種・最強種というが、相対的な評価だけで成るものではないらしく、地球における究極の一「タイプ・アース」は星の意思が作ろうとしても上手くいかなかった。
『鋼の大地』において、他天体から正体不明の生命体として地球に飛来する。(その他の作品においても、名称のみ登場する場合もある) - 【関連項目】アリストテレス
- アルトリウム
- 宇宙に遍在するエネルギー粒子。超高密度のエネルギー結晶。キラキラ光る。たいていの無茶は何とかできるらしい超粒子。
- サーヴァント界では全銀河周知の常識の、新たに発見された万能エネルギー粒子。宇宙船の航行にも欠かせない。
- アルミより軽く、ダイヤより頑丈で、黄金より輝く素敵な金属。主にアヴァロン星で採掘されており、『約束されたヒロインの証』とも呼ばれている。
- アンサモン
- 英霊などを召喚するのでは無く、逆に召喚されること。カルデアでは特異点へのレイシフトに使われている。
- 【関連項目】レイシフト
- アンジェリカケージ
- 七つの海の底に君臨する熾天の檻。月の中枢に位置し、外部からの知的生命体がムーンセルにアクセスする為の到達点とされる。
- アンチセル
- 遊星の尖兵。ヴェルバーが惑星に送り込む尖兵。遊星の指令を第一として活動する収穫者。
ムーンセルが地球文明から高度な情報生命体であるサーヴァントとデザインしたように、ヴォイドセルの手により文明を効率よく破壊するための有機生命体であるアンチセルをデザインした。
これが捕食対象の惑星に降り立ち、それぞれの手段で文明を破壊する。だがアンチセルたちは方法こそ異なるものの、知性体から霊子を吸収して成長するため、全生命体が消滅すれば栄養源がなくなり、やがて自壊する。
い
- イアソンエース
- イアソンワールド・ジャパンの人形。二十歳以下の女性を見ると勝負を挑んでくる。
- イアソンキラー
- イアソンワールド・ジャパンの人形。恋人、ないし友人と二人連れの人間を見ると暴走する。
- イアソンハンター
- イアソンワールド・ジャパンの人形。一般兵士レベル10。リア充を見ると問答無用で襲って来る設定になっている。
- イシュタルQPS
- クォンタムパワーシステム。『デッドヒート・サマーレース!』と『デスジェイル・サマーエスケイプ』に登場するイシュタルがGR(グガランナ・リビルド)計画の為に作り上げた強制徴収装置。イシュタル神殿の真の姿。人々から信仰を集める神殿を、ただの魔力集積機構に作り替えたもの。
グガランナの生体パーツをつけたマシンを「金星のテクスチャを貼付けたコノート」の上を走らせてる事で魔力とタイヤ痕を刻み込み、それがある種の魔法陣として役目果たし、イシュタルQPSにレースで使われた魔力資源の全てを集積させる。
それと同時に組み込まれた生体パーツはテクスチャと魔力で駆動するタイヤとの霊的摩擦力から生じた魔力をその中に秘密裏に溜め込み、グガランナの各部位としての励起準備を完了させる。
幼体を核に、この装置によって魔力が溢れたグガランナの生体パーツを合体させることでグガランナ・マークⅡを新しく作り出したが、最終的にケツァルコアトルによってグガランナ・マークⅡ諸共粉砕されてしまった。
後に『冥界のメリークリスマス』にてカルデアのマスターが最下層にある冥府の門を突破するためにイシュタルにコレを提示したことがあの事件の遠因となったことが示唆される。
『冥界のメリークリスマス』でアルテラ・ザ・サン〔タ〕は「何かの終末装置」「世界を滅ぼす系の宝具に見える」と、イシュタルは「まさに神をも恐れぬ所業」「これを考えたヤツは悪魔に違いない」とコメントしている。
- イタリア風悪魔さん
- 2030年にに地上で開発・販売されたRPG。通称・でぃあぼろさん。
ハック&スラッシュの金字塔とも言えるシリーズの最新作。発表から発売までに十年の月日が流れたという。
高難易度でありながら普遍的なゲーム内容、単純作業でありながら奥の深いコレクション性、キャラを育て始めたらなぜか止められない魔力に満ちた悪魔のようなゲーム。その中毒性から多くの自宅警備員を生み出した。
地上すべてを観測しているムーンセルにも当然コピーされており、カルナはジナコ=カリギリの命令でこれを探すクエストに出た。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC
- イチイ
- ケルト、北欧における聖なる樹木の一種。
- ロビンフッドの弓はシャーウッドの森の木から作られている。
- 伝説によるとアーチャーは「この矢が当たったところに埋葬してほしい」と残したという。
- 偽りの聖杯戦争
- 『Fate/stay night』本編から数年後に開催された聖杯戦争。第3次聖杯戦争に参加した魔術師の一族とアメリカ政府によって計画されたもの。本来は100年単位を予定した長期的な計画だったが、冬木の大聖杯を盗み培養することで70年強と早期の開催に成功した。ただし模倣は不完全で霊脈との繋がりも冬木に比べて弱いため、サーヴァントはセイバー抜きの6柱しか存在しない。またこの6柱には現界に時間制限がつけられている。
- id_es
- イデス。アルターエゴたちが生まれながらに持つ能力。
違法改造の結果、既存のスキルが変質・強化したもの。通常のサーヴァントには発現しないものが多い。身体能力ではなく精神の在り方が発露したもの。
リップの被虐体質、メルトの加虐体質、幼児退行、緊縛嗜好、同族嫌悪、などのイデスがある。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC、スキル
- 犬空間
- 虚数空間の底、悪性情報の底に作られた意識の底。
ムーンセルの監視すら届かないエデンの東。地面はベルベットに覆われているものの、それ以外には何もない虚無の寝所(ベッド)。
入り口・出口の概念もなく、果ての概念もないので脱出の手段はない。ここに落ちたものは数珠つなぎになった時間流の中、永遠に彷徨い続け、眠り続ける。
BBはさらに特殊ルール『よつんばいでなくてはならない』を追加し、主人公を陥落させにきた。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC
- イブン・グハジの粉末
- 霊体を物質化する粉。
- イマジナリーアース・ソーシャルプラン・ワールド
- 略して、イアソンワールド・ジャパン。『Fate/Grand Order』のメディア幕間の物語で登場した、直径五十センチの
大地模型 の形をした箱庭。 - 分かりやすく言うなら、固有結界の亜種のような物。中は異空間になっており、人形たちが生きている。世界の管理者として権限を与えていた人形の王がメディアの指示書を無視し、勝手にうごき始めたのが原因で幕間の物語の事件になった。
- 増築したり付け加えるのは簡単に出来るが、取り除くのはその何倍もの技術とセンスが必要になり、1体でも下手に間引こうとするとその何倍もの被害が発生するので、基本的には内部で解決するしか無い。
- 内部には多種多様なアトラクションがあるが、基本的に『顔が良いだけの男は酷い目にあう』ように設定してある。
- 来客用の素体が存在し、そこに意識だけをシフトして中に入る。その素体が死んだ場合でも元の肉体に戻れるが多少の痛みは連動するため、死ぬようなダメージを受けて戻された場合死ぬほど痛い目に遭うらしい。
- 意味消失
- 本来の(能力)数値とは異なるイフの存在へとブレてしまう現象。
虚数空間や特異点といった、あやふやな世界で起こる。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC、Fate/Grand Order
- インストールスキル
- 『Fate/EXTELLA』で使用されるスロットにセットすることで、サーヴァントにスキルを付加し強化することができる全58種のスキル。
- インド神話
- インドに伝わる神話大系。北欧神話、ギリシャ神話に並ぶ世界三大神話の一つ。ヒンドゥー教や仏教など、宗教と結びつきが強い。
話のスケールが壮大で、インフレしたかのごとくありえない数字が乱舞するのが特徴的。
カルナ、アルジュナ、ラーマ、シータらが登場する他、パッションリップに組み込まれたパールヴァティーとドゥルガー、メルトリリスに組み込まれたサラスヴァティー、ヴァイオレットに組み込まれたアプサラスはこの神話の女神である。
二大叙事詩としてアルジュナを主人公としカルナを最大のライバルとする『マハーバーラタ』、ラーマを主人公とする『ラーマーヤナ』が存在する。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント
- ∞黒餡子
- インフィニティ黒餡子。謎のヒロインX〔オルタ〕が所持する謎のアイテム。
- 欲求(ソウル)、糖分(パワー)、売り場(スペース)、原価(リアリティ)、製作(タイム)、需要(マインド)という六つの原始力によって作られたもので、持つ者に無限の力を与えるというがX・オルタはよく分かっていない。
う
- ヴィーナス・スタチュー
- 『Fate/EXTRA CCC』で各階層の最後に立ちふさがる少女像。センチネル化した少女の本体にして、迷宮の核。
本来なら物理干渉では破壊できない"世界の果て"。その内部はBBですら立ち入れない禁猟乙女領域。サクラ迷宮をすり抜けたところで最後にこの壁がある以上、主人公たちが何をしようが無駄なあがきにすぎないとBBは想定していた。
しかし心の専門家であるキアラの秘術によって『内部に飛び降りる』などという離れ技が実行され、無敵のセンチネルシステムは攻略可能な防壁に格落ちしてしまった。
ちなみに壁に埋め込まれた肥大化アバターはBBからのメモリ増築の結果。迷宮を自在に変革するためにはあれだけの改造が必要。
スタチューの中でセンチネルを倒し、心の淀みを振り払い、BBの支配から解放(接続を解除)されれば元の大きさの戻れる仕組み。
サーヴァントたちの心象世界にあるレリーフはこれとは違うもので、あれこそ深層にある"魂のカタチ"と思ってもらえばよい。
ゲーム内では"レリーフ"と呼ばれている。壁に囚われた少女、というコンセプトでデザインされた。開発初期での名称はショコラヴェールだった。 - 【関連項目】Fate/EXTRA CCC
- ウィザード
- 『Fate/EXTRA』の世界における最新の魔術師。魔術理論を基にした演算処理、霊子変換を身につけた霊子ハッカー。
- 【関連項目】疑似霊子、疑似霊子コンピューター、霊子構造
- 黒魔術
- ウィッチクラフト。生贄を捧げることで、特定の対象に対する災厄の招来及び呪殺、悪魔召喚、儀式による精神集中を目的とした魔術。
- その特性上、何の躊躇いもなく生贄を解体するために、生贄の懇願に惑わされない「冷酷さ」と、必要に応じた苦痛を与え殺戮の快楽を抑制するための「理性」が必要とされる。また「呪術」に非常に近い性質を持つ。
- 使用者は沙条綾香、玲瓏館美沙夜、セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア、周瀬律架など。また、メイ・リデル・アーシェロットも近代黒魔術という系統を扱う。
- ヴィラン連合
- サーヴァントユニヴァースのヴィラン集団の一つ。ダークラウンドとは別に存在していた有力組織。
- とはいえ「連合」の名前通り一枚岩ではないようで、キャプテン☆ニコラと触手元帥サニティ・ジルのように組織内でも対立していることもある。
- ウェンディゴ
- 人間を素体にした人型の怪物。アルゴンキンの民に伝わる人食いの精霊憑き。こうなったものを戻す術はない。
- 『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』でエネミーとして登場した。『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』のウェンディゴはポール・バニヤンの中から生まれたもの。
- ヴォイドセル
- 霊子収集体と呼ばれるもの。ムーンセルと同格のものだが同質のものではない。星船にあったコア箱のヴォイドセルである。
アルキメデスは星舟に接触した際、自らこのヴォイドセルに汚染され、その後エリザベートにも移植してしまった。
- ヴォーティガーン
- 「卑王」の異名を持つブリテン王の一人。戦乱の最中にあるブリテンに、大陸から流入してきたサクソン人を招き入れて統一を目指し、さらなる混乱を生み出した。
白き竜の血を飲み、ブリテン島の意思と同化して魔竜と化し、ブリテンを守護するために人間を滅ぼそうとした。
「約束すべき勝利の剣」と「転輪すべき勝利の剣」といった聖剣の光を喰らい、ただの一撃でガウェインを地に伏せ、二人の騎士を除く遊軍を全滅に追い込んだ。
アーサー王が単独で数時間粘り、復帰したガウェインとアーサーが同時に放った聖剣で動きを封じられ、聖槍ロンゴミニアドで仕留められてしまう。 - 【関連項目】ブリテン島、アーサー王伝説、竜種
- ヴォーパルの剣
- 理性のない怪物に有効な概念武装。ナーサリー・ライムが召喚した怪物ジャバウォックを倒すため、ラニ=Ⅷの協力を経て錬成した。
- 錬成するにはマカライトが必要。所有して近づくだけで効力を発揮し、無銘が驚くほど即効性が高い。
- 遠坂凛はヴォーパルの剣を概念武装と呼び、ラニ=Ⅷは特定対象に作用する魔術礼装と説明している。
- 月霊髄液
- ヴォールメン・ハイドラグラム。ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの切り札である魔術礼装。ケイネスが持つ数多の礼装の中でも最強の一品。
- 水と風、ふたつの属性に共通する流体操作術式をベースに、ケイネスの魔力を充填して意のままに操る水銀。簡易ゴーレムの一種であり、使用中は礼装というよりも使い魔に近い。
- 本来の用途は超高性能な演算機械だが、自在に形態を変化させ、水銀をその性質と質量を生かした武器兼防具として自由自在に扱うことができる。攻撃・防御・索敵の三つの要素を兼ね備えた万能武器。ただし、総合力では高い性能を持つが、各要素にはいずれも機能の制限とそれに伴う弱点が存在する。
- 「攻撃」の場合、圧力をかけ、主に鞭や刃状に変化して高速で稼働することで、ダイヤモンドを切り裂く刃になり、もあらゆる物体を破壊し切り刻む。ただし、水銀を圧力によって操っている特性上、強度があるのは基部のみで末端には力がない。攻撃の威力は鞭や刃状の攻撃部位の強度ではなく、スピードと遠心力に依存している。また、攻撃パターンも魔術師であるケイネスが作成したこともあり、接近戦の心得が実戦レベルである人物なら軌道を容易に読むことができる。
- 「防御」においては、自律防御モードによって主に害を及ぼさんとする事象全てに反応して、クレイモア地雷やマシンガン掃射、即座にビルの倒壊から守るほどの超剛性の防護膜を最適な形で展開する。しかし、薄く延びた液体に瞬間変形を遂げるだけの圧力をかけることは流体力学上不可能なため、瞬間的に圧力を超えるだけの威力がある攻撃を撃ち込まれれば突破されてしまう。
- 「索敵」においては、滴を周囲に散らせて広範囲の空気振動と熱源の感知によって高い知覚力を獲得している。ただしそれを誤魔化す――例えば、心拍音と呼吸音、体温を「通常の人間が行うものではない」ものに変化させる――などされると、反応出来なくなってしまう。
- 総じて、行動パターンが見切られると対処されやすく、複雑な形状をとると消費魔力が一気に上昇する。一旦液圧をかけるのが難しい形態に変形してしまうと次の動作は反応速度・パワーともに著しく劣化するという弱点を持つ。
- 使用しない時には陶磁の大瓶に入れて運んでいる。ケイネスは小脇に抱えて運んでいたが、重量軽減魔術のおかげ。10リットルの水銀の質量は約140キログラムに及ぶ。ケイネスの死後はライネス・エルメロイ・アーチゾルテによって使用人兼ボディガードとして改良された。
- ウォッチャー
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「番人」を意味する。基本の七つのクラスに該当しないエクストラクラス。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、エクストラクラス
- 運命力
- 生存のために使われている当然のような幸運。
- どのような生命も"危険に遭遇しない"という幸運を使って生きているため、
- 運命力の低下した者は、歩いていると運転ミスした車がぶつかってくる、等の間の悪い事故に遭遇する。
え
- エアバスケ同好会
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアのサークルの一つ。
- 永遠の国
- エジプト神話における死後の世界。
- 一般的な宗教における「死んだ後に行く世界」とは異なり、現世とそう変わらない生活を送ることができるとされている。
- 歴代のファラオ達は死後は現世の肉体を返上し、魂のみが永遠の国に行き復活を待つため、通常は「英霊の座」には登録されない。
- このため、サーヴァントとして登場するファラオ達はファラオとしての責務以外に現世に執着する理由があることが多い。
- 英雄史大戦
- 学生達の間でブームとなっているオンラインカードアーケードゲーム。元ネタはセガの「三国志大戦」。
プレイヤーは任意で5枚のICカードを選び、自軍を編成。テーブル型読み取り筐体の上に乗せ操作する。敵プレイヤーのカードを殲滅しても勝ちだが、基本的には相手陣地を落城させることが目的。戦闘不能になったカードも、自軍陣地に回収することで回復が可能。
古今東西の英雄や偉人などがカードとなっている。英雄史大戦と銘打ってはいるが、英雄や偉人に限らず政治家、学者、文化人、果ては妖怪など、有名であればなんでも良い様子。
各カードはウォリア(近距離で戦う)、アーチャー(遠距離で戦う)、ライダー(乗り物で戦う)の三クラスに分類され、三すくみの関係になっている(ウォリア>ライダー>アーチャー>ウォリア)。
カードは1~10の数値で『武力』と『防御力』、そして『特殊能力』が設定されている。特殊能力は基本的にそれぞれの逸話に基づいたものだが、「地震学者の能力が『地震を起こす』」など往々にして逸話を極端に拡大解釈した変な能力になっている事もある。
特殊能力を発動させるためには「士気」を消費する必要があり、対戦中に攻撃を行うなどすると徐々に溜まっていく。デッキのカード構成で、同一地域の英雄が複数いる場合は士気の初期値にボーナスが受けられる。このため、個々の能力は強くとも、出身地がバラバラのカード構成にした場合、士気の面で不利になる。
純粋なカードシミュレーションゲームではなく、カードを筐体上で操作するアクションゲームとしての側面もあり、カード同士の接触やカードの位置を利用して有利な判定を得るテクニックも存在する。
その戦いはさながら卓上の聖杯戦争。他のFateシリーズでサーヴァントとして召喚された英雄のカードも登場している。ただし、キャラクターデザインや特殊能力はサーヴァントに似せていたり(メデューサ、玉藻の前)、全くの別物(アーサー王)だったり、とカードによって様々。
スターターパック(構築済みデッキ)は少なくとも三種類あり、中国は古代武将が強く、欧州はバランスよく初心者向け、地中海(ギリシャ神話)は特殊能力が多い玄人向けの模様。500円で販売。
後にバージョンアップ版『英雄史大戦Ver.2 グランドオーダー』としてリニューアルされる。リニューアルの目玉はコスト制の導入。これまでは5対5の固定数対戦であったが、個々のカードにコストが設定され、強い英雄ほどコストが高く少数しか入れられず、逆に弱い英雄は大量に組むことが可能。なお同一カードはデッキに1枚しか組み込めない。
またバージョンアップに際し『「僕の考えた最強偉人」大募集』というプレイヤー参加型の企画が開始される。なおこれは物語内にとどまらず、現実でも掲載誌において平成26年9月22日~12月1日まで実際に募集されていた。
- 英霊
- 過去・現在・未来を問わず、あらゆる時間の中で存在した英雄たちの霊。
神話や伝説の中でなした功績が信仰を生み、その信仰をもって人間霊である彼らを精霊の領域にまで押し上げた人間サイドの守護者。英霊を英霊たらしめるものは信仰――人々の想念であるが故にその真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物であろうがかまわない。
『世界』の外にある『英霊の座』に留められ、輪廻・因果を超えた不変のものとなっている。 - 【関連項目】サーヴァント、抑止力
- 英霊剣豪
- “一切鏖殺”の宿業を埋め込まれて英霊本来の霊基を歪められ、変生して凶暴性の塊のようになったサーヴァント。
- 【関連項目】英霊、サーヴァント
- エインズワース家
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』にて登場する魔術師の家系。錬金術から派生した魔術系統である置換の魔術を得意とする。
- 置換の魔術を用いて、クラスカード(正式名称サーヴァントカード)を作成し、聖杯戦争を開催していた。
- その目的は、地球のマナが尽きたことにより、世界のルールが置き換わり、全ての生物に対して猛毒な未知の粒子が発生した。なので地球に残った最後のマナを使い、聖杯に人類が新世界でも生きられる生物に置き換えよと願う事。
- 城の上空に現れた「ピトス」と呼ばれる泥の様な物が溢れ出る、巨大な黒い箱など謎も多い。
- Aチーム
- カルデアから選抜されたA級マスター。天才ぞろいの魔術師集団であるが、局員であるマシュもこのチームに含まれていた。
- マリスビリー・アニムスフィアはマシュ以外の七人をマスター候補と呼ばず、クリプターと呼んでいた。
- メンバーとして、リーダーであるキリシュタリア・ヴォーダイム、オフェリア・ファムルソローネ、カドック・ゼムルプス、スカンジナビア・ペペロンチーノ、芥ヒナコ、ベリル・ガット、デイビット・ゼム・ヴォイドとなっている。
- しかしカルデアが準備してきたAチーム含め、47人のマスターたちはレフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、コフィンで凍結保存されてしまった。
- 2017年12月31日、ゴルドルフを始めとする新たなカルデアのスタッフによって解凍され救出されるはずであったが、コフィンの中にいるAチームの面々はいかなる原理か、既にどこか別の次元へと跳んだ後であった。
- エーテライト
- 正式名称エーテル・ライト
- アトラス院のエルトナム家に伝わる秘伝。元々は医療用に開発された、第五架空元素(エーテル)で構築した擬似神経繊維。他者の神経へ介入(ハッキング)し、脳髄からは情報を、魂からは思考法則を読み取ることができる。ただし自身の自我が成長すると他者の知識や理念を拒絶してしまうため、完璧に使いこなすには完全な中立を保つ必要がある。鞭のように振るい、鋭い切れ味を持つ鋼線としての使用も可能。
- 第五真説要素。ラニ=Ⅷの炉心や黒い銃身に使用されており、第五架空要素を自壊させる。
- 【関連項目】エーテル、アトラス院、魔術協会、概念武装、魔術礼装
- エーテル
- 第五架空要素。西暦以後の人工的に作られたマナ。四大の要素に溶け合い、形を成す為に必要な媒介。これ単体にはカタチはないが、これがなくては魔術は成立しない要素。
- 【関連項目】魔術、エーテル塊、真エーテル
- エーテル塊
- 本来、エーテルは地水火風のいずれかになるものだが、不出来な術者によっては四大のいずれにもならず、成りそこないとして物質化する事がある。これをエーテル塊という。
エーテル塊にはいかなる使い道もない。ある意味無を作るようなもの。
そう言うと「魔法」のようだが、エーテル塊はそも第一魔法の―――― - 【関連項目】エーテル、魔術、魔法
- AUOキャストオフ
- 『Fate/EXTRA CCC』の第五章でギルガメッシュが晒す至高の美。要するに全裸。
シナリオ制作時につい興が乗ってキャストオフさせてしまい、スタッフさんには「ここはギルの水着で代用。カメラをアップでうまく肌の部分だけ映す事で誤魔化す」と注釈を入れたところ「え? ギルのヌードでしょ? ありますよ?」とあたかも我の方が空気読めてないライターのように返答された。
後に、ギルの裸ばかりか女主人公の水着、体操服、はてはタイツまで『労働時間外で、自発的に』作っていたスタッフのモデル班の国光さんが発見され、めでたく採用になったらしい。
おかげで二週目以降の主人公はどう見ても変態だとか。
- エクストラクラス
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスで、基本の七つに該当しない特殊なクラスである「アヴェンジャー (復讐者)」「セイヴァー (救世主)」「ルーラー (裁定者)」などの総称。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- EXTRA世界
- 『Fate/EXTRA』の世界。西暦2030年の地球。『Fate/stay night』の世界とは違う、1970年代から異なる歴史を歩んだイフ。
大規模な魔術を成すためのエネルギーとなる大源が枯渇し、魔術は本格的に地球上から失われた。
古い魔術師たちは表舞台から消え去り、神秘の時代は完全に終わりを迎えた。
以後“魔術師”を名乗るのは、霊子ハッカーと呼ばれる新時代の人類となる。
- エゴ
- センチネルにされた少女たちの人格が分裂して現れたもの。基本的には“写し身”にすぎない。ラテン語で自我を意味する。『Fate/EXTRA CCC』では『欲身』と書かれる。
そのフロアからにじみ出た意識体なので、シールド同様、基本的には攻撃を受け付けない。
SGを抜かれると消滅し、本体のいるレリーフ内部に戻っていく。
そのフロアの心なので、フロアを探索すればエゴを発見する事は難しくない。問題はその後、欲望そのものといえるエゴとどう対話し、これを解決するか。
- NFFサービス
- 2017年6月頃から活動し始めたロシアのPMC。
- NPC
- 『Fate/EXTRA』シリーズでは、聖杯戦争の運用および本戦前期間のための数合わせとして、ムーンセルがかつて地上に居た人間をモデルにして作成した仮想生命。
- 『Fate/Grand Order』では人理継続保障機関フィニス・カルデアの戦闘シミュレーションで出現する敵性体を指す言葉。
- 衛宮邸
- 冬木市にある衛宮士郎の自宅。純和風建築でかなり広大な面積をもつ元武家屋敷。
- もともと曰くつきの物件で買い手が付かず放置されていたところを第四次聖杯戦争時に衛宮切嗣が予備の拠点として確保(その際にトラブルが起きたらしく、これが縁となって切嗣は藤村組との交友を得た)。
- 終戦後、切嗣と士郎による修復と改装を経て今の状態になった。本邸の他、離れや道場、土蔵まで備える。大邸宅といっても過言ではない。
- 士郎以外に数多くの女性が住み着いたり入り浸ったりしているが、まだ部屋には余裕があるらしい。
- エリザ粒子
- チェイテに色濃く残ったエリザベートの英霊としての残滓。2015年からチェイテで聖杯によって合体・分裂・挙句にキャスターやセイバーに霊基を変質させるなど、やりたい放題した結果、エリザベートの魔力が漏出したもの。
これによってチェイテの守護神像の素体が組みあがり、メカエリチャンはサーヴァントとしての霊基を確立させた。
粒子と名付けてはいるが、魔力の一種。攻撃的な『負のエリザ粒子』と『正のエリザ粒子』は逆位相なので、原理的には反発させれば互いに打ち消し合わせることができる。
- エルフ耳
- イラストレーターの出淵裕氏が、小説『ロードス島戦記』の挿絵においてエルフ族を描写する際に編み出した、細長く先端が尖った耳朶が顔の横~斜め後方に張り出した形状の外耳。
メディアのデザインに使用された他、「神代~古代に生き魔道に携わる女性」繋がりかセミラミスにも採用されている。
- エルメロイ教室
- 魔術協会の時計塔の現代魔術科に所属する教室の一つ。
元々はケイネス・エルメロイ・アーチボルトが運営していた小教室の一つだったが、彼の死後半年ほどして、ウェイバー・ベルベットが多額の借金をした上で買い取った。
当初は元アーチボルト家の持ち物とはいえ三級教師が運営する教室としてほとんど注目されず、三年後にロード・エルメロイを継いだ跡もロードの体裁を整える為の形だけの教室と周囲からは目されていたが、十年もしないうちにその認識は改められた。
異様に分かりやすく実践的な授業、権力争いに敗れた講師たちを登壇させたそれまでの時計塔になかった多角的な教育体制により新世代の魔術師に人気を博した。
在学生ですら位階持ちが何人もおり、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』でスヴィン・グラシュエートが十代の若さで『典位』を取得したのを皮切りに、『Fate/strange Fake』では若手が数年の間に立て続けに『色位』や『典位』を取得した事で話題になっていた。
OBは全員十年以内に『典位』以上を取得、そのうち数名は時計塔の歴史上でも数えるほどしかいない「王冠」の位階に至るのではないかとされているため、Ⅱ世が教え子たちを集めれば時計塔の勢力図が変わるとまで言われている。
お
- 欧州死徒戦線
- 最終回で発表された帝都聖杯奇譚外伝。
- 1945年の欧州を舞台に、徴兵されてインド戦線に向かった遠野志貴とそれについていったアルクェイドが巻き込まれた事件。
- 一足先に欧州に渡った翡翠とそれを追った琥珀・秋葉・沖田・ちびノブも合流し、事件に関わっていく。
- なお、恒例の偽予告であり、本編発表の予定は(今の所)ない。
- オーバーチャージ
- NPゲージを200%以上、あるいは300%以上溜めて宝具を使う事で、通常よりも高い効果を発揮すること。オーバーチャージに対応している部分の宝具効果が上昇する(威力は上昇しない。ただし、対応する効果が威力に影響するものであれば結果的に上昇する)。
- オーバーチャージの方法は大きく分けて2つあり、1つは単純に複数ゲージ分のNPを溜める事。ただし200%まで溜めるには宝具レベルが2以上必要となり、300%まで溜める事ができるのは宝具レベルが最大の5となったサーヴァントのみである。
- もう1つは別のサーヴァントの宝具の直後に宝具を連続して使う「宝具チェイン」を行う事。宝具チェインを行うとチェインの2番目のサーヴァントの宝具は+100%され、3人でチェインした3番目は+200%される。
- 400%以上のチャージを行うにはこの2種類の方法を併用する必要がある。例外として、宝具を使用するときに規定量だけオーバーチャージした状態で宝具を使えるようにする概念礼装およびスキルも存在する。
- あくまで一部の効果が上乗せされるだけであるため、基本的には200%で1回宝具を使うより100%ごとに2回使った方が有利であり、宝具チェインも「宝具カードを絡めた各種チェイン」の機会を減らすことと引き換えなので、オーバーチャージが有効な性質を持つ宝具でのみ狙うべき要素となっている。
- 小川マンション
- 荒耶宗蓮が結界を築くマンション。荒耶宗蓮による太極の体現。矛盾する螺旋。太極図の伽藍。固有結界を持たない荒耶宗蓮が人工的に作り上げた、彼の心情風景の具現。結界名「奉納殿六十四層」。
- 内部の模様や塗装、エレベーターの捻じれ等魔術的以外にも入念な細工が施されており、入居者の精神をすり減らす仕組みとなっている。
- 崩壊寸前の30世帯の家族を集め、家庭崩壊を後押しし全員死ぬように仕向ける。その後、荒耶が大別した64通りの死に方を人形に再現させ続ける。まわりくどい構造をした十階建てのマンションで、設計の半分は蒼崎橙子が行っており(依頼されただけで荒耶が関わっていることは知らなかった)、人形制作にはコルネリウス・アルバも関わっている。
- この中での荒耶はどこからどこへでも空間を越えての移動ができる。他にも空間を圧縮したり、擬似的に無限の空間を造り、そこに式を閉じ込めたりもした。
- 太極とは、古代中国で生まれた思想、陰陽説を表す図。
- 万物の状態を概念的に捉えたもので、能動的・活動的であるものを陽(白)、その逆になるものを陰(黒)と分けている。昼と夜、明と暗、雄と雌と相反するものを象徴しながら、影響しあい流れあう世界の縮図とも言える。
- また、陽の中には一点の陰、陰の中には一点の陽があるが、これは陰陽の区別は絶対的なものでなく、明の中にも暗がある、という事を示している。
- 太極は始まりの一であるが、この二つに分かれた陰陽を両儀という。
- なお本来、大陸(中国)の思想魔術と、西洋魔術は相容れないものである。荒耶はその経歴により、両方に造詣があるようだ。
- 『Fate/Grand Order』ではコラボイベント「空の境界/the Garden of Order」にて「オガワハイム」という名称で変異特異点として登場。
- 【関連項目】固有結界、奉納殿六十四層
- オジさんが本気で朗読する童話の会
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアのサークルの一つ。
- オシリスの砂塵
- パッションリップ戦に備えてラニ=Ⅷが開発してくれる万能礼装。
リップのキューブ圧縮による即死を防ぐばかりか、あらゆる状態異常をシャットアウトする驚異の砂嵐。
なぜオシリスなのかは格闘ゲーム『MELTY BLOOD Actress Again』のラスボスを参照のこと。
緑アーチャーの毒はおろか、カルナの隕石さえ防ぐ。
癒しの香木とは何だったのか。もうラニさんひとりでいいんじゃないかな。
- 小源
- オド。魔力の呼び名の一つ。生命が自らの体内で生成する魔力を指す。二十一世紀の魔術師はこのオドだけで神秘学を実践している。
- 【関連項目】魔力、マナ
- 乙女コースター
- 心の最中にに落ちていく路。肉体ではなく精神を攻略する『心の戦い』。由緒正しいCCCの伝統。
開発当初から乙女コースターと呼ばれていたが、ゲーム中では流石に“コースター”とのみ表記された。
映像、BGM等の演出力のおかげで、初突入時の「なんかおかしなの始まったーー!?」感は異常。ほんと、このゲームどこまでいくんだ、と思ってもらえれば開発陣の苦労も報われるとか。
コースターの速度や散っていくオブジェクトはヒロイン毎に違い、それぞれの特色を現わしている。たとえばリップは花、ラニは星占いの星、凛はゴージャスな宝石。
EXTRAにおけるエレベーターを彷彿とさせるギミックだが、こちらは相手との会話はなし。一方的に乙女ポエムを聞き、ぐんにょりするターンである。
ちなみに、コースターで流れるボスヒロインのモノローグは彼女たちの『日々の痛み』が再生されているだけなので、決戦場にいるヒロインたちはあんなポエムを主人公 (EXTRA)に聞かれているなんて露も知らないのであった。
- 鬼
- 人より遥かに強い力を持ち、人より遥かに強い欲にて動く生物。
- 殺戮猟兵
- オプリチニキ。
- 天声同化
- オラクル。一人一人に直接赦しを与えることで属性変化や精神改宗を行う霊基汚染。
- カール大帝が本来所持する「カリスマ」が異星鍵(モノリス)によって強力な同化能力へと変化したもの。これによりカール大帝はあらゆるものを自身に隷属・同一化させてしまう。性質も厄介であり、カール大帝に何かしら同情を示した瞬間に同化が始まるため、拒むことは困難。
- ただし効き方にはばらつきがあるのか、エリザベートは半ばで同化が止まり、アストルフォなども一旦同化されたものの、その後同化が解けている。
- なお「洗脳」とは似て非なるものであり、同化された者の価値観自体は変質しない。しかしながらそこに「相手を同化させようとする」言動が現れるため、同化されていない者からすれば「おかしくなっている」ということは分かるようである。
- これによりカール大帝は『Fate/EXTELLA LINK』で主人公のかつての仲間達をも敵として使役してくる。
- オリュンポス十二神
- ギリシャ神話に存在する神々の集団。
サーヴァントとしてアルテミスが登場する。
彼らの原型となった十二柱は異星の存在であったらしい。また、その原型であった神々がセファールに蹂躙されたことでオリュンポス十二神にとってアルテラはトラウマになっているという。 - 【関連項目】ギリシャ神話
- オルタ・チョーク
- 謎のヒロインX〔オルタ〕が使う念動力。どこかで見たような多彩な技の一つ。
- オルタニウム結晶
- 謎のヒロインX〔オルタ〕が宿す結晶。魔力転換炉オルトリアクターはこれを触媒触媒として、カロリーを魔力へ変換する。
- K6-X4にも頭脳に微少なオルタニウム結晶が埋め込まれており、謎のヒロインX〔オルタ〕と同調している。
- 霊基外骨骼
- オルテナウス。ダ・ヴィンチが改良した。アーマードとも呼ばれる。オルテナウス計画に使う予定だった。
- 背中に加速用のブースターが付いており、盾はパイルアンカーになっている。
- ただし、元の霊基ではないためギャラハッド由来の
技術 は使う事が出来ない。それらの欠けた部分は霊基外骨骼で補う。 - 第2部ではギャラハッドが抜けた事で霊基の出力が半分以下になったマシュを補うために使用した。
- マシュ・キリエライトの霊衣として実装された。装備すると宝具は『いまは脆き夢想の城』に、スキルは「誉れ堅き雪花の壁」が「バンカーボルト」へ、「時に煙る白亜の壁」が「アマルガムゴート」へ、「奮い断つ決意の盾」が「悲壮なる奮起の盾」へと変化し、更に戦闘モーションも変化する。
- オルテナウス計画
- カルデアのデミ・サーヴァントに関する初期の計画。
- デミ・サーヴァントはおそらく英霊に拒絶される。健康なサーヴァントとして活動するのは困難だと予想されるため、それを補うものが必要だと考えた。
- オルト・ライトニング
- 謎のヒロインX〔オルタ〕が腕先から魔力を放出する絶技。どこかで見たような多彩な技の一つ。
- オルトリアクター
- 謎のヒロインX〔オルタ〕の魔力転換炉。体内に秘めるオルタニウム結晶を触媒として、カロリーを魔力へ変換する。
- 「和三盆の成分バランスが最大効率です。あとお茶もほしいです」と謎のヒロインX〔オルタ〕は強調する。
- 女の話
- 『Fate/EXTRA CCC』の各章開始時に朗読される詩。
- その章の主題であるボスを暗示してはいるが、その実、全てを通して見ると『ある人物』を語るものになっている。ただし『幕間』の語りはBBによるものなのでこのかぎりではなく、通常ルート七章のものはBBだけにむけられたもの。
か
- ガールズワーク Girls'Work
- 2008年4月に『魔法使いの夜』やリメイク版『月姫』とともに発表されたTYPE-MOON制作の全年齢ADVゲームタイトル。シナリオは星空めてお及び茗荷屋甚とされていた。
- 2010年12月、ゲームではなくアニメにすることが発表された。シナリオ星空めてお、キャラデザ武梨えり、制作ufotable、とされている。それ以降、ほとんど音沙汰がないが、たまにガールズワークも動いている旨の公式発言があり進行中ではある。
- ガイア
- 抑止力の一つ。星自身が思う生命延長の祈り。星の存続は、必ずしも人類の存続を意味しない。
- 【関連項目】抑止力、アラヤ
- 外典の聖杯戦争
- 正史から外れた、『Fate/Apocrypha』の世界の聖杯戦争に付けられた名称。歴史が変わった理由は全て第三次聖杯戦争で起こった出来事に起因し、ダーニックが御三家から大聖杯を奪い持ち帰った事と、アインツベルンが参加者として「ルーラー」のサーヴァントを召喚した事が最大の原因である。
- 概念武装
- 儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念(すなわち魂魄の重み)に依って特定の能力を発揮する強力な武装のこと。
- 【関連項目】宝具、魔術礼装
- 概念礼装
- 人や物といった物質、歴史や物語といった積み重ねられてきた事象、魔法や魂といった神秘とされるもの等、様々な物品から概念(ある事物の大まかな意味内容)を摘出し、能力として身につけられるようにしたもの。
- 『Fate/Grand Order』でサーヴァントと同じようにガチャから召喚するカード。サーヴァントに装備させて使う。いわゆる装備アイテム。
- 一部の概念礼装が歴代Fateシリーズのマスターをモチーフにしているのは、TYPE-MOON社員アザナシ氏の「マスターが描かれた礼装をサーヴァントに装備させることで、擬似的にユーザーの好きな主従関係を楽しめるようにしたい」というアイデアから。
- 海洋油田基地セラフィックス
- カルデアの前所長マリスビリー・アニムスフィアの虎の子の財産。北海に建設された、アニムスフィア家所有の海洋油田基地。
- カカオ
- チョコレートの原料。
- 学名はTheobroma cacao−−『神の食べ物』を意味すると言われている他、かつてカカオ豆は貨幣としても使われていたという。
- カカオ農園
- 『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備。チョコレートの原料であるカカオを植えるための農園。
- カカオの樹を植えるためにクー・フーリンを始めとするサーヴァントが協力している他、害獣避けの案山子を設置している。
- なお、ジャガーマンは遠方から農園に嫉妬の視線を向ける、『カカオと言えばジャガーでしょう? そうだニャア?』と書かれた紙が農園に日々届く。前者の対策として電気柵の設置を検討している。
- カカオの実をチョコに加工せずそのまま食べるのは空中庭園法により禁じられている。
- 架空の存在
- ヘラクレスや魔女メディアをはじめとするギリシャ神話の英雄、インド神話のカルナやアルジュナ、ケルトの勇士にアーサー王伝説の騎士、シャルルマーニュ伝説のパラディン、巨人殺しのベオウルフ、土蜘蛛退治の頼光四天王、など数多くの伝承や伝説で長らく語られてきた英雄や英傑たちがおり、伝説の英雄の殆どは歴史を遡って形作られたものである。
- 例を挙げると邪竜を退治したジークフリートは『5世紀頃を舞台とした』古エッダが起源だが、その成立は8世紀以降であるはず。カルナにアルジュナならば紀元前4世紀から紀元4世紀に成立したという『紀元前5000年を舞台とする』伝説。坂田金時も、その勇猛な逸話の多くは江戸時代以降の講談で作られており、彼以外にも日本の平安時代の英雄であれば、江戸時代初期の講談で伝承が付与される例は数多い。
- 仮にシャーロック・ホームズをサー・アーサー・コナン・ドイルの創作だと規定すれば、彼らもまた創作されたモノと言える。何せ、記録ではない伝説や物語というのは、多くの場合、人が生み出したお話であるのだ。ホームズ実在したという明確な証拠がないのは、他の英霊たちも同じである。世界は平面ではなく球に近く、ギリシャ神話の中で語られるように巨人アトラスが背負っているわけではなく、夜は地球の自転が生み出す現象であり、ニュクス神の館といった天動説ではない。邪竜ファヴニールが五世紀に存在したという記録もなく、アーサー王伝説でさえ後年にサー・マロリーが編み上げている。それが何を意味するのかは、現時点では不明。
- 格納庫
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアの区画の一つ。『禁忌降臨庭園 セイレム』でシャーロック・ホームズがこもっていることが語られた。
- 「 」
- 強いて読み方をつけるのであれば、から。受け取り方は人それぞれ。
- かつて在りし運命の街 Mare Melum:災の海
- 『Fate/EXTELLA』に登場する他の聖杯戦争の可能性を再現したエリア。霊地にそびえたつ寺院と肉塊、そして新都市を思わせる高層ビルが立ち並ぶ。
- カプセルサモン
- 疑似英霊の小規模召喚法。大聖杯が生み出したカプセルさーばんとを召喚する。
- 伽藍の堂
- 蒼崎橙子が営む建築デザイン事務所兼人形工房とは名ばかりの、よろず請け負い会社。一応表の看板通り、「物を作る」ことがメインではあるが、結局、橙子にとって面白ければ何でも安請け合いしている。
外見はただの廃ビル。実態もただの廃ビル。建築途中で放棄されたビルを買い取って事務所と言い張っている。一階はただの廃墟。二階と三階は橙子の仕事場で、四階が事務所。黒桐幹也と両儀式が出入りしているのは四階だけ。
地下にはガレージがあり、スピード狂の橙子が集めた四輪が四台、二輪が二台、なんかレシプロ機っぽいのが一機ある。
結界が張られ、関係のない人間が訪れることは(通常ならば)ないが、掘り出し物のウイジャ盤を取り寄せたりしているなど、郵便物は届くらしい。あと、電気や水道の料金メーターもちゃんと確認できるとか。
経営状態は「杜撰」の一言につき、収支のことなど考えになく、入金があると「ああ、そんな仕事も請け負ったことがあったっけ」と思い出すような感じ。製作した人形を売ることは基本的にないようだが、無一文になって「あー、ビール飲みてぇー」という気分になったら二束三文で売り払ってしまうとか。社員への給料未払いがあったり、「福利厚生? 何それ?」というレベル。
- カリュドン
- 女神アルテミスが地上を罰するべく送り込んだ魔獣。幻獣に匹敵する霊格を持つ。
- 一見は猪に見えるが、それは素体となる生物が猪だっただけ。カリュドンの皮を人が被れば、魔人と化す。
- アタランテは宝具『神罰の野猪』としてこのカリュドンの皮を所持している。アタランテ〔オルタ〕は『神罰の野猪』使用して変身した状態で召喚されている。
- カルデア購買部
- 人理継続保障機関フィニス・カルデアの購買部。
- カルマファージ
- センチネルに植え付けられたキアラの因子。SE.RA.PHの防衛機構であるセンチネルの証。ファージはウイルスのファージを指している。
キアラが自らの体をSE.RA.PH化した際、その五感である、性感帯をスキルとして切り分け、他者に分け与えたもの。BBが人間への愛情を余分なものとして切り離し、アルターエゴを作った手法を真似たと思われる。KPと略され、それぞれボディ・サイト・マウス・スパイス・オルガン、と名付けられた。これらを与えられたセンチネルはキアラの権能を使わされているため、たいへん強力なサーヴァントとなる。
これを全て消去してようやくビーストⅢ/Rの全能に翳りができる。1周目のSE.RA.PHではメルトリリスとパッションリップがまだセンチネルだったためBBの時間跳躍が防がれてしまった。
『深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではゲーム的にはパッシブスキルとして扱われている。
- カレイドステッキ
- 第二魔法の限定的な運用を可能にする魔術礼装。
- 宝石剣を作る片手間で製作された「愉快型自立魔術礼装」。片手間の癖して、自分のメインウェポンである宝石剣よりも高度な魔術理論が使用されている。
- 効果は第二魔法の応用で平行世界の自分が習得しているスキルをダウンロードし使用する、というもの。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』では平行世界からの干渉によってマスターへ無限の魔力供給を行う。
- ついでに杖の用途・使い方を伝えるための「人工天然精霊」が宿っている。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』ではマジカルルビーとマジカルサファイアという人工天然精霊が登場。使用者に莫大な魔力を「なんとなく」で授ける傍迷惑極まりない代物。
- 【関連項目】魔法、魔術礼装
- 監獄結界
- 『Fate/Grand Order』のイベント『デスジェイル・サマーエスケイプ』で登場したメイヴ大監獄を球状に包む結界。
コノートの中枢に作られた、メイヴの権力のみで形作られた絶対支配領域。そのルールがメイヴ大監獄を包む結界として顕在化したもの。
監獄結界の内部にいる囚人と見做された者は、その力を削がれて激減してしまう。また結界は純粋な移動阻止の役割も果たしている。更に魔術的干渉を無効化する性質を持っている。コノートそのものに等しい重みをもつ強力な概念であるため、中からも外からも攻撃して結界を破ることは不可能。
球状に展開されているため、地下にも常時展開しているため、穴を掘って脱出することはできない。
監獄結界の基点は地面よりはるかに高い位置にある石、巨大なメイヴの石像の中にある。制御装置のようなもので、結界の出力が強固な分、術式も極めてシンプル。他にサブの動力は存在しない。
展開出力の核はメイヴだが、監獄として根ざしたものを管理するため、副監獄長のケツァル・コアトルに監獄結界を操作する権限を与えている。
メイヴが死ぬと結界も消える。
- 贋作英霊
- ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕に作られた贋作のサーヴァント。サーヴァントであるが純粋なサーヴァント、純粋な英霊ではない。
霊基を模した偽物であるシャドウサーヴァントとは違い、純粋に“良く似た何か”。細部に至るまで良く出来た霊基だが、少し雑で一部継ぎ接ぎっぽい。 - 【関連項目】サーヴァント
- 観測宇宙
- 時間の概念の在り方が「認識される時間」である世界、もしくは視点のこと。
「認識される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていないことを意味する。
例えば人間の知覚では、過去は常に現在に更新されその現在からいずれくる未来を観測しているので、三様は同時に知覚されていない。
観測宇宙の利点は、現在から先は見通せないかわりに当事者は未来を変化させられる揺らぎを持っていること。これにより明日という現在を変革できる。 - 【関連項目】記録宇宙
- ガンド
- 北欧に伝わる魔術。一工程(シングルアクション)に分類される。
- 相手を人差し指で指差す事で体調を悪くして病気にするという、一種の呪術。
- 西洋における「人を指差す事は失礼である」というマナーの由来になったという説もある。
- あくまでも病気にする呪術であるため普通なら物理的な効果は持たないが、最上級のものは「フィンの一撃」と呼称され、物理的な破壊力を有する。
- また、物理的な効果を持たないとしても「フィンの一撃」と呼称されるレベルであれば心臓麻痺で即死させることもできる。
き
- 起源
- あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。
- 無生・有生を問わず全ての物事は、抗えない宿命としてそれぞれ何らかの方向性を与えられて存在している。個々の人間もまた、知ろうが知るまいがこの方向性に従って人格を形成し、存在意義を持つ。
- 魔術師の場合、特に起源が強く表に出ていると、通常の属性ではなく起源が魔術の特性を定める場合がある。起源が強く表に出ている魔術師は、通常の属性を用いての魔術とは相性が悪く、汎用性がない。その代わり、一芸に特化した専門家にはなりやすい。
- 衛宮士郎の様に、何らかの要因で起源そのものが変わってしまう事もある。
- 起源弾
- 衛宮切嗣の第十二肋骨で作られた礼装魔弾。
- 被弾した相手に切嗣の起源「切断」と「結合」を発現させる効果を持つ。
- 「切って」「嗣ぐ」=切嗣。即ち修復ではなく、紐を切って結び直すようなモノ。そこには結び目が生まれるように、不可逆の破壊をもたらす。
- この弾丸で穿たれた傷は即座に「結合」され、血が出ることもなくまるで古傷のように変化する。ただ、「結合」であって「修復」ではないため、「結合」されたところの内部の毛細血管・神経などは再生せず、元の機能は失われてしまう。
- この銃弾は相手が魔術で干渉したときに真価を発揮する。弾丸の効果は魔術回路にまで及び、魔術回路は「切断」「結合」される。魔術回路をズタズタにした上でメチャクチャに繋ぎ合わせ、魔術回路に走っていた魔力は暴走し、術者自身を傷つける。
- その仕様上相手が強力な魔術を使っていればいるほど殺傷力が上がる(奈須氏の説明によると、RPG的に喩えれば、相手の保有するMP数値がそのまま肉体へのダメージ数値になるようなもの、とのこと)。
- 衛宮切嗣は前もって挑発や陽動を行うことで、相手に最大限の魔力で起源弾を防御させ、その効果を最大に引き出す戦術を用いてきた。
- 魔術的な防御を誘うため、口径には.30-06スプリングフィールド(大口径のライフル弾。個人装備で防ぐには、グレードIVクラスの防弾装備が必須)を用いて物理手段による防御を封じている。
- 逃げ道を一本残しておきながら、そこに予測不能かつ致命的な罠をおくこのやり口は作中でも「悪辣」と評され、対魔術師兵装としては最高の性能を誇る。
- 材料が材料なだけに、弾数は66発しか作られていない。この内、切嗣は第四次聖杯戦争までに37発を消費。1発の浪費もなく、起源弾によって37人の魔術師を完全破壊してきた。
- 技術凍結
- 『Fate/EXTRA』の世界で起こっている事柄。1970年から技術進歩が滞っており、原因は西欧財閥による規制行為だとされている。
航空技術、宇宙開発はその最たるもの。積み重ねられた技術の進歩は少しづつあるものの、ブレイクスルーを促す天才は現れない。
また、兵器の進歩も資源が激減したため、2000年から頭打ちとなっている。戦争のメインが電脳戦になったというのも大きい。
ネットワーク上から都市の運営機能を破壊し、後は原始的なテロに移行する……というのが『Fate/EXTRA』世界の時代の戦争。皮肉な話だが、コストもかからず環境も破壊しない電脳戦は地球にやさしい戦争ともいえる。
- 疑似サーヴァント
- 何らかの理由でサーヴァントとして召喚できない英霊を人の器に入れることによって無理やり召喚したもの。
- 【関連項目】サーヴァント
- 鬼種
- 人より遥かに強い力を持ち、人より遥かに強い欲にて動く生物。
- 【関連項目】鬼
- 疑似地球環境モデル・カルデアス
- 1990年に完成したカルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
- 疑似霊子
- かつて、地上には魂の物質化をはかる奇跡があったという。しかしそれは1970年代の大崩壊で失われた。以後、自らの終わりを受け入れた魔術師たちは禁忌としていた近代科学を取り入れ、その終わりに、“魂”を新しく定義した。それが魔術理論・疑似霊子と呼ばれる、“意識の出力先”。
- かつて、意識は肉体を通してしか発露できなかった。しかし魔術師たちは“魂”の位置を測定し、その出力先を新しい天地───電脳空間の
分身 として写し出す事に成功した。 - これによって魔術師は電子世界に己をそのまま移転させ、より高度な情報取得活動を可能とした。
- もともと魂は高次元のエネルギー体であり、情報媒体としてもたいへん優れていたのである。
- この理論の発表に伴い、新世界ではネットワーク技術だけが大きく発展した。軍事産業は現実世界での兵器開発を凍結された代わりに、電脳世界において有効となる兵器開発にいそしむ事になった。
- 国連主導の探査機……人類側からの月への侵入はこの疑似霊子コンピューターのバックアップがあってはじめて成功した。
- また、ムーンセルから直接招かれる場合は別で、当事者が賛同すれば安価なインターフェイスでも月に『落ちる』事が可能。……もっとも。その先にあるものは、勝者以外は生還できないデスゲームであるのだが。
- 【関連項目】ウィザード、疑似霊子コンピューター、霊子構造
- 疑似霊子演算器
- レイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムの理論を実現させるためにアトラス院がカルデアに提供したもの。
- 疑似霊子コンピューター
- 魔術理論・疑似霊子によって作られた霊子を使い、完成したスーパーコンピューター。機械の魂を定義し、その霊子を用いて高速演算を可能とする装置。
- 高次元にある魂を主軸にした、並行世界にある“もの”を動員して並行並列演算装置。初期型の完成は1980年。
- その演算能力は2030年に完成予定とされていた量子コンピューターと同規模が、これを上回るという。(量子コンピューターそのものは西欧財閥によって1999年に開発を凍結させられている)
- 【関連項目】ウィザード、疑似霊子、霊子構造
- 偽臣の書
- 令呪を一画消費して作られる、マスター権譲渡用の礼装。『Fate/Zero』でも衛宮切嗣が言及しており、どうやら間桐家限定のものではないらしい。
- 魔力供給源は元マスター。その魔力を利用することで、魔術回路を持たない者でも疑似的に魔術を行使可能。
- ギフト
- 獅子王が円卓の騎士に与えた祝福。
トリスタンは悲しみから、自らの指がもう十全に動かぬと認めたから『反転』を、ガウェインは自らの有用性を最大限に発揮するという表れから『不夜』を、モードレッドは『暴走』を、ガレスはもうこれ以上汚れないようにと願ったことから『清浄』を、ランスロットは大義に殉じる事なく、人として大局を見定めると誓ったことから『凄烈』を授かった。
唯一、アグラヴェインだけ、祝福は不要としてギフトを受け取らなかった。
- 逆行運河/創世光年
- ゲーティアが行おうとした、創世記をやり直し、死の概念のない惑星を作り上げる大偉業。
人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換し、その膨大な魔力を使い、46億年の過去に遡り、この領域に天体が生まれる瞬間に立会い、その全てのエネルギーを取り込み、自らが星そのものとなること。
人類を悪しきように言いつつも愛しており、彼なりに人間のための最適解を考え、人類が持つ「死」という苦しみをなんとか乗り越えようとした。
その結果が「もう一度、死の概念を持たない知的生命体をゼロから造り出して解決する」という魔法に近しいものであった。
- キャスター
- 聖杯戦争におけるサーヴァントのクラスの一つ。「魔術師」を意味する。
真名を隠す必要のあるサーヴァントは、慣例的に生前の名前ではなく聖杯戦争におけるクラス名で互いを呼び合う。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- 吸血種
- 血を糧とするモノ。吸血鬼(特に死徒)と混同されがちだが、必ずしもその限りではない。
例えばメドゥーサが、死徒ではない吸血種に該当する。 - 【関連項目】真祖、死徒
- 旧校舎
- 『Fate/EXTRA CCC』における主人公達のホーム。悪性情報の漂う月の裏側における唯一の安全地帯。
- 月の裏側における唯一の安全地帯として復旧・利用されている。
- 遥か以前の聖杯戦争で使われていたが、老朽化したために廃棄されていたフリースペース。
- 旧校舎は悪性情報の海のただ中に浮かぶ潜水艦のようなもの。廃棄されたとはいえ聖杯戦争の会場だったので、数十人のサーヴァントを維持するだけの霊子リソースが残されていた。
- 保健室の桜はこのパワーソースを校舎を守るバリアとして使用することで校舎内の実数空間のルールを保っている。
- 余談だが、CCC開発当時、ゲームの舞台は“ノイズに侵されたEXTRA校舎”だったが、それでは新しさがない、という事でノスタルジックな旧校舎に変更された。
- 強化
- 魔力を通して対象の存在を高め、文字通りの効果を発揮する魔術。
- ナイフに使えば切れ味が良くなり、ガラスに使えば硬くなる。あまり曖昧なモノを、曖昧に強化させることはできない。
- 基礎中の基礎でありながら、極めるのは困難と言われている。全ての魔術の基本なのだが、その自由度の高さからか明確な実行形式が定まっておらず、オールマイティな「強化」使いは少ない。
- なお、生物には自分の魔力を通し難いので、他人を「強化」するのは最高難易度とされる。
- 衛宮士郎は強化使いではあるが未熟。遠坂凛は自分の身体を強化して体術による戦闘を行う。メディアは葛木宗一郎の身体を強化してサーヴァント並の強度と精度を持たせている。
- また、ルセンドラ家は強化魔術の極北と称される。
- 虚数空間
- 実質的な距離は意味を成さず、それよりは座標と実在証明の計算に有する時間がそのまま距離となる。
- 宇宙は『時間』という概念によって成り立っている。本来、『時間』に未来も過去もない。その軸を頼りにしているのは人類であって、『時間』そのものは積み重なってさえいれば、その前後は入り乱れても問題はない。だが、虚数空間にはその『時間』の積み重ねが存在しない。
- 虚数空間にいる限り経年劣化をしないが、外の通常空間に出た時にどうなるかは分からない。
- 一秒も時間を重ねていないかもしれないし、何百年もの時間を重ねているかもしれない。御伽噺の浦島太郎の玉手箱のような現象が起きても不思議ではない。
- 虚数潜航の際は、そうならないように外部空間との誤差を正しながら進んでいる。
- 『永久凍土帝国 アナスタシア』では境界壁があり、激突したシャドウ・ボーダーは装甲が損傷。論理術式が一部欠落。左スクリューが停止した。
- 鬼楽百重塔
- きらくひゃくじゅうのとう。
- ギリシャ神話
- ギリシャに伝わる神話大系。北欧神話、インド神話と並ぶ世界三大神話の一つ。星座の由来となった逸話が多いため、世界で最も有名な神話体系といえる。
- ヘラクレス、メディア、メドゥーサ、ステンノ、エウリュアレ、ケイローン、アタランテ、アキレウス、アルケイデス、ヒッポリュテ、ペルセウス、アステリオス、オリオン、ヘクトール、メディア〔リリィ〕、メドゥーサ〔ランサー〕、ゴルゴーン、イアソンら、様々な英霊が登場する。
- ヘラクレスはこの神話大系の頂点に立つ英雄である。また、ギリシャ神話の二大英雄と言った場合にはヘラクレスとペルセウスを指す。
- イシュタル曰く、ギリシャの神格はロボらしい。
- 【関連項目】オリュンポス十二神
- 記録宇宙
- 時間の概念の在り方が「記録される時間」である世界、もしくは視点のこと。
「記録される」とは、過去・現在・未来の三様が同時に知覚されていることを意味する。
例えば何次元か上の知覚を持つ高次元の存在にとって、三次元世界は巻物に書かれた世界のようなものであるため、巻物の中にいる自分の過去と現在と未来を、いつでも記録として同時に知覚できる。
ムーンセルの中枢は過去と現在と未来が同時に存在し、あらゆる可能性を演算する並行世界シミュレーターであるため、記録宇宙の存在である。 - 【関連項目】観測宇宙
- 近未来観測レンズ・シバ
- 1999年に完成したカルデアの発明の一つ。
- 【関連項目】人理継続保障機関カルデア
く
- クイック(Quick)
- 通常攻撃のうち、緑のカードによって出る攻撃。クリティカルスターの発生率が高く、NPゲージも少し溜まるが、威力がアーツの0.8倍と最も低い。
- 他のカードに比べて「手順の順番」およびサーヴァントごとに設定されている「攻撃のヒット数」に左右される要素が非常に大きく、基本的に選ぶだけ損と言われるサーヴァントが現状多いが、高レアリティの一部サーヴァントの通常Quickは戦術を大きく左右する程の実性能を持つ。
- クイックチェイン
- 3枚のカードをすべて「クイック」でそろえることで、次ターンへのクリティカルスターを10個手に入れることができるチェイン。
- 量子記録固定帯
- クォンタム・タイムロック。人理定礎のムーンセルの中での呼び名。
- 人類史を固定する多くの出来事。余計な可能性を摘み取り、観測によって変動しがちな歴史を不動にする座標。
- その本質は一定の間隔で宇宙の中における事象の平均化のタイミングのことで、つまりは宇宙の中のセーブポイントである。前述の編纂事象と剪定事象のように逸脱しすぎた特例の並行世界を伐採し、量子記録固定帯によって固定された「幹」だけを残す作業が行われることで宇宙は安定している。固定帯となった歴史は過去・未来からの干渉を受けても決して変わることは無い[出 1]。
- 例の一つとしては「ある一国が滅ぶ」という『結果』があるとする。その『結果』に対して過去や未来からの介入によって結末を変えようとしたとしても、「介入によって繁栄はしたが、最終的には滅ぶ」というように過程を僅かにしか変えれず、大筋の『結果』は変わらない。ひと握りの人間の人生を救えることはできるが、人類史という大きなうねりを変えることは決して出来ない。それこそが量子記録固定帯によるものである[出 1]。
- 逆に言えば大偉業によって量子記録固定帯を破壊することができれば人類史を根底から否定することは可能だが、この方法でも破壊した固定帯から先の人類史のみ否定するのが限界である。そして次に訪れる量子記録固定帯の決定ができるのは原則その時代を生きた者のみであり、過去・未来からの介入では基本的に手が出せない[出 1]。
- 前述の剪定事象と編纂事象のタイミングは100年単位の統計だが、量子記録固定帯がかかるタイミングはもっと短く最短で1ヶ月プラスαであることが確認されている。『EXTELLA』においては主人公が分裂したのが量子記録固定帯Aで、次の量子記録固定帯Bに差し掛かるまでにアルキメデスがセファールを利用してムーンセルを破壊することで量子記録固定帯B以降の歴史をムーンセルの破壊という前提の歴史で確定させようとしたが、その前に主人公が「平均的かつ、今後の可能性が最も広がる世界」のルートを証明したことにより『EXTELLA』の量子記録固定帯Bが決定された[出 1]。
- GR計画
- グガランナ・リビルド計画。イシュタルがイシュタルQPSを使って神獣グガランナを造り出すための計画。
- ぐだぐだ粒子
- 『ぐだぐだ本能寺』で登場した汚染されたサーヴァントがことごとく残念になる粒子。ファジーなもの。レオナルド・ダ・ヴィンチ曰く「前年期カルデアにおいて最も微妙な解析仕事」。『ぐだぐだ明治維新』で再び反応が検知された。
- クトゥルフ神話
- 20世紀初頭にハワード・フィリップス・ラヴクラフトを初めとした作家達によって創作された作品群における神話。
- 人知がまったく通用しない神々やその眷属によって翻弄される人間達が主題となっており、以降のフィクションに多大な影響を与えた。
- TYPE-MOONではそれらの神々は「この世界(=地球とその円環、太陽系の内的宇宙)」には実在しないとされているが、フランソワ・プレラーティが薬でトリップした結果天文学的な確率で異界と繋がってしまったり、ハワード・フィリップス・ラブクラフトが自身の想像力で創作した結果天文学的な確率で偶然完全に一致してしまったりとごく稀に繋がりができることもある。
- なので、TYPE-MOONにおけるクトゥルフの神々は厳密には「ラブクラフトの創作した架空の神々と酷似した性質を持つ名状しがたい何か」といえる。
- クラス
- 聖杯戦争におけるサーヴァントに割り当てられる「役割」。英霊を完全な形で召喚するのは聖杯の補助があっても容易ではなく、「役割に即した英霊の一面」というものに限定することでその負荷を抑えている。
基本的に「セイバー(剣士)」「アーチャー(弓兵)」「ランサー(槍兵)」「ライダー(騎乗兵)」「キャスター(魔術師)」「バーサーカー(狂戦士)」「アサシン(暗殺者)」の七つのクラスが存在する。が、例外もある。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント
- クラスカード
- 自身を触媒に英霊のスキル・宝具・能力を行使するカード状の魔術礼装。
- 【関連項目】エインズワース家
- クラススキル
- サーヴァントの生前に関わりなく、各クラスごとに与えられる特定のスキル。
『Fate/Grand Order』では、ゲームシステム上常時有効なスキルをクラススキル、任意発動するスキルを保有スキルと分類しているため、本来英雄個人の保有スキルであるものがクラススキルとされていたり、逆にクラス別スキルが保有スキルになっていたりする。 - 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス、スキル
- 投影
- グラデーション・エア。オリジナルの鏡像を、魔力で物質化させる魔術。
- 非常に効率の悪い魔術で、投影でレプリカを作るなら、ちゃんとした材料でレプリカを作った方がよほど手軽で実用に耐える。
- 本来は失われた道具などを儀式のためなどに一時的に復活させる魔術。数分間だけ自分の時間軸に映し出して代用する魔術。つまり(外見だけの)レンタル。投影した道具はオリジナルの道具と比べると劣化が激しく、さらに時間を経れば投影したものは世界の修正により魔力に戻ってしまう。
- ……で、ありながら、投影した品がずっと残っているなど、衛宮士郎の投影がどれだけデタラメであるかは、『Fate/stay night』にて語られている通り。
- 二十八人の怪物
- クラン・カラティン。魔術師であり、スノーフィールド市の警察所長であるオーランド・リーヴに率いられた魔術集団。
- 冠位
- グランド。定義は複数あるが、「ある集団の中で並外れた能力を持つもの」という点は共通している。
- 冠位指定
- グランドオーダー。西暦以前から続く古い魔術士の家系が興るときに神から授かった責務。魔術刻印とともに受け継がれ、一族が途絶えるまでその使命に殉じさせる呪いじみた絶対遵守の始まりの命令。魔術世界においてもっとも崇高な血の掟。
- グランドクラス
- 人理を護るその時代最高峰の七騎としてクラスの頂点に立つ「冠位」のサーヴァント。
- 【関連項目】聖杯戦争、サーヴァント、クラス
- クリチャーチ
- ロシアの異聞帯に棲息する魔獣。
- 臆病だが、仲間を呼んで際限なく押し寄せてくる。
- 撃って殴ったら死ぬため、ヤガにとっては手軽な魔獣。
- クリティカルスター
- 攻撃やスキルによって蓄積された「スター」は、コマンドフェイズ開始ごとにカード5枚へランダムに配分され、その数に応じた確率でクリティカル(威力を含む全ての効果が2倍になるボーナス)が発生する。
- スター1個で+10%、カードごとのクリティカル率が100%を超えることはないため、スターが50になれば全てのカードでクリティカルが確定する。
- クリティカル
- クリティカルスターの数に応じた確率で発生する、威力を含む全ての効果が2倍になるボーナス。
- クリプター
- 7人のクリプター。カルデアを襲った敵。ソラから降り注いだもの。構成されるメンバーとして現時点ではカルデアが準備してきたAチームの一人キリシュタリア・ヴォーダイムが確認されている。
- 人類の文明と成長を間違いだと断じ、これまでの人類史、汎人類史に叛逆し、地球を古く新しい世界に生まれ変わらせる。
- 彼らの目的は、今一度世界に人ならざる神秘を満たし、神々の時代をこの惑星に取り戻すこと。
- その為に遠いソラから神は降臨し、七つの種子を以て選抜された新たな指導者がこの惑星を作り替える。
- 最も優れた『異聞の指導者』が世界を更新するというものだが、その競争に汎人類史の生命は参加も観戦することもない。
- コレを以て、旧人類が行っていた全事業が凍結され、汎人類史は2017年を以て終焉を迎えた。
- カルデアから選抜されたAチームのマシュ以外の七人のマスター候補のマリスビリー・アニムスフィアの呼び方でもある。
- グレートスリー
- プロイキッシャーの中でも初代の魔女から伝わる三つの奇跡、特に強い三大プロイ。
- 「第一(はじまり)より別たれた、この世で最も大きな虚構」
- 千年以上前に詠唱され、今も機能し続ける魔術。世界を探しても他に二つあるかないかという貴重品。グレートスリーの価格は「一つの王国より希少」と値付けられ、「至高の幻想(クラウン・ファンタズム)」と称される、魔術世界においての至宝である。
- 紅赤朱
- くれないせきしゅ。遠野とその分家における「先祖還り」とその能力。または完全に先祖還りを果たした人。
遠野秋葉の檻髪と式神行使、軋間紅摩の灼熱など、個々で能力の詳細は異なる。 - 【関連項目】混血、反転
- 玄木坂の赤ずきん
- 『Fate/hollow ataraxia』のオープニングで語られる、実話を元にした怪談。
美綴綾子と氷室鐘が住む蝉菜マンションにおいて、氷室の部屋の真下で夫婦が心中し、3歳になる娘が行方不明になった事件を元に、その部屋の隣に住む「A氏」を語り部にした怪談となっている。
『hollow』では単なる怪談という扱いであったが、『Fate/strange Fake』において本筋と密接な関係があると語られ、PVにも「玄木坂の魔術工房の残滓」等という不穏な言葉が現れている。 - 【関連項目】冬木市、Fate/strange Fake
け
- ケイオスタイド
- ティアマトが持つ真なる権能。生命の海。原初の生命。混沌の海。侵食海洋。
魔術世界においては聖杯の泥と呼ばれる。
- ケース・CCC
- かつてムーンセル・オートマトンに発生したBBという暴走AIが起こした特殊事例。
- ケツアルコアトルス
- ケツァル・コアトルに由来する名を与えられた白亜紀の翼竜。
- 宝具『翼ある蛇』でケツァル・コアトルが召喚、騎乗する。
- 『翼ある蛇』で召喚される個体は、実際に白亜紀に棲息したケツアルコアトルスよりも遙かに強化されており、ランクは幻獣~神獣クラスの幻想種。
- 結界
- 魔力を編んだ網を張り、その内部、あるいは境界部に手を加えるという地形魔術。地形にかけるものであるため、普通は移動できない。
- ここ数百年の結界は術者を守るものと相場は決まっている。人目につかないよう区域を遮断してしまうものや、魔術行使を制限するなど効果は様々。固有結界という大例外も存在する。
- 誓約
- ゲッシュ。「禁忌」を表すアイルランド語で、ゲッシュ(geis)の他にギャサ(geasa)とも言う。
ケルト神話の英雄に課せられる「○○してはならない」という形式の制約であり、義務にして誓いである。生まれつき定められているものもあれば、自ら誓いを立てたり、他人から与えられる場合もあり、一人につき一つから複数まで課される。
ゲッシュを厳守すれば神の恩寵を受けられるが、ひとたび破れば破滅がその身に降りかかると言われ、実際、ケルトの英雄の死因の大半は「ゲッシュに対する違反(それにより降りかかる事故や不運)」が占めている。 - 【関連項目】ケルト神話
- 決戦場
- 七つの海を模した、対戦相手との決着の場。二つの陣営が向き合って戦闘を行い、勝者は次の戦いに移動し、敗者は攻性防壁(ファイヤーウォール)によって空間ごと消滅させられる。世界を区切る攻性防壁は突破不可能の壁であり、これを無効化できるのは神霊クラスのサーヴァントのみとされる。
原則として、この決戦場以外でのマスター同士の戦闘は禁止されているが、破ってもペナルティを与えられるだけで聖杯戦争への参加権を失う訳ではない。やろうと思えば校舎内でもアリーナでも相手マスターを攻撃することは出来る。
しかし、決戦場では以下の絶対的な法則が存在し、
1.サーヴァントはサーヴァントにしか攻撃できない。
2.マスターは相手マスター・相手サーヴァントの両方に攻撃できる。
ゲーム本編では主人公の性格や資質の問題から、これらの選択をする権利すら与えられていない。だがマスターは本来、コードキャストなどで相手に直接攻撃を行って決着をつける事も許されている。
ただし、マスターが死亡して敗北が確定してもそのサーヴァントがすぐに消える訳ではない。月の聖杯戦争の勝敗基準は「どちらのサーヴァントが敵サーヴァントを倒したか」で決定するため、サーヴァントはマスターを失っても戦闘は可能であり、この状態で相手サーヴァントを倒すと勝者無しの“共倒れ”となる。
……尚、なんか地球からやってきた金髪の美女があっさり攻性防壁を無効化していたが、アレはもともとムーンセルとはまったく関係のない生命体なのでノーカン。
- 月面空戦起動/エクステラマニューバ
- 今回の戦いで召喚された全てのサーヴァントへ、ムーンセルが付与した対軍スキル。
- ケルト神話
- 古代ヨーロッパの神話体系。
クー・フーリンは西洋圏では高い知名度を誇るが、この神話の日本での知名度が低かったため冬木の聖杯戦争では力を存分には発揮できなかった。
クー・フーリン、ディルムッド・オディナ、クー・フーリン (Prototype)、スカサハ、フェルグス・マック・ロイ、フィン・マックール、女王メイヴらが登場する。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争、赤枝騎士団、フィオナ騎士団
- ケルピー
- イギリス・スコットランド地方の伝説で登場する、水面を闊歩する蹄と魚の鱗に似た尾を持つ青ざめた馬。
- 別名アハ・イシュケ。人肉、特に少女の肉を好んで喰らう危険な魔獣。
- サーヴァントと戦える程の攻撃性と、ダイラタンシー流体を魔術的に成立させた防壁である魔の水膜を有する。また有翼の飛翔形態である「水の鳥(ブーブリー)」へと変身する事ができる。
- ケルベロス
- 三つの首を持ち、象ほどの巨体を誇る魔犬。
- ハデスの加護を受けられる状態では神獣ランクを誇るが、加護を受けられない状態では弱体化し、サーヴァントと同程度の実力になる。
- アルケイデスの「十二の栄光」で召喚される。
- 幻影魔人同盟
- 新宿の特異点を支配する四人のサーヴァントの同盟。
実際は、魔神バアルは主人公を殺すためにジェームズ・モリアーティはシャーロック・ホームズを超えるために、共に不可能に等しい難行をを成し遂げるために人と魔神でありながら盟を結んだ、魔神と人間の同盟。
- 幻想空中都市 ラピュタ
- 天に昇り、地を睥睨した亜種特異点「アガルタ」の一部。
- 内包した他の物語、さらには召喚したサーヴァントという物語が絡み合い・闘争した末に消滅したことにより、「アガルタ」という物語は徐々に結実し、魔神フェニクスの力も加わることで、最後にふさわしいカタチとなって真に具象化した。
- ラピュタ(la puta)はスペイン語で「娼婦」を意味する。シェヘラザードは生前では凶王に物語や自分の身体を捧げた事から、自らの物語を締めくくるに相応しい名前であると語っている。
- シェヘラザードはこれを大都市に墜落させようとしていた。そうなれば何百人から何千人、あるいはそれ以上の桁での死亡者が出るだけでなく、『Fate/Grand Order』の世界は人理修復後の大混乱の真っ只中であるうえこれ自体が現実に出現した「空想の都市」であるため、神秘の秘匿が不可能となり世界は作り替えられてしまう。
- ただ、仮にこれが成就したとしても、神秘の秘匿が破壊されるのはFGO世界のみに止まる。すなわち、他のFate系列世界にも波及している召喚システムの破壊、ひいては彼女の望みである座の消滅が叶うかどうかは些か疑問だと言わざるを得ない。
- 限定礼装
- それ自体が高度な魔術理論を帯び、魔術師の魔力を動力源として起動して定められた神秘を実行する「限定機能」を持つ魔術礼装。
- 権能
- 魔術(コードキャスト)やスキル、宝具とは異なる、事象の変動や時空流操作、国造りといった、世界創造を可能とする特殊能力。
神代と呼ばれた紀元前約6000年以上前には在り、文明レベルが向上した西暦以降にはその任を解かれて消え去った。
スキルが「ある現象を可能とする原理」ならば、権能は「ある現象をただ起こせる権利」に相当する。
神霊クラスなら保有して然るべき能力だが、物理法則で安定した今の時代では、この権威を振るえば自身の崩壊という代償を支払う必要がある。 - 【関連項目】神代、魔術、スキル、宝具
- 幻霊
- 英霊に至れなかった存在。虚構の存在であったり、成立するためのそれ相応の理由もなかったもの。
- 【関連項目】サーヴァント
こ
- 降下エレベーター
- 聖杯戦争において、六日間の猶予期間を終え、七日目を迎えたマスターたちを決戦場に送る装置。その在り方は教会のの懺悔室に似る。
- ファイヤーウォールで区切られた密室の中、マスターたちは最後の会話を交わす。
- お互いの過去、未来、思想、因縁、それらを再確認する最後の時間。
- 手を取り合う事のできない敵と味方。けれど、わかり合えたかもしれない関係。
- 数分後に戦いを開始する両者の心の揺らぎを、ムーンセルは観測する。
- 攻性プログラム
- アリーナやサクラ迷宮に存在した敵性プログラム。レガリアの力で軍勢として使役され、各勢力の主戦力として機能する。サーヴァント相手には通常の攻撃でもまとめて蹴散らされてしまうなど戦闘力は低いが、一部の上位種には有効打を与え得るだけの力を持ったものも居る。
- 自我や知能を持たないがためにどこまでも従順にして冷徹で尚且つ死を全く恐れず、兵士としては完璧な存在だと言える。
- コーバック・アルカトラスの第七迷宮
- 聖典トライテンを守るためにコーバック・アルカトラスによって作られた迷宮。作ったものの、自分もその中から出られなくなった。
- 大魔術師が作った迷宮だけあって、テロでフィナーレされたどこぞの工房よりも、極めて悪辣な迷宮となっている。幻想種が徘徊し、即死トラップが多数仕掛けられている。
- 誰にも侵入できないとされるが、後に侵入された。
- コードキャスト
- 電脳空間で使用される
簡易術式 。ウィザードはコードを予め設計・製造しておき、これに魔力を通すことで起動させる。
- 刻印蟲
- 間桐の魔術において用いられる不可思議な蟲。魔術回路を補うなど、多彩な種類がある。
- 古代メソポタミア神話
- 古代メソポタミアから伝わる神話大系。
ギルガメッシュ、子ギル、エルキドゥ、ギルガメッシュ (Prototype)、イシュタル、ティアマト、キングゥ、エレシュキガルらが登場する他、『Grand Order』第七章ではこの神話時代のメソポタミアが物語の舞台となる。
この神話の神々は紀元前1万2000年にセファールが襲来した際、彼女に見逃されたことがあり、その代償を何らかの形で返却することを誓っていた。 - 【関連項目】サーヴァント、聖杯戦争
- 黒鍵
- 「浄化」に用いる「節理の鍵」たる概念武装。代行者たちの正式武装とされる。
- 刃渡り80〜90cmの投擲剣。刀身は聖書のページを精製したもので作られている。その気になれば、柄だけを大量に持ち歩き、刃はその場で作ってしまうことも可能。
- シエルは刻印を刻むことで「火葬式典」や「土葬式典」などといった魔術的効果を付与して、より強力にしたものを扱うことも多い。
- しかし、投擲に特化した形状ゆえに剣戟には向かず、扱いには熟練を要することから現在では敬遠される傾向にあるという。
- 言峰綺礼は令呪を使って強化し、巨大化した刀身で衛宮切嗣の起源弾を防いだ。
- 天草四郎時貞は一度標的に弾かれても、再度標的に襲い掛かるよう術式が組み込まれており、刀身を伸ばして即席の壁を作り出すことも出来る。
- 飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)
- イスカンダルの『神威の車輪』を牽引する二頭の牛。ランクは神獣。
- 地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能で、踏みしめた跡にはどこであれ雷が迸る。
- 『Fate/Grand Order』の概念礼装『幻想種』のイラストにも描かれている。
- 霊子筐体
- コフィン。レイシフトする際に用いるカプセル状の用具。コフィンに入らずにレイシフトを試みた場合、高確率で意味消失に耐え切れず失敗する。シフトの成功率が95%を下回ると電源が落ちるというブレーカーが付いている。
また、コフィンの内部にいる人間を凍結保存する機能も付いている。
- コマンドオーダーバトル
- 『Fate/Grand Order』で、サーヴァントに命ずるコマンドをカードで表現した、ターン制コマンドバトルの名称。
- バトルは、タクティカルフェイズとコマンドフェイズから成り、マスターが選択した結果に応じて、サーヴァントが攻撃を行い、その後、敵側のリアクションがあり、1ターンが終了となる。
- コマンドフェイズ
- サーヴァントたちにどんな攻撃をさせるのかを、5枚の手札の中から3枚の「コマンドカード」を選択することで攻撃を指示するフェイズ。
- コマンドフェイズに移行した時点でクリティカルスターの配分が行われるため、タクティカルフェイズに戻ることはできない。
- サーヴァント3体の合計15枚のコマンドカードで構成されるデッキから5枚をドローし、その5枚の中からそのターンで使用する3枚を選ぶ。選ばれたコマンドカードに応じて、対応するサーヴァントが対応する「クイック」「アーツ」「バスター」の攻撃を行う。
- カードの選び方によって、様々な効果が発動することがあるが、ドローされる5枚はランダムなので、毎回狙って発生させられるとは限らない。ただし、デッキと比喩するように完全なランダムではなく「3ターンで15枚全てを引き切る」という形なので、3ターンに1回は「次のターンでどのカードを引くか逆算できる」状況が発生する。
- 1枚目に選んだカードによって全てのカードに特定の効果が強まるボーナスがかかるが、一方で後に置かれたカードほど全体的なカード性能が高くなる。
- 固有結界
- リアリティ・マーブルとも。
- 空想具現化の亜種。個と世界、空想と現実、内と外を入れ替え、現実世界を心の在り方で塗りつぶす魔術の最奥。術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。空想具現化の亜種にあたり、似て否なるもの。
- 空想具現化と異なるのは、結界の形を思うままに決定できないこと。結界の内部の世界の法則は術者の心象世界を体現するが、術者のただ一つの内面を形にするだけであり、それを術者の意志によって手を加えて自由にはできない。ゆえに、空想具現化のように思うままに世界を変えることは出来ず、必ずワンパターンになる。
- ただし、空想具現化が変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできないが、固有結界にはその制限はない。
- 『月姫読本』によると本来は悪魔が持つ異界常識であるが、長い時間を経て心象風景を形にする魔術が確立され、上級術者の一部が固有結界に辿り着いた。
- 魔法に最も近い魔術とされ、魔術協会では禁呪のカテゴリーに入り、魔術師たちにとっては最大級の奥義であり、魔術の到達点のひとつとも言われる。
- 魔術理論"世界卵"を使い、殻の部分はそのままに内外、つまり現実と心象風景を入れ替える。『Fate/complete material Ⅲ』曰く卵の中に閉じ込められた世界ということでこの理論の名が付いた。
- だが固有結界は現実に出来た「染み」であり、世界に対する「異物」ないし「矛盾」。精霊種が作ったものでもない限り、顕現した心象風景という「異世界」には世界からの修正が働く。現在の世界を(一部だが)壊しているため、抑止力による排斥対象となるわけである。
- このため、維持には莫大な魔力を要し、大魔術師でも数分、死徒二十七祖クラスの死徒でも数時間しか維持することはできない。
- 一方で、「持って生まれた肉体と外界との遮断」は概念的に最も無理がないことを利用し、結界の範囲を自らの体内に限定するという手法をとることで、長時間の展開も可能である。
- 【関連項目】空想具現化、魔術
- 固有時制御
- 衛宮の家伝である「時間操作」の魔術を戦闘用に応用したもの。
- 本来儀式が煩雑で大掛かりである魔術であるのだが、「固有結界の体内展開を時間操作に応用し、自分の体内の時間経過速度のみを操作する」ことで、たった二小節の詠唱で発動を可能とし、戦闘時に用いている。
- 問言は「time alter 〇〇 accel(加速)またはstagnate(停滞)」。〇〇には倍率を示す単語が入る。
- なお、固有時制御を解除した後に世界からの「修正力」が働くため、反動によって身体に相当の負担がかかる。この弱点のせいで、通常は2倍速(ダブルアクセル)か3倍速(トリプルアクセル)程度の使用にとどめている。「全て遠き理想郷」を体に埋め込んだ時には4倍速(スクエアアクセル)まで使用したが、それ以上の加速が可能かどうかは不明。
- 『Fate/stay night』にアーチャーがキャスターが固有時制御を使っているのではないかと疑う場面が存在する。
- 『Fate/Zero』で時間操作は固有結界の一種であり、これを体内に限定することで発動を簡単にしたものが固有時制御とされた。アニメ版及び漫画版ではより単純に固有時制御は固有結界の体内展開であると述べられている。
- 娯楽に耽る千年魔京 Mare Luxuria:色欲の海
- 『Fate/EXTELLA』で玉藻の前が治める平安京風エリア。桜並木や神宮など和のテイストが中心だがディスコのような場所も存在するカオスな領域。
- 混血
- かつて、ヒトならざるものと交わって力を得た人間たちの末裔。
- 【関連項目】紅赤朱、反転
- 根源
- または「根源の渦」とも呼ばれる。
ゼロ。全ての原因。あらゆる現象が流れ出したもと。
有り体に言うと「真理」「究極の知識」ということになる。全ての原因であるがゆえに、全ての結果を導き出せるもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。
魔術師が生涯はおろか子孫にも受け継がせて追い求める究極にして唯一の研究テーマ。魔術師にとってあらゆる魔術は結局のところここへ至るための手段にすぎない。
辿り着いた前例はあるが、到達した瞬間にその魔術師はあちら側に行って世界から消失し、この世界には帰ってこないため、誰かから学ぶことはできず、自分の力で辿り着かねばならない。根源に直接的に接続している者は現状では3名のみ、両儀式と沙条愛歌はそういう生き物として生まれ落ち、エレナ・ブラヴァツキーは後天的に異星文明によって接続させられた。 - 【関連項目】魔術、魔法
- 混沌魔術
- 世界各地の魔術のいいとこどりをした魔術。現代魔術では混沌魔術とカテゴライズされるが、ロード・エルメロイⅡ世はゲテモノ魔術と評した。
- 通常はそんな術式は通らず、実際、混沌魔術の魔術基盤は極めて脆弱なものであり、使える魔術のバリエーションはたかが知れており、いいとこどりと言われて考えるような万能性どころか、まともに術式を成立させることすら難しい。それなのに、何故かフラット・エスカルドスはそれを通し、術式を成立させてしまう。
- 対象となる魔術師と全く同じ姿勢を取ることにより相手に似せた人形を使って呪いをかける類感魔術と同じ効用をもたらす、ある種の外法や東南アジア周辺で時々見られるような呪いを使用することで、魔術のベクトルを弄って術者本人に直撃させることが出来る。
脚注
注釈